La Gazette

ヴォクリューズ山地をわたる旅

映画

モンマルトル・グラン・クリテリウム

映画

サミット・スケッチ

映画

VENI VIDI VICI VIA | 創設者紹介 VIAの始まりは、紀元前218年にローマ人を攻撃するためにスペイン南部からイタリアにヨーロッパを横断し、38頭の象とともにアルプスを横断したカルタゴの将軍ハンニバルの壮大な足跡を辿るものです。VIAの競技者は、システマ中央山脈、ピコス山脈、ピレネー山脈から中央山塊、アルプス山脈、アペニン山脈に至るまで、4000キロを超えるこの偉大な道をたどります。レースには、無人の「ゲート」と、人、物資、屋根の下で寝るための「避難所」を通過する必須ポイントがありますが、ルートの残りの部分は競技者が決定します。合計標高は40000メートルを超えます。ウルトラサイクリングへの愛から生まれたこのイベントは、参加者の健康、環境意識、スポーツマンシップを優先します。これは単なる冒険や競技への挑戦を超え、初心者から経験豊富なライダーまで、あらゆるレベルのサイクリストを歓迎するコミュニティを育成することを目的としています。 2025年には、初年度のVIA終わり地点から第2章が始まり、まったく新しい冒険が作成されます。そして、2026年の最終版は、2025年の終了地点から再び続きます。7月20日のVIA開始の数日前に、私たちは創設者のイアン・トー氏とインゲボルグ・ディブダル氏にインタビューしました。あなた自身について少し教えてくださいイアン：43歳、3人の女の子の父親、主にバイクで移動インゲボルグ：41歳、イアンの娘2人のママであり、仕事中毒者ウルトラサイクリングを始めたきっかけと経緯を教えてくださいイアン：2015 年のクリスマスの日（メリークリスマス！）に 4000キロのウルトラレースに参加できませんでしたが、2016年に他3つのイベントに出場することに決め、すべて優勝したので、このスポーツが自分に向いていると思いました。インゲボルグ：バイクで通勤することから始めましたが、そこから雪だるま式に躍進しました。私にとって初めてのウルトラサイクリングイベントは2017年の4000キロイベントで、完走して自分自身（そして友人や家族）を驚かせました。ウルトラサイクリング（ウルトラマラソンやトレイルレースと同じように）は人気と認知度を高めています。何が魅力的だと思いますか？シンプルさ。サポートなしのウルトラサイクリングは、サイクリングの最も純粋な形式です。道路や要素に立ち向かうライダーのみ。チームカーやスポーツトレーナー、メカニック、シェフはいません。すべてを自分で行い、何も期待しません。孤独、力が漲る感覚、そして冒険を楽しみ、自分自身や他の人たちを相手にレースをします。なぜVIAを作り出そうと思ったのですか？スポーツに還元し、ライダーに最高の体験を提供したいからです。レースに参加したり観戦したりするたびに、良いレースを作るためのアイデアがたくさん生まれました。もちろん、実際にやってみると、これらすべてのアイデアを現実にするのは困難ですが。ウルトラディスタンスのシーンはレース数や参加者数の増加に伴い多様化、発展しています。VIAのユニークな点は何ですか？ 3つの言葉で言えば、冒険、コミュニティ、競争です。私たちはそれらすべてに焦点を当て、それらすべてを同じレースに持ち込んでいます。また、性別、セクシュアリティ、障害に関係なく、すべての人を歓迎することに重点を置いています。 VIA開始を数日後に控え、どんな期待（そして不安）がありますか？私たちはライダーがこれまでで最高の体験をできることを願っています。彼らが美しい場所でライドをし素晴らしい冒険をし、たくさんの友達を作り、自分の限界を超えて自分自身について何かを学んでくれることを願っています。何が不安かといえば天候です。私たちは天気予報を非常に注意深く監視しており、熱波にならないことを願っています。ライダーの安全は私たちの最大の関心事です。他にコメントなど頂けますか？私たちはすでに第2章に取り組んでおり、フィニッシュでのパーティー、つまり勝利の祝賀会を楽しみにしています。ちょっとしたネタバレですが！

ジョー・ドンブロウスキーによるモナコ～ニースプレビュー

TOUR DE FRANCE 2024 | NICE, THE WORLD'S CYCLING CAPITAL

ラ・メゾン

26/07

ツール・ド・フランス 2024 | ニース、世界のサイクリングキャピタル

ルーラー

22/07

VENI VIDI VICI VIA | 創設者紹介

ルーラー

22/07

サーカス | ツール・ド・フランスがすぐそばに

ラ・メゾン

18/07

南へエスケープ | MVCと走るエタップ・デュ・ツール

南へエスケープ | MVCと走るエタップ・デュ・ツール 7月6日土曜日、アマチュアサイクリストが今年のツール・ド・フランスのステージで争う大規模参加型イベントであるエタップ・デュ・ツールに乗るために、何千人ものサイクリストがニースに集まりました。その中には、パリを拠点とするMontmartre Vélo Club（MVC）の友人も含まれており、北の丘に登り、ニース近くに広がる南部の山々を走りましょう。エタップ・デュ・ツールは通常山岳ステージがありますが、32回目の開催となる今回は、私たちのお気に入りであるブロー峠、テュリニ峠、コルミアーヌ峠、クイヨール峠をわずか138キロメートル内で4,600メートル以上登ります。幸いなことに、MVCメンバーの多くは、フランス中南部のセヴェンヌの丘でサイクリングブートキャンプに参加していたばかりでした。トレーニングの成果が発揮される瞬間です。プロに関して言えば、彼らは前日のフランスで最も高い道路であるボネット山頂へのクライムを含む、ツールの19ステージわたる脚への負担を感じながら、7月20日にルートを走ることになります。午前6時30分プロムナード・デ・ザングレ、MVC ライダー約12名が別々のスタートで号砲が鳴るのを待ち、奥地の山々へ向かう準備を整えています。エタップ・デュ・ツールにはチーム戦術はありませんでしたが、それでも特定のチームスピリットがルールになっていました。このイベントのために素晴らしい山道が閉鎖され、夢のようなライディングシナリオとなっています。残念ながら、天気は味方ではないようですが。間違いなくこの地域で最も雨の多い山であるテュリニ峠では、小雨の影響でライダー1名が下りでクラッシュしました。彼に怪我はありませんでしたが、バイクの調子が悪く、撤退せざるを得ませんでした。長い時間にわたる文字通りの浮き沈みと比喩的な高低を経て、MVCライダーは最後に再会。簡単なシャワーを浴びた後、彼らはゴールに近い村のピザ屋に向かい、エネルギーを補給し、アルプ＝マリティームのサイクリストの遊び場の奥深くでの経験を味わい、体験を語り合い、笑いとビールを交えながら情報交換。挑戦的だが素晴らしい、という意見で一致した様子。超越した者たちに休息はありません。少なくとも、Montmartre Vélo Clubからの旅行者がバイクでニースに戻る前に、一晩ゆっくり眠るだけです。今回は、全員が一緒に走り、山の景色を楽しみながら、途中のわずかな下り坂をクラブの仲間たちと共有します。エタップ・デュ・ツールのおかげで、港にあるカフェ・ドゥ・シクリステは非常に混雑していますが、近くのPlace du Pinでボリュームたっぷりのランチを食べる前に簡単なコーヒーとシャワーを浴びる余裕はありそうです。午後4時に駅に行き、TGVに乗ってパリの小さな丘に戻ります。脚は痛みますが、南部で過ごした週末は良い思い出となりました。ぜひ港のカフェでツアーを観戦し、ニースの最高の雰囲気を味わってください！

ルーラー

28/06

終わりのない夢 | アンバウンド・グラベル

終わりのない夢 | アンバウンド・グラベル夢見ていたことを体験すると、失望したり、なぜ今までそれを望んでいたのかと疑問に思うことがよくあります。私たちは頭の中で、景色、雰囲気、結果など、あらゆる側面を作り上げますが、それは本当に私たちの夢のとおりになるのでしょうか？私たちはアンバウンド・グラベルを宣伝しすぎているのではないかと心配していました。ただの長いバイクライドに過ぎないのでは？米国で人々が「Flyover States」（飛行機が上空を通過するだけのアメリカ中部地域）と呼ぶ場所ではどうなのでしょう？このレースは、誇大宣伝に応えられるだろうか？結果としてはそうなったと言えるでしょう。数か月にわたる入念な準備の結果、6月のある土曜日、約5000人のサイクリストがフリント・ヒルズの冒険に乗り出し、物語を紡ぎ、一生残る思い出を残す旅に出発しました。スタートラインの緊張感は他のイベントとは異なりましたが、号砲が鳴るとすぐに、バイクレースおなじみのリズムが私たちの心を捉えました。 323マイルを10時間13分で走るのは、ほとんど禅のような経験。周囲の美しさに感謝し、人々とのつながりを感じ、これまで以上に深く掘り下げながら、このようなライドができるようになるとは全く思っていませんでした。ジェスにとって、168マイルを6時間14分で走ることは、大小さまざまな勝利で溢れていました。目標のレースに向けて冬を通してトレーニングを続けてきたため、たとえふくらはぎのけいれんが長く続いてペースが落ちたとしても、やめる余地はありません。ゴール前のカンザス州の埃っぽい砂利道では何もかもが解き放たれ、重い感情とともに心地よい安らぎをもたらしました。結局「アンバウンド・グラベル」を誇張しすぎてしまったのでしょうか？いいえ、そうでもないようです。ディレイラーを破壊するような泥や、この世のものとは思えない気象環境に対処しなければならなかったでしょうか？いいえ。自分自身を高め、真にユニークな体験をしたいと思っている人には、このイベントを確実におすすめできると思います。ゴールラインを越えたときの肉体的な空虚感は、このイベントを完走した人だけが体験し、精神的な充実感で満たされます。あの満足感を求めて、きっとまた再度チャレンジに戻ってくるでしょう。

TOUR DE NICE | AN INSIDERS GUIDE TO THE HOME OF CAFÉ DU CYCLISTE

ルーラー

26/06

ツール・ド・ニース | カフェ・ドゥ・シクリステの発祥地、ニースガイド

ツール・ド・ニース | カフェ・ドゥ・シクリステの発祥地、ニースガイド 2024年の夏に開催されるツール・ド・フランス。大きなプロジェクタースクリーンで毎日レースを放映する予定。Étape du Tourはニースでも開催されていますが、実際のところ、ニースのアイアンマン、サイクリングブートキャンプ、または単に週末のサイクリングを目的としたサイクリストが大半を占めています。街の外で最高のサイクリングを楽しみたい方は、アルプ＝マリティームのライドガイドをご覧ください。アルプ＝マリティームガイドはこちら。グラベルガイドはこちら。市内や市外を楽しむのをお忘れなく。観光名所プロムナード・デ・ザングレに沿った散歩はいつでも楽しいものです。港とオールドタウンの間にあるコリーヌ・デュ・シャトー（城跡公園）もおすすめ。旧市街には素晴らしい景色が広がります。サレヤ広場の花市場も魅力的ですが、果物や野菜が揃う本格的な市場を求めるなら、火曜日から土曜日まで毎朝開催されるリベラシオントラム停留所にあるMarché de la Libérationが良いでしょう。ひと泳ぎしたい場合は、メインビーチから離れ、地元の人々と一緒に岩場やすぐ近くにあるプラ－ジュ・ドゥ・ラ・レゼーヴの小さな入り江で泳ぎましょう。外食美味しいピザならMade in Sud がおすすめ。このお店は市内の賑やかな旧港地区にあり、カフェ・ドゥ・シクリステストアの近くにあります。イタリアに近いニースには何百ものピザ屋がありますが、ここは素敵なナポリ人家族によって経営されており、国境のこちら側で最高の生地とトマトソースが味わえます。一方Chez Daviaでは、高級ニース料理やフランスのビストロ料理を楽しむことができます。ランチ＆軽食古いガソリンスタンドを利用したHelyと、骨董品地区にあるPanineria Ceresolaでホームメイドのふわふわ食感パニーニがおすすめ。アイスクリームイタリアの影響が顕著に見られるデザート。街で見かけるおいしいアイスクリームのほとんどはジェラートです。旧市街にあるFennochioは人気があり、さまざまなフレーバーが楽しめます。リベラシオン地区の主要鉄道駅の近くにあるArlequinはおそらくさらに素晴らしく、世界で最高のチョコレートアイスクリームがあります。ドリンクニースには飲食のできるテラスが何千もありますが、高級ワインならLes Oeilletsのbar à vinがおすすめです。またBrasserie de Castillonでは、地元の醸造所の情熱的なオーナーが作る地元のクラフトビールを豊富に取り揃えています。とても美味しい料理も楽しめますよ！コーヒーカフェ・ドゥ・シクリステストアの近くではない場所でカフェインを摂取したい場合は、旧市街の Brume またはJean Médecinの主要ショッピング街にあるHug Café がおすすめ。バイクで出かけるなら、アンティーブのNomadsをお勧めしますが、素敵なテラスのあるカフェならどこでも立ち寄る価値があります。国境を越えてイタリアで飲むコーヒーは大抵200%はおいしくなります。ブーランジェリー世界クラスのバゲットなしではフランスとは言えません。港付近にあるLes Petits MarchandsやBakery Jean Marc Bordonnatが私たちのお気に入り。サイクリング中であれば、ラ・テュルビーのSaines Sauveurs、ルヴァンのBoulangerie Alexis、レスカレーヌのPan d’Aquiで、甘いタルトやおいしいスナックをぜひ試してください。ハイキング Grand Arénas停留所からバスに乗ってメルカントゥール国立公園に入り、さまざまなハイキングルートをお楽しみください。Saint–Étienne–de–Tinée、イゾラ 2000、ロクビリエール（ゴルドラスク渓谷までのシャトルの場合）が出発点として適しており、バスの料金はチケット1枚1.70ユーロのみ（時刻表はこちら）。または、sentier littoral（海岸沿いの道）でニースからモナコまで東に進み、プラ－ジュ・ドゥ・ラ・レゼーヴまたはSentier Nietzsche（ニーチェの道）を通って、Èze-sur-Mer（駅がある場所）から崖の上にある絵のように美しいエズの村まで行くことができます。トレイルランニングにも最適！カフェ・ドゥ・シクリステでは、レンタルロードバイク＆グラベルバイクがあることをお忘れなく。コーヒーを飲みながらレースの様子を観戦し、楽しい雑談に来てください！

ルーラー

23/06

BENICEでサイクリング

BENICEでサイクリング 1月に、アレックスから立ち上げたいイベントに関して電話を受け取りました。その時点で私が楽しめる種類のイベントであると確信していました。バレンシアから来た彼のクルーに去年会い、スペインと世界中で確立しつつあるバイクパッキングのコミュニティに深い感謝の念を抱きました。バイクでの旅を始めた数年前には、この信じられないほどの帰属意識を感じられるとは思いもしませんでした。どこにいても、常にあなたの仲間を近くに感じる感覚。バレンシア出身の彼らは私の仲間でした。 BeNice を紹介されたとき、喜びと疑問が入り混じった気持ちでした。お金だけでなく仕事以外の多くの時間と労力を投資する決断を伴うものであることを知りました。簡単な決断ではありませんでしたが、ここ数年スペイン各地で開催してきた集まりにどうすれば参加できるのか、常に疑問に思っていました。初めてイベントの話を聞いた瞬間に、参加の決意はあったのです。 6月は思ったより早く訪れ、あっという間にイベントの時期になりました。ビルバオからバレンシアまでは600キロ強ですが、気候や人々の性質などに多少の違いがあります。一つの国にこれほど多様性があることは素晴らしいことです。 BeNiceには、これら2つの地域からだけでなく、スペインやヨーロッパのさまざまな地域からも人々が集まりました。私たちの最も国際的なメンバーは、母国スコットランド出身のサラとブリュッセル在住のイニーゴ。他のメンバーはアンダルシア、アラゴン、マドリッド、その他スペインの地域から来ました。お互いを知っているメンバーもいれば、初対面の人も。このイベントの使命は、より多くのメンバーを集めて小さなコミュニティを形成することでした。 BeNiceの初日、ベースキャンプに向かう途中、アレックスが私にこう言いました。「今はあなたが楽しむ時です。私たちはすでにイベントを満喫し続けているのですから。」ベースキャンプのマス・デ・コタンダはバレンシアから数時間の距離にありました。マシアまたはマスは、スペインの東部地域で一般的な農村の一種「国」を意味するラテン語の「田舎の家」を意味するマンススに由来しています。これらの歴史的建造物は何世紀にもわたって農業生活の中心であり、家族の住居、農場、生産の中心地として機能してきました。マシアは、単純な田舎の建造物としての機能を超えて、土地や地元コミュニティとの深いつながりを象徴しています。マス・デ・コタンダでは、Sierra de la Batallaと隣接する山塊の素晴らしい景色を眺めることができます。この地域は一般にla España Vacía (空虚のスペイン) として知られている地域の一部です。この用語は、スペインの多くの農村地域の人口減少と高齢化、大都市への移住、そして農村地域の放棄を表しています。バイクやバン、車で到着した私たちは、おなじみの顔に会えたことを喜び、新しい出会いにも歓喜しました。 BeNiceの魔法は、バイク仲間という小さなコミュニティを超えて人々を結び付けていました。アレックスとウィルの周りに約60人が集まり、基本的なルールを説明しました。私たちはすぐに、金曜日にどのルートを選択するかについて話し合い始めました。アレックスとウィルは、さまざまな難易度の8つの異なるルートを計画。また、夕食メニューとキッチンで生み出されるおいしい料理も話題に。焼き上がった野菜の素晴らしい香りがさらに空腹感を増しました。最初のディナーでは、今後数日間楽しむことになる素晴らしいビーガンレシピの素晴らしいプレビューを提供してくれました。リーキクリーム、カレー豆腐、さまざまな食材を使ったフムス、そして素晴らしいコーヒーは、朝食、昼食、夕食の組み合わせのほんの一部です。素晴らしい料理をありがとう！テントで夜を過ごした人もいれば、バンの中で寝た人、マスの部屋で寝た人も。雨と嵐の夜の後、私たちは太陽の光と朝のさわやかさで目覚めました。 Surya Bikepackingのクリスが率いるヨガセッションが1日の始まり。クリスのクラスは楽しく、興味深く、活力を与え、リラックスできるもので、湿気の多い夜の後に凝り固まった体を伸ばす機会を私たちに与えてくれました。おいしい朝食が続き、家の外にある長いテーブルでBeNiceのつながりが生まれました。そして出発。私は国道7号線でグループに加わりました。ほとんど人のいない町ラ・エストレージャにつながる、最も長くて最も厳しいルートの1つ。新しいカフェ・ドゥ・シクリステコレクションのウェアを着用後、この先の79キロメートルと1500メートルの標高差に備え、バイクに食べ物や軽食、十分な水を準備しました。午後6時30分までに戻ること以外は丸一日を活用し、必要なものを用意しました。モケルエラの町に到達するために標高を上げずに最も直接的な道を通るように主催者が設計したルート4を選択。町に着く前にロードを完全に避けるために、小さな小道を設けました。最初のセクションは走行可能でしたが、すぐに荒れてきて、短い距離を複数人で歩かなければなりませんでした。このルートの欠点は、燃料を補給したり食料を購入したりできる給水所、店、バーがなかったことです。私たちは農家の前を通り、なだらかな丘陵地帯を迂回し、モンレオン川とエストレリャ地区へ下り始めました。ラ・エストレージャに到着するのは特別な感覚でした。地元の人々から多くの話を聞いていたので、私たちはこの場所に大きな期待を抱いていました。30年以上もの間、ラ・エストレージャの人里離れた村に住んでいたのはマルティンとシンフォローサだけでしたが、今の住人は猫だけ。昼食休憩の後、モンレオン川を離れてビスタベラ平原に到達し、キャンプに戻るには、数キロの急な坂道を登らなければなりませんでした。泥と格闘後、私たちは満面の笑みを浮かべ、疲れ果てた体でマシアに戻りました。大人数のグループは二つに分かれていたため、フアンの講演の前に私たちは体験を共有するために集まりました。フアンは生涯を通じて複数の健康問題と闘ってきました。消化器系に発生する腫瘍と闘う長距離レーサーであり、真のウルトラマラソン選手であり、長距離サイクリストでもあります。素晴らしい人間である彼の著書『Vacío』 (Empty) の出版機会に彼の経験を聞くことができて光栄でした。小雨が降る灰色の一日の朝、私たちは早く起床しました。これは私たちにとって楽しいニュースではありませんでしたが、地域にとっては有益でした。しかし、クリスはその日の最初のアーサナでなんとかその日を明るくしてくれました。朝食後、土曜日の冒険に備えて、ルート5に挑戦。グループはビスタベラ平原の斜面を探索するために出発。このライドは実に楽しい体験でした。 GR7のセクションをたどり、シエラ・デ・ボイ山脈とモンレオン川の深みに挟まれたいくつかの農家を横切り、最終的にサン・バルトロメ・エルミタージュに到着しました。起源はテンプル騎士団に遡り、ボイ城の麓にあるカラの町の景色を望むユニークで美しいバルコニーが圧巻。ビスタベラ平原まで登った後、町の中心部に直接導くトレイルを進み、そこでバーやペストリーショップに寄りエネルギーを補給。お菓子の棚はほとんど空になりました。しつこい雨で体は濡れていましたが、糖分はたっぷり補給された状態でキャンプに戻りました。 2番目のルートを完了し、熱いシャワーと軽食を楽しんだ後、私が話す番になりました。同じサイクリングビジョンを持つ人々、バイクの旅を理解し、今日の世界についての議論を巻き起こした魂に囲まれた経験を共有できたことは信じ難い喜びでした。この素晴らしい機会を与えてくれた組織に今でも感謝しています。おいしいディナーを楽しんだ後は、イベントをサポートするすべてのブランドから素晴らしい賞品が当たる抽選会の時間。緊張しつつも興味をそそられた私たちは、ショーのためにメインホールに集まりました。幸運な当選者の中には、最大3つの賞品を手にして帰っていく人も！日曜日になり、午後2時に巨大なパエリアを確実に味わえるようルートが短縮されました。私たちは女性グループと一緒に足を伸ばしたり、リラックスした会話を楽しみながらマシアの周りを散策しました。パエリアや、早めにキャンプをまとめてテントの換気をする機会を逃したくありませんでした。雨は止んだものの、湿気が空気中に残っていたのです。 2つの大きなビーガンパエリアが予定より早くテーブルに到着し、BeNiceチームの懸命な努力なしには不可能だった数日間のつながりを再確認する時間。別れはいつもほろ苦いものですが、主催者の誰もが将来の再会を心待ちにしていました。それでは数か月後にお会いしましょう！ありがとう、ありがとう、そしてありがとう。たくさんの愛を！

ルーラー

WISH ONE 全ての人に願いをサンタ・ヴァルでシーズンをスタートし、4月のトラカまで進み続けた後、カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチームの次の目的地は、Wish One Millau Grands Causses。 UCIグラベル・ワールドシリーズにおける唯一のフランスステージであり、世界選手権の予選イベントでもあります。有名なミヨー高架橋付近を走るこのレースは、グラン・コッス自然公園の中心部で開催されます。印象的な崖と岩石層で構成された有名なコースには、Templière du Larzacトレイルの一部とCausse Noirを通過するルートが含まれています。 Nice Métropole Côte d’Azur Pro Continentalチームでの本業を終え、チームの男性メンバー4人全員がロード上で揃うのは初めて（グラベル自体も、というべきかもしれませんが）。選手たちにとって新しい挑戦であり、空気の変化でもあります。タルン川での釣り休憩を含むレーストレーニングがいい例でしょう。ローマやアヴェロンでも同じような楽しみを満喫したようです。準備にはより古典的なコース試走も含まれていましたが、それは前日のみでした。軍事地帯を通過するため、正確なルートは開始の24時間前まで秘密にされていましたが、不適切な戦闘の喩えでしかないと感じられるような状況。他のレースと比べ、距離はわずか145キロと短め。しかし、厳しいことには変わりありません。ついに内容が解き明かされると、ルートには混合地形とグラベル、ロードが 50/50に分かれていることが明らかになります。コースは速く走るように設計されているのです。理論的には、この分割は舗装道路に慣れているアンドレア、ノア、ポール、アクセルに適していますが、グラベルセクションは決して彼らが慣れているものではありません。主な違いは必要な集中力のレベル。オートパイロットによるゾーニングは、ロードでは比較的可能ですが、グラベル路面でのレースではまったく不可能だと言えるでしょう。グラベルは容赦なく、サドルでの5時間以上のあらゆる瞬間に集中力を要求します。そしてライダーは走り出し、挑戦が始まります。アンドレアは可能な限り先頭グループを維持しましたが、残念ながら最後まで粘り続けることができませんでした。それでも18位フィニッシュはこの分野では素晴らしい結果であり、グラベル世界選手権のエリートカテゴリーへの出場資格を獲得しました。 10月の予定は確定。アンドレアはトラカでチームとレースに参加していたものの、他の3人のニース出身ライダーにとってはこれがシーズン初の走行となりました。総合49位でフィニッシュしたアクセルは、「ロードよりも楽しい」と後に語りました。「しかしあくまで競争であり、リズムはプロと同じです」。彼のマウンテンバイクの経歴は、テクニカルセクションで最大に活かされました。ポールは最後まで懸命に走り、非常に輝かしい27位でフィニッシュしましたが、残念ながらノアは運が良くありませんでした。2回のパンクによりDNFを余儀なくされ、途中退場となったのです。高架橋の下、フランスのグラベルブランド、Wish Oneのバイクがデザインされている建物の前に到着した私たちは、ステファン・ミフスッドがゴールしたことで、再び前向きな雰囲気に。カフェ・ドゥ・シクリステのギアを身に着けた彼は、息子のアンドレアがグラベル世界選手権の出場権を獲得したのと同様に、総合ランキングで122位、年齢別カテゴリーで3位でフィニッシュ。次のレースは9月中旬にフィンランドで開催される、グラベル・アースシリーズの一部であるThe Falling Leaves Lahti。きっと忘れられない冒険の舞台となるでしょう。

WISH ONE 全ての人に願いを

NATURE TRAIL | CAFÉ DU CYCLISTE AND THE UTCAM

ラ・メゾン

ネイチャートレイル | カフェ・ドゥ・シクリステ＆UTCAM 山では孤独を感じる瞬間もありますが、同じ志を持った人々との素晴らしい出会いもあります。 UTCAM（ウルトラ・トレイル・コート・ダジュール・メルカントゥール）のランナーも同じように感じています。今年で10回目となるこのイベントは、地中海とメルカントゥール国立公園の山間奥地で開催されます。私たちがライドをしたり、ハイキングしたり、探索したりするお馴染みのプレイグラウンドを会場に。 6月21〜23日に開催される2024年版は、6種類の距離で構成されています。5キロから10キロの「バーティカル」、30キロの「スカイレース」（スカイランナー・ワールドシリーズの一部）、5キロと75キロのコース、そして125キロの「ビッグダディ」（2人組のリレーで行うことが可能）。イベント企画チームは、探検、コミュニティ、そして私たち全員にとって非常に意味のある自然界の微妙なバランスへの敬意という同様の価値観を持っています。そのため、今年はすべての距離種目でUTCAMをサポートしています。 UTCAMとの提携は、山への愛を共有し、挑戦的なトレイル、美しい村、壮大な自然環境を楽しむ機会です。また、アリックステクニカルタンク(for メンズ＆ウィメンズ) を着用する口実にもなります。そしてアナトレイルショーツ (ヴェイアナ for women)もおすすめ。最後にキャップをお忘れなく！ 125キロのレースは山奥へと向かう壮大な挑戦としてモナコから始まりますが、短いレースのほとんどは絵のように美しい町サン＝マルタン＝ヴェジュビーでスタートしゴールします。モナコからローマ時代の遺跡ラ・テュルビーまで真っすぐに向かう垂直距離の5キロを除いて。さまざまなイベントは、ライダーの経験とレベルに応じて、段階的な一連の課題を与えるように企画されています。メルカントゥールの頂上に挑戦することは、それ自体が素晴らしい体験です。たとえば、30キロのスカイレースでは、海抜約2700メートルまでクライムします。メルカントゥール国立公園はフランスで最も自然豊かな場所の1つであり、同地内での活動は厳しく規制されており、カフェ・ドゥ・シクリステとUTCAMは人間の活動が環境に与える影響を真摯に受け止めています。 1% For The Planet の取り組みの一環として、当社はトレイルランナー財団をサポートし、トレイルスポーツの環境に優しいビジョンを促進するために活動しています。一方、UTCAMはトレイルランナー財団とも協力しており、環境への敬意と自然界との調和の精神に基づいてイベントを運営し、標識材料のリサイクルやレース後のトレイルの大規模な清掃などの具体的な措置を講じています。私たち全員が自分のできることを少しでも実行すれば、永遠に真のアウトサイダーであり続けることができます。詳細については、UTCAMサイトをご覧ください。または、2024年10パートナーイベントをご参照ください。

ネイチャートレイル | カフェ・ドゥ・シクリステ＆UTCAM

BOTANISING WITH CLARENCE BICKNELL | BOTANICOOL

コレクション

05/06

クラレンス・ビックネルと植物採集 | ボタニクール

クラレンス・ビックネルと植物採集 | ボタニクール 19世紀には、科学者や学者が自然を制御し、混沌から秩序を生み出した時代でした。宣教師と休息の時間が過去の暗闇に光を照らします。そして、私たちの地域に名を残した人物の一人がクラレンス・ビックネルでした。彼は、ニースの裏山にあるメルヴェイユ渓谷（驚異の谷）の先史時代の岩石彫刻を目録化する探偵作品でよく知られています。これらの神秘的なシンボルは、神聖な山だったと考えられる周囲の美しい色を放つ岩に刻まれていましたが、確かなことは誰も知りません。クラレンスは分類スキルを別の分野、植物学で学びました。ロンドンの裕福な鯨油王の13番目の子供であるビックネルは、ニースから50キロ離れたボルディゲーラで海外駐在員の牧師職に就くために1878年にリヴィエラに移住。イタリアの静かな村は、「消費」に翻弄される裕福な人々に人気の植民地であり、冬には人口の約50パーセントがイギリス人でした。それから1年も経たないうちに彼は信仰の危機に陥り、二度と牧師職に戻ることはありませんでしたが、ボルディゲーラはビックネルに最適であったため、住み続けることにしたのです。彼は評判の高い植物学者および植物芸術家になりつつあり、珍しい植物や未知の植物を発見するために、海岸の背後にある緑豊かな山々へと探索を進めていました。地形の恩恵もあり、ニースの背後にある地域は現在、野生植物の楽園として認識されています。さまざまな気候と地質の影響が合流する場所に位置し、標高も海抜から 3,000メートル以上に及ぶため、驚くほど幅広い生息地が広がっています。メルカントゥール山脈はフランスで最も生物多様性が高いことで知られており、2,000種以上の植物が生息しています。そのうちの10%は希少種と考えられており、他では見られない固有種が30種あります。その中には多くの種類の蘭や、岩肌の亀裂にしがみついて一生に一度だけ花を咲かせる丈夫な高山植物であるユキノシタも含まれています。メルカントゥールは、フランスで最初に国立公園に分類された地域の1つです。その中心には、クラレンス・ビックネルに関連した岩の彫刻の谷があります。この広大な地域は現在保護されているため、景観や植物の多くは150年前の姿のままです。ビックネルが深く愛した場所だと言えるでしょう。彼は、長年にわたって植物標本を収集し描画するために山へ通い、他の専門家と連絡を取り合い、発見した豊富な植物の分類法を開発しました。 1885年に、彼は地元の植物の繊細で美しい絵が詰まった『Flowering Plants and Ferns of the Riviera and Neighbouring Mountains』（リビエラと近隣山々の植物およびシダ類）を出版しました。彼は植物学的背景を持っていたために、岩の彫刻を見つけた際、それらを分析するための理想的な知識を備えていました。彫刻のシンボルは、植物学に加え、彼の生涯の執着となりました。 1906年、彼は彫刻の近くの高台の牧草地に別荘を建て、そこをフレスコ画や植物の絵で埋め尽くしました。彼は1918年に同地で生涯を閉じました。ボタニクールは、私たちが日々サイクリングをするニースの美しい植物へのオマージュです。こちらでボタニクールコレクションをご覧ください。ボルディゲーラにあるクラレンス・ビックネル博物館は、彼の植物画や拓本の大規模なコレクションのほか、彼の図書館から数千冊の本が収蔵されています。

TRANSMISSION | JEAN-STEPHAN & ANDRÉA MIFSUD

ラ・ヴィ

30/05

トランスミッション | ジャン・ステファン＆アンドレア・ミフスド

SIERRA ULTRA | DESERTUS 2024 WITH SOPHIE GATEAU

ルーラー

20/05

シエラ・ウルトラ | ソフィー・ガトーと走る、Desertus 2024

シエラ・ウルトラ | ソフィー・ガトーと走る、Desertus 2024 カフェ・ドゥ・シクリステアスリートのソフィー・ガトーは、バスク地方からスペインで最も荒涼とした埃っぽい砂漠を経由してコスタ・デル・ソルまで、3年連続でDesertus Bikusに降り立ち激走しました。今回は何人かの友人と共に。 Desertusは、1980 年代のパリ〜ダカール・ラリーの初期に敬意を表した1350キロ（840マイル）のウルトラサイクリングレースです。今年の砂漠地帯には、バルデナス、シベリア・エクストリームニャ、ルタ・デ・ラス・カラスが含まれていました。 Desertusはスピードを重視していますが、オリエンテーリングと自給自足にも重きを置いています。ライダーはスペイン横断の旅で4つの交差点を通過する必要があり、GPSトラッカーで確認されます。両者の間をどのように切り抜けるかは、支援なしである限りライダー次第であり、世界中のドットウォッチャーが自分たちの選択を精査。ソフィーは、砂漠での経験をレースではなく「挑戦」だと語ります。 3回目の参加ということで、写真を撮ったり、新しい道を発見したりしながら、景色の良いルートを進みました。今年は300名以上が参加。各個人のルート計画に応じて、ライドの約5～10％がグラベルになりますが、これらはローリング・トラックであり、ロードバイクで走行可能です。前回のDesertusでは、ソフィーはグラベルバイクを使用しましたが、今年は7月のVIA レースに備えるため、バイクを変更。カフェ・ドゥ・シクリステは、ソフィーのアドベンチャーの手助けとなるべく、彼女の友人一同を集めました。その中には女性3位となったエレーヌ・フロマンティの姿も！ソフィーにとってアドベンチャーに欠かせないものは、アネットジャージ。通気性および速乾性に優れ、防臭効果のあるメリノ素材のアイテム。モナジャージは超軽量で大きなポケットが特徴。エディットウインドプルーフジャケットは、涼しい朝夕に最適です。ソフィーにとって思い出深い瞬間は、トレドの中間地点付近。日が沈み、セミの鳴き声が聞こえる中出会ったDesertusライダーとライドし、カバーニェロス公園で即興で一緒に酒を酌み交わしたひと時。子供の遊び場の柔らかい地面は、心地よさを与えてくれました。ソフィーは、パリの灰色の空をスペインの極度に乾燥した砂漠に置き換えることは、身体にとってショックだったと語りました。しかし、イベリア半島の北から南への旅の信じ難いほど多様な風景を想うと、それだけの価値はありました。ライダーが選んだどのようなルートにおいても。カフェ・ドゥ・シクリステは今年、Desertusおよび7月開催のVIAレースを含む、ロード、グラベル、バイクパッキングを取り入れた10種類のイベントと提携しています。フルリストは、こちらをご覧ください。

HITTING THE HEIGHTS | THE MONTMARTRE VÉLO CLUB

ルーラー

16/05

上を目指して | モンマルトル・ベロ・クラブ

上を目指して | モンマルトル・ベロ・クラブモンマルトルは、おそらく世界で最もロマンチックな都市にある、最もロマンチックな地区です。パリの北端にある同名の丘の上にあり、エッフェル塔、ノートルダム大聖堂をはじめとする、光の街のすべての観光名所の比類のないパノラマの景色を眺めることができます。ボヘミアンな人々や芸術家（そして現在は観光客）による有名なコミュニティの本拠地であり、ブドウ畑、パリで最後に稼働している風車、白いドームのサクレ・クール寺院もあります。2024年パリ・オリンピックでは、急勾配の石畳の通りが男女ロードレースの最終サーキットの舞台となります。その時には、他のサイクリストよりも登りに詳しい地元のサイクリストが何人か登場するでしょう。モンマルトル・ベロ・クラブは、2020年の大規模なロックダウン中に設立されました。当時のフランスでは、屋内のみの運動（自宅から半径1キロ以内）を許可されていました。健康を維持したいサイクリストにとって、これは間違いなく大きな課題でした。モンマルトルに住む小規模の友人グループから始まり、以前は毎週土曜日に集まってバイクで町の外へ出かけていました。彼らはブランシュ通り、ルピック通り、アザイス通りなど、近所の歴史的な道路を行ったり来たり、周回したりし、割り当てられたレクリエーションの時間を、一見普通の状態で過ごすようになりました。アントワーヌ・リカドゥは、この非公式の集まりを「モンマルトル・ベロ・クラブ」と呼んだ最初の一人です。道でバイクとすれ違うたびに、「一緒にライドしませんかと誘っていました」とアントワーヌ。多数の人と会い、土曜日に再び会おうと誘い続け、コミュニティは少しずつ成長していきました。そのため、モンマルトルは練習場であると同時に社交場にもなりました。それ以外の通りは閑散としており、モンマルトル・ベロ・クラブが誕生するための十分なスペースが残されていました。新しい友達を作る場所。ライダーには全員、「大統領」、「家主」、「パイロット」、「スイス人」などのあだ名があり、スポーツだけがすべてではありませんでした。グループディスカッションは、前回のStrava KOMだけでなく、文化的または政治的なテーマに及ぶこともありました。このクラブは「良い精神と率直な仲間意識で有名」になったといえ、クラブのモットーが物語っています。良い雰囲気と仲間意識は本物ですが、油断をしていると、MVC メンバーが丘の上で厳しいラストスパートを促すという一面も。最近では、生活はほぼ通常に戻りつつありますが、クラブは依然として土曜日に集まり、一緒に街へ出発し、少し分散して終了します。彼らの多くは地元のバーで見かけられ、 Au Rêveでアフタービールを楽しんでいることでしょう。大規模グループはロードを走りますが、グラベルグループもあります。毎年、彼らはトレーニングキャンプに向かいます。マヨルカ島、スイス、そして今年は南フランスの丘陵地帯セヴェンヌ地方。彼らは新しいキット、カフェ・ドゥ・シクリステとのコラボレーションでデザインされたビブとジャージを身につけるでしょう。パリの街路や遠くで彼らを見かけたら、手を振ってください！写真 : Luc Frey

ルーラー

08/05

トリッキー・トラカ

トリッキー・トラカ 5月第1週、ヨーロッパサイクリングの本拠地の1つであるジローナで、グラベルカレンダー最大のレースである待望の「トラカ」開催に注目が集まりました。しかし、その週はひどい嵐と雨。レースは不気味な空気の中始まりました。予報により、主催者は今年初開催する予定だった560キロの「アドベンチャー」ルートをキャンセル。悪条件でのレース参加体験はありませんが、カフェ・ドゥ・シクリステは3年連続で出場し続け、各種目の選手たちは何があっても戦えるよう準備を整えていました。グラベルチームの女性にとって、これはサンタ・バルに次ぐ今シーズン 2 回目のレースでした。カフェ・ドゥ・シクリステがタイトルスポンサーを務めるグラベル・アース・シリーズ最初のイベントです。そして、新しい男性グラベルチームにとって今年のデビュー戦となりました。両チームについてはこちらをご覧ください。女性グラベルチームは、カフェ・ドゥ・シクリステファミリーに属するアスリートとともに360キロと100キロのレースに挑み、男性グラベルチームは200キロのイベントに出場。創業者のレミ・クレルモンを含む従業員は、より短い距離のコースに挑戦。このイベントでは、金曜日の朝は寒く、足元は非常に濡れていましたが、日が経つにつれて青空が戻ってきました。洪水を避けるために距離をわずかに短縮し、予定より1時間遅れて、360キロのイベントを開始する号砲が発射されました。どのレースも毎回新しい要素がありますが、今年のトラカの新しいエレメントは泥。グラベルライドには、滑らかで埃っぽいものから岩が多いものまで、さまざまな側面がありますが、1つ確かなことは、雨が降っていれば泥が発生するということです。泥の中でのライドには、変化する地面の状況に注意を払うのと同様に、特有の課題が伴います。それに加えて、GPS によるナビゲーション（レースには標識がありません）があり、機械的な問題が発生する可能性があるため、常に警戒が必要となります。サドルで長い一日を過ごした後、グラベルチームライダーのマリア・オーグン・グズムンズドッティルとヘウラ・ピニョルは、それぞれ女性カテゴリー15位と32位でフィニッシュ。マリアは終始笑顔で、ヘウラは真夜中過ぎに到着。一方、カフェの男性アスリート、ハフスタイン・ガイヤーソンとティボー・ヴィアレンゴは25位と81位でゴール。女性レースはポーランドのカロリナ・ミゴン、男子レースはアメリカのピーター・ステティナが優勝しました。 200キロのレースでは、電光石火のスタートのおかげもあり、競争力のあるライドが可能でした。アンドレア・ミフスッドは第2グループで安定した走りを見せ、テクニカルセクションで争いを維持するために戦い、53位でゴール。ノア・クネヒトは速いスタートを切ったものの、パンクが続き、ホイール交換までの10キロで遅れを取り、101位に。男性レースはチェコのペトル・ヴァコツが優勝し、女子レースはドイツのカロリン・シフが優勝。女性100キロレースでは、マリア・カプデビラが 32位となり、途中で100キロの自己ベストを更新しました。そして、カフェの従業員であるマービン・グルーゲットが50キロレースで表彰台に上がり、3位に！男性グラベルチームの次スケジュールは、Wish One予選レースです。フランス中南部ミヨーで開催されるUCI世界選手権。新しいグラベルチームキットをこちらでチェックしてください！

ラ・ヴィ

24/04

カフェイン・アドベンチャー！

カフェイン・アドベンチャー！トムとアヌーシュは、約1年前にカフェ・ドゥ・シクリステに加わった冒険好きなデュオ。クリエイティブな彼らの情熱は、ランニング、ハイキング、映画および画像の制作、さらにはバリスタにまで及び、その活動が Anom Café Clubの創設につながりました。彼らは昨冬、南アフリカのケープに広がる息をのむような景色と穏やかな気候を楽しみながら、プレミアムコーヒーブランドを立ち上げるというアイデアを思いつきました。そこで彼らは6ヶ月間かけて最適なルートを見つけ、レースに参加し、地元のサイクリングコミュニティと関係を深めました。ライド毎に友人と時間を共有し、地元で好まれるコーヒーを発見するために最寄りのカフェに通い続けました。アヌーシュはモカとラテを楽しみ、トムは最高のエスプレッソを模索。そして、素晴らしいコーヒーを追求し続け、Specialty Coffee Associationによる80/100以上の評価を受けた種に情熱を注いでいます。フランスに帰国した際に口にした最初のコーヒーは啓示的でしたが、ポジティブなものではありませんでした。彼らが発見したのは、低賃金労働者によって生産され化学処理された低品質の豆を使用した焦げたコーヒーでした。サイクリング競技とこれほど深い関係にあるコーヒー文化が、どうしてツール・ド・フランスの本拠地でこれほど劣悪な状態にあるのでしょうか？彼らは立場を表明することに。「プロジェクトを決めると、私たちは迅速に行動します。それは起業家としてのDNAに組み込まれているのです」とトム。アイデアの芽から2ヶ月も経たないうちに、Anom Coffee Clubによるコーヒー豆が到着しました。冒険の一口。アヌーシュとトムにとって、コーヒーは多くのものを表しています。他の人と共有すること、そしてカフェイン。しかし、コーヒーは世界を探索する方法でもあります。最高のコーヒーは山岳地帯で栽培されているため、一口一口が地理、気候、冒険の物語になるのです。トムがメキシコのコーヒーの複雑さを愛していたため、豆の購入先はもちろん同国。最高の無酸素発酵豆の一部が生産されているというのも、メキシコを選択した理由です。アヌーシュとトムは、コーヒー王国メキシコで、念願のCafe de Ollaを見つけました。コーヒー、黒糖、シナモンを混ぜ合わせた、味覚をくすぐる感覚をもたらします素晴らしいフレーバー。次の目的地はルワンダの可能性がありますが、探索すべき場所はたくさんあります。この仕事に躊躇する人もいるかもしれませんが、彼らにとっては、熱心に取り組むべき課題だと言えるでしょう。生産者とのミーティングでは、情熱的な職人たちから受けた温かい歓迎に驚きました。摘みたてのコーヒーチェリーを味わう忘れられない経験も。何百回ものテイスティングを経て、さらに何キロも離れた今、彼らがテイスティングしたさまざまな世界最高級のコーヒーのおかげで、この貴重な豆に対する情熱はさらに高まるばかりです。しかし同時に、冒険の世界も開花。グアテマラの高地にあるコーヒー農園を探索し、収穫に参加することは登山に似ていましたが、この国で最も高い火山であるアカテナンゴ火山に登ることに決定。かなりの挑戦だったと言えるでしょう。午前3時に出発し、遠くに響くドーンという音を聞きながら、彼らは暗闇の中ジャングルを進んでいきました。登りの途中で太陽が昇り、「息をのむような美しさ」の中、「全世界で私たちだけが存在するような感覚」を体験。わずか8キロメートルで1600メートルのクライムをこなすことのは、目もくらむような努力でしたが、彼らの勇気は報われました。頂上からはコーヒー農園の向こうに、完全噴火でうめき声を上げうなり声を上げるフエゴ山を一望。わずか2週間で、メキシコは彼らのコーヒーに対する考え方を永遠に変えました。ただのコーヒーというイメージから、特別な豆の探求に生涯の重労働を捧げる男女の友好的な物語へと変貌したのです。地元のことわざに次のようなものがあります。「人生とはコーヒーを一杯飲んで、他のことは何も考えないこと。」「人生とはコーヒーを一杯ずつ飲み続けることであり、それ以外に重要なことは何もない。」" トムとアヌーシュはポケットに豆をたくさん詰め、口にフレーバーを残して帰路へ。彼らは素晴らしいコーヒーを提供することに全力を注いでいますが、それだけでは終わりません。近隣にお住まいの場合は、パニアにコーヒーを詰めたバイクで配達も。あるいは、試飲はいかが？初のメキシコ産豆Bialettiを試せば、きっと美味しい旅が始まるでしょう。

RIDE & CREATE "BOTANICOOL" | KALICE BRUN

ラ・ヴィ

19/04

ライド＆クリエイト「ボタニクール」| カリーヌ・ブラン

ライド＆クリエイト「ボタニクール」| カリーヌ・ブランコート・ダジュールは、その自然の美しさだけでなく、その都市、文化、シックなリゾートでも知られています。多くの場合高層ビルのすぐ後ろにある喧騒の外には、庭園やリゾートなど野生の場所が存在します。これらの野生の場所で、「カリス」としても知られるカリーヌ・ブランを見つけるかもしれません。彼女は、薬草学者、自然療法医、セラピストであり、リビエラ在来植物の秘密を探求しています。ブランはニースの奥地で生まれ、現在はメルカントゥール国立公園に保護されている生物多様性の宝庫で夏を過ごして育ちました。彼女は海にも深い愛着を抱き、定期的にサン＝ジャン＝カップ＝フェラに泳ぎに来ていました。彼女はまた、海岸近くの祖母の家で時間を過ごし、裏庭で植物を集め、屋外の鉢で混合物を作りました。「私の邪魔をすることは禁じられていました。魔法の薬を作っていると確信していたのです」とブラン。彼女は冒険と同じ情熱を持って、治癒薬を作り出したのです。現在彼女はニースに住んでおり、ハーブ療法、つまり本物の魔法薬を作っています。自分自身を人間の世界と植物の世界の間の仲介者のようなものだと捉え、ポッドキャストの発信や、書籍を執筆しています。また、植物の力について広めるために、ネイチャー・ライティング・ワークショップや野生食物体験を実施しています。彼女は毎日、朝のコーヒーを飲みにカフェ・ドゥ・シクリステに来ますが、時にはそこで港を眺めながら一日中仕事をすることもあります。彼女はどこにでもバイクで行くので、当社がボタニクール・カプセルコレクションを発売したばかりであることもあり、彼女の「シクロ採集」ツアーに連れて行ってくれるよう頼みました。これらの「嗅覚の旅」では、発見した植物を使用して、クライアントの経験、意図、自然とのつながり、人生の軌跡に光を当て、問いかけます。この作品は、まさに植物が光の中で成長することを反映しています。「私と植物との日常的な関わりには 2つの衝動があります」と彼女。「情報の糸をたどる直感的な部分、つまり出会い、感触、匂い。そして、嗅覚的な部分です。特定の植物をエッセンシャルオイルとして使用して、物事の内側からも働きかけてみてはいかがでしょうか？」そして、このツアーでは、視覚、嗅覚、触覚、味覚などの科学的なものと感覚的なものを組み合わせて、その地域のユニークな植物相と責任ある採餌習慣の両方に関する教育を提供するとともに、自然に囲まれた貴重な瞑想の時間を提供します。ここで注意しなければならないのは、どこでも採餌が許可されているわけではなく、特定の種が保護されているからです。カリーヌは常に責任を持って持続可能な方法で餌を探し、教えています。美しい早春の日、私たちはカフェで朝のコーヒーを飲んだ後、採取袋を背負ったカリーヌの後を追って走りました。最初に訪れたのは、ニース郊外にある先史時代の遺跡ラザレ洞窟の前にある庭園です。ここでは、野生の自然が植栽種よりも優勢になっていたため、先史時代の人々、とりわけ女性たちが、同じ植物を使って治療や癒しを行っていたことは想像に難くありませんでした。植物学者で庭師のジル・クレマンが提唱した「ガーデン・ワールド」の概念を拡張するため、彼女にとって完璧な場所でした。この概念は、人間が何世紀にもわたる自然との関わりを通じて、どのように景観や生物多様性を形作ってきたかを反映しています。「私たちは植物と協力することはできますが、植物を支配することはできません」とカリーヌ。「たとえ栽培したとしても、野生の部分は必ず存在します。」ラザレの後は、ヴィルフランシュのラ・ダルス・ビーチへ向かい、さらに海岸沿いの小道を通ってサン＝ジャン＝カップ＝フェラへ向かいました。そうして、私たちはフェラット岬の松林をさまよいながら、自分たちを取り囲むすべてのものを吸収していきました。「植物は私たちを旅に連れて行ってくれます」とカリーヌ。シクロ採集では毎日内容が変わりますが、私たちが見た植物は次のとおりです。 1. フェンネル：水分を調節し、セルライトやむくみを減少。抗酸化作用、抗炎症作用、利尿作用。 2. イチジク：地中海庭園のシンボル、リラックス、消化、鎮痙、下剤。 3. ユーカリ・グロブルス：オーストラリア原産、去痰薬、消毒薬、うっ血除去薬。沼地を浄化し、不衛生な地域での生活を可能にする。 4. フレンチラベンダーまたはバタフライラベンダー：リラックス、癒し、鎮痛 5. ローズマリー：神聖な植物、興奮剤、抗酸化剤、全身強壮剤、肝臓の解毒剤 6. オリーブ：平和と長寿の象徴、血圧を下げる、抗酸化、抗炎症作用ボタ二クールについてはこちらをご覧ください。

ルーラー

15/04

若さ溢れるアメリカ人 | ケープ・エピックをライド

若さ溢れるアメリカ人 | ケープ・エピックをライド米国サイクリング育成プログラムの一員であり、カフェ・ドゥ・シクリステのアスリートであるノア・ウォーレンは、先月、南アフリカのケープ州にあるローレンスフォード・ワイン・エステートをスタートとする、最も過酷なマウンテンバイク・レース（605キロ）に参加しました。この有名かつ悪名高いケープ・エピックの競技者は、8日間かけて16,050メートル以上のクライムライドを行い、南アフリカの中心部へと向かいました。彼は同じアメリカ人のグリフィン・ホッピンとの2名チームでライドしていました。すべての競技者はペアで走行し、チームメイトは互いに2分以内の距離に留まり、コース上で発生する機械的不調の対処をしなければなりません。毎年、厳しい天候と信じられないほど険しいコースがライダーと装備の両方に大きな負担を与え、多くの人が最終ゴール前に棄権してしまいます。ノアはこれまでのレースキャリアでDNF（未完走）を経験したことがなく、今回もその予定はありませんでした。ウォーレンはまだ19歳ですが、すでにサイクリングに深く身を置いています。高校在学中は、全国インターハイ自転車競技連盟と全国マウンテンバイク選手権に出場しました。そして2021年と2022年には、USAサイクリングマラソンで受賞。しかし、彼にとって重要なのはスピードだけではありません。常に冒険を求めているのです。この若きアメリカ人は15歳のときに初めて長旅をし、車でアメリカを東から西へ横断しました。5200キロの偉業に彼が選んだのはビブショーツだったのでしょうか？初めて彼が購入したカフェ・ドゥ・シクリステアイテムは、オダックスシリーズのマティルドでした。 2019年、14歳のノアはケープ・エピックに観戦に行き、そこで伝説のチャンピオン、ニノ・シュルターと出会いました。このことが彼に、できるだけ早くレースに参加したいという夢を抱かせました。数年後、シュルターとともにスタートラインに立つことになるとは、彼は想像もしていませんでした。ケープ・エピックへの出場最低年齢は19歳。2023年、彼は18歳4ヶ月でシュルターとともにハッデン・ベイキルヒとのペアで出場し、完走した最年少のUCIライダーとなりました。 2024年、ウォーレンはチームメイトのパトリック・ボールズとともにこの冒険に挑戦する予定でしたが、レース2週間前にボールズが膝を負傷したため棄権をするほかありませんでした。そこでグリフィン・ホッピンが代役を務めることに。レースでノアにとって特別なことは、チームワークと雰囲気、感情を共有し、助け合い、一緒に物事を乗り越えること。「ケープ・エピックは人種ではなく、コミュニティと文化を重視しています」とノア。現在は留学のために移住したコート・ダジュールに戻り、経験を振り返る時。際立った瞬間は、第3ステージのサロンスバーグとウェリントンの間でした。もう一人のライダー、ケーシー・サウスは、パートナーが負傷したために自らもレースを棄権することになり、ノアとグリフィンの前を走行することで、防風効果となりサポートしました。「私たちを助ける理由のない人からそのような支援を得られたことは本当に驚くべきことであり、ケープ・エピックの精神を反映しています」とノアは言います。ノアはニース周辺でレースの準備をすべて行い、トレーニング中はマウンテンバイクよりもロードバイクに多くの時間を費やしました。この地域の道路は素晴らしいのです。特に、奥地で有名な「高地の村」の一つであるグルドンまでの道と、大学に通うためにほとんど毎日走行しているアンティーブからニースまでの海岸道路がお気に入り。コート・ダジュールのサイクリングコミュニティは、特にニース港にあるカフェの常連たちをはじめ、両手を広げて彼を歓迎してくれていると彼は言います。地元のサイクリスト全員のフレンドリーさのおかげで、彼はロードに精通するようになりました。ノアの次の目標はケープ・エピックで優勝することであり、ニースでさらに数年走れば、それが現実になるかもしれません。写真：Nick Muzik, Francois Shippers

FROM SNOWPARKS TO GRAVEL FLOAT | GRAVEL EARTH SERIES

ルーラー

09/04

スノーパークからグラベル・フロートまで | グラベル・アース・シリーズ

スノーパークからグラベル・フロートまで | グラベル・アース・シリーズジェラール・フレイシャスは、グラベル・アース・シリーズの主催企業Klassmarkの頭脳であり、カフェ・ドゥ・シウリステはタイトルスポンサーです。彼はイベントに関する洞察や、将来の展望について語ってくれました。あなたは根っからのサイクリストですか？いいえ、私は純粋なサイクリストではないと思います。幼い頃からマウンテンバイクのレースに出場していましたが、キャリアはスノーボードとスノーパークの建設へと変わりました。そこが私は起業家としてのスタートだと言えるでしょう。グラベルライドを始めたきっかけは何ですか？私はマウンテンバイクを通じてグラベルへの最初の一歩を踏み出しました。 2014年にグラベルバイクに挑戦し、同分野に夢中になり、それ以来グラベルバイクに乗るのをやめていません。いつもトレイルランニングと組み合わせて、自然界との触れ合いを大切にしています。グラベルをどのように定義しますか？私にとって「グラベル」は、グラベルロードを走っているときに感じる特別な浮遊感を思い出させます。グラベルトラックを冒険し、テクニックや浮力、そしてスピードがもたらす地面との接触の組み合わせを感じることが重要です。 Klassmarkとグラベル・アース・シリーズのアイデアはどのようにして思いついたのですか？ Klassmarkのアイデアは15年以上前に遡り、その当時私はアクション・スポーツ・イベントの企画に深く関わっていました。グラベル・アース・シリーズのアイデアはその後生まれました。グラベルの本来の本質を捉え、すべてのアスリートを認める世界サーキットを立ち上げるという試みです。グラベル・アース・シリーズが急成長していますが、それはなぜでしょうか？将来的にはどのように変化すると思いますか？世界中のグラベル愛好家の増加と、私たちの一連のイベントがこのスポーツの基本的な価値、そして多様な場所の発見を前面に押し出したことにより、グラベルは成長してきました。 2024年のGESの形式について教えてください。 2024年シーズンでは、長時間フライトでの移動を減らすために、各大陸でより多くのイベントを開催する、より包括的な形式を考案しました。何よりもプロのアスリートにとって大切なことです。より長いフォーマット（650キロのMigration Raceなど）も見られます。現時点では、私たちのイベントは純粋なパフォーマンスに重要性を置く傾向がありますが、私たちの将来的展望は、より多くのウルトライベントや、計画と組織化が必要な長距離チャレンジを組み込むことです。シーズン開幕戦のSanta Vallに何を期待していましたか？シーズン全体についてはどうでしょうか？ Santa Vallでは 300名のエントリーという目標を達成できてうれしく思います。新しいプロジェクトの最初の1年を経て、来シーズンはさらに規模が大きくなり、改善されると信じています。多くの参加者を集めるために、グラベル・ステージを3つ含めるようにフォーマットを変更する予定です。他に何か付け加えることはありますか？私にとって、情熱を注げることに取り組むだけでなく、社会一般に積極的に貢献しようとすることも非常に重要です。グラベル・アース・シリーズはコミュニティからも好評をいただいていると思いますし、それが私にとって一番のやりがいです。スポーツや地域社会に貢献していることを実感しながら日々を過ごすことができることを本当に大切にしています。私たちの仕事に大きな満足感をもたらしてくれます。 2024年グラベルチーム、カフェ・ドゥ・シクリステがヘッドラインスポンサーを務める2024年シリーズ初イベント、Santa Vallに関しての詳細はこちら

GUILLAUME NERY | SCANDINAVIAN BIKEPACKING.

キャラバン

27/03

ギヨーム・ネリー | スカンジナビアのバイクパッキング

ギヨーム・ネリー | スカンジナビアのバイクパッキングコート・ダジュールに住むフリーダイバーでありキャラバンアスリートのギヨーム・ネリーにとって、夏のバイクパッキング旅行は恒例行事となっています。フリーダイビング見習いであった10代の頃に、彼は筋肉を増強し、呼吸のコントロールとエネルギー効率を高めるためにバイクを使用し、最大で週に5回バイクライドを行い、キャリアが進んでも依然として週に2回ライドを続けました。今では、彼とバイクの関係は変わったと言えるでしょう。バイクはもはやトレーニングツールではなく、水中でも感じることができる自由を得る方法です。仲間が一緒であることが水中とは違いますが。アルプスとピレネー山脈、そして2022年にはバルカン半島に挑戦した後、2023年は北の涼しい地域に目を向けました。 7月にギヨームと彼のパートナーであるオードリー、そして親友のフアドは、スカンジナビアを1ヶ月間サイクリングするため、荷物を積んだバイク（ギヨームの体重は45kgで、他の人たちの体重はそれよりも軽いのです！）でコペンハーゲンに到着。「それぞれのバイク、持ち物、荷物の詰め方、優先順位を観察すると、その人の性格がわかります」とギヨーム。最初の目的地であるスウェーデンのアレルムに向かう途中、友人たちはバイクライドをする人々の多さと、コート・ダジュールの山々を越えた田園地帯の平坦さに驚きました。彼らにとって最初のキャンプ場は、のどかな場所に見えました。夕食のために捕まえたサケをカモメが盗むまでは！ 204キロのライド後ヨーテボリに到着し、屋根と本物のベッドのある場所を確保。ニシンをトーストに乗せてギョームの誕生日を祝い、たまたま手に入ったチケットでコールドプレイのコンサートに。というのも、偶然にもバンドが町で演奏していたのです。ヨーテボリ滞在後、ロエまでの2日間のドライブは大洪水の中行われました。そこから彼らは再び太陽の光を浴びながらストロムスタッドへ。この晴天／大雨パターンは、旅の過程で非常におなじみのものになります。スウェーデンの思い出：ギヨームのお気に入りのカルダモンパン、カルデムンマブッレ。ランドリーを見つけて日常の業務を全うしたこと。漁師から直接新鮮な魚を買ったり、朝食にトレイルの脇で見つけた果物や野生のラズベリーを食したこと。ある夜には、雨をしのぐためだけに、汚れた荒廃小屋にしゃがんで過ごしたこと。「これらはすべて小さな人生経験であり、それぞれが人生の凝縮された断片です」とギヨーム。ノルウェーのストロムスタッド後。正午のフェリーに乗って、広大な丘陵地と豪雨のある、さらに恐ろしい場所へ。夜遅くの33キロライドは倍の距離に感じます。しかし、食事に立ち寄ったカフェのオーナー、マリアとアリフがベッドとシャワー、おいしいコーヒーを提供してくれ、ノルウェー人の優しさが彼らを救いました。後者は特にフアドを喜ばせました。オルソまでは108キロ。太陽のある場所で2日間休みます。ギヨームはもっとカルデムンマブッレを入手、週に1つ眼鏡を失くすフアドは2つ眼鏡を予備に購入。そして、フアドは皆より早めに帰路に着くため、なるべく長く一緒にライドができるように海岸沿いのフィヨルドまで電車で移動。少し不正行為のような気がしますが、これはレースではなくツアーであり、彼らを失格にする人は誰もいません。勾配が急になると、寒さも増していきます。朝には重要な持ち物をまとめて、降り続く雨から守るのに必死。エアロプレスで作るエスプレッソをたっぷり飲んだフアドはエネルギー全開。オードリーも上手く登っています。標高1000メートルのヤイロでキャンプを設置。何日も降り続く雨。車はなく、凍えるような寒さでしたが、完全な満足感がありました。フアドが調理したトナカイをアボカドトーストやカルデムンマブッレに添えて。 15日目：太陽がようやく顔を出しました。素晴らしい瞬間！悪名高いグラベルであるラレルヴェーゲンロードの走行。ミュルダールに到着した彼らは、オードリーの誕生日をマフィンで祝い、山の上にある小さなホテル滞在をプレゼント。朝食をたっぷりとった後、ノルウェー最長（204キロ）で最深（1308メートル）のフィヨルドであるフロムに沿って走ります。フアドは疲労感と満足感を抱いて帰路につきました。ギヨームとオードリーはさらに進み、123キロのライドとフェリーを経てフォルデに到着。全行程で合計1000キロを通過。雨が降っても、森、崖、フィヨルドに落ちる滝が繰り広げる息をのむような風景が損なわれることはありません。フォルデでは、昼は休み、夜は暖かいアパートで過ごします。料理、洗濯、読書、休息。長旅の間、自分自身を中心に据え、自分の面倒を見るシンプルな楽しみ。翌日は夕方のフェリーに間に合うようにブレマンガルランデまでスプリント。どうにか時間を作って夕食用のサバを釣ります。疲労が始まり、バイクがますます重くなったように感じながら、睡眠や燃料補給の場所がほとんどないノルウェーの最も辺鄙な地域をライド。レクネスに向けて出発する前に、ビョルケダルで築400年の邸宅で過ごす一日。リアビグダのフェリー乗り場で一晩過ごした後は、フリーダイビングのチャンピオンにはたまらない、のどかな場所で海でひと泳ぎ。その後、歴史あるホテルでエビトーストとコーヒーを堪能。それから最も美しいロード（ギヨームの意見ではオービスク峠よりも美しい）を走った後、彼らは別のフェリー乗り場でキャンプを設置。バイクでの最終日は、ノルウェーの伝説的な山岳道路の1つであるトロルスティーゲンに挑み、再び雨の中、32キロをクライム。やがて、彼らの冒険は虹とともにオンダルスネスで終わります。ギヨームはこの経験を振り返り、最も困難だったのは、キットがすべて揃っていたにもかかわらず、暖かい場所から寒い場所、乾燥した場所から濡れた場所、明るい場所から暗い場所へと絶えず変化することであったと語ります。また、彼はアレマンスレッテン法（「放浪の権利」に似たもの）にも衝撃を受けました。これは、ノルウェーでは人々の財産と自然環境に注意と敬意を払いながらバイクパッキングやワイルドキャンプをすることが簡単で普通のことであることを意味します。場所を共有し、24時間年中無休で一緒に生活し、順応し、不快な瞬間を乗り越えてお互いを助けることを学ぶという全体的な経験が、長いバイクパッキング旅行を忘れられないものにします。「誰にも一人になりたいと思う瞬間がありますが、最終的には、一緒にいることでトリップ自体に強さが加わることに気づきます」とギヨーム。彼はすでに次の旅行のことを思案中。娘との旅になる可能性も！

SOPHIE POTTER RIDES THE ATLAS MOUNTAIN RACE.

ルーラー

25/03

ソフィー・ポッターがアトラス・マウンテンレースに参戦

ソフィー・ポッターがアトラス・マウンテンレースに参戦ソフィー・ポッターがアトラス・マウンテンレースに参戦勇敢な冒険家ソフィー・ポッターは、モロッコのアトラス山脈を越え、アンティアトラス山脈を経由してエッサウィラでフィニッシュするウルトラ・マウンテンバイク・イベント、アトラスマウンテンレース（AMR）を完走しました。砂や石の道、古くからあるグラベルを1300キロ、標高21000メートルのルートを走るタフなレース。ソフィーが全容を説明してくれました。 3週間早くモロッコに向けて出発しましたよね？タジン料理のためではないのは想像できますが。到着するまでにホームトレーナーに2ヶ月間乗っていたので、バッグ無しで再度バイクに慣れたいと思っていました。この時間のおかげで、ライディングポジションを改善し、モロッコの低地と高地の気温を把握し、適切な服装と睡眠システムを選択することができました。残念なことに、3週間ずっと体調が悪く、咳き込みすぎて肋骨にヒビが入ってしまいました。たくさん休まなければならなかったので、期待していたほど多くのルートを走行できませんでした。使用した装備について教えてください。中古で買ったスコットハードテイルを持っていきました。レース前にはシルクロード・マウンテンレースやパミール高原を含めて標高4700メートルまで約3500キロを走りました。軽量かつ信頼性の高いパーツが特別に装備されています。手の圧力を軽減するためにエアロバーを追加しましたが、それでも指6本の感覚を失いました。軽量のRené Herse Fleecer Ridgeタイヤとカスタムメイドのカーゴホイールを装着し、総重量は約10キロでした。カバンの中には何を入れていましたか？レースを完走するために必要なものは欠かさず、可能な限り軽い装備を身に着けました。 1位でゴールすることを目標としてリスクを冒す人もいますが、私はそうではありませんでした。それにもかかわらず、私は万が一に備えて何も持っていませんでした。フレームバッグの中には、主に電気機器が入っていました。10,000mAhバッテリーパック2つ、充電器、ケーブル、マルチツール、ポンプ、チューブレス修理キット、そして書類、お金、食料（補助的な食料ポーチもいくつかありました）。トップチューブバッグには、日焼け止めクリーム、サングラス、保湿剤、リップクリームなど、移動時の必需品が入っています。サドルバッグの中には、救急セット、睡眠用グッズ、暖かいジャケット、レッグウォーマー、手袋が入っています。着替えは持って行きませんでした。 12時間ごとにビブを交換して洗濯し、もう一つのビブはサドルバッグの上で乾かしておきました。モロッコには水があまりないので、通りかかった小さな店の外にある蛇口をシャワーと洗濯の両方に使いました。このような数日間にわたるレースでは、修理キットで欠かせないものは何ですか？間違いなくチェーンオイル！チューブレスキット、フレームに固定されたインナーチューブ、タイヤレバー。 2つのポンプ（30gのバックアップを含む）、マルチツール、ケーブル留め、ダクトテープ。2組のブレーキパッド、ペンチ、クイックリンク、ディレーラーハンガー。睡眠用には何を持っていきましたか？回復が早いので、レース中は室内で寝るのがベストです。AMRの場合は、室内睡眠が常に可能であるとは限らないことはわかっていました。そこで私は、超軽量のインフレータブルスリーピングマットと、2℃まで対応の450gのスリーピングバッグを持参しました。レース前の雰囲気はどうでしたか？レース前日の午後、レースディレクターのネルソンが、嵐が近づいているため、警察がスタートを24時間遅らせるよう命じたと私たちに告げました。私は非常にストレスを感じていて、3晩まともに眠れていなかったので、このニュースを聞いて安心しました。もう一晩休むことができたのです。翌日の16時になってもスタートは不確実でした。ネルソンに、保証はなくても17時30分にはスタートラインに立つべきだと言われました。最初のタフな24時間に何か自分のための決め事などはありましたか？夜が明けるのが早いので、当然すぐに疲れてしまいますが、最初の24時間は眠らないように自分に課しました。 120キロを走行した午前3時頃、チェックポイント1で小休憩を取りました。その後、日が昇る7時30分頃にアドレナリンが出るまでの数時間が最も困難でした。どこで止まりたいかは決まっていましたが、柔軟性を保ち、自分の進捗状況に基づいてその場で決定を下しました。他の人と一緒にライドする時間はありましたか？ 200名を超えるライダーがレースに参加するため、最初の夜は忙しそうに見えましたが、その後は差が開いていきました。最初の24時間は、私と似たようなリズムを共有していたロマンというライダーと一緒にいることがほとんどでした。 3日目と4日目は、同じ5人のライダーを定期的に見かけました。そして5日目のチェックポイント3で長い休憩をとった後、新しい顔ぶれに出会いました。時にはおしゃべりをしたり、休憩場所を共有したりしました。初めてのことでしたが、非常に充実していました！食べ物と宿泊場所について教えてください。砂漠で水をどうやって管理するのですか？食料に関しては、最初は24時間分の食料を持っていましたが、その後は道中で見つけたものに頼りました。小さな店では、個別包装されたさまざまなビスケットが売られていましたが、私は炭水化物が豊富なデーツが入っているものを選びました。大きな町にはレストランやファストフード店がありましたが、他の場所では主にベルベル人が作ってくれるオムレツとパンを食べました。星空の下で3晩、チェックポイントで2回、毎回約4〜5時間眠りました。水に関しては、補給地点間の距離に応じて計画していましたが、常に2〜3リットルを持ち歩き、炭酸飲料を購入した場合はそれ以上の場合もありました。私たちはトラッカーとソーシャルネットワークを通じてあなたをフォローしていましたが、あなたが健康上の問題を抱えており、それによって速度が低下していることが分かりました。私は常によく食べ、飲み、よく眠るように努めましたが、それでも4日目からいくつかの深刻な問題が始まりました。治ったと思っていた肺感染症が、疲労と努力と空気の乾燥とともに再発しました。それが数日間で喘息発作に変わりました。チェックポイント3に立ち寄る頃には、2日目から足が腫れていて、炎症発作を起こしていたので薬で対処しようとしましたが、期待したほど効果はありませんでした。レースをやめることは考えたこともありませんでした。止めていたら炎症が勝ってしまうので、痛みを感じながらもロードに戻り、圧力を和らげるためにビブのボトムを切りました。ジーンズとバンズを履いたウィリアムという男性と一緒にしばらくライドしたところ、コントロールできるようになり始めた。最後90キロでは向かい風が加わりさらに苦戦しましたが、脚に残っている力を全て出し切って5人を抜きゴールしました。 7日目の朝5時、ソフィーは身体的には疲れていましたが、エネルギー溢れる様子で友人たちが待っているゴールラインを越えました。ブルベにスタンプを押した後、彼女はホテルに向かい、カフェ・ドゥ・シクリステのアスリート仲間のエイドリアン・リヒティがおいしいハンバーガーを差し入れしました。翌日になってようやく痛みが治まり病院に行ったところ、レース決勝で彼女が苦しんでいた喘息発作が確認されました。数日後に残ったのは、この信じられないほどのアドベンチャーに挑戦した素晴らしい思い出だけでした。ソフィーにとって、ゴールはほんの始まりにすぎません。エイドリアンと共に彼女はダカールに向かっており、現在はサハラ砂漠の真ん中のどこかにいます。素晴らしいライドを！

MIGRATION RACE: GRAVEL IN MAASAI TERRITORY.

映画

21/03

MIGRATION レース：マサイ領土でのグラベル.

New rental bikes touch down in Nice port

コレクション

18/03

ニース・ポートの新しいレンタルバイク

ニース・ポートの新しいレンタルバイクニース・ポートにある当社のカフェに、新しい2024年モデルのレンタルバイクが到着しました。 8台のBianchi Specialissima Comp Ultegra Di2 ロードバイクと4 台のLauf Seigla Race Wireless グラベルバイクがあり、ニース中心部からアクセスできる曲がりくねった道、すばらしい峠、隠れたグラベルトラックを探索するのに最適です。バイクは1日単位でレンタル可能で、視認性の高い軽量ベストと修理キットを含むサドルパック、ヘルメットが付属しています。ペダルをレンタルすることも可能。シューズが必要な場合は、追加料金でお好みのクリートを備えたカフェ・ドゥ・シクリステのプレミアムロードまたはグラベルシューズをお貸し致します。更衣室にはシャワーやロッカーも完備しておりますので、乗り始めから終わりまで快適にお過ごしいただけます。中間の計画を立てるには、オンラインサイクリングガイドをご参照ください。ロードグラベル私たちが故郷と呼ぶサイクリングの楽園で見つけた最高のロードやライドのいくつかを紹介しています。カフェには他にもライドに関する書籍があり、スタッフがあなたにぴったりの小旅行を決めるお手伝いをします。仲間と一緒に行きたい場合は、毎週グループライド（およびランニング）を企画しています。詳細は、Strava Clubをチェック、または店舗でお問い合わせください。バイクのレンタル内容に関わらず、カフェおよびブティックすべての商品が割引になります。 Lauf Seigla Race Wireless - 有名なGritカーボンサスペンションフォークの第3世代を装備した、オフロードライドの振動を吸収する最高級のLaufは、最高の快適性を提供するグラベルバイクです。頑丈なカーボンフレームと油圧ディスクブレーキにより、あらゆる地形を安全に走ることが可能。サイズ：XS〜XL Bianchi Specialissima Comp Ultegra Di2 - ハイスペックのBianchiは軽量で剛性が高く、上り坂での効率性と空力性能のバランスが取れているため、山岳地帯や起伏の激しいバックカントリーに最適です。軽量カーボンフレームと、シフトがスムーズな2 x 12スピードのShimano Ultegraエレクトロニックグループセットとの組み合わせ。油圧ディスクブレーキにより、どんな天候でも安全性を確保します。サイズ：S〜XXL ニースへの旅行を計画中ですか？滞在中の自転車を予約するために、オンライン予約サイトにアクセスしてください。

映画

14/03

2024年コレクション永遠の夏

ラ・メゾン

07/03

マウンテンライダー：1% FOR THE PLANET

マウンテンライダー：1% FOR THE PLANET オーロンはニースから北に約1時間半、ティネー渓谷の上にある小さなスキー場です。多くのニース在住者にとってのリゾート地であり、冬でも夏でも、お気に入りの目的地の1つと言えるでしょう。絵のように美しい村の周りの道路や小道は、サイクリングやハイキングに最適。雪が降ったらゲレンデに出かけ、奥地にあるスキー登山に出かけたりします。しかし気候変動の影響から、良質な雪が降ることは保証されない環境に変化しています。オーロンは多くのスキーリゾートと同様に、その将来性が危ぶまれています。プロセスの一環として、Mountain Ridersと呼ばれる社会企業との活動を行っています。 "シャンベリに本拠を置くMountain Ridersは、持続可能な開発を促進し、環境意識とより環境に優しい未来に向けて山岳コミュニティの老若男女と協力しています。 Mountain Ridersの広報担当者は、「スキーリゾートを単なるスキーに依存した消費の場ではなく、生活の場として活用できるよう、新しい考え方を見つける必要がある」と述べました。新しい山の過ごし方を見つけながら、今ある存在をできる限り楽しむことが大切なのです。" 2013年、Mountain Ridersは Flocon Vert（グリーン・スノーフレーク）という認証プロセスを作成しました。これは、伝統的に生計をスキーに依存していた山岳リゾートが、ウィンタースポーツのみに頼ることのなる未来に移行するのに役立つ内容です。山での生活に新たなパラダイムを創造するプロセス。環境、社会、経済のテーマごとに分割された20の枠組みを使用して進歩を認識し、持続可能な生活への継続的な取り組みを促進するために、最大3つのグリーン・スノーフレークが授与されます。現在、フランスの250か所のスキー場のうち30か所近くが取得済みであり、他にも多くのスキー場がその実現に向けて取り組んでいます。 Mountain Ridersは、カフェ・ドゥ・シクリステが1% For The Planetの取り組みの一環としてサポートしている6つの組織の1つであり、オーロンでの活動を常に追ってきました。取り組みの1つは、ゲレンデの新しい「再野生化」プログラムであり、リゾートが拡大した際に手付かずの森林面積が減らないようにするためのものです。環境への影響の少ないライフスタイルへの取り組みには、海岸からのバスサービスの改善や渓谷からのケーブルカーの利用など、オーロンの訪問者が車なしで到着できる可能性を拡大することや、ゴミの削減、地元の鳥類の保護などが含まれます。 Mountain Ridersは、町議会、企業、住民など、地元のすべての関係者が進捗状況を管理し、一緒に問題に取り組むことを奨励しています。オーロンでは、当社とも関係の深いAdventmountも参加しています。Adventmountは、地元の再販業者であるスキーグッズ＆ウェアショップであり、より持続可能なビジネスを行うために企業指針を変革しています。 2023年11月、オーロンは最初のFlocon Vertを獲得しました。これは、2018年に最初のグリーン・スノーフレークを獲得し、現在2つを獲得している地元リゾートであるValbergに続いています。私たちは地元の活動へのサポートを通じて、多くのことを与えてくれた山々に貢献していることを誇りに思っています。

SS24 Lookbook : New Shoots, Endless Summer.

コレクション

04/03

2024年春夏コレクションルックブック：新しいヴィジュアル、終わりのない夏

ラ・ヴィ

29/02

パリ〜ニース：太陽のレース

パリ〜ニース：太陽のレース太陽のレースと呼ばれるパリ〜ニースは、私たちが最も愛するレースの一つです。ヨーロッパステージレースシーズン最初のイベントであるだけでなく、レーサー達が全力で競うイベントの始まりでもあり、ロマンがあるスタートだと言えるでしょう。フランス北部では冬が長く続くため、通常3月の第1日曜日に行われる「光の都」からの出発は、厳しい灰色の空や冷たい風と雨の中での開催となることがほとんどです。レースは南に向かって進み、ブルゴーニュの裸のブドウ畑を走り、アルプスのふもとの丘陵地帯を駆け抜け、プロヴァンスの田園地帯の奥深くへと潜っていきます。途中で太陽が輝き始め、コート・ダジュールに到着する頃には、プロトンは長い冬の影から地中海の春へと姿を現します。パリ〜ニース間は、私たち全員にとってより良い日々が訪れることを約束しており、暖かい夏の長いライドが戻ってくることを約束します。おそらく、それほど遠くない未来に。私たちがパリ〜ニースを愛する理由は、故郷のロードに深い愛着があるから。長年にわたり、フィナーレはタイムトライアルのステージアップ形式をとってきましたエズ峠は本社から数メートルの地点にあり、ランチライドに最適です。しかし最近では、地中海に最も近いジェットコースターのような丘を走って街に突入し、プロムナード・デ・ザングレのゴールに向かう途中で港の周りを迂回し、伝統的なロードステージで最後を締めくくります。当社カフェのテレビ画面を見ているお客様は、プロトンが轟音を立てて通り過ぎるのを見るために、最後の瞬間に外に走り出すことがよくあります。パリ〜ニースは、ビーチの背後にあるニース奥地を含み、プロムナードでのライド前には、少なくとも1つの山岳ステージを介することになります。ここ数年は、ヴァンス峠やクイヨール峠頂上でのゴール、標高1607メートルのテュリニ峠などのお気に入りのクライムに挑戦してきました。今年はサン・マーチン峠とラコルミアーヌ（1500メートル）を通過します。オロンのスキーリゾートまでの7.2キロのクライムで終了。現在のチャンピオン、タデイ・ポガチャルは今年はタイトルを守るために参加しませんが、レースはいつものように激しくなるでしょう。彼の同胞であり長年の敵対者であるプリモシュ・ログリッチに注目が集まることは間違いありません。パリ～ニースでは、スター選手も誕生しています。その中には、若手のペテル・サガンも含まれていました。サガンは19歳でパリ～ニースのステージ優勝を果たし、サイクリング業界へ大きな影響を与え続けています。今年パリ〜ニースにデビューする未来のスターは誰でしょうか？ 8日間、1,220キロメートルのライドですべてが明らかになるでしょう。街に行く際には、おいしいコーヒーを求めて、ザ・カフェに来てください。レース当日の様子が巨大スクリーンでご覧いただけます。レンタルバイクで、プロが走るルートを探索を。おすすめの場所については、スタッフにお尋ねください。

コレクション

26/02

アウトドアへ踏み出そう - 2024年春夏コレクション

アウトドアへ踏み出そう - 2024年春夏コレクション人生は舞台だ。アウトドアへ踏み出そう。 1種類のスポーツや活動に絞らず、特定の地形やランドスケープに限定しない。どこにでも行き、全てを見る。アウトドアへ踏み出し、アドベンチャーやインスピレーションを探して。カフェ・ドゥ・シクリステは冒険を求める全ての人をサポートします。曇り空の下に広がる人に知られていないルートでの長距離ライドに最適な防水レインジャケット、アリゼ。革新的技術とシグネチャーのパイオニアデザインを取り入れたアイテム。カフェ・ドゥ・シクリステは、常にロードレースカルチャーに関わってきました。ツール・ド・フランスのパイオニアからコート・ダジュールでトレーニングをするアスリートまで、より速く、そしてスタイリッシュに走る熱意をインスピレーションとして。他と違うアプローチを目指したアイディアは、今では同じ価値観と信念、アウトドアへの情熱を分かち合うコミュニティに。行に最適なロードサイクリング用アイテム。ジャージ、ビブショーツ、ジレ、アクセサリー全てにおいて長距離走行を念頭に置いたデザインとなっています。泥道ルートから太陽が降り注ぐバイクパッキングジャーニーまで、アウトランドはピュアで自由なアドベンチャーに相応しいコレクション。カフェ・ドゥ・シクリステと冒険を。グラベルサイクリングとは？オフロードでありオンロード、ライドでありライドでない、レースでありながらレースでなく、どこにでもありそうでどこにもない。分かりますか？弊社のクラシックなロードサイクリングアパレルは、シグネチャージャージ、プレミアムビブショーツ、保護性の高いレイヤー、アクセサリーと幅広く展開しています。コート・ダジュールの山と海の間で、細部まで拘ってデザインされたアイテム。保温性、機能性、保護性を必要とするダウンタイムに相応しい、アウトドアをインスピレーション源とした妥協を許さないデザイン。カジュアルスタイルで日々の冒険を。ニースのトレイルとバックカントリーをイメージした、アウトドアに最適なアイテム。コート・ダジュールの山や海をインスピレーション源とした、スポーツを楽しむライフスタイルに相応しいアパレル。通気性、保温性、保護性に優れ、日々の冒険に最適な人間工学に基づいたデザイン。自らの行動が自己存在を表しています。それ以上でもそれ以下でもなく、中間地点もない明確な事実。

Gravel Earth Series 2024 | A flying start at Santa Vall

ラ・メゾン

22/02

2024年グラベルアースシリーズ | Santa Vallでのスタート

2024年グラベルアースシリーズ | Santa Vallでのスタートグラベルアースシリーズは、急速に成長を続ける国際的なグラベルサーキットであり、2023年には強い印象を残しました。 The Traka（ES）、The Rift（IS）、Migration Race（KE）などのレースはもはや神話とも言えるでしょう。Klassmarkは、すべてのレースにおいて女性および男性の競技者に栄冠をもたらすという特異な課題を掲げ達成しました。グラベルアースシリーズが推進するイベントは、グラベルのDNAに根ざした真のイベントであり続け、息を呑むような風景の中で個人の努力を限界まで押し上げる、普遍的なサイクリング精神を体現しています。カフェ・ドゥ・シクリステは2年前から女性チームで参加しており、昨年はアナベル・フィッシャーが総合優勝を果たしました。 2024年、カフェ・ドゥ・シクリステは自然な流れでメインスポンサーとなり、シーズンを通して素晴らしい挑戦に取り組むことになります。新しいシーズンは、カフェ・ドゥ・シクリステに新たな野心をもたらします。 8名のメンバー（女性4名、男性4名）がシリーズ全体で競い合い、男性チームは5月のTrakaでデビュー予定。一方、女性チームは過去2年間の成果を基に、ほぼ完全に新しいメンバーラインナップでSanta Vallでの競技を開始。マリア、エウラ、ファニー、マリアが熱血チームメンバー。 Santa Vallは3日間にわたるレースで、全く異なる内容の3日間が続くというユニークな形式です。金曜日の午後、参加者は丘の上にあるErmita de Sant Grauに続くPikes Peakに似た7キロメートルの前走を始めるわけですが、その難易度は過小評価すべきではないのは確か。スタート直後から全力を注ぎリズムを計るライダーもいます。頂上では、すべてが完了し、報告と談笑、称賛の儀式が行われ、レース終了時の穏やかなムードが戻ります。 2日目は、主催者がエンデューロレースにインスピレーションを得て導入した新しい形式。70キロのルートには2つの時間計測セクションがあり、間に時間計測のないトランジションが含まれます。これによりライダー身体を休めることができますが、普段なら確立されている戦略とリズムが異なるために混乱が生じます。このフォーマットは将来のレースでも維持されるのかどうかは不明ですが、その独創性は評価したいと思います。 70キロはあっという間に過ぎ、一日の後半をジローナ旧市街で過ごすのはむしろ歓迎だと言えるでしょう。日曜日には、より古典的で長い形式に戻ることになります。日曜の朝、女性チームは男性チームより1時間早くスタート。女性の競争レベルの高さを強調する素敵な方法だと言えるでしょう。レースを別々にすることで、男性ライダーが他のメンバーに対して不平等に力を貸すという状況は無くなりました。距離や難易度は同じですが、女性と男性が同じ土俵で平等に競い合うことで、グラベルの特殊性と魅力を際立たせることになります。最終ステージでは、ジローナの高地で行われる115キロのクライムが待ち受けています。Santa Vallは非常に激しい戦いを見せてくれます。誰もがまだ身体的に準備万全ではありませんでしたが、大多数のライダーが高い競争が見込まれる2024年グラベルアースシリーズのキックオフへの参加を熱望していました。カフェ・ドゥ・シクリステチームにとって、このレースは最初の男女参加イベントとなりました。お互いを知り、一緒に走る機会。マリア、エウラ、ファニー、マリアは3 ステージすべてを無事に完走。 Trakaまでには時間があります。彼らが選択するフォーマットの中には200キロ、さらには360キロのオプションもあり、まったく異なるレベルの耐久レースに取り組むために、2ヶ月の準備が必要となるでしょう。戦いのリズムは整っています。

ラ・メゾン

14/02

2024年パートナーイベント

2024年パートナーイベント私たちは今年、多種多様な方法、様々な形式、あらゆる場所で行われる多くのイベントに支援できることを非常に嬉しく、また誇りに思っています。全てに共通しているのは、ベースとなる情熱、イベントがもたらす影響の重視、そして私たち全員が力を注いでいるコミュニティを構築し強化したいという願望です。偉大な結果を追い求めたり、新しい才能が開花するのを発見したり、過ぎゆく時間を感じたり。メルカントゥール国立公園から米国の中心部まで、すべての人が何かを得る機会があることを願っています。時折大騒ぎしたりすることはあっても、結局のところ、現地で参加するということは、愛するルートでライドし、自分と似たような考えを持つ人々に囲まれること。言葉では言い表せないほど価値のあることだと感じています。またどこかでお会いできることを楽しみにしています。 2024年レースカレンダー年レースカレンダー 2024 16 Feb Santa Vall スペイン + 13 Apr Desertus Bikus フランス、スペイン + 30 May BeNice スペイン + 21 Jun DEAD ENDS & Cake スイス + 21 Jun UTCAM フランス + 20 Jul Via Race スペイン、フランス、イタリア + 31 Aug Fistful of Dirt 米国ワイオミング州 + 12 Sep Le Pilgrimage フランス + 21 Sep Superbloom 米国アイオワ州 + 12 Oct Ranxo スペイン + SANTA VALL OFF-ROAD グラベル・アース・シリーズ・エクスプレスの最初の停車駅。3日間にわたってジローナの素晴らしいロードを網羅するエキサイティングなマルチステージグラベルイベント。Santa Vallでは、素晴らしいコミュニティとの出会いや、自然とつながるエキサイティングな体験を得ることができます。当社のグラベルチームのメンバーは、公式パートナーとしてスタートラインに立ち、挑戦する準備万端。サンタ・ヴァルは、コースから離れた場所でチームが集まり、週末のアクティビティに参加したり、夜のお祝いで交流を深める場となっています。 DESERTUS BIKUS ALL-ROAD 影よりも速く走るラリーレイド・バイクイベントは、80年代のパリ・ダカールラリーの先駆者たちに敬意を表した内容。今年は、バルデナス砂漠、ラ・シベリア・エクストリームナ、ルタ・デ・ラス・カラスをフィーチャーし、スペインとポルトガルの砂漠地帯を冒険します。コンセプトは、セルフナビゲーション、完全な自律性、補助なしでの1350キロを走るウルトラサイクリングへの挑戦。 15ヶ国から300名を超える参加者が集まり、累積獲得標高13,500メートルを誇るDesertus Bikus 2024では、爽快な体験が期待できるでしょう。何よりも、これはフレンドリーで温かい人間の冒険であり、主な目的は単なる「完走者」ではなく「受益者」になることです。写真： BeNice OFF-ROAD 今年5月30日から6月2日まで開催される、テルエルとカステリョンに隣接する山々に囲まれたBeNiceバイクキャンプは魅力に溢れています。美しい風景を背景に、参加者は楽しい田舎の家とキャンプ施設に出会います。サイクリスト仲間とつながり、入り組んだ砂利道に沿ってさまざまなライドに乗り出しましょう。サイクリングアドベンチャーに加えて、BeNiceでは、最高品質のビーガン料理、地元の飲み物、爽快なヨガセッション、魅惑的な冒険トーク、ソウルフルな音楽を提供しています。 BeNiceは単なるイベントではなく、新しい友情を育み、共に走る精神を受け入れ、自然の中心で時間を過ごすためのパラダイスです。 DEAD ENDS & Cake ALL-ROAD スイス東部で開催されるユニークなバイクパッキングアドベンチャーで、アウトドアスピリットを解き放ちましょう。スタートおよびゴール地点がザンクト・ガレンとなるルートでは、人里離れた素晴らしい風景が溢れています。ロードバイクで到達できる行き止まりのチェックポイントや短いオフロードが特徴。これらの型破りなルートは、比類のない景色の美しさと一種の孤独な環境を提供し、挑戦を受け入れるということは、息をのむような景色で報われることを意味します。各チェックポイントでは、旅の活力となる美味なフレッシュケーキが待っています。星空の下で一晩を過ごしたり、たき火のそばでキャンプ、ゲストハウスに滞在するのも良し。このグラベルアドベンチャーが思い出に残る体験となるのは確実でしょう。夜通し走り、開放感のあるロードと日の出の美しさというユニークな出会いを楽しみましょう。 UTCAM TRAIL RUNNING ニュー・ドリーム・コート・ダジュール協会が主催するUTCAMは、本格的なスポーツ、市民権、そしてトレイルランニングを通じた環境への取り組みをシームレスに融合したイベント。環境への敬意、連帯、自然とのつながりが核となる価値観が、具体的かつ前向きな措置を通じて強調されています。美しいコートダジュール地域の海と山の間に位置するこのコースは、参加者に素晴らしい体験を提供するでしょう。多様な8レースで構成され、複数のパートナー自治体を巻き込むことで地域連合の活性化を目指します。多種多様なフォーマットで初心者からベテランまで対応し、ユニークな世界クラスの遊び場を活用した技術的向上を促進。このイベントは、トレイルランニングへの情熱、メルカントゥール国立公園の息をのむような風景、そして持続可能な取り組みの調和のとれた融合を体現しています。写真：Lionel Lecourtier Activ’images VIA RACE ROUTE VIA RACEの第1章は、38頭の象とともにピレネー山脈とアルプスを横断し、スペインからイタリアまでヨーロッパを横断したハンニバルの壮大な旅を追っています。標高 40,000メートルを超える、慎重に選択された4000キロのルートを辿るサイクリスト達。システマ・セントラル、ピコス、ピレネー、中央山塊、アルプス、アペニン山脈といった古典的な山々を通る偉大な道。ウルトラサイクリングへの情熱から生まれたこのイベントは、参加者の健康、環境意識、スポーツマンシップを優先。これは単なる冒険や競技への挑戦を超え、経験豊富なライダーから初心者まで、あらゆるレベルのサイクリストを歓迎するコミュニティを育成することを目的としています。共有された価値観と情熱に基づいて構築されており、永続的な思い出を作り、単なるレースを超えて参加者と観客の双方に消えない痕跡を残す経験を約束することを目標としています。 LE PILGRIMAGE OFF-ROAD 巡礼の第2回目として、フレンチアルプスの中心部への特別な旅に出かけましょう。このイベントは、エクラン国立公園のピュイ・サン・ヴァンサン周辺の息を呑むような風景の中での爽快な体験を約束します。今年、ライダーたちは山々の襞に隠された忘れられた軍用道路の秘密を明らかにし、イタリアまで冒険しながら素晴らしいルートを発見。巡礼の地図製作者であるサイモン・ロズモレンは、未踏のトラックを愛する熱血ファンさえ確実に満足させる旅を作成しました。ぜひ登録して、山の頂上を探索するスリル満点の冒険に浸る準備をしましょう。写真：Yorit Kluitman SUPERBLOOM OFF-ROAD アイオワ州南西部の丘陵地帯で開催されるGlenwood Superbloomは、単なるグラベルレース以上のものを約束します。その名前は、多数の野生の花が同時に咲くときに起こる異常な自然現象を反映しており、多くの点でこのユニークなレースの本質を捉えています。女性サイクリストの比率が例年よりも高く、アメリカの中心部で開催される当イベントでは、挑戦的でありながら見事なコースが均等に計画されており、思い出に残るラフルートアドベンチャーとなるでしょう。距離は50キロと100キロの2種類。グラベル愛好家が集まり、情熱を共有するユニークな機会となるでしょう。 FISTFUL OF DIRT OFF-ROAD ワイオミング州コーディを舞台にした爽快なグラベルライディング体験、Fistful Of Dirtに乗り込み、ワイルドな西部のスリルを体験しましょう。参加者は、未開の地形をナビゲートするザ・グッド（20マイル）、ザ・ドリフター（40マイル）、ザ・バッド（60マイル）、またはザ・アグリー（100マイル）の4種類を選択できます。ルートでは、滑らかなグラベル、泥だらけの道、シングルトラック、岩、砂に遭遇します。 Sheriff of Fistful Of Dirtが主催するこのイベントは、イエローストーンの歴史的な高速道路やフードゥー牧場などの象徴的な場所への独占的なアクセスを約束。ゴールラインを越えた後、ライダーは音楽、冷たいビール、そしてコーディの本物の魅力で活気に満ちたライド後のお祝いを楽しむことができ、思い出に残る西部開拓時代の週末を過ごすことができるでしょう。 RANXO OFF-ROAD 2024年グラベル・アース・ラインの最終駅。「Ranxo」という言葉は、カタルーニャの奥地でのみ真の意味を持ちます。カタルーニャでは、一連の小道が何百年もの間、農業生活の根幹を成してきました。ノゲラとセガラの最も辺境地点を結ぶ無限の軌道。険しい個人的な挑戦に挑み、またアース・シリーズの勝者を決めるのに適した場所は他にありません。 3種類の距離から選択できるため、プロでもアマチュアでも、誰もが今年最後のイベントを満喫できます。我らが愛するグラベル。可能な限り最も持続可能で責任ある方法で行うイベント。

キャラバン

05/02

アレクシア・バリエール - セイラーを超えて

アレクシア・バリエール - セイラーを超えて日曜日の早朝、コート・ダジュールにあるプロヴァンスの小さな村、ビオの広場はすでに賑わっています。Café de la Posteのテラスには秋の日差しが降り注ぎ、地元の人たちが集まり、友人や近所の人と近況を報告したり、ニュースについて話し合っています。アレクシアはテーブルの間を通り抜け、一人一人の名前を呼び、一連の質問に答えます。村の誰もが彼女のことを知っているのです。彼女はここで育ちましたが、話をする人の多くは、テレビや新聞で彼女を目にすることに今でも不思議な気持ちを抱いているようです。彼女は長い海上生活から戻ったばかりで、しばらくバイクに乗っていません。今朝は、彼女が知っている数少ない通行止め道路を利用して、愛犬のニッカを並走させながら、周囲の丘陵地帯を巡るちょっとしたツアーに出かける予定。バイクとヨガは、アレクシアの身体的および精神的な準備に最適な組み合わせだと言えるでしょう。残念ながら、彼女のTrek Domaneバイクでどこにでも行くことができるわけではなく、バイクとの再会時間はそれほど長くありません。今後数週間の目標は、同地域の穏やかな冬季の気温を利用してライドを行い、走行距離を蓄積すること。バイクライドによる距離は、ボートでも有益なのです。すべては準備に基づき、偶然に任せることはありません。ボートでの成功は、何事も怠らないトレーニングにかかっています。そのため、彼女は「限界に挑戦」するのです。セーリングの世界では、選ばれた少数の人々が記録を共有する厳しい世界。アレクシア・バリエールの知名度はまずます上がっていると言えるでしょう。Vendée Globe（単独世界一周レース）を達成した非常に限られた女性の輪に加わって以来、マシンはスピンし続け、怖いものは何もないようです。モン・ヴァントゥ付近で何か特別なことが起こっています。まだ詳細はお伝えできませんが、4月の「禿げ山」での特別な機会にぜひご参加ください。 The Famous Projectは、限界を押し広げ、海上での挑戦レベルをさらに引き上げたいという願望から生まれました。彼女の目標は、女性限定のクルーによる無寄港・無援助の世界一周航海であるジュール・ベルヌトロフィーへの記録挑戦です。ジュール・ベルヌトロフィーは、長さ32メートル、幅23メートルの巨大帆船を操る究極の世界。ジュール・ベルヌトロフィーに女性の名前が残されてから25年が経ちました。女性限定クルーがスタートラインに立ったことは一度もありません。なぜ女性だけのクルーを組織することにしたのかとアレクシアに尋ねると、プロジェクトの開始当初から誰と一緒に航行したいかを考えており、自然と女性の名前が思い浮かんだと答えました。彼女は混合クルーでセーリングするのが好きではないというわけではありませんが、「このスポーツに変革を起こす必要があります。現在オフショアレース参加者における女性の数はわずか5％。男性は自分の仕事に対して高給をもらっていますが、女性の場合それは起こり得ない状況です。物事に変化をもたらすためには、女性も船の上で男性と同じくらい能力があることを証明する必要があるのです。今回はそれを実行しようと思っています」と強い意志を伝えてくれました。アレクシアは、2023年9月にマンハッタン・ヨットクラブが主催するレース、レディ・リバティ・レガッタに参加しました。流れの激しいニューヨークのハドソン川で行われるテクニカルなレースは、世界各地から女性クルーが競い合う国際レースでもあります。「あまり動かない7メートルの単胴船」であるJ80での挑戦だったとアレクシアは苦笑。アレクシアのクルーはアメリカのチームをわずかに上回ってレースに勝利。「私が特に覚えているのは、さまざまなことを共有したことです。女性がセーリングを行うことを特別視する国が多くあります、特に韓国がそうでした。このレースでの私たちはロックスターのようで、このようなステータスがどのような影響を与えることができるかを知るのは興味深いと思います。全力で取り組んだ、美しい人間の冒険だったと言えるでしょう。」 The Famous Projectは順調に進んでおり、リーダーはプロジェクトに必要なすべてのサポートを提供するためにあらゆる努力を惜しみません。クルーは1年以上にわたり、長さ21メートル、幅17メートルのトリマラン、Limosa MOD70で航行。巨大ボートは普通の人間にとっては怪物のような存在ですが、アレクシアにとってMOD70は「カートのようなもの。これを使って速いスピードで端を航行し、頻繁に転覆の瀬戸際まで傾きます」と彼女は満面の笑みで説明します。 Limosaはプロジェクトの一部であり、アレクシアは昨年獲得しました。このボートは昨年10月、有名なボワール・ド・サントロペにおいて、億万長者のスーパーヨットに混じってを誇らしげにパレードしました。クルーは、ロレックス中部海レースで 2度目の優勝を果たしたばかりです。昨年5月にはラ・グランド・モットからスペイン国境までのレース、ラ・グリフ・デュ・リオンでも優勝し、速度記録を樹立。乗組員が限界へ挑戦していない一年の残りの期間は、Limosaは地中海で安全に保管されます。しかし、記録への挑戦を準備しているボートが大西洋岸のブルターニュにあります。 IDEC Sportが貸与した多胴船は、全長30メートルを超える別世界の怪物。「ボートが傾くと、6階建てのビルの上にいるようなものです」とアレクシアは満面の笑みを浮かべてコメント。この船は現在、40日と23時間で世界一周というジュール・ヴェルヌトロフィーの記録を保持しています。「私たちが勝利を収める時が来ました」とアレクシアはまた微笑みながら言います。この見通しに彼女はひるむことさえありません。これから始まる旅を熟知し、面白いとさえ感じているのです。ボートは現在改装中。 2024年の初めには準備が整い、その後本格的な作業が始まるでしょう。写真：Christol Robin ＆ Christophe Rousseau

ルーラー

01/02

オフロードロードレーサー

オフロードロードレーサー 2024年、ニースを拠点とするNice Métropole Côte d’Azur UCI Continentalチームの男性ライダー4名が、カフェ・ドゥ・シクリステのウィメンズグラベルチームに加わります。彼らは通常のロードレースの任務を離れて参加し、コート・ダジュールのバックカントリーで繰り広げられる素晴らしいグラベルトラックと、世界中のグラベルイベントで私たちと共に競います。ウィメンズチームと同様に（2024年のウィメンズチームも間もなく発表予定）、彼らのプログラムはグラベル・アース・シリーズをベースにしており、スペインのトラカレースとランショステージレースに加え、グローバルシリーズから2つのイベントに参加します。私たちが抱き続けてきたグラベルに対する長年の情熱から想像できるように、同分野が成長し、進化する様子に興奮しており、今年のグラベル・アース・シリーズに2チームのレーサー達を送り出すことができることを非常に嬉しく思っています。また、2月にジローナで開催されるシーズン開幕戦のサンタ・ヴァル・ステージレース、そして10月のフィナーレとなるランショといった、いくつかの重要なイベント後援も行っています。ウィメンズチームは2022年からグラベルイベントで優勝し続けており、男子選手たちの助力となるかもしれません。21〜25歳までの4名で構成されたメンズチームは長いレース経験があり、現在では世界選手権の上位に立っています。ロードサイクリングを得意とし、ラフな地表でのレースは初めてです。「バイクパッキングでのグラベルは大好きですが、競技では経験したことがありません」とチームライダーのノア・クネヒト（23歳）。彼はもともと海岸続きにあるモナコ出身。「どのように評価できるか分からないけど、きっと気に入るはずだよ！」グラベルバイクが存在する前からカフェ・ドゥ・シクリステのテーマはグラベルであり、地元のライダーを長年サポートしてきました。チームライダーの1人は、13歳のときにモナコのサイクリンググランプリで、カフェ・ドゥ・シクリステ創設者であるレミからジャージを贈られたことがあります。サイクリングでは善い行いも悪い行いも、巡りめぐって結局はまた自分に戻ってくると言う事実。そして時には、投資が実際に成果となることも。 Nice Métropole Côte d’Azurは、2020年にニースでツール・ド・フランスのグランデパールが開催された後、プロの地位に達しました。それ以来、UCIカレンダーで年間90 日以上ニース代表として活躍し、地元の才能と未来に投資しています。同地域ではサイクリングが盛んなので、私たちが彼らと協力関係を結ぶのは自然なことだと言えるでしょう。ワイルドな環境に飛び込んだ4名は単なるチームメイトではなく、バイクライドをする友人であり真の同志。ロードを超えて視野を広げ、新しい冒険の世界に迷い込むことを楽しみにしています。ライダー自身、グラベルに対する彼らの考え、そして今シーズンへの希望について詳しく知りたい方は、こちらのインタビューをご覧ください。

ラ・メゾン

28/01

The European Divide Trail in 80 Days

80日間で辿るEuropean Divide Trail | ニコラ＆ジュリアンすべては一本の電話から始まり、休暇先についてのアイデアは、すぐに冒険の計画になります。 1 週間でも良いですが、3ヶ月はより良いでしょう。遠くまで行きたいという欲求は、何の前触れもなく襲ってくるのです。私たち二人がヨーロッパの北東から南西まで、オフロードをバイクパッキングする旅。数ヶ月にわたる肉体的そして精神的な準備を経て、ノルウェーの北部からフィンランド、スウェーデンを通ってデンマーク、ドイツ、フランス、スペイン、そしてポルトガルの最南端に至るEuropean Divide Trailを辿るルートに決定しました。飛行機でノルウェーのキルケネスへ向かいます。バイクを梱包するのは簡単な作業ではなく、それに伴うストレスも多大です。到着すると、ジュリアンの箱は雨による被害で大きく開いており、彼の持ち物は船倉全体に散乱していました。ノルウェー人のスタッフは親切で、すべてを何とか回収してくれたため、パニックになる必要はありませんでした。私たちはロシアとの国境に沿ったフィンマルク州のグレンセ・ヤコブゼルブの東端に向かいました。車中から見える北極海の景色に目が釘付けになります。日常の街並みとは対照的な風景の広大さ。気温は6度。これからは南に進むのみ。私たちはすぐにノルウェーのツンドラを離れ、フィンランドの湖に向かいます。湿地の生態系を発見し、ペダルを漕ぎながら美しい水面を眺めることができます。同時に、初めての蚊に遭遇。警告は受けていましたが、テントを張る時が来ると、かなりのプレッシャーにさらされることに。何百匹もの蚊が歓迎パーティーを結成し、数秒以内に私たちの周りに集まる状況。私たちはライドを続けることを選択し、「白夜の太陽」によってもたらされる暗闇の不在を最大限に活用。結局、寝る直前に親切なフィンランド人のおばあちゃんのドアをたたき、宿泊をお願いすることになります。すべての休憩が時間（そして場合によっては血液）を犠牲にする結果となる場合は、より適切な宿泊計画を立てる必要があると学びました。最初の数週間は、方向性を理解する時間。イナリ湖近くのラップランドに到着し、お腹いっぱいエネルギーを補給。補給地点間は最大200キロも離れている場合があるため、食事管理と計画は非常に重要です。私たちは時々、世界に自分たち以外が存在せず、人間の気配がないような気分を味わうことがあります。クマに注意しながらも、実際に会うのはトナカイだけ。1日あたり6〜8時間バイクに乗り、残りの時間は食事と睡眠というミニマルなライフスタイル。それに加え、遭遇するユニークな瞬間を写真に撮る喜びを満喫。蚊との戦いにうんざりした私たちは、スウェーデン国境の直前に避難所を見つけ、そこで洗濯をしたり、暖かい部屋で食事をすることができました。薪ストーブが足先から心まで温めてくれます。しかしこの避難所は本当の罠であることも判明。気密性が悪く、定期的に10匹ほどの蚊が侵入してしまうのです。午前3時頃に宿泊施設を出発しましたが、どこにいても蚊よけが必要であることを学びました。スウェーデンのヨックモックでの最初の休憩中に、頭用蚊帳を購入。そして1〜2日後、昼食にピザとハンバーガーにありつきました。私たちは明らかに、生存戦術の新たな次元に突入したようです。しかし、人生はまだ喜びに満ちていると言えるでしょう。極地で長い日照時間を楽しみながら日々進歩を感じます。しかし、バイクパッカーの敵は蚊だけではなく、風も手強い相手です。風の後には雨が降り、靴が完全に乾くことはなさそうですが、私たちの気持ちは高揚しています。雨のおかげでいくつかの川横断がより臨場感を増し、自然に従うことが最も賢明であると実感。スウェーデンでの滞在最後に、同国第2の都市イェーテボリに到着します。文明の恩恵は私たちにとって素晴らしく有益であり、2800キロ（約20日間）での北部区間完走をおいしいビールで祝います。蚊との戦いの終焉に乾杯。しかし、誰が勝ったのでしょうか？私たちはここを、生命との出会いが稀な美しい「果てしない森のグラベル」として記憶するでしょう。デンマークは平坦ですが、北の海岸沿いに美しい地域があります。デンマークには避難所が数多くあり、よく管理されていますが、満室の場合もあります。友人が1週間私たちに加わり、キャンプをしたり、料理をしたり、飲み物を飲んだりと大賑わい。アルパイン・コンテ・ソーセージを持ってきてくれたマックスに感謝。ドイツではボリュームたっぷりの朝食をとり、ハンブルク、ハーメルン、ケルンなどの都市を探索。フランスとドイツの国境に近づくにつれて天気は回復。ヴォージュ山脈とジュラ山脈は、技術的なセクションとかなりの標高があり、厳しいライドとなります。バイクを押してハイキングする箇所も多くあります。現在のペースでは、1 日に3～5缶のコーラが必要。体力を消耗する登りの後、La Bresseスキーリゾートに到着し、いくつかの坂を登った後、ブランシュメール湖で大規模なキャンプを設置。 Tipiakのクスクス、ソーセージ、サドルバッグの中でゆっくりと熟成させたサンネクテールチーズのごちそうです。夜明けまで信じられないほどの音と光のショーを提供する雷雨の夜の前に、私たちはたっぷりと食事をとります。ポンタルリエで48時間の休憩をとり、家族や友人と再会した後、ジュラ地方に入り、3年前に行った最初のグラベルジャーニーを辿る思い出深いの道に戻ります。 Crêt au Merleの近くでは、格別な野営地が待っています。テントを張ると、ここが牧草地であることにやっと気づきます。15頭ほどの牛がテントを取り囲み、長い夜になる予感。彼らが食事をしている音を聞いたり、テントから突き出ているジュリアンのビーチサンダルを舐めたりしている様子を観察しながら時間を過ごします。翌日、私たちはグラン・コロンビエに挑戦。頂上でクレープと一緒にコーラをもう一杯楽しみました。クロズ盆地では熱波が待っているため、高地の穏やかな気温を満喫。ヴァランスまで42度の環境での走行は、旅の思い出に残る瞬間です。南フランスに到達すると、強烈な太陽光が降り注ぎます。コオロギの鳴き声が聞こえ、松やイチジクの香りがし、道路は乾いており、暖かい風が吹いています。フランスは私たちにとって魔法のような慰めのある場所。アルデーシュとエローの奥深さを発見。風景の多様性は印象的です。ペルピニャンに到達するには、トラモンターヌ川を越え、30ノットの風に逆らってスペインに入り、丘陵地帯をわたる必要があります。私たちの努力はすぐに報われ、カタルーニャでの思いがけない出会いや、カフェやボカディージョが必ず見つかる絵のように美しい村々に、日々驚かされます。イノシシやシカにも遭遇。身体的な疲労は大きいですが努力自体には慣れており、平均勾配10%、総距離10キロの上り坂も、やがてありがたく感じられます。ジュリアンのチェーンが脱線したので、磨耗したペダルを交換する必要があります。作業は簡単ではありませんが、カタルーニャ人の親切さが私たちを救い、サイクルカフェのオーナーが、Badlandsグラベルレースのためにグラナダに出発する前に、チェーンリングを一個探してくれました。この旅では、チェーンとカセットをそれぞれ2回交換する必要がありました。ジュリアンはブレーキパッドを3回交換し、スポーク2本とペダルを折り、ニコラスは、かなり困難な瞬間にパンクに見舞われました。スペインのトレイルでは、多種多様な地形が堪能できます。私たちは国立公園を横断し、峡谷でひと泳ぎし、ケルティベリア山脈または「スペインのラップランド」の人里離れた風景を走ります。さまざまなカフェでボカディージョも味わいました。カソルラを過ぎた後、ブドウ畑やオリーブの木々の間を走りますが、そこで鹿に遭遇。まもなくポルトガルに到着します。天候に疲弊している私たちを待ち受けているのは、訓練を受けていない犬。無傷の子牛を連れて逃げる方法を見つけながら、最後の日々はイベリコ豚農場の中で過ごします。最後に海を見てから数週間が経ちましたが、海が近づいているのが感じられます。グレンセ・ヤコブゼルブを出発してから80日後、フォルクスワーゲン・キャンピングカーで訪れたサーファー達がセッションを終えている中、夕日を眺めるためにサグレス近くに到着。私たちはこれまで見てきたものすべて、そしてこの旅がもたらしたものを振り返ります。風景は多種多様。ヨーロッパは美しく、ありのままの自然が残された場所も多くありました。目標達成。この旅は公園の散歩でも超耐久テストでもなく、友人同士のバイクパッキングアドベンチャーだったと言えるでしょう。もっと読むエティエンヌ・ユベール | カヤックからグラベルへ：アルプス横断。フランス代表チームのカヤックレーサーにとって、夏は激しいトレーニング期を意味し、2023年も例外ではありません。 Ultra Spirit & Anomadventures | ヒューマン・アドベンチャー。ユニークなトレイルランニングイベント「Ultra Spirit」がオート＝サヴォワ県で行われます。チームは3人構成のポイント制。トランスミッション #2 | セルジュ・ラミー＆カルラ・ラミー。サイクリングと家族のつながりに関するシリーズの第2弾は、カルラ・ラミーとセルジュ・ラミーの親子を追った映画です。ソフィー・ガトー | アルデンヌのアドベンチャー。森林と険しい谷、緑豊かな牧草地のある泥炭湿地、岩だらけの断崖のある荒野、そして古代の石造りの村がある複数の川が交互に存在する地域。

ラ・ヴィ

23/01

ライド＆クリエイト | ジュリエット・ブリュリー

ライド＆クリエイト | ジュリエット・ブリュリー芸術家が真っ白なキャンバスを恐れ、作家が何も書かれていない空白ページを恐れるのは自明の理。痕跡を残すことで、その無限の可能性を台無しにすることへの恐れでもあるでしょう。限界を見つけることで創造性が解放されることもあります。画家にとって、バイクフレームほど制限的で扱いにくいものはないのではないでしょうか。ジュリエット・ブリュリーは生まれも育ちもパリ。もしこのような言い方が可能であるとすれば、生まれた時から生粋のサイクリストでもあります。彼女は常に、祖父がかつてパリからニースまでバイクライドをしたことを覚えています。そこまで遠くまでは乗りませんでしたが、バイクは幼い頃からの彼女の相棒であり、現在ではパリ北東部の郊外での日常生活に欠かせない道具となっています。サイクリングは彼女の情熱であり、芸術の媒体でもあります。ジュリエットはサイクリングへの愛だけでなく、世界がどのように機能しているか、物事を実際に理解したいという願望も受け継いでいました。 17歳のとき、彼女はこれら2つの要素を組み合わせて最初の固定ギアバイクを作製。彼女はバイクショップで整備士として働き始め、その後資格を取得して整備工場長になりました。彼女の情熱がさらに燃え上がったのは、Stolen Garageと呼ばれる場所。ここで彼女はフレームの塗装技術を学びました。Stolen Garageは、バイク塗装を希望する人々に特化したトレーニングコースを運営する唯一の存在。現在、彼女は Stolen Garageのワークショップを通じて寄せられるすべての塗装作業を担当しています。なんとも素晴らしいワークショップ。 Stolen Garageの敷地の半分はカフェとショールームになっており、陽気なサイクリングスタイルと、地元産の季節の食材とパリで焙煎したコーヒーを提供しています。巨大な防音窓で区切られた残りの半分では、最高品質のColumbusチューブからカスタムフレームまで製造し、あらゆる種類のバイクの微調整、カスタマイズ、修理が行われています。「オープンキッチン」のコンセプトで、バイクもメニューにあるのが特徴。コーヒーを飲みながら、自分のフレームが形になっていく様子を眺めることができます。ジュリエットの仕事はスプレーによる仕上げである時もあれば、塗装されたことのないメタルのペイント加工の時も。明確な希望を持った顧客もいれば、彼女の創造的な感性に任せる場合もあります。いずれにせよ、自身の芸術的センスを満足させ、顧客の要望に応え、バイクの形状を尊重したものを作成するという責任は重大です。特に後者は簡単な作業ではありません。従来のチューブの直径は1インチ（2.54cm）で、現在一般的に使用されている特大チューブでさえ、それよりもわずかに大きい程度。角度と曲線は課題とチャンスをもたらします。ステンシルやマスクはデジタルで作成できますが、最終的バイクに魅力的なペイントを施すには、投影し視覚化する力、ダイナミックな美的感覚が必要です。ジュリエットがこの仕事で一番好きなのは色。時速40キロメートルで進む風景に加えたい色は何色？交通規制があるにもかかわらず、バイクはジュリエットに街の通りでの自由を与えてくれます。最近母親になった彼女は、バイクが人生のあらゆる季節に役立つことに気づきました。両親が彼女にしたのと同じように、彼女も幼い息子に自分の情熱を分かち合うのが待ちきれません。もしかすると、パリからニースまでのライドが計画されるかもしれません。カフェ・ドゥ・シクリステのバーでは、いつでもコーヒーとペストリーが彼女を待っています。撮影： Mathieu Pellerin

コレクション

19/01

1% for the Planet

1% for the Planet カフェ・ドゥ・シクリステは、1% For The Planetのメンバーであることを誇りに思い、年間収益の1%を環境保護、持続可能性に関する改善と教育に取り組む慈善団体や団体に寄付しています。2002年にパタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードによって共同設立されたこの団体は、地球資源を保護し、世界中の企業の責任を向上させるという使命を追求し続け、環境保護に積極的に取り組む会員を増やし、資金を集め続けています。「1% For The Planetの目的は、多様な環境団体に資金を提供し、それらの団体が世界の問題を解決するためのより強力な源となることができるようにすることです。」私たちは皆、さまざまな規模の責任を負っており、地球資源を使用するビジネスに関する議論は激化し続けています。 1% For The Planet は、コート・ダジュールで始まった当社のビジネスを自然界に還元するための一歩です。当社が貢献している組織が選ばれたのは、彼らのアプローチに共感し、我々の価値観とDNAが反映されていると感じるからです。 WINGS OF THE OCEAN：汚染除去クルー Wings of the Oceanは、廃棄物の収集を通じて海洋を保護し、一般の人々や子供たち、企業や地元選出議員の意識を高める活動を行っています。海洋生物多様性と海岸の自然生態系を保護することを目的としたこのグループは、フランスとヨーロッパで汚染除去と教育活動を行っています。2018年の創設以来、99,000キロを超える廃棄物を収集しました。 Wings of the Oceanは、プラスチック消費に代わるアプローチの発見に努めている企業や個人の取り組みもサポートしています。 Bleu Gorgone Bleu Gorgone は、地中海の海洋環境保護に取り組んでいます。同組織は、自然環境や港湾地域で廃棄物を収集するために水中潜水を実施。ボランティアは毎年平均して30立方メートルの廃棄物を回収し、分別し、処理しています。海での視察、情報提供および予防ブース、水中調査、意識向上などを焦点とする組織。主な活動範囲はニースからカップ＝ダイユまで多岐にわたり、モットーは「清掃と発見が保護の最善方法」。 4MYPLANET 4MYPLANETは、世界記録保持者であるセーラーのアレクシア・バリエールによって設立され、科学、特に気候と海洋の研究発展に取り組んでいます。この組織はまた、南フランスの学校と連携し、海洋保護について子供たちに教えています。トレイルランニング財団トレイルランニング財団は、特に自然環境でのランニング、ウォーキング、ハイキングの実践において、自然の保護と環境に責任のある行動を日常的に推進する団体です。 MOUNTAIN RIDERS Mountain Riders は、生態遷移教育協会です。山々を保護するための責任ある措置の実施に市民や選出された役人を配置し、責任あるアプローチに取り組むよう子供たちや若者たちを促し、変化の原動力となるよう奨励しています。 CYCLOTROPE: VELO-ECOLE Cyclotropeは、ニースとその周辺地域のすべての人に日常的にサイクリングの習慣を奨励することを目的としたサイクリングとバイクメンテナンスの学校です。Cyclotropeでは、バイクの乗り方を学び、一人で安全にバイクで旅行するためのアクティビティやワークショップを開催し、参加者が自分で最低限の修理を行えるようサポートする修理ワークショップを開いています。 1% For The Planet - アレクシア・バリエールキャラバンのアンバサダーであり、プロのセーラーであるアレクシア・バリエールに、彼女が設立した4myplanet事業の内容と、カフェ・ドゥ・シクリステが1% For The Planetを通じて将来のプロジェクトにどのように貢献するかについて話を聞きました。 1% FOR THE PLANET：CYCLOTROPE、あらゆるスタイルのサイクリングスポーツウェア業界で不可欠となった大義に着実に貢献してきたカフェ・ドゥ・シクリステは、今年初めから地元組織と連携して活動に取り組むことにしました。 1% – 大きな差すべての偉大な成果は小さな始まりから生まれます。ローマは一日にして成らずと言われますが、地球も一日にして成ったわけではありません。 1%という数字は、広大な空間と時間の中では小さな塵のような数に思えます。しかしたった1%が、現在から永遠に至るまでの結果に大きな違いをもたらす可能性があるのです。スマート・シェルター財団　スマート・シェルター財団は地球上の最貧国で活動しており、大災害や地震にさらされている国に住む10億人以上の国民を保護しています。「自然建築技術の促進と改善、協力と知識の共有、誰もが安全な家に住むべきである」という信条に基づいています。

ルーラー

18/01

2024年カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチーム

2024年カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチーム 2024年カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチーム 2024年カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチーム 2024年カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチーム 2024年カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチーム 2024年、カフェ・ドゥ・シクリステはグラベルレースで2つの挑戦に挑みます。長年続いている女性チームに、Nice Métropole Côte d’Azur Pro Continentalロードレースチームから選抜された4名の男性が加わります。年齢は21歳から25歳。コート・ダジュール周辺に拠点を置く彼らは、UCIロードレースの合間を縫って、その運動能力と集中力をグラベルアリーナに注ぎ込みます。彼らをカフェ・ドゥ・シクリステの仲間に迎え入れることで、私たちは地元の有望な人材に投資すると同時に、ニースのバックカントリーであるグラベルを世界に示すことができるでしょう。もちろん、今回も女性ライダー4名体制でウィメンズレースを応援していきます。 3年目に復帰するのはマリア・グズムンズドッティル。彼女には3名の新しいチームメイトが加わります。レースプログラムに関するニュースと、チームアスリート8名全員のインタビューをお読みください。男性も女性も輝いて！ 2024年レースプログラム今年もチームプログラムはグラベル・アース・シリーズを中心に構成されており、女性ライダーは2022年のRiftおよびTraka（100キロ）で優勝するなど、注目に値する成功を収めています。各チームは、5月にジローナで開催される悪名高いTraka、そして10月に同じくスペインで開催されるシリーズ最終戦のRanxoを含む合計4つのイベントに出場する予定。残りの2つはまだ発表されていません。ウィメンズチームでは、ベテランメンバーのマリア・グズムンズドッティルが、自身の経験をすべて新しいチームメイト3名に伝え、彼らに新たな成功をもたらすよう刺激を与えたいと考えています。トップアスリートである男性選手にとって、学習曲線は間違いなく険しいものとなると思いますが、彼らは皆、競争の激しいグラベルレースのダイナミックな世界で新たなチャレンジに挑むことを熱望しています。 2024年レースカレンダー 16 Feb サンタバレーグラベル・アース・シリーズ、サント・グラゴーリ（スペイン）シーズン開幕を告げる3日間のグラベルステージレース： + 01 May トラカ、グラベル・アース・シリーズ、ジローナ（スペイン）ヨーロッパで最も人気のあるレースであり、素晴らしいコース。 + 15 Jun Wish One、UCIレース、ミヨー（フランス）アヴェロンの中心で行われるUCI世界選手権の予選ラウンド 20 Sep Falling Leaves、グラベル・アース・シリーズ、ラハティ（フィンランド）ノルディックレース。サルパウセルカ国立公園の中心部で行われるグラベル・アース・シリーズ。 12 Oct ランショグラベル・アース・シリーズ、プエンテ（スペイン）グラベルアースシリーズの最強ライダーを決定するシリーズファイナル。 + チームをフォローするニュースレターを購読し、ソーシャルメディアでフォローしてチームの最新情報を是非受け取ってください。登録する

ラ・メゾン

15/01

カフェ・ドゥ・シクリステと新しい年へ

カフェ・ドゥ・シクリステと新しい年へ一年で最も空が暗い季節が終わりました。カフェ・ドゥ・シクリステでは、これからの季節をコート・ダジュールの太陽の光で満たすために懸命に取り組んでいます。グラベルに始まり、新製品やプロヴァンスらしい驚き、山々での世界最高レースまで、楽しみにしていることがたくさんあります。詳細をお伝えすることはまだできませんが、サイクリングカレンダーに載せるべきハイライトやレースを盛り上げるために欠かせないアイテムをいくつかご紹介します。グラベルグラインダー当社ではグラベルへの取り組みをさらに強化しています。最近発表されたグラベルアースシリーズのスポンサーシップに加え、今シーズンは新しいレースチームが誕生します。冬を通して夢に見るように楽しみにしてきました。プレビュー 2024年春夏コレクションアイテムは仕上げが完了。最初に登場するのは、超軽量ウインドジャケットとアメリカ文化からインスピレーションを得たジャージです。上を目指してモン・ヴァントゥ付近で何か特別なことが起こっています。まだ詳細はお伝えできませんが、4月の「禿げ山」での特別な機会にぜひご参加ください。フィレンツェ – ニース特別な機会として忘れてならないのが、今年7月にフィレンツェ〜ニース間の大レース。私たちと一緒にプロライダー達を讃え、独自の「アウトサイダー」バージョンに乗り出しましょう。 #MyAlps 私たちは言葉では言い表せないほどアルプスを愛しています。近場の山々にあるお気に入りのスポットをいくつかご紹介します。#MyAlpsを利用して、あなたのアルプス愛を共有してください。インスピレーションを新たな高みに引き上げて。あちこちで今後12ヶ月以内に後援、参加、または単に鑑賞することのできるイベントを集めています。開催日詳細をチェックして、あらゆるロードから参加してください。サステナブルであること当社の環境への影響と責任への取り組みは、今後もあらゆる活動の中心であり続けます。1% For The Planetとの新しいパートナーシップ、製造プロセスにおける新たな進歩、そして持続可能性に関する大きなニュースを間もなくお届けします。

ラ・ヴィ

14/12

Travel deep: hiking the Mercantour

ディープな旅：メルカントゥールのハイキング旅にはさまざまなスタイルがあります。春と夏は遠くへ、そしてスピード感のある旅が最適です。しかし秋になると、脚を駆使した数ヶ月間を過ごした後でもあり、ディープな旅が良いでしょう。ニースの背後にある高原の奥地には、メルカントゥール国立公園があります。テュリニ峠やボネット峠など、私たちのお気に入りのロードの多くがここを通過しており、どちらも2024年のツール・ド・フランスの最終ステージで登場する場所でもあります。しかし、その地形と公園の規制のため、開発や建設、オフロードサイクリング、狩猟、キノコ狩り、さらには犬さえも禁止されています。マウンテンバイクでもアクセスできない広大なエリアがあります。ここは徒歩でのみ探索できるトレイルおよび峠。私たちはロードの間の空間に関する知識を深めるために、今年最後の日差しの中、季節の終わりのハイキングに出発しました。目的は、公園の中心部にある標高2872メートルの山、モン・ベゴのツアー。その山腹は青銅器時代の岩の彫刻で覆われています。なぜそこにあるのかは誰も知りませんが、これらの隠れた谷は何千年もの間、特別で神聖なものと見なされてきました。登山口から離れると、すぐに静寂と光が私たちを飲み込みます。道路を行き交う車やバイクはなく、清々しい静かな空気と低い角度の太陽があるだけ。ピークシーズンには、旅行者を歓迎する高山の避難所のネットワークが充実していますが、夏が終わって雪が降る前の今の季節には、「驚異の渓谷」で開いている避難所は1つだけでした。しかし、私たちがループを完了するのには十分。避難所で2泊、テントで1泊過ごしました。イタリア国境のすぐ上にある無人小屋には、寝台、毛布、屋根が備えられていました。他に持ち込まなければならないものは、勿論すべて持ち歩きました。数日間の生活は驚くほどシンプル。歩き、食べ、飲み、睡眠をとり、そしてまた歩く。一見出口のないような禁断の圏谷に入り、忘れられた峠に向かって岩場を登る。あるいは急流のせせらぎの横で、カラマツの森が色づくのをみながら下りを歩く。道はどんなに細く分かりにくいものであっても、優しさが感じられます。他の誰かが以前にここを歩いたことのある印であり、終わりが近いどこかで、温かい歓迎、冷たいビール、そして荷物を置く場所があるという希望が感じられます。私たちはその3日半で70キロを歩きました。バイクで3時間走行するのとほぼ同じ距離です。私たちはゆっくりと動き、ゆっくりと考え、ゆっくりと体験し、多くのものを見ることができました。これらのトレイルを数年歩いたとしても、同じものを二度見たり感じたりすることはないでしょう。雨、太陽、雪、影の変化、木々の成長、そして年月の経過を眺めながら探索するには、1つの渓谷でも十分かもしれません。文明に戻ってから短期間のうちに季節は変わり、大きな嵐が再びニースの背後の渓谷を荒らし回りました。これらの山々での生活がどれほど厳しいものであるか、また山々が常に慈悲深いわけではないことを実感し、太陽の下で過ごした日々の思い出を大切にしたいと感じています。もっと読む Ultra Spirit & Anomadventures | ヒューマン・アドベンチャー。ユニークなトレイルランニングイベント「Ultra Spirit」がオート＝サヴォワ県で行われます。チームは3人構成のポイント制。トランスミッション #2 | セルジュ・ラミー＆カルラ・ラミー。サイクリングと家族のつながりに関するシリーズの第2弾は、カルラ・ラミーとセルジュ・ラミーの親子を追った映画です。エティエンヌ・ユベール | カヤックからグラベルへ：アルプス横断。フランス代表チームのカヤックレーサーにとって、夏は激しいトレーニング期を意味し、2023年も例外ではありません。アウトサイダーガイド | モン・シーマのトレイルランニング。利便性はそばにあるだけでなく、私たちの手のひらの中にあり、手首に引っ掛けられて、クリック、ビープ、タップを通じて全てを記録しています。

1% for the Planet: Alexia Barrier and Protecting the Oceans

キャラバン

10/12

1% for the Planet: Alexia Barrier and Protecting the Oceans

1% for the Planet：アレクシア・バリエール＆海洋保護カフェ・ドゥ・シクリステは2年間にわたり、売上高の1%を環境保護に関連するプロジェクト支援に充ててきました。私たちがサポートしているすべての組織はフランスに拠点を置き、環境保護と社会的事業の推進に貢献することに尽力しています。プロセーラー、キャラバンアスリート、そしてコート・ダジュール出身であるアレクシア・バリエールは、「The Famous Project」と名付けられた、100%女性乗組員による多胴船セーリングの世界記録に挑戦する準備をしています。アレクシアによる4myPlanet慈善団体は、私たちが支援している団体の1つです。海を守ることに強い決意を持った女性であるアレクシアは、私たちをVoiles de Saint Tropezのレーシングボートに招待してくれました。今回の訪問は、アレクシアによる仮想現実映画「Ocean 360」の初エピソードリリースと同時に行われ、彼女に4myPlanetの進捗状況について話す機会となりました。 1999年から開催されているVoiles de Saint Tropezは、古典的なボートと現代的な船が集まり、地中海でレガッタを繰り広げるイベントです。アレクシアの多胴船トリマランMOD70は、より伝統的なセーリングヨットの間を滑らかに進みます。豪華な船では乗組員は真剣に黙々と働いていますが、アレクシアのいる甲板では、まったく異なる雰囲気が流れています。ほぼ女性だけの乗組員で構成された、ハッピーな子供たちのグループのよう。船首尾部のリグと同じくらい長い経歴を持つ夢のチーム。ペリゴールの大学に通う彼女らは、世界で最も美しい単胴船が展示されるイベント中にレーシングボートでセーリングするという特別な体験を楽しむために集まりました。「私はVendée GlobeのEゲーム、バーチャル・レガッタで子供たちを指導し、UNSS（全国学校スポーツ連合）に優勝チームを私のボートに乗せると約束しています。子供達は海から遠く離れたところに住んでおり、セーリングの世界に触れたことのない子供たちが、Les Voiles de Saint Tropezの崇高な環境の中で世界を発見できることは本当に魔法のようです。」アレクシアは、UNSS の「ゴッドマザー」になることに同意した理由を次のように語ります。「私は3年間ゴッドマザーを務め、UNSSと協力して持続可能性と環境保護の問題に取り組んできました。私自身も幼い頃、UNSSでスポーツをしていました。たくさんのアクティビティに挑戦したり、友達を作ったりできる場所です。 UNSSでは、アスリート、審判、メディア関係者、またはコーチになるチャンスをつかむことができる、素晴らしい「人生の学校」です。これは私にとっても、The Famous Projectにとっても、そして4myPlanetにとっても何百万ものライセンシーにアピールできるチャンスです。彼らは最初に「Ocean 360」を視聴し、大規模な放送に協力してくれるでしょう。」「Ocean 360」は、カフェ・ドゥ・シクリステのスポンサーシップによって資金提供されている主要プロジェクトであり、海洋とその生物多様性についての教育に特化した仮想現実映画です。「私の目標は、海を守るという課題をフランスだけでなく海外の学校にも伝え、これまで海に触れる機会のなかった子どもたち機会を与えることです。「Ocean 360」では、航海中に水面と水中で何が起こっているのかを説明します。セーリングは口実として使われており、目的はもちろん、この非常にデリケートな環境に対する意識を高めることです。」同映画は今年12月20日に公開され、4myPlanet.frのウェブサイトで見ることができます。また、ユネスコおよびフランスの国立教育を介して配信される予定です。アレクシアは熱心に取り組んでおり、公然とアピールを始めています。「もし教師や国立教育幹部がこの記事を読んだら、私に電話して欲しいと思っています。一緒にやるべきことがあるのですから！」アレクシアは教育と多様性に関連する問題についてユネスコとも協力しています。 4myPlanetは継続的な海洋観測の実行を目的とした、車載センサーの開発に関するいくつかのヨーロッパのプロジェクトに参加し、12年間にわたり研究データの収集に取り組んできました。女性乗組員のみによる世界記録の探求に従事する2隻の三胴船「The Famous Projec」には、同センサーが装備されます。効率的なソーラーパネル、エタノール電池、水素を通じ、アレクシアのボート上での再生可能エネルギーの利用を改善するための重要な作業も進行中です。これらの技術は、最終的には公共および海洋産業の商業目的で使用できるようになります。ローマは一日にして成らずと言われますが、アレクシアは活動は長期的なものであると確信し、いかなる状況においても警戒を緩めてはならないと強く主張しています。彼女は、そのエネルギーと信念を海洋環境の保護と教育に活用できる大きな可能性を秘めており、カフェ・ドゥ・シクリステは敬意を表し、引き続き支援に努めていきます。 READ MORE 1% For The Planet. 1% for the Planet is a step on the path to making our business started on the Côte d’Azur give back to the natural world. 1% for the Planet - Alexia Barrier. We spoke to our Caravan ambassador and professional sailor Alexia Barrier about her 4myplanet enterprise and how Café du Cycliste will be contributing to her future projects through 1% for the Planet. 1% for the Planet Action | WINGS OF THE OCEAN. Established in 2018, Wings of the Ocean aims to clean up coastlines and raise public awareness of environmental issues and pollution. Alexia Barrier: Repair-Café. When Alexia suggested the idea of organizing a Repair-Café to us, we jumped at the idea. The principle: fix things, don’t chuck them away and replace them if unnecessary.

コレクション

09/11

HELOISE LOOKBOOK

CAFÉ DU CYCLISTE GRAVEL TEAM | THE 2023 SEASON REVIEW

コレクション

08/11

CAFÉ DU CYCLISTE GRAVEL TEAM | THE 2023 SEASON REVIEW

映画

08/11

CAFÉ DU CYCLISTE X BERNOT CAPS

Etienne Hubert | From Kayak to Gravel: Traversing the Alps

キャラバン

01/11

Etienne Hubert | From Kayak to Gravel: Traversing the Alps

エティエンヌ・ユベール | カヤックからグラベルへ：アルプス横断フランス代表チームのカヤックレーサーにとって、夏は激しいトレーニング期を意味します。 2023年も例外ではなく、オリンピック予選が夏に開催され、肉体は酷使され続けました。ベテランカヤックレーサーでありキャラバンアスリートでもあるエティエンヌ・ユベールは、9月は少し休みを取りますが、エンジンを動かし続ける月でもあります。エティエンヌ・ユベールが欠かさないバイクパッキングトリップを企画する時期なのです。彼は、バイクでの過酷な冒険、そして友人と共に大自然で過ごす時間なしには夏を終えることができません。いくつかのプロジェクトが候補として挙げられましたが、深刻な地滑りでパリ～トリノTGV路線が運行不能になったということがなければ、最終的に選択されたのはトリノ～ニース路線だったでしょう。代替案として、アルプスのサン・ジャン・ド・モーリエンヌとコート・ダジュールのニースを結ぶ壮大な旅が計画されました。難易度はそれほど高くありませんが、距離600キロ、標高16,000メートルのコースであり、ライダーは挑戦する決心を持って挑む必要があるでしょう。エティエンヌ・ユベールには、人々を団結させる素晴らしい能力があります。さまざまな背景を持つスポーツマンを集め、彼の（時には空想的な）冒険に乗り出します。最初のWhatsAppグループメッセージには、好奇心旺盛な約20人が含まれており、開始までに10人以上が実際に参加することになりました。初心者の中には、バイクや装備を購入するのに数週間かかる人もいます。それはエティエンヌがどれほど説得力があるかを示しています。5人のカヤック世界チャンピオン、プロサイクリスト、元中距離アスリート、その他さまざまな職業の冒険家が参加しています。このグループは独自の地位を保ち、それはライドが始まっても保たれるでしょう。無敵のグループ、と呼べるかもしれません。サン・ジャン・ド・モーリエンヌの平らな工業地帯は鉛のような暑さで、旅の始まりとしてはあまり美しい場所ではありません。しかし、私たちのプロトンをヴァロワールに導くはずの砂利道が地滑りに見舞われてしまったのです。オフロードの冒険が本格的に始まるのはガリビエ峠。耳の高さまで荷物を積んだグループが頂上に到着するユニークな瞬間です。標高2,600メートルを超えるロシーユ保護区に続く道には、ポワント・ド・セルセス (標高3,098メートル) の有名な小塔がそびえ立ち、すでに翌日の地形の雰囲気を感じさせます。バイクを押しながら徒歩で2～3キロの距離を進み、雄大なネヴァッシュ渓谷に到達するために、ガリビエとロータレロードを避けなければなりません。ここはクロスカントリースキーのメッカであり、チベットの祈祷旗がはためき、川がきらめく静かな空気が漂っています。ブリアンソンとは明らかに対照的。数時間後にグループはイゾアール峠とアグネル峠に突入する前に「文明」に短期間帰還するために到着。この2日目の終わりに、アニネル峠は野営地となります。おそらく最良のアイデアではないかもしれませんが、標高2500メートルの夜は涼しく、パックをできるだけ軽くするために薄めの寝袋を選んだ場合は、肌寒いくらいでしょう。しかし、それが冒険にはつきものです。翌日は逆に暖かくなるので心配ありません。 3日目はイタリア、チェ・ベラ。午前10時ですが、すでに太陽が最大限に燃えているように見えます。凹凸のある道はバイクから余分な持ち物を振り落としてしまうので、パニアに入らないものはすべて収納。ビーチサンダル、ライト、インナーチューブなど。プロトンの後ろには紛失物のコレクションが整理されていますが、問題ありません。今日もアイスクリームは美味しく、グループは谷底を行ったり来たりを繰り返しながら、4 日目のルートの主な見どころである「リトル・ペルー」に到着します。グループには冒険家や世界中を旅したアスリートなど、地理的発見が初めてではない人もいますが、リトル・ペルーはビッグ・ペルーと同じ集団的な驚きを引き起こします。アンデス山脈のように、未舗装の道路が横切る高度に高原があり、たとえそこに続く道が困難極まりないとしても、絶対に訪れるべき崇高な場所だと言えるでしょう。自然の摂理と同様に、大きな努力はほとんど報われるのです。 5日目、ヴィア・デル・サレ。旅の中で最も長い一日。厳しい挑戦が果てしなく続くように感じます。尾根を通る軍用道路がフランスに戻る同地では、砦と兵舎の遺跡が続いています。多くのサイクリストやハイカーはドン・バルベラ保護区で止まりますが、我らがグループは1300メートル下流にある、さらに数キロ進んだタンド峠で休憩。結局暗闇の中での到着となりますが、排水された川の底でバーベキューをし、旅の最後の部分の燃料として大量のタンパク質を摂取することが、この瞬間の純粋な目的。明日は海が見えてくる予定で、ペダルを回す意欲も増すでしょう。テントの手配にはそれぞれ時間がかかります。日が経つにつれて出発時刻は遅くなり、今週土曜日の朝、グループがタンド峠の通りを出発するのは午前10時。予定されている一日は長く、ライダーたちは出発の遅れを埋め合わせなければなりません。最後から２番目に脚疲労に見舞われた日でも、パスでのライドは激しく、グループ内に競争心は失われていないことを示しています。クライムであろうが下降であろうが、戦いたいという欲求が明白に感じられます。もはや戦士たちのDNAに組み込まれているようです。旅は合宿とも言えるでしょう。マントンの上に位置するサン・アグネス村は、終わりの始まりを示しています。明日彼らはニースに到着予定。チームは、マドンヌ峠に続く道のふもとにあるロータリーにある、村で唯一の水場に狙いを定め走り出しました。ここが最後のキャンプスポットになります。かなり違和感はありますが、効果的で実用的です。レストランは、グループが今晩自分たちの店で食事をすることを了承してくれましたが、清潔なTシャツを見つけるのは難しいでしょう。レストランは素朴で、テラスに到着したばかりの11人の男たちはさらに素朴です。食事はボリュームたっぷりで、素晴らしい夜となりました。明日、ニースへの短い40キロメートルの道のりは、パレードのような祝賀となることが予想されます。今週日曜の朝、グループが飛び込む地中海の温かく澄んだ水にはご褒美のよう。6日前の初登山以来誰もが夢見てきた瞬間です。まるで数週間の冒険をしたかのような感覚。帰りの電車に乗る時間が近づくと、サングラスが涙で赤くなった目をいくつか隠します。友人同士の冒険の旅は、思っているよりもはるかに深みがあるのです。予期せぬ喜びと誇りの感情を引き起こし、すぐにでも再度挑戦したいという自発的な強い欲求を引き起こします。もっと読むエティエンヌ・フーベルトのスポーツライフ。早朝6時27分にパリ東端にあるエティエンヌ・フーベルト宅に到着。プロのカヤック選手でありキャラバンアスリートである彼は、パリ最大の公園ヴァンセンヌの森近くに住んでいます。今日は止まることのないスポーツマンとしてのトレーニングとその姿を追っていきます。もっと読むトランスミッション - ギヨーム・ネリー. サイクリングは贈り物です。道でペダルを踏むことを初めて教わったときから、感謝の気持ちを込めて腕を上げてゴールラインを越えるまで。多様なルート - バルカン半島のバイクパッキング。フリーダイビングチャンピオンでありキャラバンアスリートのギヨーム・ネリーと彼のパートナーが、南ギリシャから彼らの故郷ニースへとライドします。 1％ For The Planet - アレクシア・バリエール氏。キャラバンアンバサダーでありプロセーラーであるアレクシア・バリエール氏の事業4myplanetと、カフェ・ドゥ・シクリステが1% For The Planetを通じて彼女の将来的プロジェクトにいかに寄与するかについて語りました。

Ultra Spirit & Anomadventures | A Human Adventure

ラ・メゾン

Ultra Spirit & Anomadventures | ヒューマン・アドベンチャーカフェ・ドゥ・シクリステ主催 Ultra Spiritは、レースするだけではなく、チームワーク、持続可能性、経験に重点を置いた他に類を見ないウルトラ・トレイルです。カルリーヌとフランソワ・ダンヌのカップルがこのイベントの発案者であり、今年で2年目となります。 100キロを超える3日間の「ヒューマン・アドベンチャー」であるUltra Spiritは、オート＝サヴォワアルプスのボーフォルタン山塊で開催されます。3 人のランナーからなるチームで構成され、タイムではなくポイントを獲得して競います。試合の進行には遊び心があり、競争は友情と楽しみ、ランニング、ウォーキング、クライミング、大笑いの瞬間で構成されています。カフェ・ドゥ・シクリステアンバサダーのトムとアヌッシュ、別名 Anomadventures は現在、Ultra Spiritや他の多くの企業が参加する『Ultra Naturel』というドキュメンタリーを編集中です。ウルトラランニングとアドベンチャー世界が主題。映画の公開に先駆けて、今年のUltra Spiritに関するレポートをお届けします。ヒューマン・アドベンチャー私たちは、フランソワ・ダンヌが主催するユニークなトレイルイベント、Ultra Spiritに夢中になって3日間を過ごしました。目的はアウトドアスポーツの進化に関する2番目の映画『Ultra Naturel』を作成すること。このイベントのユニークさに焦点を置きました。順位を決める1日レースではなく、Beaufortaiの高度な技術を要する地形で総距離約100キロを3日間かけてトレイルランニングするイベントです。一日中アクティビティがあり、ボーフォールの標高2000メートルを超える高地での野宿は、私たちがまだ発見していなかった特別な体験。晴天の金曜日にGymnase de Beaufort,に到着。私たちは知りませんでしたが、このイベントは本当にみんなを一つにしてくれました。ベルギーの山岳レース愛好家から、世界チャンピオンであるケイティ・シデ、カミーユ・ブリュイヤス、そしてもちろん今年のUTMB優勝者のジム・ウォルムスリーといった偉大な存在まで。食事を共にした世界最高のランナーの皆さんの仲の良さと謙虚さにとても感銘を受けました。そして、それが何の食べ物だったかも記しておかなくてはなりません。随所に郷土料理へのこだわりがあり、イベントは全て楽しめる内容でした。私たちは撮影だけでなく参加することも目的だったため、土曜日に丸一日にわたるトレイルランニングに出発。初雪の気候から始まり、変化に富んだ丘陵地帯や技術的な地形を約40キロにわたってカバーするBeaufortainの本格的なツアーの始まり。軽食ステーションでは、元気の出るスープと共にアコーディオン演奏を堪能。トレイルでは、参加者と非常に興味深いディスカッションを交わし、世界最高のトレイルアスリートたちと並んで走る機会を得ることができました。ルートをマークし、グループ間を行き来する責任を負っていたフランソワも参加。雰囲気は常にフレンドリーで、いつも予期せぬ出会いがありました。私たちはキリアン・ブロンやミシェル・ランなどのレジェンドに会い、スポーツと競争の意味について興味深い会話を交わしました。アウトドアスポーツにおける自然とのつながりの重要性、そしてこのイベントではモバイル機器の使用が禁止されており、ベースキャンプへの持続可能な移動についても会話は広がりました。日曜日には、すでにボーフォールに戻り、キャンプの向かい側にあるピエラ・メンタから昇る日の出を楽しむ時間になっていました。 2日間のレースで体は疲れていましたが、相変わらずお祭り気分。ミシュランの星を獲得したシェフ、ジャン・シュルピス氏が、積雪10センチのフォルクラ峠の頂上での朝食を担当。それは魔法のように時代を超越した光景でした。もちろん、ウルトラトレーラーも他のみんなと同じようにビールを飲んで大騒ぎ。ビールを飲みながら丘を駆け上がるゲーム、ビール・マイルで大盛り上がりを見せました。ムードと友情が私たちを後押ししてくれました。これまで山中を長距離走ったことがなかった私たちが、不可能に思えたタスクを全うしたと言えるでしょう。しかし全員がそれを実行し、効率的かつスタイリッシュにエネルギーを補給するのを見て、ゲームは完全に変わりました。人間の体は思っているよりもずっと長く歩いたり走ったりすることが可能なのです。かといって複数の痛みに悩まされなかったというわけではありませんが。幸いなことに、カフェ・ドゥ・シクリステが美しいトレイル・アパレルをデザインしていることも皆に知らせることができました。私たちのオレンジ色のジャケットがレースで最も目立つ存在となり、アドベンチャー中に行われたすべてのドローン撮影で簡単に見つけられたのはラッキーでした。ブランドカラーを誇らしく掲げて！このイベントで撮影した映像は格別なもので、編集を始めるのが待ちきれません。カフェ・ドゥ・シクリステは、このユニークなプロジェクトを通じて私たちをサポートしてくれました。彼らの協力に改めて感謝します。 READ MORE アウトサイダーガイド | モン・シーマのトレイルランニング。利便性はそばにあるだけでなく、私たちの手のひらの中にあり、手首に引っ掛けられて、クリック、ビープ、タップを通じて全てを記録しています。マヨルカトレイルランニングガイド。サイクリストだけでなくランナーにとっても、タフでやりがいのある場所だと言えるでしょう。ランニングシューズを履くだけで、地中海の真ん中にあるこの魅力的な島を探索することができるのです。ランパッキングで巡る、ニース・コート・ダジュールのルート - UTMB。 8月に、世界的に有名なオフロード100マイル・レース、ニース・コート・ダジュール - UTMBのルートの一部を、メルカントゥール山脈を通って走りました。今月のライド：アイアンマン世界選手権2023のルートに沿って。通常ハワイで開催されるアイアンマン世界選手権2023年大会が、コート・ダジュールのリヴィエラで開催されました。

Ultra Spirit & Anomadventures | A Human Adventure

コレクション

ボネット山頂 | ラストオーダー標高：2082メートル | 総距離 25キロ高アルプスがラストオーダーの鐘を鳴らし、冬に向けて重い扉を閉めるとき、渓谷を通して無限の音が響き渡ります。閉店時間の前には、最も気高い地元の人々にスタイリッシュにお別れを告げることが重要です。ニースは、素晴らしいロードや峠があり、そしてヨーロッパで最も高いところにある舗装道路から目と鼻の先にあるという恵まれた環境にあります。ボネット山頂を、側にあるボネット峠と混同しないでください。海抜2802メートルにある山頂は峠より少し高いところにありますが、ライダーが「もう十分だ」と判断して見落とされるのではなく、単純に見逃されることがよくあります。しかし、雄大な山々で満ち足りることはありません。さらなる高みを目指す野心を持つ人は、間違いなく山頂をリストに加えることでしょう。ニースから麓まで車で2時間、メルカントゥール国立公園内にあるこの巨大な山は、来年のツール・ド・フランスに含められる予定です。世界最高峰のレースがアルプ＝マリティームで最高潮に達し、プロムナード・デ・ザングレに沿って終了します。 10 月にヨーロッパの最も偉大な地形を走ると、たとえ脚が悲鳴を上げていても穏やかな気持ちになります。秋の見事な色彩は、やがて訪れる雪と暗闇への静かな前奏曲として響きます。この素晴らしいルートは、ウバイ渓谷とティネー渓谷（私たちがいる場所）を結んでいます。また、フランスとイタリアの国境に近いということは、この道がプロのバイクレーサーの戦いを超えた重要な歴史と重みを持っていることを意味します。レストフォンの北側にある古い兵舎が示してくれるでしょう。サンテティエンヌ・ド・ティネを出発し、120分間車に座っていると標高の高さからの影響を感じるので、バーやレストラン、寝ている猫の前を通り過ぎてギアを回転させます。この季節も終盤、山の風が骨にしみるよう。ありがたいことにジャケットとジレが手元にあります。ヘアピンカーブで行ったり来たりし、脚と肺を温めていると、クライムが始まります。間もなく、雄大な高アルプスが目の前に広がり、自然が世界最高の生きた芸術家であることが再び証明されます。険しい斜面、荒れ果てた山頂、マーモットと呼ばれるふわふわした小さな生き物の甲高い鳴き声があり、まさにメルカントゥールの中心にいるような感覚。ゴールド、レッド、グリーンのゴージャスな秋のカラーパレットは、ピカソを二度見させるのに十分です。登山中ずっと見かける車はほんの数台で、この時期にニースとモナコの間の雪庇に沿って走っている素晴らしさを考えると信じ難いとも言えます。標高2000メートルをあっという間に通過し、一旦コル・ド・ラ・ムティエールにそれると、地形はさらに荒れ、斜面はさらに急になります。今こそ、すべてを吸い込み、山の静けさを楽しみ、頂上を目指して努力を続ける時。まばらな森林は信じられないほどの景色へとあなたを解放し、誇らしげに存在する山頂を見ることができます。 1962年と1964年に、フェデリコ・バハモンテスはこの巨大な峠を越えてツール・ド・フランスのステージをリードしました。このスペイン出身ライダーはトレドの鷲として知られていました。ここでは、地上から離れることなく飛行することに限りなく近い感覚を味わうことができるのです。このような場所では、自分の精神に身を委ね、風景を実際に感じることができます。ラ・ムティエールの頂上に到着すると、500メートルの短い下り坂で別の砂利道に入り、3キロメートルのクライムへ。スリムなロードタイヤでも走行可能です。ただし、この道を登る予定がある場合は、フープに力が入りすぎないように注意してください。トラックはボネット峠の北斜面（ジョジエ側）に出て、そこからさらに2キロ登ります。ヨーロッパの屋根のような場所を見つけるために、ボネット山頂へ。その景色は、ここまでの道と同じくらい息をのむような美しさ。私たちは落ち着いてセルフィーを撮り、そして静かにすべての瞬間を受け入れるのに数分間かかります。次のご褒美は、もちろん今シーズン最初のホットチョコレートまでの25キロの下り。これほど甘いラストオーダーがあったでしょうか。 READ MORE CLASSICS CHALLENGE：パリのプロムナード。凱旋門から数メートルのところにあるKM0バイクショップには、毎月300人のパリ拠点のサイクリストが集まります。グループで100～200キロを走行するというシンプルなアイディア。今月のライド：アイアンマン世界選手権2023のルートに沿って。通常ハワイで開催されるアイアンマン世界選手権2023年大会が、コート・ダジュールのリヴィエラで開催されました。今月のライド：2024年ツール・ド・フランス第20ステージ。 2024年7月に行われるツール・ド・フランスは史上初めてパリをゴールとせず、我々の故郷ニースがフィニッシュラインとなります。 ROTM：パリのスピードと光アニエスべーとのコラボレーションによる新しいアイテムに加え、夏の長いライドに最適なカフェ・ドゥ・シクリステのシグネチャーパフォーマンスピース2点がリリースされました。

TRANSMISSION #2 | Serge and Carla Lamy

ラ・メゾン

26/10

Cime de La Bonette | Last Orders

1% for the Planet Action | WINGS OF THE OCEAN

コレクション

25/10

1% for the Planet Action | WINGS OF THE OCEAN

コレクション

23/10

LOOKBOOK ATELIER

ルックブックアトリエアトリエは、想像力がテクノロジーが融合し、海と空が交わる場所。カフェ・ドゥ・シクリステが表現力を最大限に広げ、デザインの限界を試す場所。アトリエは、少量生産される最高品質のユニークで大胆なウェアおよびアクセサリーコレクションです。 2023年秋冬アトリエコレクションでは、レースグレード素材とパーツを取り入れ、ロードやアドベンチャーに向けたユニークなスタイルが印象的なスペシャルエディションパフォーマンスアイテムが登場します。 2023年秋冬アトリエコレクションは、美しさと強さを誇る宝石、オニキスの微細な断面を着想源としたパターンを特徴としています。同デザインは3つのスタイルに用いられています。アレキシン：スピード感と保護性の高い長袖ジャージ。ガエラ：超軽量なパッカブル防風ジャケット。イネス：Polartec® Alpha® インサレーションを内蔵した新しい防風ジレ。アトリエは、レースグレードの機能性とスタイルを兼ね備えた、永遠のアウトサイダーのためのアイテム。アトリエはあらゆるライドに対応する、大胆な美学を備えたデザインです。 1. イネス, メンズインシュレーションジレ, オニキス; ギャバン, シングルレンズパフォーマンスサングラス, クリスタルグレー 2. イネス, ウィメンズインシュレーションジレ, オニキス 3. ガエラ, ウィメンズスーパーライトジャケット, オニキス 4. アレキシン, ウィメンズライトウェイトジャージ, オニキス; イネス, メンズインシュレーションジレ, オニキス; セシル, ウィメンズサーマルビブショーツ, ブラック 5. アレキシン, メンズライトウェイトジャージ, オニキス 6. イネス, ウィメンズインシュレーションジレ, オニキス; アレキシン, メンズライトウェイトジャージ, オニキス 7. ガエラ, メンズスーパーライトジャケット, オニキス 8. イネス, ウィメンズインシュレーションジレ, オニキス; アレキシン, メンズライトウェイトジャージ, オニキス; ガエラ, メンズスーパーライトジャケット, オニキス; マリー, ウィメンズウインタータイツ, ブラック 9. アレキシン, メンズライトウェイトジャージ, オニキス 10. アレキシン, メンズライトウェイトジャージ, オニキス; >イネス, ウィメンズインシュレーションジレ, オニキス; ガエラ, メンズスーパーライトジャケット, オニキス; ロードサイクリングシューズ, パフォーマンスサイクリングシューズ, Wホワイト

ラ・メゾン

18/10

LOOKBOOK | ICELAND AW23

ルックブック | 2023年秋冬コレクションアイスランド無限のロード秋の海に太陽が沈み、葉が揺れる。夏の恵みに満たされた景色、涼しい風と金色の光。ひとつの扉が閉まり、新しい扉が開く。前進するのみ。勇敢な心と研ぎ澄まされた脚で新しいシーズンへ。冒険の音、ジャズ・トリオ、交響曲。自分に合う音楽を創造して。夜に安らぎを求めても、動きは止めないで。ランタンに火をつけ、道具を鋭く保つ。どこにいても、強い精神で。どこまでも続くトラック、無限のロード。新シーズン、新チャプター。シグネチャースタイル、より遠くへ。 1. フォスティーヌ, メンズエアチャンネルジャージ, フォレストグリーン; フォスティーヌ, ウィメンズエアチャネルジャージ, サンドストーン 2. シュゼット, メンズレインジャケット, レモンクローム 3. ペトラ, ウィメンズスーパーライトサイクリングジャケット, フューシャ; ロレーヌ, ウィメンズエアチャネルジャージ, チョーク 4. アイリス, ウィメンズライトウェイトジャケット, ネイビー; ギャバン, シングルレンズパフォーマンスサングラス, クリスタルグレー 5. コリーヌ, メンズテクスチャードジャージ, チョーク; ペトラ, メンズスーパーライトジレ, グルナ 6. ソランジュ, メンズフリースジャージ, ネイビーグリーン 7. シュゼット, ウィメンズレインジャケット, バーントヘーゼル; ロードサイクリングシューズ, ホワイト 8. オンディーヌ, フリーストップ, ダークグリーン 9. パスカリン, ユニセックスサイクルシャツ, ヘナ 11. アルベルティーン, ウィメンズサーマルジャケット, チョークアスター 10. マリー, メンズウインタータイツ, ネイビー; ソランジュ, メンズフリースジャージ, ネイビーオレンジ

LE PILGRIMAGE | DE SAINT ROCH | A GRAVEL JOURNEY INTO THE ALPES

ルーラー

13/10

LE PILGRIMAGE | DE SAINT ROCH | A GRAVEL JOURNEY INTO THE ALPES

巡礼 | サン・ロック | アルプスへのグラベルジャーニー「私は人の言うことを恐れません。巡礼者になるために昼も夜も労働を苦としないのです。」「Le Pilgrimage」の第一回目は、9月中旬にオート・アルプ、エクラン山塊の小さな村、ピュイ・サン・ヴァンサンから出発し、幸先の良い状況で開催されました。このプレミアエディションでは、カフェ・ドゥ・シクリステが公式パートナーとして参加しました。サン・ロックは、地上で「そびえ立つ山々や緑豊かな渓谷」を旅したと言われている聖地巡礼の守護聖人。彼はとても善人であったという話もあり、Le Pilgrimageが重視する素晴らしいライドと陽気な雰囲気にふさわしいと言えるでしょう。総勢22人の巡礼者が、アルプスの最も息を呑むような地形を巡る旅に出発し、精神的、肉体的な限界を突破し、新しい友情を育みます。精神的な試練とヨーロッパのグラベルにおける神々への賛辞、そしてバイクでの幸福の追求。彼らはそこに神を発見したのでしょうか？タフな脚が継続するように、神頼みをする必要はあったようですが。 4日間のグラベルジャーニーは、イベントのベースキャンプであるChalet AlpeLuneから往復する3つのセルフサポートステージで構成されており、ライダーの1 人は、ニースのカフェ・ドゥ・シクリステ本社に所属する専属ルーシー・ドゥニ。巡礼者の前進私はかなり軽い気持ちでこのイベントに参加することを決めました。地図やクライム距離、走行距離を示す数字をあまり詳しく見ずに。イベントのコンセプトに魅了されていたのです。山の中心部、つまり「山頂の聖域」を少人数で走るかなり親密な雰囲気のイベントで、くつろげることは間違いないだろうとは思っていました。サドルに乗っている時間が長ければ長いほど、より幸せに感じられるので、バイクに乗っている時間は素晴らしいものでした。悪天候時や脚が疲労する時もあったにもかかわらず、次から次へと峠を越えます。チェックポイントではいつも温かい歓迎があり、Chalet AlpeLuneに戻る道のりでは、おいしい食べ物を食べたり飲んだりしながら雑談したり、夢を語り、グラスを鳴らしたりしながら、私たち全員が同じ時間を共有しました。巡礼者として完結した人も、程遠い人も含めて全員そこにいることは確か。皆で来年の日程を決めました。 1日目ステージ 1 - 119キロ / 3,510メートルヤヌス砦のチェックポイント（古い軍用道路にあるブリアンソン周辺の砦の 1つ）初日は予想どおり、私たちは皆、雄大な環境、山の空気、そして初めての顔ぶれに興奮し、子供な心持ちで出発しました。途中、ブリアンソンにおいしいパン屋さんがあり、そこでピザ、パン・オ・ショコラ、コーヒー（もちろん必須）を食べて、それぞれのペースで解散しました。このようなライドでは、良いペースが重要です。最初のクライムは急勾配で、旧道の林の中にあるトラック。上まで登っていくと、遠くに旗がはためいている小さな地点が見えます。チェックポイント、そこが私たちが目指す場所。しかし、私の巨大な10-50カセットにはスプロケットが1つだけ残っていることがわかりました。 2日目ステージ 2 - 131キロ - 3,010メートルガリビエ峠 + ラ・クラレ渓谷ホットコーヒー、パイ、小さなオムレツ、ケーキ、さらにコーヒーを持って、ルプル・デ・ドラエールと呼ばれるチェックポイントに到着。暖炉もあり、クロックスの靴は必須。丘陵での初日のリズムに体が慣れるのは大変で、雨と霧の中のガリビエ峠のクライムはタフでした。ひたすらペダルを踏むことに集中。この時点で私は孤独を感じ、ルートパートナーであるマシューの姿はほぼ確認することができません。しかし、頂上では大雨の中でも営業中のレストラン前にバイクが置かれているのが見えました。素晴らしい救い。厳しいクライムを終えた後は、満面の笑みがこぼれます。コーヒーを1～2杯飲み、スニッカーズを頬張る。それしか残っていないのです。高価な防水手袋を購入する人もおり、向かい風で降下しなければならないため、賢い選択だと言えるでしょう。その後、湖と広大な自然の道のりを前進。風が強く吹いていますが、気にしません。私たちはチェックポイントに到達するために、長距離の歩道に沿って歩いたり走ったり、別名「バイク＆ハイク」をしなければなりません。 3日目＆4日目ステージ 3 - 250キロ / 3,700 メートルセール・ポンソン、ウバイ、テュネル・デュ・パルパイヨン通過すべきチェックポイントは、標高2600メートル以上に位置する軍の工兵によって掘削された2つの谷の間にある神話上の場所、テュネル・デュ・パルパイヨン。フランスアルプスで4番目に高い峠です。サドルバッグを持った2日間のツアーで、私たちは他の巡礼者たちとともにバルセロナ近くの避難所を予約し、夕方に集まって一杯のスープとワインを飲みながら一晩いびきをかいて過ごすことができました。初日は起伏の激しい森の中を登り、最初の下りでは厳しい傾斜がありましたが深刻なものではありませんでした。のんきで遊び好きな子供たち、それが私たち。フランスでは日曜日だったので、いくつかの水を補給する場所はありましたがコーヒーはありませんでした。人里離れた場所で、私たちは大規模なピクニックをしているグループに会いました。自家製のリンゴジュース、新鮮な水、ケーキを提供してくれたのです。彼らは笑い、私たちに質問し、幸運を祈ってくれました。一日の終わりに避難所で仲間たちと会い、彼らと一緒にその夜のホストのところへ向かいます。私たちは8頭の獰猛なパトゥス（大きな牧羊犬）に食べられそうになりましたが、犬の扱いに慣れているマシューがうまく対応してくれました。夕方には、地元のチーズや肉の盛り合わせがテーブルに並びます。疲れと酔いが回り、明日の最終ステージである待望のマジックスポット、テュネル・デュ・パルパイヨンに乾杯。私たちは全身に痛みを感じながら目覚め、外がまだ暗いうちにスライスしたパンにジャムを塗ります。仲間のうち2人は、予報されている雷雨から逃れるために午前4時にすでに出発しました。勇敢な残りのメンバーは、テュネル・デュ・パルパイヨンまでの長い道のりが待っています。前進するのみ。バルスロネット村ではパン屋に立ち寄ります。遭遇したベーカリーはこれだけなので、最大限に活用したほうがよいでしょう。他の巡礼者の中には街で夜を過ごした人もいたので、すれ違い自然と別々の道へ進むことになります。現在午前8時。少なくとも午後 1 時までには頂上に到着する予定。一度頂上に着くと、クライムの辛さも雨も泥もすべて忘れてしまいます。忘れられない素晴らしい景色。主催者であるサイモンが灯した避難所の火のそばに集まる友人たち。周りには笑顔、勝利、美しさが溢れています。そして、2匹の大きなパトゥスの子犬は、巨大な従兄弟たちよりもずっと人懐っこく、私たちに抱きつこうと付いてきます。嵐は近づいてきましたが、頂上へつきました。雷が鳴り響き、雨が強まったので出発しなければなりません。山の寒さを感じないように、雨が入らないように、着るものはすべて着込みましたが、長い下りは容赦しません。結局ずぶ濡れになりました。さらに80キロ進むと、サン・ロックにあるAlpeLune Chalet Mountain Hotelベースキャンプに到着します。巡礼者仲間の歓迎、羊飼いの鐘、抱擁、そしてパスタ一皿。巡礼者の皆さん、また来年お会いしましょう。もっと読むソフィー・ガトー | アルデンヌのアドベンチャー。森林と険しい谷、緑豊かな牧草地のある泥炭湿地、岩だらけの断崖のある荒野、そして古代の石造りの村がある複数の川が交互に存在する地域。ザ・セブン - 3人のライダー、7つの山、24時間。永遠のアウトサイダー精神を掲げた夏のアドベンチャー。涙と笑いが混じり合う、記憶に残る体験。ランパッキングで巡る、ニース・コート・ダジュールのルート - UTMB。 8月に、世界的に有名なオフロード100マイル・レース、ニース・コート・ダジュール - UTMBのルートの一部を、メルカントゥール山脈を通って走りました。今月のライド：アイアンマン世界選手権2023のルートに沿って。通常ハワイで開催されるアイアンマン世界選手権2023年大会が、コート・ダジュールのリヴィエラで開催されました。もっと読む

SOPHIE GATEAU | Adventure in the Ardennes

ラ・ヴィ

04/10

SOPHIE GATEAU | Adventure in the Ardennes

ソフィー・ガトー | アルデンヌのアドベンチャーフランスの南部を襲った2023年夏のヒートウェーブは、結果的には恵みとなりました。プロヴァンサル山脈での最初のバイクパッキングプロジェクトは、奥地のトレイルを発見するアドベンチャーというよりは、炉の中をわたるようなものでしたが。そこで、チャンネルを切り替え。蝉の軍団にお別れを告げ、フリットに挨拶。夏はベルギーで過ごすことに。長年にわたり、私はいつかライドするルートのヒットリストを作成してきました。素晴らしいサイトbikepacking.comのおかげで、ベルギー南東部の山林に囲まれた366キロにわたるオフロードトレイルを見つけたのです。このルートは「アルデンヌ・アルバレート」と呼ばれており、作成者のケビン・マクテリンクスは、このルートがライドの核心であるアドベンチャーに即突入すると記しています。私たちは2段階のアプローチを選択。フランスとベルギーの国境に近いシャルルヴィル・メジエール駅まで電車に乗り、ムーズ川の岸辺に沿った長いサイクリングパスを通ってアルデンヌ山塊に近づくルート。その先に何が待っているかを見極める時間を稼ぐ方法でもあります。まるでトラクタービームに捕らえられたかのように、私たちを丘の方へ導いていきます。雰囲気はよく、観光客は少なく、景色は素晴らしく、気温は穏やか。物質的に言えば、フランスとベルギーの国境はもはや存在しないため、私たちは石だらけの小道の曲がり角で国境を越えます。私たちが異国に入ったことを示すのは、車のナンバープレートだけ。しかし、歴史は常に存在します。アルデンヌは2つの世界大戦で激しい戦闘の舞台となり、沿道に並ぶ記念碑や防衛施設は常に人類の狂気と怒りを彷彿させます。しかし、人類は破壊するだけでなく創造も行い、誰かが作成した軌跡をたどることは興味深い体験だと言えるでしょう。私たちは作成者が見事に作り上げたミステリーツアーに身を任せました。予想を裏切るルート選択の展開を不思議に感じながら。疑いを捨て、瞬間を楽しむのみ。アルデンヌ・アルバレートは、美しい起伏に富んだ森の小道、車の通らない小さな道、そして多少困難を伴いながらも二輪で問題なく横断できる一列縦走のトレイルが混在しています。アルデンヌという名前はケルト語に由来し、「暗くて深い」という意味を持つと言われています。この用語は、私たちが横切る鬱蒼とした森や、あちこちの風景を貫く黒いスレート崖を明確に言い表しています。単なる人間には侵入できないように見えるこれらの山塊に、古代の伝説と魔法の生き物が住んでいる土地を想像。森林と険しい谷、緑豊かな牧草地のある泥炭湿地、岩だらけの断崖のある荒野、そして古代の石造りの村がある複数の川が交互に存在する地域。この地域にはキャンプ場もたくさんあり、そこでは地元の美味しい食べ物が紹介され、常に地ビールが楽しめます。ベルギーに行ったことがある人なら、1平方メートルあたりの醸造所数が膨大であることに気づくでしょう。最も印象的で非常に爽快な体験。私たちのバイクには、最も困難な道でも走破できるタイヤが装備されており、パニアは急勾配な道でも操作性を維持できるように軽量に保たれています。ペースは意図的に遅く、出会う田園地帯を楽しみ、味わうことができるように、1 日あたり70～80キロを超えないように設定。私たちは急ぐことなく8日間でトレイルを完走し、またいつか再度挑戦したいという願望を抱きながら帰路につきました。 READ MORE オーヴェルニュの火山ツアー。人間より牛の数が多いオーヴェルニュ地方をSophie Gateauがカメラ、テント、ナイフ（オーベルニュチーズを堪能するために）と共にバイクで旅をします。セーヌ川トレイルを刻む - ソフィー・ガトー。川は旅への招待状であり、無数の物語を秘めた爬虫類の宝庫であり、新しい場所への雄大なガイドライン。マヨルカトレイルランニングガイド。サイクリストだけでなくランナーにとっても、タフでやりがいのある場所だと言えるでしょう。ランニングシューズを履くだけで、地中海の真ん中にあるこの魅力的な島を探索することができるのです。ザ・セブン - 3人のライダー、7つの山、24時間。永遠のアウトサイダー精神を掲げた夏のアドベンチャー。涙と笑いが混じり合う、記憶に残る体験。

Runpacking the Route of Nice Côte d'Azur by UTMB

ラ・メゾン

25/09

UTMBによるニース・コート・ダジュールのルートをランパッキング

UTMBによるニース・コート・ダジュールルートのランパッキングトム・レイノルズ写真：ルーク・ダグラス「幸せになるのはとても簡単だが、シンプルになるのはとても難しい。」 - ラビンドラナート・タゴール、ベンガルの哲学者 8月に私たちは、世界的に有名なUTMBニース・コート・ダジュールのルートの一部を走りました。UTMBは、メルカントゥール山脈を通るオフロード100マイルレースです。コンセプトはシンプルで、ニースの北100kmでバスに乗り、そこから海まで走るというものです。天気も、（後で詳しく説明しますが）あまり考えなくてもよかったと思います。そして最も重要なのは、私たちの野望が一致していたことです。 2泊3日、できるだけ基本的な生活を送る。一歩ずつ進み、屋外で寝る。心配するのは、食料、水、そして住む場所のことだけ。タゴールが言うように、日々の生活の中で、そのような控えめな野心を持って生きるのは難しい。18 リットルのバックパックにすべてを詰めて背負うと、楽になる。精神を集中させる。必要なものだけを持ち、すべてを共有する。歯磨き粉、歯ブラシ、日焼け止めクリーム、スドクリーム、サンドイッチ、ナッツバター、非常用のお菓子。自然と触れ合う最も身軽な方法は? 組み合わせて征服すること。パン屋を後にして、私たちはサン・ソヴール・シュル・ティネからまっすぐ北へ向かい、本格的に旅を始めました。初日のルートプロファイルはタゴール風でした。上、上、そしてさらに上。最初の 20 km で 2000 m の登り。真昼の暑さの中での登りは私たちを悩ませました。それよりも心配だったのは、背後で嵐が迫っていることでした。走っていないときに嵐から逃げるのは難しいです。フランス語で「よろめき」の意味はわかりませんが、私たちはまさにその状態でした。嵐が来る前に 2000 m の峠をよろめきながら登り、その夜のベッドにたどり着こうとしていました。最後の 5 km に差し掛かると、使われなくなった軍事バンカーの中にある無人のチーズの山である、空中のチーズ「ショップ」に偶然出くわした直後、ランニングエリアの最も魔法のようなシングルトラックテラスに羊飼いの姿が見えてきました。私たちは、l'orage (雷雨) の意図について尋ねました。私たちは、雷に打たれてずぶ濡れになるのでしょうか? 「いいえ」と自信に満ちた返事が返ってきました。羊飼いの友人によると、私たちが走っていた信じられないほどの尾根が、嵐の終点になるとのことだったそうです。嵐は私たちの後ろの谷間にとどまるだろう。ありがたいことに、彼の予想は正しかった。そしてさらに奇跡的なことに、私たちが寝泊まりするために地図で目を付けていた、使われていない軍事基地には小さな屋外デッキがあり、野営には最適だった。私たちの旅行中、フランスは基本的に閉鎖されていたので、私たちは昼過ぎにスーパーマーケットに立ち寄って手に入れたものしか食べられなかった。ナッツ半袋、バゲット半本、ハリボー半袋。そして翌朝5時までに半分目が覚めた私たちは、朝食前にハーフマラソンという小さな課題に取り組まなければならないことに気づいた。メルカントゥールには、ランニングに最適な地形があります。昨年の夏、シャモニーの峠を巡る同様の距離の旅に比べると、とてもワイルドな気分になります。このような静けさとシンプルさは恵みですが、時には呪いでもあります。ルークは、山にある市営の超基本的なキャンプ場で、下り坂の苦痛を和らげるために朝食に赤ワインを頼りました (疲れて空腹の足に、いくつかのセクションの急勾配を走るのは、恵みであると同時に呪いでもあります)。とにかく、私たちは朝食に行き、昼食をとり、そしてテラスの物語の2番目のバルコニーに着きました。2日目の夜はAirbnbを予約しました（私たちはシンプルさにはあまり興味がありません）。値段は手頃でしたが、山から海まで不釣り合いなほど素晴らしい景色が見られました。フランスはまだ閉まっていました。だから私たちはシンプルにしました。バルコニーでビール、ポテトチップス、フムスを食べ、そのままベッドへ。北行きの91番バスに乗ってから52時間後、私たちは南へ100kmの旅のほとんどを終え、再び海が見えるようになりました。私たちはメルカントゥールの山々を横切る信じられないほど人けのないトレイルを走りました。私たちは、人生に対するごく基本的なアプローチで生き、楽しんでいましたが、冒険の終わりに訪れる避けられない憂鬱も経験していました。また、この時点で私たちは非常に空腹で疲れており、カフェデュシクリステのトレイルショーツのコートダジュールブルーはほこりで覆われていました。オレンジナのボトルを分け合いながら、最後の区間のルートを検討しました。「OK」とルークが言いました。「オプション 1 - ニースコミュナールの森を登って回ります。これでさらに 3 ～ 4 km 追加されます。またはオプション 2 - ここから直行すると 10 分で到着します。どう思いますか?」「シンプルにしましょう」と私は言いました… トム・レイノルズとルーク・ダグラスは、ステフ・アマトとともに、マンチェスターからシェフィールドまでの英国ピーク・ディストリクトを横断するトレイルランニング・アドベンチャー「ピーク・ディバイド」の共同創設者です。詳細については、www.peakdivide.com @peak.divide をご覧ください。もっと見るアウトサイダーガイド | モン・シーマのトレイルランニング。便利さは街角にあるだけではありません。手のひらや手首に装着して、歩数、クリック音、ビープ音、タップ音をすべてカウントします。もっと見るマヨルカ島のトレイルランニングガイド。サイクリストだけでなくランナーにとっても、過酷でありながら非常にやりがいのあるエリアです。ランニングシューズを一足持っていれば、地中海の真ん中にあるこの魅惑的な島を実際に探索することができます。もっと見る今月のライド: 2023年アイアンマンの軌跡を辿る。通常ハワイで開催されるアイアンマン世界選手権は、2023年大会ではフランスのリビエラに場所を移しました。もっと見るメジャーセブン - ライダー3人、山7つ、24時間。そう、これは夏の冒険であり、フォーエバー・アウトサイダーズの精神であり、少しの笑い（そしておそらく少しの涙）を伴う忘れられない体験です。もっと見る

Ride of the Month: Tracing the tracks of the 2023 Ironman World Championship

ラ・メゾン

21/09

Ride of the Month: Tracing the tracks of the 2023 Ironman World Championship

今月のライド：アイアンマン世界選手権2023のルートに沿ってプロムナード・デ・ザングレでは、ようやく比較的平穏な空気が流れ始めました。通常ハワイで開催されるアイアンマン世界選手権2023年大会が、コート・ダジュールのリヴィエラで開催されたのです。ここ数日間、プロムナード沿い7 キロのサイクリングルートでは、素晴らしいバイクに乗った驚くほど多くの地球外生命体のような選手が行き交いました。トライアスリートたちは厳しい戦いを行い、ランナーやライダーたちは会場を去って世界中の故郷に戻っていきました。ニースにはトライアスロンの長い歴史があります。同スポーツはハワイ島で名声を博しましたが、1982年には、ニースはアスリートにとって重要なヨーロッパの中継地となりました。現在、このスポーツは街の遺産の一部となっています。紺碧の海、起伏に富んだ地形のある絵のように美しい奥地、恵まれた気候、国際空港を備えたこの地域は、地球上どこを探しても巡り会えないであろう競技会場だと言えます。今年の世界選手権におけるサイクリングルートは、大きな注目と評価を集めました。それはおそらく、コート・ダジュールを訪れる多くのサイクリストを魅了する要素、つまりにぎやかな海岸地域から素早く出発し、険しい奥地へ即座に移行するというパターンに沿っていたからかもしれません。プロヴァンスの魅力は、有名な高台の村々、段々畑、絵のように美しい峠へと続く曲がりくねった道。プロのトライアスリートであるレミ・コンテは、最近のイベントで優秀な成績を収め、ルートを辿る道案内人として名乗りを上げてくれました。常に笑顔を絶やさないリラックスした男性、レミの目はいたずらっぽく輝き、いつでもジョークや機知に富んだコメントで楽しませてくれます。シリアスになりがちなトライアスリートとは正反対だと言えるでしょう。スポーツ全般に精通している私たちは、サイクリングやランニングではなく、サーフィンを通じて初めてつながりました。世界選手権で18位に終わり、ハンブルクで開催されたアイアンマン大会で2時間36分のマラソンタイムを記録した後、私たちは彼と再会しました。プロのトライアスリートとしての彼の最初の年は成功を収めました。彼が強力な「エンジン」を持っていることは間違いないでしょう。朝6時半、プロムナード・デ・ザングレで地中海を見渡します。通常この時間はトライアスリートが泳ぎ始める時間ですが、レミは小さな波が砕けるのを観察し、「今朝はヴァールで良いサーフィンができそうですね！」と一言。常に次のことを考えていますが、素敵な早朝にライドをするのも悪くないようです。まずラ・ゴード、次にヴァンスに向かって高度を上げ、景色の変化を体験。ヴァンスを通過して伝説の峠ルートを後にし、世界選手権コースであるグルドンへのクライムに向けてゴルジュ・デュ・ルーに向かって進みます。おそらくまだ60キロしか進んでいませんが、グルドンに立ち寄る価値はあるでしょう。この高台にある村はフランスで最も美しい村の一つにランクされており、常に観光客が訪れています。納得のいく美しさ。海抜760メートルに位置する村からは、海と丘の両方を見渡す180度の絶景を堪能することができます。楽しんだ後はルートの次の部分でありレクル峠に向かい、約400メートル高いコーソールの高原に到着。標高1000メートルを超えるこの高原の風景の変化は劇的です。アンドン、カイユ、ヴァルデルールを通過してグレオリエールに至る60キロの周回コースは、まるでアルプスの世界のよう。涼しさは歓迎の安らぎをもたらし、穏やかな、時には砂漠のような、時には丘陵のような広がりは、心地よい変化です。グレオリエールに到着すると、レースは3分の1を残すのみ。この時点で獲得標高約2400メートルを制覇しており、残りはほぼ平穏な道のりに見えます。ベゾーダン＝レ＝ザルプ、ブイヨンと続き、「私たちはここを狂ったように飛び抜けました。タイムトライアルバイクで狂人のようにスピードバンプを飛び越えて行ったのです」とレミは笑いながら言いました。「そこのターンで私は危うく気絶するところでした。後部のディスクホイールが滑り始めましたが、奇跡的にコントロールを取り戻しました。かなり激しかったです」と彼は笑いながら語りました。レミはバイク区間を4時間56分で完走し、プロムナード・デ・ザングレに戻ってきましたが、ここからまだマラソンが残っていることを思い出させてくれました。彼は2時間47分でゴールし、競技時間は合計8時間43分となりました。それでも、彼はバイクにまだ改善の余地があると信じており、近いうちにまたバックカントリーのルートに姿を現すでしょう。もっと読む今月のライド：3月。毎年春になるとタネロンとエステレルに有名な黄色いミモザの木が咲き誇り、プロヴァンスには魅力に満ちた空気が流れます。カンヌからわずか数キロのところに位置する地中海を見下ろす山塊は金色に輝き、蜂蜜とバニラの甘い香りを放っています。もっと読む今月のライド：3月。サイクリングレースの世界では、ミラノ〜サンレモは最も名声の高いイベントの一つです。このレースで勝利を収めるということは歴史に名を刻むということ。しかし、男性である必要があります。もっと読む今月のライド：5月。 5月はプロヴァンスのマーケットが賑わう季節です。ほとんどの町や村に屋台やお店が毎週現れ、私たちはライクラを身につけた子豚のグループのようにバイクでマーケットを頻繁に訪れます。ソーセージを味見し、素晴らしい建築を楽しみ、コーヒーを1杯もしくは3杯堪能するのです。もっと読む CLASSICS CHALLENGE：パリのプロムナード。凱旋門から数メートルのところにあるKM0バイクショップには、毎月300人のパリ拠点のサイクリストが集まります。グループで100～200キロを走行するというシンプルなアイディア。もっと読む

Ends of the (Gravel) Earth, Annabel Fisher reigns supreme

ルーラー

20/09

Ends of the (Gravel) Earth, Annabel Fisher reigns supreme

Gravel Earthフィナーレ、アナベル・フィッシャーの挑戦とうとうこの時がやってきました。Gravel Earthシリーズのフィナーレは、カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチームの完全な終了を意味します。メンバーの中には数週間後の世界選手権に個人戦で出場する選手もいますが、このフィナーレはチームにとって2023年の終焉となります。ハイライトとドラマに満ちたシーズンには、世界中で並外れたレースが繰り広げられました。 Traka（スペイン）、Migration Race（ケニア）、The Rift（アイスランド）、Octopus（スイス）。それぞれの戦いは困難な地形で行われ、回をこなす毎に難しさを増すように感じられました。純粋なスポーツの観点から言えば、成功したレースもあれば、疑問が生じたものもありました。しかし、メンバー全員がチームを団結させ、究極の肉体的および精神的努力のパワーを実感しているライダーだけが得られる、共通の理解がチームを近づけました。昨年4月に一生かけて走り抜けたTrakaがGravel Earthシリーズの始まりとなりました。そしてその初レースから、アメリカ人のアミティ・ロックウェルは確固たるリードを保っています。現時点で全体の順位をひっくり返すには、並外れた努力と全ての要因の組み合わせ、言ってみればブラックスワンのような力が必要となるでしょう。ともかく、カフェ・ドゥ・シクリステのチームリーダーであるアナベル・フィッシャーは、この最終イベントで輝きたいと思っているのは間違いありません。彼女は順調に準備を進めており、Ovtopusでの勝利と一貫して高いランキングは、トップ4に入る資格が十分にあることを示しています。間違いなく戦いとなり、少なくとも振り返った時には、並外れた成果が得られるでしょう。カタルーニャ州、カルドナ。この小さな町には歴史、文化、地中海の魅力があふれています。かつては世界最大規模だった岩塩鉱山で知られていますが、残っているのは長く白い跡が特徴的な広大な土の広がりです。塩は依然として存在しますが、放棄された施設が示すように、その利用にはほとんど人が興味を持っていないようです。丘の上に建つ印象的な中世の城からは、険しい地形や多数のトレイルが見渡せ、まさにグラベルの理想の地となっています。レース前日、印象的な嵐が空を揺るがし、すでに荒れた地面を水浸しにしました。場所によってはぬかるみの地形もあり、標高差3,100メートル、全長189キロの厳しいルートは困難さを増すことになります。 1500メートルの最初のクライムで、ライドパターンが決まります。約100キロの長く平坦なセクションが続いた後、さらに40キロの急斜面が現れます。最後のセクションでは標高1600メートルを超え、脚、肺、精神力が試されます。男性ライダーが先にスタートし、5分後に女性ライダーが追いかけ始める。この分野は非常に競争が激しく、シリーズのベストチームが集結し、中にはサーキットで少なくとも1回の勝利を収めた選手が多数含まれています。少数の選手にとって総合表彰台は依然として目標であり、全力投球は必須です。最初の長いクライムを終えた後には、ライドパターンが定着。前線では女性3名グループが戦闘を展開しており、アナベル・フィッシャーがその中心にいます。彼らの後ろでは、他のチームメンバーがそれぞれの戦いを継続。リディアは、760キロのBadlandsレースの疲れが残り、脚の重さに苦しんでいます。イザベルは安定したペースを維持し、この過酷な一日を克服するための努力を怠りません。彼らが進んでいるスピードでレースを完走することは、ごく一部の人にのみ可能だと言えるでしょう。マリアは心臓の高鳴りに悩み、開始直後に引き返します。心臓音の速度が落ちない心配な兆候。体を休める時間です。 100キロ以上の苦難と困難を経て、先頭グループは全チームがライダー支援ステーションに到着。アナベルは先頭グループに健在、フレッシュで気分の良いライドをしている、という報告。ボトルに水を注ぎ、チェーンに油を塗り、そして重要セクションに突入。リーダーたちの休憩は非常に短いのです。進むべきレースがあります。そして最後の区間、最終セクション、シーズン終わりの終焉は、魔法が起こる時。アナベルは競争相手を引き離し、高低差が広がるトラックが前方に上昇するにつれてリードを増します。そしてゴールラインを越えても、まだ引き離し続けている状態。このフィナーレで優勝するのは簡単なことではなく、彼女はスタイルと優雅さを持って成し遂げました。この瞬間を経験するために必要な努力と犠牲を思い、歓喜と温かい涙、そして満面の笑みが溢れます。コースに戻ると、総合ランキング首位のアミティ・ロックウェルが苦戦しています。彼女は8位でフィニッシュ。その直後に拡声器が鳴り響き、アナベル・フィッシャーがGravel Earthシリーズのチャンピオンになったと発表されました。ほとんど信じられないような、予期せぬ素晴らしい結果。チームは共に過ごしたこの一年の完璧な締めくくりを一緒に祝いました。グラベルライドは爽快です。レースをするときも、友達と風を切って撮影するときも。レースではフォーマット自体が大きな挑戦であり、ライダーと関係者全員の間に形成される絆によって達せられる、特別な雰囲気が流れるイベントです。毎日の終わりに記録されるのは、順位や勝ち負けだけではありません。信じがたく厳しいイベントを完了するには、決意、献身、そして血の通った精神が必要です。今も昔も、最後は自分自身との競争であり、他の誰との競争でもありません。続きを読むグラベルチーム | 2023年シーズンを振り返って今のところ、グラベルに満ちています。カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチームはレース第2シーズンへ順調に突入。準備も万端です。グラベルアドバイス：CDC GT女性ライダー。 CDC GTの女性グラベルレーサー3名に、ウィメンズレースとコミュニティ、歴史的に男性中心のスポーツとして捉えられている分野で女性アスリートとして活躍することについて話を伺いました。 The Lauf Life. Conceived on the windswept and desolate trails of Iceland, Lauf are the bike sponsor of the Café du Cycliste Gravel Team. Having begun their journey as a suspension fork manufacturer, this fledgling brand now also produce beautiful carbon fibre bikes for gravel racing across varied terrain. ザ・トラカ：ヨーロピアングラベル。カフェ・ドゥ・シクリステ・グラベルチームは古い友人に会うような心持ちでザ・トラカに到着しました。以前の経験から生まれた親しみがあり、チームの 2名が昨年優勝しました（100キロ勝者アナベル・フィッシャー、200キロ勝者リディア・イグレシアス）。

An Outsider’s Guide | Trail Running Mont Cima

ラ・ヴィ

19/09

An Outsider’s Guide | Trail Running Mont Cima

アウトサイダーガイド | モン・シーマのトレイルランニング。永遠のアウトサイダー。世界は以前よりも小さくなりました。ビジネスや休暇で世界を旅行する人々は飛行機で、もしくはスマートフォンや位置情報サービスを利用して、瞬時にどこにでも移動または見ることができます。利便性はそばにあるだけでなく、私たちの手のひらの中にあり、手首に引っ掛けられて、クリック、ビープ、タップを通じて全てを記録しています。あなたが大自然へアドベンチャーに出て、フィードに投稿しなかったら行ったことにならないのでしょうか？他の人が写真を撮っていることなんて気にしないでください。神は「いいね」を愛するのではなく、ハイカーを愛しているのですから。「地球」と呼ばれるこの惑星を実際に探索するには、自分自身の有機物を使用する必要があります。ログオフし、紐を締めて、大股で歩き出し、大自然があなたに与えてくれるものを見てみましょう。広大な景色、これまでに行ったことのない場所、または地元のルートで高揚感を覚えるのであれば、トレイルランニングほどやりがいのあるものはありません。「シンプル」という魅力。外に出ると、肺、精神、視野が広がります。平均的な道をさらに少しだけ超えて、現実世界の動きや感覚の充足と再び繋がってみましょう。外に出てより深く呼吸するための時間効率の良い方法として、ランニングは経験豊富なライダーやランナー、そして多忙な社会人である私たちにふさわしいと言えるでしょう。バイクで新しい街を探索する場合は、ゆっくりとしたペースで行う必要があります。時間や手荷物許容量の都合上、すべての用具を携行して旅行できない場合もありますが（ただし、バイクレンタルはニースとマヨルカの両店舗でぜひご利用ください）。どうやらランニングを好むバイクライダーが増えているようなのです。私たちも例外ではありません。ライドからランニング、スイミングまですべて楽しんでいます。私たちは永遠のアウトサイダーであり、ライド、スライディング、グラインド、探索を止めることはないでしょう。冒険への情熱を分類することはできません。トレイルランニングはおそらく、オフロードと大自然への愛、そして多少の苦しみの組み合わせ。同僚のメイリス、ティボー、ルーシーが挑戦した最新のトレイルルートは、アスプレモントの小さな村（ニースから車で25分、またはバイクで70分）を出発し、モン・シーマを「頂点」とする起伏のあるループ。元ハイレベルサイクリストのティボー、グラベル冒険家のルーシー、熱心なランナーのマイリスのトリオは、山への愛と、さらなる探検への願望によって結びついているのです。個々のレベルに関係なく、目標は目の前にある奥地をとにかく楽しむことでした。海と山に囲まれたニースでは、自然環境の中にスムーズに溶け込むことができます。アスプレモントは「荒れた山」を意味し、村の周囲の風景と地形は、ランナー、ウォーカー、ライダー、そしてその間のすべての人にとって挑戦すべき存在であることがわかります。アスプレモントは、アルプ＝マリティームとニースを結ぶ渓谷、ヴァール川の下流部の東斜面に位置しています。古代の村はかつて城によって守られており、今でもその遺跡を見ることができます。村を出てモン・シーマに向かう道は、大腿と肺に負担を感じる本格的なウォーミングアップになります。この周辺のトレイルルートと同様、勾配が激しく急激な上昇もあるため、高度を獲得しやすいセクション。岩が多く少量の草木が点在する地形。頂上に到着すると風景が変わり、森の中へ下って日陰で回復するのに最適なタイミングでした。この地域の風景の多様性には驚かされます。再び頂上に向かって登っていくにつれて、植生は減少し、周囲を見回すと遠くに海が見え、目前にはアルプス山脈とニースの奥地の刻々と変化する景色を一望することができます。毎年、シクロや歩行者を含む何百万人もの観光客がコート・ダジュールを訪れます。体験可能な冒険は無限にあり、これほど多くのものが身近にあることがどれほど幸運であるかを実感。素晴らしい気候、山、海、そしてあらゆる角に広がる素晴らしい景色と香り。毎日感謝と賛美を捧げる楽園だと言えるでしょう。これが、私たちが永遠のアウトサイダーである理由。何のために走り、ペダルをこぎ、探索するのかを模索するため。 READ MORE カップ＝ダイユテット・ド・シアンカップ＝ダイユのトレイルからはモナコ公国の最も美しい景色を堪能することができます。ン＝ジャン＝カップ＝フェラコート・ダジュールにある比較的楽なトレイルコースの1つ。120 メートルの垂直降下は、初心者ランナーのみならず経験豊富なアスリートも楽しめるルート。モン・ボロン港に沿って走り、海岸を通るとパスが始まります。岩の横から見る海は絶景。ルートを始めるのに理想的な時間帯は間違いなく朝でしょうニーストレイルランニングガイドガーデンパスを抜けて。ロードランナーにとってのトレイルランニングはロードサイクリストにとってのグラベルライド。人に知られていないルートを、より大きな探究心と共に。

映画

11/09

The Major Seven.

Sculpting the Seine River Trail - Sophie Gateau

ラ・ヴィ

15/08

Sculpting the Seine River Trail – Sophie Gateau

セーヌ川トレイルを刻む - ソフィー・ガトー川は旅への招待状であり、無数の物語を秘めた爬虫類の宝庫であり、新しい場所への雄大なガイドライン。ここが冒険の始まり。セーヌ川トレイルの全長は859キロ。旅人のトリオは2人のパリジャンと1人のディジョン出身者：ソフィー、ピエール＝シャルル、カミーユ。セーヌ川沿いのグラベル愛好家やバイクパッキングライダーが参加できるアドベンチャーを作りたいという願望を元に結集。私たちもどうにか協力したいと切望。これは長期的なプロジェクトであり、細部にわたる計画が必要です。セーヌ川沿いにはバイク専用レーンがありますが、ディジョンからパリを通って、河口のル・アーブルまでのグラベルロードに適した小道や道路を使った代替ルートを確立することが目的。川の岸辺から分岐し、再び同地点に戻って高所の視点を見つけたり、バイクの典型的ルートから逃れることを可能とした、あまり人に知られていないコース。このトレイルは、数キロ離れたセーヌ川の源流から遠くない、ブルゴーニュの歴史的な首都ディジョンから始まります。アドベンチャーの象徴的な始まりは、川源のニンフである女神セクアナの彫刻。彼女は私たちのミューズであると言えるでしょう。パリとディジョン間の東部ルートは、ピエール・シャルルが企画・運営したバイクパッキングイベントからインスピレーションを得たものです。 7月、同セクションがセーヌ川トレイルライドのきっかけとなり、数日間一緒にライドを行いました。既存ルートにいくつかの調整を加えた後、全距離の半分であるパリからル・アーブルまでのルートが残りました。冬の長い夜を利用して、失われた400キロを追跡。パリ横断ルートを作成するための十分な情報は持っていますが、ルートの残り部分は曖昧なまま。地図、Komoot上の他ユーザーが残した推奨事項、さまざまな地域のおすすめスポットリストを綿密に調査しましたが、私たちが想像しているものが期待と一致しているかどうかをリアルタイムで確認する必要があります。最初に行った大規模な偵察は、12月中旬にル・アーブル港から南東のマント・ラ・ジョリーまで逆方向に行います。冬は日が短く、気温はマイナスに。厳しい寒さにもかかわらず、霜が降るノルマンディーの野原や、川から立ち上る霧の光景は毎日私たちを楽しませてくれます。パリを目標とし、未知のロードやトラックを流れに逆らって進んでいきます。画面のピクセルから想像していた地形のほとんどは、私たちが望んでいたとおりであることがわかりました。ただし、一部分は完全に再思考する必要があります。携帯電話のKomootアプリで地図を分析し、全員が別の道を探索すべく分離。数キロ離れたところで集合し、それぞれの印象とフィーリングを集計する形で構成されています。代替ルートがテクニカルすぎる場合は、そのルートを除外することを選択。簡単すぎるか面白くない場合は、引き続き別のルートを探します。試走の部分によっては、満足するまで4回以上のテストが必要です。セーヌ川は野生の自然や、多くの現代画家にインスピレーションを与えた風景、そして残酷な製造業と産業、特に石油業界間で常に緊張状態にあります。ル・アーブルから調査するセクションでは、風景にアクセントを付けるのは製油所と石油タンカー。セーヌ川は河口付近が非常に広く、川にかかる橋はほとんどありません。私たちは、歩行者、バイク、車を向かい岸へ運ぶフェリーを通ってルートを通ることにしました。ボートで川を渡ることは、旅に新たな次元とリズムをもたらし、セーヌ川の流れとの関係を深めます。川は風景の中心を走り、セーヌ川が私たちのバイクコースを見事に形作ったと言えるでしょう。曳舟道と堤防上部の台地にある林道を交互に進むと、典型的な建築様式と茅葺き屋根のノルマン人の村々が崖の上に現れ、村のカフェで休憩する絶好の機会。春の終わりに、最新ルートオプションを確認するためにパリから何往復もした後、ようやくコースの準備が整いました。何人かの友人と一緒に「ブラインド」ルートを週末に走ることで、変更内容を検証し、他のバイクパッキングライダーの第一印象を収集することができます。植物の数々は、凍てつく冬の日々から劇的に変化しました。私たちは自分自身の手で描いたルートを、無限の喜びとともに再発見。それは、セクアナ像のように、身体と心で彫ったラインだと言えるでしょう。私たちが発見に貢献したルートを誰もが喜んでくれています。ついに同ルートを一般公開。任務完了。もっと読むイザベル・デル・レアル：バイク、ドローイングキット、グラフィックノベル。長距離サイクリストであり、「ドキュメンタリー漫画家」であるイサベル・デル・レアルが、ニースで彼女のストーリーと絵を紹介してくれました。もっと読むライド＆クリエイト | ジェイド・ロバートソン。ジェイドのサイクリングライフが芸術に直接反映されていることは明らかです。目の前のロードや小道のように、動きや質感がキャンバスから飛び出すよう。もっと読むトランスミッション - ギヨーム・ネリー. サイクリングは贈り物です。道でペダルを踏むことを初めて教わったときから、感謝の気持ちを込めて腕を上げてゴールラインを越えるまで。もっと読むライド＆クリエイト | ローリアンヌ・マリエールオレンジのブロンプトンバイクに乗ったローリアンヌ・マリエールは、好奇心とエネルギーに溢れた様子でパリの街を巡ります。もっと読む

ラ・ヴィ

11/08

RIDE AND CREATE | Isabel Del Real

ライド＆クリエイト | イザベル・デル・レアル「新しい風景がインスピレーション」イザベル・デル・レアルは長距離サイクリストでありイラストレーター、そして作家です。サンフランシスコで生まれ、ブルターニュの海岸で育った彼女は、幼少期のほとんどを屋外での活動や読書をして過ごしました。生来の放浪癖を持つ好奇心旺盛な彼女は、大学卒業後に旅行することにしました。旅行はフランスからイランまでの1年間にわたるバイクパッキングアドベンチャーへと発展し、彼女は探検とストーリー作りへ深い興味を再発見しました。カフェ・ドゥ・シクリステと親しい彼女は、長距離サイクリングへの情熱が芸術性をどのように高めているかについて語るためにニースを訪れました。すでにハイキングや山、古代の地図に夢中だったイザベル・デル・レアルは、ヨーロッパ東にあるすべての最標高を制覇し、アジアに至る大規模なトレッキングを夢見ていました。ピレネー山脈の高地ハイキングから始めて非常に気に入っていましたが、徒歩で制覇するには3年かかることに気づきました。全ての装備を持ち運ぶことが可能で、スピードのある移動手段はバイクであるという結論に達したのです。さまざまなスペアパーツとSurly Ogreフレームを使って友人と共にバイクを組み立て、オリジナルのパニアも製作し、本格的なバイクパッキングアドベンチャーに備えました。フランス北西部の故郷プルエール・シュル・ランスからテヘランへの旅を決意。26歳の彼女が挑んだアドベンチャーが、イラストを通して旅を記録するきっかけとなったのです。幼い頃から絵を描くのが大好きで、常にスケッチしたり塗り絵をしていましたが、本格的に学んだことはありませんでした。バイクパッキング中の平穏さと孤独がイラストへの愛情を再燃させたのです。白紙への恐怖と完璧への欲求を克服し、彼女は自分の好きな線を描き、次第に気分が良く描くことができるようになりました。テヘランへの旅行中に、描く機会はさらに増え続け、自己とアートスタイルに自信を持ち始めました。旅の成果の1つとして、彼女が最近出版した『Plouheran』（プルエランとテヘランを縮めたもの）と呼ばれるグラフィックノベルがあります。彼女は旅に出るたびに、孤独、出会い、野営地での夜、友情など、バイクに乗っているときに感じる感情を再発信しています。「道の果てを見つめる」という永遠の行為。イザベルの創造性はバイクライドから生まれています。彼女は箱から『Plouheran』の新刊書を取り出して眺め、こう言いました。「バイクライド中は、肉体的にも精神的にもとても自由で、身体は忙しいですが、心は思考することができます。それは心の平和をもたらし、静けさが創造性を促します。目の前に大きな風景、夢を見せてくれる山々があると想像力が育まれ、そこに自分の考えをすべて投影することができます。」ブルターニュからテヘランへの旅行は、絵を描く機会とインスピレーションを彼女に与えました。さまざまな風景や詳細をじっくり観察しながら、イザベルはこう続けます。「長期旅行には時折休憩が必要ですが、インターネットがなかったり、読む本がないこともあります。過ごすべき時間がある、これはとてつもなく贅沢です。心はペダルと真につながっていて、クライム時はなんとなくイライラすることがあり、降下するときは自由や幸福を感じます。バイクは内省のための乗り物であり、ライドを通じて創造性の真の組織を見つけることができます。」この種の旅行とアドベンチャーが彼女の創造的な作品にどのような影響を与えるか、そしてそれがキャンバス上にどのように現れるかについて聞いてみました。「この2つは実際には結びついていますが、実際には異なる環境で行われています。漫画を描いたりサイクリングをすると、2つの段階を行き来することになります。ライド中はインスピレーションを見つけたり、伝えるべきストーリーを探したりするアウトドアフェーズ。もう一つは座って実際に描くフェーズ。このフェーズは厳しく、スタジオに篭りっきりで時間をかけて作成する必要があります。」イザベルのストーリー作成プロセスは、明らかにスケッチから始まりますが、写真や電話のメモ、さらには昔ながらの人間の記憶に頼る部分も大きくあります。「写真やメモを見ないときに尋ねるべき質問は、何を覚えている？に他なりません。記憶とは頭の中のスクリーンショットです。時々歪むことがありますが、それは記憶なので強いイメージであることには変わりません。私のグラフィックノベル『プルヘラン』では、最も記憶に残っているものを使用しました。私は今、物語を探すために旅をしています。その後、これらのストーリーを単なる経験以上の何かに形づくる作業が必要となります。サイクリングから得られる楽しい思い出はたくさんあり、毎日バイクライドができたことは幸せでした。自然の中では美しいものを見ることができ、運動は気分を高めてくれます。途中で出会った友人たちと壮大なグラベルロードであるユーフラテス峡谷を走り魔法のような瞬間を過ごした後、夕方にはテントを張って滞在します。これほどピュアなアドベンチャーは他にないでしょう。これらの魔法のような瞬間がイザベルの原動力となっています。彼女は自分自身を純粋なサイクリストではなく、実際には「アウトサイダー」であると考えています。しかし彼女は、新しい目的地に到着するとすぐに会う人や会う人すべてに対して陽気さと熱意を持って接し、アウトサイダーとは呼べないリラックス感を漂わせています。「私はとにかくどこかに行きたかったので、バイクは最適な移動手段でした。今では、サイクリングが合理的に大好きです。市内でもどこでも、最適な交通手段だと言えるでしょう。サイクリングは単なるスポーツではなく、旅行や逃避の手段でもあります。私は自分をサイクリストと名乗ろうとは思っていませんでしたが、今ではバイクに乗った瞬間から、自身のカテゴリーは問題ではなく、私たちは皆サイクリストなのだと考えています。人にはそれぞれ独自のサイクリング方法があるのです。」カフェ・ドゥ・シクリステは2021年に初めてイザベルとチームを組み、ブルターニュからテヘランへの旅行に必要な必需品（彼女が「どこにでも」持っていく必需品アリゼを含む）を提供しました。イザベルにとってニースでの初めての滞在は、非常に思い出深いものになりました。多くの人が魅了される山や海、そして文化も含めて。「ニースは私に絵のインスピレーションを与えてくれました。都市はスポーツ愛好家の街であると同時に、旅行者の街でもあります。瓦屋根、グリーンな風景、船、色、教会、そしてソッカ。街の雰囲気はイタリアを彷彿させます。美しくてリラックスでき、まるで終わりのない夏休みのような気分です。」 READ MORE ライド＆クリエイト | ジェイド・ロバートソンジェイドのサイクリングライフが芸術に直接反映されていることは明らかです。目の前のロードや小道のように、動きや質感がキャンバスから飛び出すよう。 VIEW MORE ライド＆クリエイト | ローリアンヌ・マリエールオレンジのブロンプトンバイクに乗ったローリアンヌ・マリエールは、好奇心とエネルギーに溢れた様子でパリの街を巡ります。 VIEW MORE ライド＆クリエイト：アンドレア・サーリ。サーリの年間走行記録は25000キロ以上。プロのサイクリストになるべきかもしれませんが、本業は違います。 VIEW MORE サイクリング＆クリエイティビティ：アン・ペッシェ。 15年間にわたり、アーティストであるアン・ペッシェ氏は毎日同じ儀式を続けています。朝6時前にアパートを出て、ヴァンス峠のクライムを行うのです。 VIEW MORE

キャラバン

07/08

Transmission: Guillaume Nery

トランスミッション - ギヨーム・ネリーサイクリングの世代間のつながりと世界へのポジティブな影響に関する新しい一連のプロフィールと探求を紹介。サイクリングはギフトです。道でペダルを踏むことを初めて教わったときから、感謝の気持ちを込めて腕を上げてゴールラインを越えるまで。それは単なるスポーツ以上のもの。情熱であり、コミュニティであり、家族であり、贈り物。世代から世代へと受け継がれてきた情熱、コミュニティ、学習、自給自足、そしてバランス。トランスミッションシリーズの最初の主題は、フリーダイバーの世界チャンピオンであり、生涯のサイクリストであり、リヴィエラの住人でもあるギヨーム。トランスミッションの精神を体現する一人。私たちは、彼の両親と娘と一緒に、オスペダレッティからリビエラ・デイ・フィオーリ沿いのイタリアのバイク道を巡る家族旅行に同行しました。 3世代が一緒に乗って、リグーリア海の静かな海岸の景色を眺めます。ネリーは生まれた時からドローム県の小さな村にある家族の家を訪れていました。夏の慣習であり、彼はここで歩き方、自転車の乗り方、そして水泳を学びました。生まれてまだ1年も経っていない彼の初バイク旅行は、母親のコリンヌさんの後ろで古い自転車用シートに座って、峠を登ったり下ったりしたものでした。彼が自分でペダルをこぐことを覚えた後は、バイクで村の通りを走りに行くための究極の発見ツールとなりました。彼が自力で脱出して広大な田園地帯を発見し、バイクが魔法の機械であることに気づいたのは5歳の頃でした。成長するにつれて、彼は地元のパスをすべて学ぶことに喜びを感じるようになりました。彼の父親、ジョエル・ネリーは全員のタイムを記録し、前年夏のタイムを上回ることが目標に。「毎年、向上したいという競争の衝動を感じたのはその時が初めてでした。バイクは自分の身体能力を理解できるスポーツ。両親と一緒にレースをして順位を維持し、最初に峠に到達した人にポイントを与えた記憶は鮮明に残っています。中間のスプリントも行いました。私たちの遠征はツール・ド・フランス風になりましたが、それ以来サイクリングの習慣は大きく進化しました。ギョームの青年期の主なスポーツはサイクリングでしたが、その後フリーダイビングに出会いました。トレーニングツールとしてバイクとの付き合いを続けることは、彼の水中での運動能力にとって肉体的、精神的なコンディションにとって不可欠なものとなっています。現在はフリーダイビング出身の友人たちとグループを作り、サイクリングをトレーニングツールとして利用しています。冬の間はサイクリングをしながら、夏の間はより深く潜ることを考えるのです。「私はバイクは一種のシンボルであり、精神的および物理的な道を開く鍵であると考えています。私がバイクの発展の経路として考える主な領域は3つあります。まずは努力の崇拝。これは、身体的な努力と動きが必要なためです。「進歩」という概念を絶対的な快適さとして求める世界や社会では、否定的な要素だとも言えるでしょう。サイクリングをすると、体を元の動きに戻し、自分の動きを自分のものにすることができます。 2番目の分野は有機エネルギーです。これは、モーターを備えた交通機関と比較して、速度を落として人間のエンジンを使用する形式。サイクリングは徒歩旅行に似ており、速度が速いだけだとも言えます。結局のところ、「velocipede」はそのように設計されました。もう少し自然な動きのペースを見つけたり、人生を違った方法で鑑賞したりすることを学んでいます。そして3つ目は、共有という重要な行為です。サイクリングは共に行うものです。これはトランスミッションに根ざしています。スポーツの相互利益という考えは、困難な瞬間にお互いをサポートし、お互いを助けることを学ぶものです。」ギヨームにとってバイクはまさに共有ツールであり、コミュニケーションの一種。旅行、トレーニング、水泳など、娘のマイ・ルーとパートナーのオードリーと一緒に行います。以前は一人でトレーニングすることが多かった彼も、今では一人でペダルをこぐことは非常にまれとなり、まさに友情と愛の代名詞であると言えるでしょう。「私の日常生活の主な交通手段です。バイクを使えば新しい場所を発見したり、自分のペースで旅行することができます。バイクはほとんどどこにでもあり、母が私にしてくれたように、私も娘をバイクに乗せました。娘が2歳になるとすぐにベビーシートに乗せていくつかの丘を登りました。バイクは娘を学校に連れて行く移動手段でもあります。そして今、娘は自分のバイクに乗れるようになり、パフォーマンス面ではなく発見面でサイクリングの趣味を持っています。最近ではリュベロンで数日間一緒に走りました。「とてもゆっくりと、何かが生まれつつあると思いますが、それを強制しないようにしています。楽しむことが最も大切なのですから。」数年後には二人で数カ月間一緒に冒険に出て、サイクリングが旅行や発見とどのように関係しているのかという美しいコンセプトを試してみたいと考えています。「サイクリングを通じて、ある種の好奇心を伝えたいと思っています。バイクは、車や飛行機で旅行するときに忘れられていることに目を開かせます。電車でさえも経験を制限すると言えるでしょう。バイクは旅を観察、魅力、好奇心、発見の源に変えるのです。それを彼女に伝えたいのですが、努力の味も与えたいと思っています。あらゆる段階、諦めたくなるような困難な瞬間、多幸感の経験を乗り越えることは、魂と心に栄養を与え、日常生活に役立つ素晴らしい教訓を与えてくれるでしょう。」ファミリーライドが昼食のために停車すると、皆で座ります。ギヨームの父、母、娘はおしゃべりして笑い合い、彼はとても満足そうな表情でこう言いました。「先ほども言いましたが、私はバイクをある種のシンボルだと思っています。」ギヨームは両親とともにドロームでライドを続けています。彼は、1960年代に10代の頃に乗っていた父親の古いバイクを倉庫から取り出してきました。ギヨームはかつての栄光を取り戻し、再び乗れるよう修理をするつもり。バイクのまさにその性質こそがトランスミッションそのものだと言えるでしょう。彼が電話をかけに行く間、私たちはギヨームの母親であるコリンヌに、息子とバイクについて少し話してくれないかと頼みました。「彼が14歳のとき、私たちはモン・ヴァントゥのライドをしました。しばらく一緒に走っていましたが、突然彼は視界から消え、おそらくクライムの頂上に向かう途中で30人以上のバイクを追い越しました。彼はいつもより速く走っていました。サイクリングのこの楽しみは決して終わることがありません。今日はとても素晴らしい一日で、世代から世代へとサイクリングの楽しみを分かち合いました。ギヨームの祖父もサイクリストだったので、さらに深みのある関係だと言えるでしょう。「私にとって、それは自分自身を超える感覚です。誰にも依存しない、自由な感覚。バイクに乗るときは、自分自身の努力のみに頼ります。あらゆる制約から解放され、自然に近づくこと。それは素晴らしい体験です。私たち家族全員を結びつけるものであり、その情熱が私たちを結びつけ続けてきました。」 READ MORE エティエンヌ・フーベルトのスポーツライフ。早朝6時27分にパリ東端にあるエティエンヌ・フーベルト宅に到着。プロのカヤック選手でありキャラバンアスリートである彼は、パリ最大の公園ヴァンセンヌの森近くに住んでいます。今日は止まることのないスポーツマンとしてのトレーニングとその姿を追っていきます。多様なルート - バルカン半島のバイクパッキング。フリーダイビングチャンピオンでありキャラバンアスリートのギヨーム・ネリーと彼のパートナーが、南ギリシャから彼らの故郷ニースへとライドします。ギヨーム・ネリー：カフェでダイブ。フリーダイビングチャンピオンでありキャラバンメンバーのギョーム・ネリーについて理解を深める魔法のような5分間。5分間息を止める彼を見つめ、超人スポーツを達成するために必要なことを理解する時間。 1％ For The Planet - アレクシア・バリエール氏キャラバンアンバサダーでありプロセーラーであるアレクシア・バリエール氏の事業4myplanetと、カフェ・ドゥ・シクリステが1% For The Planetを通じて彼女の将来的プロジェクトにいかに寄与するかについて語りました。

ラ・ヴィ

06/08

RIDE & CREATE : Jade Robertson

ルーラー

27/07

The Rift 2023

The Rift: Into the Fire Travelling to the start of a race can often be an epic journey. Six hours earlier, the girls stood in line and looked on nervously towards the tarmac where their bikes, packed tightly into their cases, were waiting to be loaded onto the Airbus A320 which we were anxiously boarding. After a rough night between airports and hard plastic seats, the pilot has just announced the Airbus is beginning its descent to Reykjavik. And there, under the left wing, a bright light glints for our attention. It takes us a moment to realise what we are seeing through tired eyes... It’s perhaps the most dazzling thing anyone can witness – fire bursting out of a mountain. Fagradalsfjall erupted less than two weeks ago. The volcano is just a few kilometres from Iceland's main airport, and is now directly below us, spitting lava from its molten rivers skyward. A rare and hair-raising spectacle for visitors, to which the natives have nevertheless become accustomed. In under 15 years the natives in southwest Iceland have witnessed four eruptions across the Reykjanes Peninsula. As we swoop towards the landing strip we can barely believe it, magma bursting from the centre of the world is beyond magical, and simultaneously quite frightening. I don’t think we will forget this arrival to an airport in a hurry. The Icelandic landscapes are otherworldly. The flowing lava just adds to this extra-terrestrial vision. The ‘land of ice and fire’, is home to an incredible variety of geological formations: volcanoes, geysers, hot springs, glaciers, lava fields. And it is also the setting for one of the world’s most majestic gravel events, The Rift. A unique race, not only for the geological properties of the terrain but also for the effort it requires. 200km with 2200m of up, the route flanks Hekla, one of the 130 volcanoes on the island known for the extent of its black lava fields as far as the eye can see. Over the distance, wheels cross a wide variety of landscapes and come up against notable difficulties, with gradients whose percentages force even the leading riders to dismount and push. The bodies of all the girls on the team are still marked by the Migration Race, a multi-day event that they rode three weeks ago in Kenya. Other riders have certainly come here fresher and more combative, like Carolin Schiff who will be the first to complete this 2023 edition. Annabel Fisher, defending champion, was unable to keep her crown this year. The rain has been a stranger lately and the wide tracks of fine black sand are crispy, rutted and undulating. These repeated bumps will leave their mark in the organisms and the posteriors of the competitors. Rémi Clermont, creative director of Café du Cycliste, came to see the race last year, handing up bottles, cleaning bikes and encouraging our riders. Rémi decided to return on a bike himself this year. Not only a great test of the comfort of shorts or the breathability of a jersey he has helped to design, but a deeper understanding about this passion we are all sharing. He completes the race and declares to be ‘rinsed’, but with his eyes full of northern lights. The spectacle exceeds the promises of even the best-written tourist brochures. The effort highlights the desire for more preparation, more hours in the saddle. But that is often the case for a lot of us. Rémi will testify that The Rift is more than ever one of the most beautiful events in the Gravel Earth Series. Respect is paid to everyone involved. Lauf Cycling, the Icelandic bike brand and our partners, are at the helm of the race’s organisation. By coming to race here, we understand even more why their bikes endure the most punishing tests. And we especially recognise how their very particular suspension fork was designed and why it has gained such a reputation today. The land on which the equipment is developed and tested is incredibly demanding, unique, and a lot of fun, provided you have the correct tools. An appointment is now made for the final of the Gravel Earth Series in September. Until then rest will be necessary. Some time to cool off. The Rift has once again been burnt into our legs and forever our memories. Further Riding 2023 Season So Far So far, so Gravelled. The Café du Cycliste Gravel Team are well and truly off into their second season of racing. And it’s obvious they’re well-seasoned. VIEW MORE The Migration Race The Migration Race is a 600km Gravel race over four stages/days taking place in the territory of Masai Mara in the south-west of Kenya. VIEW MORE The Traka: The reference for European gravel For the Café du Cycliste Gravel Team, arriving at The Traka is a little like visiting an old friend. There’s a familiarity born of previous experience and two of the team were winners last year. VIEW MORE Aachen, Germany: UCI Gravel World Series The big race will once again take place near Veneto (Italy) at the beginning of October, a grand finale to a season of undoubtedly true and testing grit. VIEW MORE

ラ・メゾン

21/07

マヨルカトレイルランニングガイド

マヨルカトレイルランニングガイドマヨルカトレイルランニングガイドマヨルカの大空の下、観光客も住民もバレアレス諸島のビートに合わせて走ります。サイクリストだけでなくランナーにとっても、タフでやりがいのある場所だと言えるでしょう。ランニングシューズを履くだけで、地中海の真ん中にあるこの魅力的な島を探索することができるのです。ここでは、南西のアンドラッチから北のアルクディアまで130キロ以上続くトレイル、GR221の一部をたどる厳選された6つのトレイルランニングルートを紹介します。パルマの中心部、ロザリ広場にある当社のフラッグシップカフェ＆ストアは、冒険を始める地点として、そして冒険後にリラックスする場所としても最適です。静かな岩と埃っぽい道、なめらかな舗装路、木陰の林冠、むき出しの尾根で構成される混合地形。本当の発見は、旅行者が残した足跡を超えて挑戦したときにのみ得られます。挑戦あるのみ！ルート世界的に有名なサ・カロブラを探索する長距離ランや、ビーチ沿いの簡単な10キロのランニングなど、幅広い難易度のルートがあります。いずれも自分のペースで冒険を楽しめます。カフェから城へ島の首都の近くまたは中心部に滞在している人のために、ロザリ広場のストアから始まる楽しいループを作成しました。 VIEW MORE リュック修道院森や山で時間を過ごしたい人のために作られたこのコースは、GR221トレイルの一部に沿ったものです。 VIEW MORE フォルメントール岬崇高な景色を求めてフォルメントール岬まで北に進む、3つのバリエーションがあるルート。 VIEW MORE ソーリェルビーチからソーリェルまで続く、景色や地形の見事な変化を楽しめる11キロのトレイルラン。 VIEW MORE サ・カロブラサ・カロブラは、島を知る人には馴染み深い名前です。トレイルランニングに最適な素晴らしい場所です。 VIEW MORE オン・ザ・ビーチ激しいマウンテンランは気が進まないという方は、自然保護区に指定されている美しい静かなビーチ、コロニア・デ・サン・ジョルディがおすすめです VIEW MORE RIDING ROUTESAnd if you prefer to take the velocipede… these routes also allow for some of the best riding on the continent. Mallorca is crawling with off road adventures. We can point you in the right direction but the journey will be all yours. FEMENIA & SA CALOBRAThe must-do. Make the pilgrimage to one of the most famous snake-like roads in the cycling world. VIEW MORE FROM SAND TO DUSTThrough the marshes to Muro. Leave the sea behind and ride to the interior, across a national park and into the agricultural heartlands. VIEW MORE FEMENIA & SA BATALLADone in either direction this is a smooth, rolling Mallorcan ride into the heart of the Serra de Tramuntana. VIEW MORE マヨルカ島ライドガイドサイクリングのメッカとしてのマヨルカ島の評判は確固としたものです。Coll Se Creuを出て、パルマ・デ・マヨルカにあるカフェ・ドゥ・シクリステショップから島の端にあるCap de Formentor まで40分のライドです。Serra de Tramuntana山々はサイクリングの魅力が詰まっています。もっと見るマヨルカストアもう一つのサイクリングパラダイスへ。早いシーズンのトレーニングや美しいルートを探索してカタランライフスタイルを満喫するのに最適な場所。パルマからポリェンサまで、快適な2輪の旅。もっと見る 1 - マヨルカストアパルマのPlaça del Rosariにあるマヨルカストアは、空港から車で15分、Coll de Sa Creuからバイクで40分です。カフェ・ドゥ・シクリステのフルコレクション、美味しいコーヒー、レース鑑賞ができる大型スクリーンを取り揃え、ライドやレストランを紹介するフレンドリーなスタッフがお待ちしています。住所: Plaça del Rosarí 5 07001 Palma Illes Balears, Spain 2 - レンタルバイク身軽に移動し、バイクをレンタル。風景を眺めながらライドに集中したい方にはツアーもあります。もっと見る 3 - 今月のライド美しく、タフ、または達成感のある（もしくは3つ全てを備えた）ライドを毎月選び紹介しています。 8月。ニースのバックカントリーにある村々を繋ぎ、聖ロックをピークとしたローラーコースターライド。VIEW MORE 実用的情報行き方約30ヵ国から航空便が出ており、マヨルカは飛行機で行きやすい場所です。パルマから8キロの位置にあり、バスもしくはタクシーで簡単に市内に行くことができます。フライトに関する詳細は AENA PALMA DE MALLORCA 空港サイトをご覧ください。ロードトリップ中の方や飛行機以外の方法をお探しの方は、バルセロナから島までフェリーで行くことが可能です。宿泊施設サイクリングホリデーの拠点とする宿泊施設は実用的であることと、広い選択範囲が必要です。島は両方兼ね備えています。ソイェルの伝統的なストリートや街のライトが溢れるパルマ、ポリェンサの近くであっても、バイクで走りやすい場所が必ずあります。宿泊施設に関する詳細は MALLORCAN TOURIST BOARD ウェブサイトをご覧ください。

Mad About the Tour : From Folklore to Global Sport

ラ・メゾン

20/07

Mad About the Tour : From Folklore to Global Sport

Ride Of The Month: The Tour 2024, Stage 20

ラ・メゾン

17/07

Ride Of The Month: The Tour 2024, Stage 20

今月のライド：2024年ツール・ド・フランス第20ステージ 2024年7月に行われるツール・ド・フランスは史上初めてパリをゴールとせず、我々の故郷ニースがフィニッシュラインとなります。世界最高峰のレースを 180度ひねったコート・ダジュールの最終ステージの2つは見逃せません。最後から2番目の第20ステージのルートを実際に走行しましたが、山岳地帯を走る132キロのルートで、アルプ＝マリティームの難しいクライムが多く含まれています。カフェ・ドゥ・シクリステが常にインスピレーションを得ている環境でもあります。異なるエンディングロンドン、コペンハーゲン、そしてビルバオといったヨーロッパ各地の遠く離れた都市から出発するグランド・ブークルに慣れてしまいました。彼らはサーカスを歓迎し、他のスポーツが実践できないような国際的陽気さと文化的祭典を力強く繰り広げます。来年のレースはイタリアの都市フィレンツェから出発し、味覚を試すようなトスカーナ地方を巡る旅。間違いなく新たな二輪のお祭りの始まりです。しかし、レースは常にパリのシャンゼリゼ通りの石畳が最後を飾ってきました。 1903年以来、サイクリングの最大のレースを完走しようとするすべてのライダーとチームの目標は、ラ・ビル・リュミエールに到達することでした。しかし今回、レース史上初めて、首都ではなくニースのコート・ダジュールで決着がつけられるのです。主に、来夏パリで開催される別の大規模なスポーツイベント（オリンピック）と衝突しないようにするためになされた選択であり、これは前例のない「ビッグループ」の終結となることは間違いありません。ツール・ド・フランスはこれまでにも（1981年と2020年）ニースから出発したことがありますが、プロヴァンスやパリ以外の場所がフィニッシュラインになったことはありません。すべてのロードはニースへと続く昨年12月、クリスチャン・エストロジ氏（ニース市長）とモナコ公アルベール2世の祝福を受け、クリスチャン・プリュドム氏によって披露されたこの2つの最終ステージは、コート・ダジュールのサイクリングコースの素晴らしさと文化、コミュニティの活気を世界に向けて発信するでしょう。第20ステージには、ニースからクイヨール峠の頂上までの山岳ルートが含まれています。プロムナード・デ・ザングレ（18世紀にニースを訪れた裕福な英国人観光客に由来）から出発し、ブロー峠、テュリニ峠、ラ・コルミアーヌを走行。計132キロ、標高4500メートルの道のり。レキップ誌が「クレイジー」と評するクライマーのための壮大な山岳ステージ。最終ステージもプロムナードに沿って優雅に進むことはなく、1989年にグレッグ・レモンがローラン・フィニョンを8秒差で破った、レース史上最も僅差のゴール以来初めての個人タイムトライアルで終了。しかし、「真のレース」はパリの平坦なコースで行われました。2024年の最終テストは、ラ・トゥルビ峠とエズ峠という象徴的なニースのクライムを含む、丘陵地帯を走る35キロの道のり。まさに時間との競争はハンドルバーを噛むようなフィナーレになる可能性があります。ルートと文化来年7月の準備を始めるため、我々はまさにジェットコースターのような第20ステージのルート探索に出発しました。総距離は132キロですが、3週間にわたる長いレースである上に、スタート地点からゴールラインまでの間に厳しい峠があるのが厄介だと言えるでしょう。そして、プロとは言い難い我々にとっては、脚と肺への挑戦だったことは間違いありません。エスプレッソ2杯、いや3杯飲んだ後、私たちはポートを出発し、ニッサ・ラ・ベラのいくつかの通りを散策し、カフェ・ドゥ・シクリステ本社とマティス美術館の近くを通り、最初のクライムであるニース峠に向かいます。このクライムでは、熱心なライダーは休みなく進み、中にはグループについていくことに必死なライダーもいます。渓谷を少し下ると、ブロー峠に到着。ルネとのライドここ何年にもわたってレースに30回ほど登場しているブロー峠の西側クライムにはスイッチバックがあり、その後勾配10%のライドが続きます。3週間も走れば影響が足腰に確実に感じられます。しかし、翌日にはフィニッシュラインを通るという見通しがあれば、アドレナリンで切り抜けられるでしょう。ブロー峠は、カンヌ出身の青年ルネ・ヴィエットが、1931年に初出場で優勝したレースのハイライトでもありました。ソスペルまでの長い下り坂は、次にやってくる24キロのトゥリニ峠（標高1604 メートル）のクライム前のちょうどいい息抜きとなります。ラリー・モンテカルロも同地を猛スピードで登り、曲がりくねった舗装路には太いタイヤの跡が見えます。眼下に輝く海を見下ろす標高1600メートルに到達するのは大変な道のりですが、過程を満喫する時間とエネルギーがあれば、素晴らしい景色と透き通った空気を味わうことができます。適度なアタックをラ・ボレーヌ・ヴェズビーへの下りは技術的で注意が必要なので、我々はゆっくり前進。崖の上にある人口約 500人の村は一見の価値があります。我々はツール・ド・フランスでの優勝を目指すライダーほどには時間に追われていなかったので、軽食をとるために「Pan Bagnat」に少し立ち寄りました。残り75キロの道のりには2000メートル以上のクライムが含まれるため、来年挑戦するライダーは下りが終わったら少し休憩をとるべきです。ヴェジュビー渓谷を走る果てしない長さの道のりは体力を消耗するものでしたが、次のクライムである標高1503メートルのコルミアーヌ峠のふもとに到着。この時点で我々は限界を感じ始めていました。最終セレクション現在はメルカントゥール国立公園の中心部にある、サン・ソヴァール・シュル・ティネまでの長い下り坂は、おそらくレーサーにとって最後の休息の瞬間となるでしょう。この村は、ステージの最標高地点（1678メートル）でゴールラインとなるコル・ド・ラ・クイヨールの頂上へ向かう最後のクライムの始まり。平均勾配7.5%以上の過酷な16キロにわたるクライム。最終的な勝敗が決まる過酷な戦場となる可能性があります。6月のじめじめした火曜日には厳しい道のりだったと言えるでしょう。頂上に到着後、我々は有り難く写真家のレンタカー後部に自転車を積み込み、体力の限界を受け入れました。オレンジジュースで乾杯。サーカスがやってくる我々が愛する雄大なプレイグラウンドであるアルプ＝マリティームが、ツール・ド・フランスの魅力を最大に活かした完璧な舞台となることを願っています。コート・ダジュールは多くの人にとってサイクリングレース文化の発祥の地であり、海と山の美しさ、素晴らしい料理と歴史的魅力があふれる地域です。来年の夏、ニースは全世界のサイクリング中心地となるでしょう。フランスのロードレースについて思いを馳せると、セミの鳴き声が聞こえ、松林の香りが漂い、ラベンダーと焼きたてのソッカが香ります。そして海風を感じて。プロヴァンスの海岸沿いの町を通り抜けると、おそらく史上最も神話化されたフランスのロードレーサーであり、ワウト・ファン・アールトよりも激しいライドに耐えたライダー、ジャック・アンクティルのビジョンが見えてきます。アンクティルのスタイルとハリウッド的な態度は戦後のサイクリングレース黄金時代を象徴しており、彼はリヴィエラに在住しトレーニングを行なっていました。タデイ・ポガチャルも同様。我々は今、サイクリングの新たな黄金時代を迎えています。カフェ・ドゥ・シクリステは、このルネッサンス中心地であるニースを拠点とする会社であることを非常に誇りに思っています。サーカスが街にやってくるのが待ちきれません。 READ MORE 今月のライド：3月毎年春になるとタネロンとエステレルに有名な黄色いミモザの木が咲き誇り、プロヴァンスには魅力に満ちた空気が流れます。カンヌからわずか数キロのところに位置する地中海を見下ろす山塊は金色に輝き、蜂蜜とバニラの甘い香りを放っています。今月のライド：3月。サイクリングレースの世界では、ミラノ〜サンレモは最も名声の高いイベントの一つです。このレースで勝利を収めるということは歴史に名を刻むということ。しかし、男性である必要があります。今月のライド：5月。 5月はプロヴァンスのマーケットが賑わう季節です。ほとんどの町や村に屋台やお店が毎週現れ、私たちはライクラを身につけた子豚のグループのようにバイクでマーケットを頻繁に訪れます。ソーセージを味見し、素晴らしい建築を楽しみ、コーヒーを1杯もしくは3杯堪能するのです。今月のライド：4月。春がやってきました。夏時間が始まり、ニース港は活気付いています。まだ眠そうな目をした船員が大型ヨットを掃除し、小さなディンギーが揺れています。ジェローム・カズンはエスプレッソを手に、プロのプロトンを引退して以来楽しんでいるゆっくりとしたライドについて語ってくれました。

ルーラー

10/07

The Gravel Team | 2023 Season So Far

グラベルチーム | 2023年シーズンを振り返って「あなたに幸運を！」今のところ、グラベルに満ちています。カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチームはレース第2シーズンへ順調に突入。準備も万端です。シーズニングが効きすぎているわけでもなく、非常に程よく調整されています。 4名の勇敢な女性は、それぞれすでに2大陸で競い合い、数多くのシャープで危険なターンを優雅にこなしながら、合計5000キロ（数千メートルのクライムも含む）を超えました。過去3ヶ月間、運勢はまちまちでしたが、幸運は必然的に勇敢な者に有利になります。スペインからケニアまで、選手たちはロードのホールを避けて飛び越えたり、表彰台に立ったり、キリンを見つけたり、道に迷ったりしました。これらすべてが豊かで貴重な体験を生み出し、究極的にはグラベルそのもの。旅は、結果や方向性の選択に関係なく、永遠に記憶に残るでしょう。チームのライダーがランキングトップに上り詰めた2022年シーズンに続き、2023年もその精神と決意が継続されました。そこで、簡単に振り返ってみようと思います。トレーニングキャンプ | パリ〜ルーベ公式会合とトレーニングキャンプでチームを発表し、グループはフランス北部へ出発。ランフェル・デュ・ノールの石畳が続く道で別の種類の「オフロード・ロードライディング」を体験しました。精神的および肉体的なコンディションについて言えば、寒くて湿気が高く、荒れ狂う天候でしたが、この神聖な領域で苦しんだ何百人ものライダー（そして何千人もの兵士）に敬意を表することは、過酷なテストシーズンを前に誰もが必要としていた警鐘だったとも言えるでしょう。トラカ | スペインこれはシーズンを始めるためのタフなライドであり、今シーズンのスケジュールの大部分を占めるGravel Earthシリーズ最初のレースでした。ジローナのラ・トラカはサイクリング天国であり、このレースはテニスにおけるウィンブルドンと同じような立ち位置と言えるでしょう（王室メンバーはいませんが）。パーティームード漂う、特別な地形。地元の人気選手で昨年の200キロ部門優勝者のリディア・イグレシアスは、360キロ部門でインパクトを残したいと考えていました。タルーニャのエースは気合を入れ、ほぼ18時間走り続け、8位でフィニッシュという素晴らしい結果。「これまでで最も厳しいレースだった」とリディア。他のチームメンバー、マリア（2022年にリディアとともに表彰台で受賞）、イザベルとアナベル（昨シーズン100キロ部門で優勝）は全員200キロコースに出場。マリアは14位でホームに戻り、数分後にイザベルが15位に。マリアは年齢部門で2位になったことに注意すべきですが、彼女のことを知っているので、それは関係ないというべきでしょう。アナベルは4位で、彼女の性格から推測すると、やや残念な結果でしょう。しかし、彼女はすぐに盛り返すことは間違いありません。アーヘン | ドイツ 2週間後、チームはUCI予選イベント（シーズンの終わりにイタリアで開催される世界選手権への出場権を獲得するため）のためにドイツへ出発し、ベルギーとの国境にあるアーヘンで世界最高のシクロクロス選手たちと競ってきました。このサーキットは、エッジのあるライダーに適した、容赦なく泥だらけ道のり。前日に降った雨の影響で起伏が多くなり、ますます不安定な地形が130キロ続きます。通常よりも短かったものの非常に厳しいレースで、残忍な激しさもあり、ライダー全員が自分自身を賭けたライドでした。アナベルはGC出場資格で4位に。典型的な「グラベル」ではありませんが、脚にはポジティブな効果があり、キットとハードウェアの素晴らしいテストにもなりました。Lauf SeiglaのバイクとHutchinsonのタイヤは難なくパフォーマンス性を発揮し、ペトラシボリジャケットとエルサのカーゴショーツはタフな環境ににスタイリッシュな耐久性を見せました。 MIGRATIONレース | ケニア Gravel Earthシリーズの次の目的地は、ケニア南西部のマサイマラの領土でのステージレース。マサイマラ国立保護区はアフリカ最大の自然保護区のひとつで、広大な草原、サバンナ、丘が広がり、信じられないほど多様な野生動物が生息しています。カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチームは4日間で650キロ、8000メートルのクライムをライド。忘れられない旅になりました。ここでの運命はまちまちですが、成功し続けることは簡単なことではありません。レース初日、アナベルは140キロを走り1位、リディアが3位に。アイスランドの戦士マリアとベルギーの冒険家イザベルがトップ10でフィニッシュし、素晴らしいスタートを切りました。 2日目は山岳地帯で、距離170 キロメートル、登り坂2800メートルの道のり。リディアが10キロ地点でクラッシュに巻き込まれ、その日のレースを終える希望は消え去りました。アナベルも不幸に見舞われ、体調を崩す事態に。しかし、マリアはレースに集中し続け、次の2日間で彼女の豊富なレース経験と鉄の精神を活かし、GCで3位を獲得。キャンプの最後から2番目の夕方に遭遇した、地平線の向こうをさまようキリンの群れに匹敵するような美しい結果だと言えるでしょう。関係者全員にとっても素晴らしい経験でした。フランスの石畳の農道からスペインの埃っぽい丘、広大なアフリカの平原まで。泥の中での厳しいライドを繰り広げます。カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチームは、すでにさまざまな地形、壮大な距離、無数のコンディションを経験してきました。まだ道半ば。次の目的地は、7月22日にマリアの故郷であるアイスランドのザ・リフトの恐るべき地形です。ぜひ注目してください！ READ MORE Migration グラベルレース。 Migrationレースは、ケニア南西部のマサイマラの領土で開催される、1日4ステージにわたる600キロのグラベルレースです。サイマラはアフリカ最大の自然保護区のひとつであり、草原、サバンナ、丘が広大に広がり、想像を超える多様な野生動物が生息しています。アーヘン、ドイツ：UCIグラベルワールドシリーズ。世界最強のシクロクロスライダーと競う、アーヘンでのレース。ベルギー、オランダ、ドイツのオフロードスペシャリストが登場し、コース1周目から地獄のような高速ペースでレースが進むことがすぐに分かります。ザ・トラカ：ヨーロピアングラベル。カフェ・ドゥ・シクリステ・グラベルチームは古い友人に会うような心持ちでザ・トラカに到着しました。以前の経験から生まれた親しみがあり、チームの 2名が昨年優勝しました（100キロ勝者アナベル・フィッシャー、200キロ勝者リディア・イグレシアス）。グラベルアドバイス：CDC GT女性ライダー。 CDC GTの女性グラベルレーサー3名に、ウィメンズレースとコミュニティ、歴史的に男性中心のスポーツとして捉えられている分野で女性アスリートとして活躍することについて話を伺いました。

Isabel Del Real: A bike, a drawing kit and a graphic novel later

コレクション

30/06

Isabel Del Real: A bike, a drawing kit and a graphic novel later

イザベル・デル・レアル：バイク、ドローイングキット、グラフィックノベル長距離サイクリストであり、「ドキュメンタリー漫画家」であるイサベル・デル・レアルが、ニースで彼女のストーリーと絵を紹介してくれました。世界中をバイクで走るバイクパッカーであり、水彩画家でもある彼女は、カフェで冒険についてディスカッションを主催しました。パリの法科大学院卒業後、イザベルはすべてを停止し、ブルターニュからテヘラン（祖母を驚かせるために選んだ行き当たりばったりの目的地）までバイクで走ることにしました。「シルクロードを走り、書物で読んだことしかない道のりを自分の目で確かめたかったのです。」イザベルは想像力を働かせ、旅の相棒となるバイクを友人の助けを借りて製作しました。中古のパニアを装備したSurly Ogreは、長距離の冒険やライドのために設計されています。彼女は山々を見るために東へ出発しました。「シュハラはジョージアの最高峰（5,193メートル）であり、ロシア国境近くにあります。北側はロシアのカバルディノ・バルカリア地方、南はグルジアのスヴァネティ地方に位置しています。」彼女は旅を日記に水彩画で記録し、プルエラン（出身地であるブルターニュの小さな村プルエ・シュル・ランス、そして最終目標はテヘラン）というタイトルのグラフィックノベルを作成しました。 2023年6月に行われたトークと同様に、彼女の経験内容とバイクパッキングの冒険を始めようとしている人へのアドバイスを紹介します。ジャーニーこれは完全に一人で行う初めてのバイクパッキング体験でした。全てが新しく感じました。自分に自信を持つことが求められます。初めての一人用テントを張るために街の近く、もしくは街から離れた場所で設営場所を探しました。聞き慣れない音や軋み、匂い、感触。目立たず、痕跡を残さないように滞在し、テントを隠すことは可能なのでしょうか。ロゼールで私が初めて恐怖を感じたのは、ジェヴォーダンの獣の伝説について考え出した夜でした。それからすべてを忘れることができ、オオカミはそれほどお腹が空いていないだろうと考えることにしました。それからイタリアに渡り、ヴェネト州でセバスティアーノに会い、彼についてスロベニアまで走りました。その後、バルカン半島を通ってギリシャ、トルコへ。途中、他の旅行者に会ってロードをたどり、道を共有し、一緒にストーブで食事をし、ガスボンベで即席料理をし、空に広がる星を楽しみながら過ごしました。トルコでは休憩をとり、絵を描いたり、自分のスキルを完璧にすることに努めました。両親の訪問とカフェ・ドゥ・シクリステからの小さなプレゼントが私の心を温かくしてくれました。イスタンブールを離れる頃には、現地の人々と話すための言葉をいくつか習得していたほど。そしてフェリーに乗ってボスポラス海峡を渡りました。砂漠の風景を時には一人で、多くの場合は旅の仲間と一緒に横断。そこから緑豊かな植物と湿気のある黒海沿いへ。そしてついに冬前に登るべき有名な山、シュハラのあるジョージアに到着。しかし野性の熊たちが冬眠の準備をする時期でもあり、急いで行かなければならず、あまりリラックスする暇はありませんでした。イラン（2年ぶりに国境解放）に向かう前のアルメニアへの短いツアーで、私は早口のペルシア語を駆使し、何人かの外国人駐在員に会い、音楽フェスティバルに遭遇。10ヶ月におよぶ15,000キロの旅は、テヘランと絵画で締め括られました。私と同じようにこの種の旅に興味がある方は、Ella Maillart、Parmi la Jeunesse Russe、または La Voie Cruelle （アフガニスタンでのソロバイク旅行）の本がおすすめです。感動を与え、欲求をある程度満たしてくれるでしょう。グラフィックノベルこの旅のおかげで、新しいものを見つけることができた気がします。絵を描き、ストーリーを作成し、煙の泡を通して見たものを伝えること。最初は絵を描く計画はありませんでしたが、適切な媒体を見つけたのです。私にとって、これは旅と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なものになりました。あらゆるものを読み聞き、ストーリーを伝える練習をし、物語、章、登場人物の作成のためにメモを取りました。リヤド・サトゥフのポッドキャストを聞いたり、マルジャン・サトラピを読んだり、黒のモレスキンにスケッチしたり。そこから、より大きなスケッチブックと水彩キットに成長したのです。さらに旅を続けて進むにつれて、絵と「ストーリー」も進化していきました。色を通して感情を伝えるのが好きですが、それはすべて即興で、冒険が展開するにつれて描かれています。長い間一人でいたために物語を展開する頭の余裕があったこともあり、やっていくうちにすべてが自然に成長していきました。次に、より大きな距離感を生むためのキャラクター、ブロンドの髪のヒロインと、親密な自伝的物語を語ることを可能にするディテールを作成しました。誠実なストーリーを伝えるために。私は多くのアメリカのグラフィックノベルからインスピレーションを得ています。しかし、特定の規範や基準には従ってはいません。これは自伝的な物語ですが、瞑想的な自由形式の部分が入り込んでいます。 1年間絵を描き続け、イラストやセリフを作り直すことで、自分のスタイルが成熟し、作品に対する自信が高まりました。バイクライドに夢中になったことが、漫画を後押ししたと言えるでしょう。無理に行ったことは一つもありません。ライドをただ楽しみ、幸せな時間でした。ライド＆クリエイト | ローリアンヌ・マリエールオレンジのブロンプトンバイクに乗ったローリアンヌ・マリエールは、好奇心とエネルギーに溢れた様子でパリの街を巡ります。ライド＆クリエイト：アンドレア・サーリ。サーリの年間走行記録は25000キロ以上。プロのサイクリストになるべきかもしれませんが、本業は違います。バイクパッキングコンフェレンス - 限界を超えたライド。先週木曜日の夜、フランス出身のバイク冒険家アクセル・カリオンが世界中を巡る超長距離ライドについて語ってくれました。ライドのストーリーに加えてキットのアドバイス、用具選択、バイクの準備まで幅広いトークが繰り広げられました。 2023年バイクパッキングコレクション。キャンプファイヤーと木々が立ち並ぶ川の間を巡る、真の自由を体験するバイクパッキング。支払いも締め切りもない、気ままな旅。バイクとビブショーツ、そしてテントが相棒。もちろんそれ以外の荷物やグッズも欠かせない。パッキングが旅の成功を左右すると言っても過言ではないでしょう。

ルーラー

28/06

The Migration Race

Migration グラベルレース軌跡を残すような重要なライドやレースというのは存在します。Migrationレースは単なるグラベルサイクリングやレースを超えたものであり、参加者、主催者、ケニアのコミュニティ（人間と動物）にとって、奇跡的な体験だと言えるでしょう。人生の貴重な瞬間を共有するイベント。 Migrationレースは、ケニア南西部のマサイマラの領土で開催される、1日4ステージにわたる600キロのグラベルレースです。マサイマラはアフリカ最大の自然保護区のひとつであり、草原、サバンナ、丘が広大に広がり、想像を超える多様な野生動物が生息しています。マサイマラには、シマウマやキリンの群れに加え、マサイ族の豊かで活気に満ちた文化が息づいています。伝統的に半遊牧民であるマサイ族は、抑圧的な近代化にもかかわらず、21 世紀になっても先祖伝来の伝統を守り、自然の生息地と調和した生活様式を楽しむことに成功しています。今週のレースは、組織内に遍在し、写真家やジャーナリストのために乗り物を操縦し、キャンプを設営し、彼らが知り尽くしている野生の空間に散らばる関係者を見守るマサイ族の男性なしでは不可能でした。彼らは、歌と踊りと美しい立ち居振る舞い、そして絶えない笑顔で夜を明るくしてくれました。ここでの生活に対するマサイ族のシンプルなアプローチとは興味深い対照を成しているバイクライダーたちが、世界中から騒がしい機械や技術的な道具を携えてやって来ます。タータンチェックのシュカを着て、ナタをベルトに巻いた先住民たちは、何気なくストイックに、自分たちの日常生活から千マイルも離れた「現代人」がタイヤの空気圧やGPSのバッテリー寿命などの些細なことを心配している様子を観察しています。彼らの村には世界中から観光客が集まり、常にこうした「現代人」の奇行に直面しているとも言えるでしょう。しかし、二輪車観光客は商業をもたらし、自転車レースは彼らが受け継いできた牧歌的な生活を侵食するとはいえ、興味深い（敢えて言えば有益な）観光形態の1つだと思いたいところです。カフェ・ドゥ・シクリステ・グラベルチームのレース初日は波乱万丈。イギリス人レーサーのアナベル・フィッシャーが140キロのステージを駆け抜けて1位となり、スペイン人のリディア・イグレシアスが3位。アイスランドの戦士マリア・グズムンズドッティルとベルギーの冒険家イザベル・ベッカーズが女子トップ10にランクインし、素晴らしいスタートを切りました。男子選手の場合、ヨーロッパのトップグラベルエースの多くが参加するため、レーススピードはさらに速くなります。アフリカ人ライダーは息を呑むような迫力で、Team Amaniはこの想像を絶する地形での走り方を見せてくれました。最初の夜のキャンプは、突然魔法のように現れたように感じました。個別のテントが設置され、シャワーとトイレ、食堂が備えられ、素晴らしい料理人たちがお腹を空かせた200人に食事を準備していたのです。同組織は4日間にわたり、すべてのライダーのバイクを洗い、温水シャワーと機械サービスを提供するという驚くべき偉業にも成功しました。多くの場合、見つけるのが簡単ではない場所まで、険しい石や泥だらけの困難な地形を通って進む必要があることを考えると、スムーズな物流はまさに奇跡的だと言えるでしょう。 2日目の山岳地帯はツール・ド・フランスのステージに相当しますが、ルートはトラックベース。標高2,800メートルを含む総距離170キロは、ライダーにとって良いルートだと言えるでしょう。しかし、スタートから10キロ過ぎたところでリディアが転倒。今になって考えると、穴の深さ、砕かれたリムの状態、衝撃の激しさを考えると、事故はもっとひどいものになっていた可能性があります。疲れ果てた彼女は、3位のポジションを諦めなくてはならないと分かり、涙を抑えることができませんでした。しかし、彼女は翌日大きな怪我もなくバイクに戻り、それが何よりも大切な結果だったと言えるでしょう。その頃アナベルは食中毒に苦しんでいました。彼女は首位の座を維持しますが長くは続かず、ウイルスが生活を困難にしてしまったのです。一方イザベルは道に迷ってしまいました。この4日間での多くのライダーと同じように、気まぐれなGPSに振り回されてしまったのです。素晴らしい体力のおかげで食中毒を克服したアナベルは、トップ3でステージを完走。マリアとイザベルは安定したライドを展開。マリアは順位のため、イザベルは楽しみのため。その夜、キャンプでは幻覚のような稀有で優雅な光景が現れました。尾根にはキリンの群れが揺れ、優雅な放浪の様子は言葉にできないほど。選手たちの疲れた目は地平線に釘付け。マサイ族のホストもいつもより多く、女性たちは即興でクラフトマーケットを開き、男性たちはグループのために火を起こして肉を焼いています。アフリカの空の下、最後から二番目の夜を過ごすのに最適な美しい雰囲気が流れます。 4日目は野生動物が競技者の目前でトラックを横切るなど、数多くの出来事が起こる最終ステージ。マリアは地道な努力が実り、総合3位に輝きました。アナベルは、コース残り20キロを過ぎたところで変速機が壊れ、最後150キロメートルは 1つのギアに留まったままになるという、また疲れ果てる一日を過ごすことになりました。ステージの標高は約1800メートル。アナベルは自分らしく完走すると心に決め、日暮れに到着。複雑な気持ちですが、思い出深い経験になったことは間違いありません。これらのレースの記憶は長い間私たちの心に留まり、消えることのない旅となるでしょう。素晴らしい風景、素敵な出会い、表現できないような感情。Migrationレースは特別であり、単なるグラベルライドをはるかに超えた体験です。 READ MORE グラベルアドバイス：CDC GTの女性ライダーグラベルレーサーの女性トリオであるCDC GTに女性のレースとコミュニティについて、そして伝統的に男性中心のスポーツで女性アスリートであることついて伺いました。ラウフの人生アイスランドの風が吹き荒れる荒涼としたトレイルで生まれたLaufは、カフェ・ドゥ・シクリステ・グラベルチームのバイクスポンサーです。サスペンションフォークメーカーとして歩みを始めたこの新興ブランドは、現在ではさまざまな地形でのグラベルレースに最適な、美しいカーボンファイバーバイクを製造しています。カフェ・ドゥ・シクリステ・グラベルチームグラベルチームの新年と新シーズンが目前に迫っています。全員女性の同チームは、国際サーキットで再び持久力、精神力、そして強い責任感を試すことになるでしょう。 The Traka：ヨーロピアングラベルカフェ・ドゥ・シクリステ・グラベルチームにとって、The Trakaレースに参加することは、旧友を訪ねるようなものです。これまでの経験から生まれた親近感があり、チームのうち2名は昨年の優勝者（100キロ勝者アナベル・フィッシャー、200キロ勝者リディア・イグレシアス）。

ラ・ヴィ

ツール・ド・フランス2023 - 大注目のルート夏の予定が他にあったとしても、フランスに注目せざるを得ないバイクレースカレンダーの7月。旗を上げて日焼け止めを準備し、3週間にわたるプロトンのプライムタイムを楽しみましょう。ロードレースのメッカでありトレーニング会場でもあるニースで待っています。7月に荒々しい馬が解き放たれ、リヴィエラの街を走り抜ける興奮を心待ちにして。素晴らしい景色やバイクに乗って走りぬけるライダーだけでなく、今回のツール・ド・フランス（オム＆ファム）では、フランスの多様性と文化、地域性と奇抜さについて多くのことを知ることができます。フランス革命記念日をレース中盤で迎える同イベントは、町や村を駆け抜ける騒がしいバイクレース以上のものだと言えるでしょう。多くのライダーやスポーツ愛好家にとって、一年のピークがやってくるのです。今年は、最も壮大な同レースの120周年記念。ヴォージュ山脈、ジュラ山脈、中央山塊、そしてもちろんアルプス山脈とピレネー山脈の5つの異なる山脈を舞台に開催されます。毎年7月には、山岳ステージへの期待に人々の高揚感が高まります。バイクレースの最高峰であり、世界で最も有名で神話的な峠の頂上に誰が最初（そして最後）に到達するのか。魅力は決して失われることはありません。勾配が上がるにつれ、脈動する上り坂での戦いや危険な下り坂の興奮が辺りに漂い始めます。ツール・ド・フランスの大物クリスチャン・プリュドムは、21世紀における世界最大のバイクレースの難易度という点で、その名を轟かせています。サイクリングの人気がこれまで以上に高まっているのは確かであり、賞賛されるべきでしょう。激しいライドに関して、一部のライダーがどう感じているかはわかりませんが。これほど注目度が高いルートプランも他にないと言えるでしょう。ライダーに休む暇はないようです。ロードマップ作成へのプリュドムの容赦ないアプローチは、この国の豊かな地形を活かした作品であり、またツールの起源でもあります。 1903年にこのレースを創設したアンリ・デグランジュは、故郷を巡る大冒険を思い描いていました。その難関を突破したのはたった1人の選手だけ。現在でも意味のある神秘的な歴史と言えるでしょう。デグランジュが今のルートについてどう思うかは別として、出場するプロチームだけでなく、自宅やルート沿いで観戦している人々にとっても、素晴らしい高揚感を与えるものです。5つの山脈それぞれを経由する今年の行程全景を見てみましょう。ピレネー山脈ビルバオとバスク地方から出発するレースの始まりは盛大となるでしょう。 2つの起伏に富んだ長いステージを経て、ピレネー山脈と谷の陰鬱なステージ5＆6。アルプスの荒々しく予測不可能な環境にあるピレネー山脈は、フランスとバスク地方／スペインの境界を成しており、暗く険しく道のり。アマチュアライダーとプロの両方にとって素晴らしいライドになることは間違いありません。ツールマレー峠とアスパン峠は、最初の週を盛り上げるきっかけとなるでしょう。ジュラ山脈一般の鑑賞者にとっては未知の領域であるジュラ山脈（ウィスキーで知られるスコットランドの島ではありません）でのバイクレースは、コンテ地方の牛乳を使ったモルビエチーズといった、同地域で有名な食べ物ほどには知られていません。亜高山帯の山々はフランスとスイスの国境に沿って存在しており、常緑樹や牛が密集しています。ボジョレーを生産するブドウ畑にも近いため、このステージでは非常に味わい深い仕上がりのヴィンテージレースが期待されます。アルプス山脈アルプス山脈とツール・ド・フランスについて、当たり前でない言葉を選ぶのは簡単ではありません。チーズをサイクリングに例えるとすれば、アルプス山脈は30キロメートル登っても食べきれないほどの巨大なタルティフレットの一皿だと言えるでしょう。今年はアルプス山脈で上り坂のタイムトライアルと、オートサヴォワ地域の起伏に富んだ第15ステージを含む、合計5日間のレースが行われます。プロトンはフォルクラ・ド・モンマン峠、クロワ・フライ峠、アラヴィス峠、コート・デ・アメランでのクライムを走ります。2回目の週末が終わる頃には、ライダーの脚への負担は計り知れないものとなっているでしょう。中央山塊第9ステージはピュイ・ド・ドームの頂上で終了。このドームは、ジャックアンクティルとレイモンプリドールが肩を並べて火山を駆け上がった 1964 年のレースで不滅の名を残しました。フランス国民とメディアは、同様の対立がまた起こることを楽しみにしているだろう。屈強なデンマーク人と超人的なスロベニア人は戦うのは難しいかもしれないが、2週目では予期せぬ事態が起こる可能性がある。待とう。ヴォージュ山脈ツール・ド・フランス史上初の峠を越えるステージは、1905年にバロン＝ダルザスを登るヴォージュ山脈で開催されました。今年のレースの最終山岳ステージも同様に歴史的重要性を持つものとなる可能性があります。最初にバロン＝ダルザスを登り、その後他5つのクライムを走るという、まるでチーズ愛好家の心電図のようなルート。プリュドムによれば、多少「消化不良」を引き起こす可能性があるとのこと。それが何を意味するにせよ、非常に面白い対決になることは確実です。バトルを始めましょう。続きを読む Le Tour; Dans la Chaleur. In more recent times we've seen weather protocols finally being introduced to protect riders from snow and freezing cold conditions. But the heat, 'La fournaise', is another matter. ツール・ド・フランスライドテュリニ峠を最高地点とし、海岸沿いのエズ峠を含む海から空へと繋がる素晴らしいライドです。 Another Tour : Morzine, July '22. The Tour is life. From the northern cobblestones to the Alps, the Pyrénées to the Champs Élysées. Every dog has its day. The highs and lows, the mountains and the valleys, on and on they race. 2倍楽しむモン・ヴァントゥ。 2021年ツール・ド・フランスのステージ11から、モン・ヴァントゥのロードサイドシーン。

The Tour 2023 –– High Profile

ラ・ヴィ

15/06

Ride & Create | Laurianne Melierre

ライド＆クリエイト | ローリアンヌ・マリエール「自分のバイクによく耳を澄ませて。バイクはオーナーの個性を知り尽くしています。」オレンジのブロンプトンバイクに乗ったローリアンヌ・マリエールは、好奇心とエネルギーに溢れた様子でパリの街を巡ります。彼女がプロとして放送や創作活動に注ぐのと同じエネルギーと情熱。「私には多くのエネルギーが余っているのです。「強烈な」人間なのかもしれません。」と彼女はためらうことなく言います。リヨン生まれのローリアンヌは、パリを拠点とするジャーナリストが運営する編集会社PLUMEの創設者兼ディレクターです。 2018年以降、世界中から集まった著者、戦略家、編集者が、ファッション、デザイン、健康、文化、テクノロジーの分野でブランド方向性を定めてきました。もともと好奇心旺盛な彼女は、旅行、ファッション、文化などの多くのテーマに情熱を持ち、以前はテレビやラジオの仕事と並行して『グラマー』や『ル・パリジャン』などのさまざまな雑誌や新聞で仕事をしていました。 2018年にPlumeを立ち上げて以来、ローリアンヌは多忙な日々を送っています。執筆と編集と並行してポッドキャストやテレビの仕事、講演、コラボレーションに加え、セリーナ・ウィリアムズ、ロジャー・フェデラー、アサ・トラオレ、クローディ・エニレ、中村彩、エマ・チェンバレンなどの著名人とのインタビューも行っています。これらの有名な仕事はさておき、今日の注目トピックはバイクです。「家から数キロ離れていても、地球の反対側にいても、どんな環境であっても、バイクは素晴らしい治療ツールであることがわかりました。自分のペースを守りながら、自分の意思で真に探索する方法と言えるでしょう。」彼女は今年、パリと周辺地域の「アスファルトを取り戻す」ことを目的とした女性およびノンバイナリーの方々を含むサイクリングクラブ「Free the Cycle」を友人のマリオン共同設立しました。バイクの探求力と変革力を促進し、特別な技術を必要とせずインスピレーションを与えることを目的としたコミュニティです。「技術やパフォーマンスに重きを置かず、自由なアプローチでサイクリングについて語る機会はほとんどありません。」友人のマリオンと一緒に、錆びた古いバイクでボルドーからビアリッツまで旅をしたことを「素晴らしい経験だ」と感じ、新たに発見したバイク旅行への情熱を他の人たちと共有するために、「Free the Cycle」を創設しました。「旅行中、私たちはソーシャルネットワークで日々の冒険を共有し、コミュニティから大きな関心が向けられていることに気がつきました。」彼女は自分の身体が持つ可能性を感じ、これまでの活動を超えた肉体の限界を押し広げるサイクリングへの情熱が、新しいプロジェクトのきっかけとなりました。「パリに戻り、物事の見方が変わったことに気がつきました。自分自身をよりよく理解できるようになったのです。このアドベンチャー体験を活かし、日常生活での移動はすべてバイクで行うことにしました。」ローリアンヌは単独で、またはマリオンと一緒に、ブルターニュ、ロット、オーヴェルニュ、アルザスへ旅をし、ストラスブールからスイスのバーゼルまで走りました。次のステップは、バイクで日本を探索することです。「バイクは私の人生を変えました。私の世界、そして私の街。より速く、より自由に、よりパワフルに感じられ、明らかに自分に自信がついたと言えるでしょう。バイクに乗っていると、一人で道を歩くよりもはるかに安全だと感じ、遅い時間でも危険を感じることなく外出できます。誰かに付き添ってもらう必要もありません。自立したと感じる手段なのです。」 Free the Cycleはまだ発展途上で、ローリアンヌは典型的な「Velo Club」ではないと主張していますが、バイクによって活性化されたコミュニティであることは間違いないようです。パリを出発点とした月に一度のサイクリングを企画するなど、いくつかの小さなプロジェクトのアイデアを形成中。プロジェクトの目的は人々と出会い、サイクリングに自信を持ち、バイク旅行の真実を自分で発見することです。「現時点では、クラブは女性とノンバイナリーの人々のみを対象としています。私たちは観察することから始めたわけですが、サイクリングは十分に民主化されておらず、依然として非常に白人中心の男性的スポーツだと言えると思います。パフォーマンスや競争力を気にせず、お互いを評価せずに集まってサイクリングすること。これは私たちにとって不可欠でした。」ローリアンヌはエネルギーを生み出す女神のような存在で、バイクは彼女の世界への情熱を高めているようです。「私も人間なので、皆さんと同じように疲れたり、だるくなったりする瞬間はあります。しかし、私にとって重要なのは、自分の活動のバランスをとる方法を知ることです。バイクは確実に助けとなり、全てのバランスを取ることに役立っています。」 READ MORE ライド＆クリエイト：アントワーヌ・リカルドゥー。パリを拠点とするSaint-Lazare / A.S.LエージェンシーおよびMontmartre Vélo Club（MVC Paris）の創設者である建築家アントワーヌ・リカルドゥーは、雨が降るパリの朝に我々と一緒にライドをし、彼のクリエイティブな活動と持久力スポーツの関係について語ってくれました。もっと読むライド＆クリエイト：アンドレア・サーリ。サーリの年間走行記録は25000キロ以上。プロのサイクリストになるべきかもしれませんが、本業は違います。もっと読むサイクリング＆クリエイティビティ：アン・ペッシェ 15年間にわたり、アーティストであるアン・ペッシェ氏は毎日同じ儀式を続けています。朝6時前にアパートを出て、ヴァンス峠のクライムを行うのです。もっと読むサイクリング＆クリエイティビティ：レミ・クレルモンレミ・クレルモン氏は、カフェ・ドゥ・シクリステのクリエイティブディレクターです。クリエイティビティと彼自身のサイクリングが過程でもたらす重大な影響について話します。もっと読む

ルーラー

14/06

2023年新作バイクパッキングコレクション

2023年新作バイクパッキングコレクションくすぶるキャンプファイヤーと木々に囲まれた川岸を走ることの間のどこかで、バイクパッキングは純粋な自由を体験できるものです。ここでは支払うべき請求書も、守るべき期限もありません。グリッドは本当に揺さぶられています。あなたの最も身近な仲間は、自転車、ビブショーツ、そして野営地です。もちろん、他の道具や荷物も必要なので、何を持っていくか、どのように荷造りするかが、大自然への旅を成功させる鍵となります。そのような冒険をサポートするために、Café du Cycliste は 2023 年に向けてバイクパッキングラゲッジのラインナップを拡充しました。旅の途中で遭遇するどんな状況にも耐えられるように設計されており、10 リットルのサドルパック、4 リットルのフレームバッグ、トップチューブバッグ、小型ツールポーチ、新しいハンドルバーバッグなど、迷子になるのに必要なものがすべて揃っています。これらはすべて、耐候性のある生地と耐久性のある部品で作られており、24 時間機能を発揮します。各アイテムは、カフェ・デュ・シクリステのデザインの原動力となる冒険心の象徴であるフライングフィッシュのモチーフをあしらった最新のブランドロゴで仕上げられています。続きを読む究極のバイクパッキングガイドどのように、何を、どこへ。あなたにもできます。もっと見るトリノ〜ニースラリーの軌跡イタリアからフランスまでを旅する伝説のグラベルライド。ソフィーガトーとマティアスリキエが、今年 9 月のラリー開始に先立ちルートを探索します。もっと見るバイクパッキングカンファレンス - さらなる高みを目指すライディングフランス人自転車探検家アクセル・カリオンが先週木曜日の夜、街にやって来て、世界中を自転車で超長距離走破した偉業について語った。アクセルの冒険談には、キットや装備の選択に関するアドバイスや、自転車に欠かせない準備も含まれていた。もっと見る Giro di Cappuccino : 北イタリアのバイクパッキング友人のクララとメッリは、北イタリアへの夏のバイク旅行に出発しました。カプチーニを燃料に、キャンプ用ストーブと寝袋だけを携えて、南チロルとロンバルディアを駆け巡り、美しい街ヴェローナで旅を終えるという冒険でした。もっと見る

Bastille Lookbook: AND GOD CREATED ST. TROPEZ

コレクション

14/06

Bastille Lookbook: AND GOD CREATED ST. TROPEZ

神によって創られたサン＝トロペプロヴァンス海岸のきらめく宝石、サントロペの蒸し暑い夏。サントロペという名前は、宗教的理由のために斬首されたピサのトルペティウスまたは聖トルペスと呼ばれるローマ兵士に由来しています。彼が終の棲家としたコート・ダジュールの同地が、20世紀に富裕層や有名人のリゾート地になるとは、夢にも思わなかったでしょう。洗練、成功、魅惑の代名詞であるこの場所は、間違いなく今でもシックな休暇スポットとして知られています。次世紀の現在、ロックンローラーや飲み騒ぐ人、労働者、そしてロードライダーが、高価なヨット、高すぎる食前酒、ミニチュア犬と混ざり合い、光り輝いています。サントロペは、クリスタルブルーの海が広がるフランスで最も魅力的な場所。物価さえ低ければ、誰でも何にでもなれる場所でもあります。ここには、感覚や光、振動するような空気など、お金では買えないものが存在します。サントロペでは、自分だけのストーリーを作り、自分だけレースを走り、サイクリストであることを誇りに感じる何かがあると言えるでしょう。 1. ニナ - メンズンズライトウェイトジャージ - バスティーユデイ 2. ニナ - ウィメンズライトウェイトジャージ - バスティーユデイ進み続けよう | agnès b. x カフェ・ドゥ・シクリステカフェ・ドゥ・シクリステのパフォーマンスアイテムに加え、ワークウェアを着想源としたクラシックアイテムや、21世紀にふさわしいスポーツウェアとユーティリティピースのラインアップ。タイヤトラック | シボリストーリーこのコレクションのインスピレーションとなった日本古来の絞り染め技術は、肉体を使ってパターンを生み出す過程に美しさが映し出されています。絞り染めは動詞「絞る」に由来しています。 SS23: ワイルドフラワー今シーズンは、マティスやモネをイメージした手描きパターンをモダンなスタイルで取り入れました。サマージャージのフロリアンとロールリンヌに同パターンを施し、毎年春に湧き出てくる希望と冒険心の源ともいえるプロヴァンスの花々にオマージュを捧げたデザイン。反骨精神古代ペルシャから、スコットランドのローランド地方を介し、開拓時代の米国西部地方に至るまで、ペイズリー柄はテキスタイルやファッションデザインに欠かせない存在です。

ラ・メゾン

01/06

ROTM: Velocity and Light in Paris

ROTM：パリのスピードと光「土曜日朝のライドは、私にとってパリそのもの」とカフェ・ドゥ・シクリステ創業者であるレミ・クレモン。アニエスベーとの特別コラボレーションを記念して、彼は以前住んでいたパリに戻り、ライドに参加しました。「コーヒーを飲んでからセーヌ川沿いでウォームアップライド、そして街を出てイル＝ド＝フランスへ。まるでずっといたかのような感覚でした。」パリ西にあるブローニュの森を午前7時半に出発し、都心を囲む郊外へと12名のライダーが走り、Le Barn Hotelで休憩。Le Pain Grilléでブランチを楽しんでから、アニエスべーの本社カフェへ。 100キロの道のり（StravaによるとBarnexpressの足跡を辿っているとのこと）は素晴らしいワークアウトであり、コラボレーションキットを試す最高の機会でもありました。レミは機能性やデザイン性、フィット感に高い満足感を感じ、アルプ＝マリティームで13年前に友人と始めたカフェ・ドゥ・シクリステのマイルストーンのようなコラボレーションであると実感。「ずっと尊敬し続けてきたブランドと協働でデザインし、創造性とサステナブルなアプローチを共有し、何より楽しんで仕事ができたのは素晴らしい体験でした。実際のアイテムとして誕生したことを肌で感じるのは感慨深いです。」アニエスべーとのコラボレーションによる新しいアイテムに加え、夏の長いライドに最適なカフェ・ドゥ・シクリステのシグネチャーパフォーマンスピース2点がリリースされました。再生繊維を用いた素材を使用し、空気力学的テーラリングで仕上げています。アニエス自身によって撮影された写真を元にしたプリントを施し、スピード感のある鮮やかなコラボレーションとなっています。パリからフランス各地、国外までつながるTGVでアニエスが移動中に撮影した写真を元にしたプリント。日本製スーパー8カメラ「ハリネズミ」で撮影された写真を元にした、サイクリングのスピード感と速さを表現した「Stroke of Light」パターン。夢のようなカラーパレットと動きが感じられる創造性あふれるデザインです。夏のフランスでの山道を走るライダー、そして彼らを見る道ゆく人々が目にするぼやけたような色合いを表現。 Read More CLASSICS CHALLENGE：パリのプロムナード凱旋門から数メートルのところにあるKM0バイクショップには、毎月300人のパリ拠点のサイクリストが集まります。グループで100～200キロを走行するというシンプルなアイディア。今月のライド：4月春がやってきました。夏時間が始まり、ニース港は活気付いています。まだ眠そうな目をした船員が大型ヨットを掃除し、小さなディンギーが揺れています。ジェローム・カズンはエスプレッソを手に、プロのプロトンを引退して以来楽しんでいるゆっくりとしたライドについて語ってくれました。今月のライド：3月。毎年春になるとタネロンとエステレルに有名な黄色いミモザの木が咲き誇り、プロヴァンスには魅力に満ちた空気が流れます。カンヌからわずか数キロのところに位置する地中海を見下ろす山塊は金色に輝き、蜂蜜とバニラの甘い香りを放っています。今月のライド：3月。サイクリングレースの世界では、ミラノ〜サンレモは最も名声の高いイベントの一つです。このレースで勝利を収めるということは歴史に名を刻むということ。しかし、男性である必要があります。

コレクション

31/05

REBEL WITHOUT A CAUSE – ATELIER SS23

agnès b. x Café du Cycliste: from Paris to Nice, and back again.

ラ・メゾン

22/05

agnès b. x Café du Cycliste: from Paris to Nice, and back again.

アニエスベー x カフェ・ドゥ・シクリステ：パリからニース、そして再びパリへ「私にとって洋服とは、自分らしくあること。もし私がデザインした服を着た人が気持ち良く感じたり、美しい心持ちになってくれたら、これ以上ない幸せ。」フランスのファッションとアートのアイコンであるアニエスベーは、半世紀以上にわたってデザインを提案し、世の中に動きを与えてきました。パリを世界的なファッションの中心地として発展させた功績に加え、フランスの繊維工芸の伝統を活性化させ、アーティストや映画制作者と共に探求を深めてきた真の先駆的存在と言えるでしょう。カフェ・ドゥ・シクリステとのコラボレーションにより生み出された、バイクライドから街で過ごす時間まで、シーンを選ばない幅広い着こなしが楽しめるコレクション。両ブランドのクラシックスタイルにサイクリングウェアディテールを取り入れ、パリとニースでデザインされたアイテム。50年以上にわたるアニエスべーの鮮やかな旅に新たな息吹を吹き込む、革新的なデザイン。環境に配慮した製造方法と社会的責任に重きを置き、半世紀にわたってアイコニックなアイテムを作り続けてきた伝説的ブランド、アニエスベー。フランス国内および近郊での生産にこだわり、地球環境の保護に取り組んできたカフェ・ドゥ・シクリステとのコラボレーションは特別な融合と言えるでしょう。「私たちは長年にわたってフランス国内で製造を行っており、真のサヴォアフェールと熟練職人、そして優れた工房と仕事をしています。」パリは世界のファッション中心地として知られており、バルやギャラリーが建ち並ぶ活気に満ちた街から数多くの著名ブランドが誕生しました。アニエスベーはエフォートレスなパリスタイルの真髄を絶妙なアプローチで捉え、独自のスタイルを生み出しました。 1973年にアニエス・トゥルブレ (アニエスとして知られる) によって設立され、派手で贅沢なものを排除し、シンプルで実用的かつリラックス感のあるスタイルを取り入れた、独自のモダニズムを展開。パリのレ・アル地区に位置する元精肉店の建物内に、最初のブティックを1975年にオープンしたアニエスは、価値観を根底から覆すような創造性とミニマルなデザインアプローチをさらに発展させていきました。アニエスは街での日常生活をインスピレーション源とし、スタイルと快適性を兼ね備えた、ファッションの概念を再定義するアイテムを生み出しました。多くのアイコニックなデザインの中でも、1979年に発売されて以来、世界中で世代を超えて着用されているスナップボタン留めのタイムレスなコットンカーディガン、カーディガンプレッションを知らない人はいないでしょう。フレンチスタイルの真髄が感じられる、洗練されたエフォートレスなシルエット。その機能性とシンプルでエレガントなスタイルは、アニエスベーを象徴する不朽の名作となっています。アニエスベーとカフェ・ドゥ・シクリステのコラボレーションでは、この名作に新しい息吹を吹き込みました。他にもオーバーオール、ワークジャケット、ストライプTシャツ、フォトプリント生地など多くのアイコニックなアイテムがあります。さまざまなスタイルと無理なく馴染むことで自然な自己表現を促し、多くのファンを魅了してきました。現在、パリ、ニューヨーク、東京、香港など主要都市を含む世界各国で200店舗以上を展開しています。また、アニエスベーは社会的責任と環境保護活動に取り組んできました。スタイリッシュな魅力を放つブランドかつ芸術後援者として、あらゆる形の創造性を支援しています。2009年にスポンサーシップ、パートナーシップ、慈善活動を組織化する目的でアニエスベー財団・基金が設立されました。これはフランスで設立された最初の寄付基金の1つであり、2020年にはアニエスベーが支援する作品を展示する新会場が開設されました。「La Fab」と呼ばれるこのスペースはパリのジャン=ミシェル・バスキア広場に位置し、ギャラリー・デュ・ジュールと書店が併設され、5,000点以上の芸術作品が展示されています。アニエスべーは数多くの慈善活動を積極的に支援しており、持続可能な素材と生産方法を可能な限り取り入れています。公正な労働慣行と環境保護の促進、Tara Ocean（タラ・オセアン）財団での活動を通じて、ファッション業界にポジティブな影響を与え続けています。常に外の世界に目を向け、さまざまなクリエイターとのコラボレーションを通じて芸術的活動の促進を行なってきました。自身もアーティストであるアニエスは、幅広い取り組みや展示会を通じて、新進気鋭の若手たちの才能をサポートしています。ファッションとアートを融合させた同ブランドの創造性に対する総合的なアプローチは、アーティストや有識者、ファッション関係者から高い支持を得ています。今夏のカフェ・ドゥ・シクリステとのコラボレーションも例外ではなく、アイデアや専門知識を共有することで他にないアイテムを生み出すことができました。サイクリングの環境保護への貢献度は明白であり、アニエスベーの強い賛同によりコラボレーションが実現したのです。サイクリングウェアを着想源としたシグネチャーアイテムのモダンなアレンジなど、コラボレーションの方向性はアニエス自身の影響を深く受けています。サイクリングと移動中の小さな発見にインスパイアされた手書きメッセージ入りのアイテムは、アニエスのパーソナルなタッチが魅力です。「Regarde plus loin」、「Let's go」、「Pause」のメッセージはすべて、バイクライドのダイナミックで瞑想的な側面を反映しています。 FURTHER READING 進み続けよう | アニエスベー x カフェ・ドゥ・シクリステカフェ・ドゥ・シクリステのパフォーマンスアイテムに加え、ワークウェアを着想源としたクラシックアイテムや、21世紀にふさわしいスポーツウェアとユーティリティピースのラインアップ。タイヤトラック | シボリストーリー。このコレクションのインスピレーションとなった日本古来の絞り染め技術は、肉体を使ってパターンを生み出す過程に美しさが映し出されています。絞り染めは動詞「絞る」に由来しています。 LOOK Cycle | 1983年創業の革新的ペダルテクノロジー。 1983年に創業した革新的サイクリングテクノロジーを追求するLOOK Cycleは、1950年代にバイクフレームや部品生産を始めました。1960年に起きたスキー事故が、革新的なペダルテクノロジーを生み出すきっかけとなったのです。 1% For The Planet。 1% For The Planetは、コート・ダジュールで始まった当社のビジネスを自然界に還元するための一歩です。

コレクション

22/05

Keep Moving | agnès b. x Café du Cycliste

ラ・メゾン

17/05

CAFÉ DU CYCLISTE x CLASSICS CHALLENGE

今月のライド：パリのプロムナードカフェ・ドゥ・シクリステ x CLASSICS CHALLENGE。カフェ・ドゥ・シクリステは、パリを拠点とするライドコミュニティであるClassics Challengeの公式パートナーになりました。パリの東側と西側の両方からアマチュアライダーとの毎月のライドを企画。イル・ド・フランスの田園地帯を走るClassics Challengeでは、レベルごとにペースが異なります。凱旋門から数メートルのところにあるKM0バイクショップには、毎月300人のパリ拠点のサイクリストが集まります。グループで100～200キロを走行するというシンプルなアイディア。#CCコミュニティに参加し、無料の月刊ニュースレターに登録して、ぜひ参加してください。参加者全員は指定された朝にKM0に集合し、グループのペースに応じて20～35キロ／毎時の距離を15分ごとに時間をずらして出発します。素晴らしいのは、スピードが遅くても速くても、追いつく相手や迎えに来てくれる人がいることです。ビドンの水分補充を忘れないで。 5月13日土曜日、私たちはパリで開催されるClassics Challengeでパートナーシップを正式に行うため、初めての共同走行に乗り出しました。ニース在住のルーシーとヒューゴは、Classics Challengeの創設者フランソワ・パオレッティと、毎月ルートを作成するサイクリングガイドのリリアンと合流。「私たちは 2009年にコート・ダジュールで誕生したこのブランドのファンです。その美学的インスピレーションは伝統的なサイクリングの規範を超えたものでした。その製品の技術性、男性と女性が同等のシェアを持っているという事実。私たちがニースに行ったとき、港にあるショップ、カフェ、ワークショップを訪れました。このブランドが昨年2月にパリに上陸し、ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店に初のポップアップが設置されたのを見てうれしく思いました。カフェ・ドゥ・シクリステが当社の公式パートナーに選ばれたことを大変光栄に思います。」とフランソワの言葉。ヒューゴのライドレポート：午前7時、滞在中のパリ中心部にあるホテル。ポップアップ会場のギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店からはバイクで数分の距離ですが、寄り道する時間はありません。いずれにしても、ギャラリーの有名なフロアを見て回るにはまだ早すぎますし、また後で訪れることにしましょう。バックパックに荷物を詰め、ビドンを満たした後、クリップインして凱旋門に向かって出発。毎年7月にツール・ド・フランスの選手たちがこの石畳を時速50キロ以上のスピードで駆け抜けるというのは信じがたいと思いながら。スタート地点に戻る前に、パリに多くあるパン屋に途中で立ち寄りエネルギーを充電。朝の静けさを楽しみます。美味しいクロワッサンとカプチーノを楽しみ、ライドの活力を満たします。午前8時にClassics Challengeの集まりに出席する約束をしています。その頃のパリはほぼ夢の中、土曜日の朝にセーヌ川岸に沿ってサイクリングするのは素晴らしい感覚です。ノートルダム大聖堂から昇る日の出を楽しみ、その後オルセー美術館とオテル・デ・ザンヴァリッドの前を通ります。集合場所であるKM0という名のショップに到着。気温はメーターで12度、理想的な春の天気です。Classics Challengeの主催者で創設者のフランソワ・パオレッティが、足の速い猫のような集団を出発させる前に最後の注意を促します。この日のメニューでは、300名の参加者が自由に選択されたレベルの異なるグループに分かれライド。Classics Challengeへの登録は無料で、毎月のニュースレターを購読するだけで、全員が自分のペースグループを選択することができます。 15分ごとに出発：午前8:00（時速35キロ）、午前8:15（時速30～35キロ）、午前8:30（時速27～30キロ）、午前8:45（時速25〜27キロ）、午前9:00（時速23～25キロ）、午前9:15（時速20～23キロ）。コースは総距離155キロ、標高1500メートルを南下し、エソンヌのドゥルダン（2014年ツール・ド・フランスのステージ優勝者でイエロージャージを獲得したトニー・ギャロパンの出身地）に向かいます。シャンゼリゼ通りの石畳を高速で進み、その後ブローニュの森を横切り、パリを出ます。西に向かいシュヴルーズ渓谷に入ります。ここは、パリの週末サイクリストが、都会の喧噪から逃れるために美しい田舎道を走るお気に入りの場所の一つです。 15キロ地点でベルサイユ近くを通過しますが、残念ながら宮殿に立ち寄る時間はありません。「太陽王」と呼ばれたルイ14世の装飾品を楽しむ暇はなさそうです。どちらのグループに属していても、猛スピードで道のりを進んでいきます。「速い」グループは容赦なく、「遅い」グループも怠けている暇はありません。今日もライダー達はエネルギーを全投入しているようです。ようやく暖かくなってきた気候への期待が高まっているのかもしれません。おそらく彼らは、パリジャンがどのようにライドするのかをニースからのライダーに見せたいのかもしれませんね。中間地点で小さなパン屋に立ち寄ると、ペースが一定に保たれます。ペストリーとコーヒーも満足感たっぷりの味わい。ライドを再開すると、カフェインと砂糖のおかげでコースの最後の数キロをスタイリッシュに走り抜けることが出来ます。牧歌的なニースに住んでいる私たちに、イル・ド・フランスの田園地帯を縦横に走る道路がとても穏やかだと言われても、信じられなかったかもしれません。しかし、リリアンが考案したルートは本当に美しいものでした。155キロの道路を通るのは数台の車だけで、あとは畑と緑で覆われています。最初のグループがドゥルダン駅に到着するのは午後1時。他のライダーたちもすぐに続きます。次にRERに乗り、パリ方面のオステルリッツ駅に向かいます。私たちの脚は疲労し、さらに言えばお腹も空いています。しかし、私たちは心に喜びを感じ、素晴らしい思い出を持ち、そして新たに友達を見つけたという感覚を抱いてニースに戻りました。これはバイクライドの素晴らしい長所だと言えるでしょう。 FURTHER RIDING 今月のライド：4月春がやってきました。夏時間が始まり、ニース港は活気付いています。まだ眠そうな目をした船員が大型ヨットを掃除し、小さなディンギーが揺れています。ジェローム・カズンはエスプレッソを手に、プロのプロトンを引退して以来楽しんでいるゆっくりとしたライドについて語ってくれました。 VIEW MORE 今月のライド：3月 2023 毎年春になるとタネロンとエステレルに有名な黄色いミモザの木が咲き誇り、プロヴァンスには魅力に満ちた空気が流れます。カンヌからわずか数キロのところに位置する地中海を見下ろす山塊は金色に輝き、蜂蜜とバニラの甘い香りを放っています。 VIEW MORE 今月のライド：3月 2023 サイクリングレースの世界では、ミラノ〜サンレモは最も名声の高いイベントの一つです。このレースで勝利を収めるということは歴史に名を刻むということ。しかし、男性である必要があります。 VIEW MORE 今月のライド：5月 5月はプロヴァンスのマーケットが賑わう季節です。ほとんどの町や村に屋台やお店が毎週現れ、私たちはライクラを身につけた子豚のグループのようにバイクでマーケットを頻繁に訪れます。ソーセージを味見し、素晴らしい建築を楽しみ、コーヒーを1杯もしくは3杯堪能するのです。 VIEW MORE

Aachen, Germany: UCI Gravel World Series

コレクション

16/05

Aachen, Germany: UCI Gravel World Series

アーヘン、ドイツ：UCIグラベルワールドシリーズ 8世紀にカール大帝は神聖ローマ帝国の中心に小さな温泉街アーヘンを置くことを決定し、宮殿を建てました。温泉と町の中心部に建てられた小さな礼拝堂に惚れ込んだという逸話があります。彼はアーヘンを主要な政治的および文化的中心地にしたいと考えていました。オランダとベルギーの国境沿いに位置するこのドイツの飛び地は、今日でもヨーロッパの中心と考えられており、いずれにしても週末にはグラベルの中心地となるでしょう。 "アーヘンで開催される「Three Rides」は、カフェ・ドゥ・シクリステGTが世界選手権への出場権を獲得するためのUCI認定イベントです。この大きなレースは10月初旬に再びヴェネト州（イタリア）近郊で開催され、間違いなくシーズンのグランドフィナーレとなるでしょう。ルールはシンプルで、出場資格を得るためには、アスリートは年齢カテゴリーの上位 25%にランクされている必要があります。各カテゴリーへの参加者数の増加は、パフォーマンスレベルの向上に比例するため、今年の資格取得はこれまで以上に困難になっています。" アーヘンのコースの地形は、グラベルチームが2023年シーズンに参加するグラベルアースシリーズのイベントとは根本的に対照的です。アーヘンでは4名のライダーは起伏のあるコースを19キずつ7周する必要があります。総距離130キロ、標高2000メートルの道のりを女性ライダーたちは出場資格をかけて戦うことになるのです。ここ数日間に降った大雨が道のりをさらに困難にするでしょう。地表は滑りやすく、800名のレーサーが走るたびに状況は悪化するばかりです。偵察ラップの後、地面を滑らずにグリップすることを優先し、Lauf Seiglaに装着されているHutchinsonタイヤはTouaregからTundraに交換しました。アーヘンでのレースは、世界最高のシクロクロスライダーも参加しています。ベルギー、オランダ、ドイツのオフロードスペシャリストが登場し、コース1周目から地獄のような高速ペースでレースが進むことがすぐに分かります。今日は最後まで歯を食いしばり、滑らないように集中力を高め、何としても粘り強く周回のリズムを保つ精神が求められています。何周も回る「洗濯機」から出た女性ライダーたちは休む間もなく、通常より短いながらも強度の異なるこのレースはとても疲れるものだった、とコメント。通常、グループが形成されると、ライダーはすぐにチェーン内の仲間になり、順番に交代して集団で進みます。しかし、ここでは各自が攻撃を仕掛ける好機を模索するような精神状態にあります。まさに激戦。今日参加したプロサイクリストが表彰台をかけて、予選は熾烈な争いとなります。カフェ・ドゥ・シクリステ・グラベルチームでは、アナベル・フィッシャーが予選を勝ち取り、GCで4位という好成績を収めました。厳しいレースと不利なスターティンググリッドの末に得た真の成果と言えるでしょう。 10月のUCIレースへの出場資格を得るためには、残り3名のライダーは今シーズンに開催されるイベントで個別に資格を獲得する必要があります。今のところ、数週間後に行われる次のイベントであるケニアのMigration Raceに集中しています。それまでは、アフリカの太陽の下で長いトレーニングセッションが続くでしょう。もっと読むラウフの人生アイスランドの風が吹き荒れる荒涼としたトレイルで生まれたLaufは、カフェ・ドゥ・シクリステ・グラベルチームのバイクスポンサーです。サスペンションフォークメーカーとして歩みを始めたこの新興ブランドは、現在ではさまざまな地形でのグラベルレースに最適な、美しいカーボンファイバーバイクを製造しています。カフェ・ドゥ・シクリステ・グラベルチームグラベルチームの新年と新シーズンが目前に迫っています。全員女性の同チームは、国際サーキットで再び持久力、精神力、そして強い責任感を試すことになるでしょう。グラベルアドバイス：CDC GTの女性ライダーグラベルレーサーの女性トリオであるCDC GTに女性のレースとコミュニティについて、そして伝統的に男性中心のスポーツで女性アスリートであることついて伺いました。 The Traka：ヨーロピアングラベルカフェ・ドゥ・シクリステ・グラベルチームにとって、The Trakaレースに参加することは、旧友を訪ねるようなものです。これまでの経験から生まれた親近感があり、チームのうち2名は昨年の優勝者（100キロ勝者アナベル・フィッシャー、200キロ勝者リディア・イグレシアス）。

ラ・メゾン

15/05

Café du Cycliste x FabBRICK

カフェ・ドゥ・シクリステ x FabBRICK FabBRICKが、サステナブルな未来を目指す当社の新しいパートナーとなったことを嬉しく思っています。旗艦店をはじめとし、パリを拠点とするFabBRICKによるリサイクルボックスを配置しています。修理不可能なアイテムやいらなくなったグッズを集め、これらを圧縮して「ブリック」（レンガ）として生まれ変わります。家具を製作したり、当社ストアの断熱材として利用する予定です。普通のブリックとは異なり、私たちが歩く地やそこにある石を深く反映したものです。責任のある製造と原料の使用に基づいた明るい未来を築く、変化を担うブロックと言えるでしょう。スタイリッシュなのも魅力です。 CSRプロジェクトの詳細はこちらからご覧ください。サイズが合わなくなったテクニカルウェアを捨てずに再利用する方法はあるのでしょうか。素材によってはリサイクルや生物分解されにくいものもありますが、実は再利用可能なのです。埋立地に埋めるのではなく、未来へ繋がる建設素材として生まれ変わるのです。 FabBRICKは美しくユニークな解決策：修理不可能もしくは廃棄アイテムを圧縮し、ブリックに作り替えます。ブリックで家具を製作したり、建物の断熱、防音に使用します。貯水槽（研究中）に生まれ変わることもできるのです。ニースストアには既に配置されており、ヨーロッパ中のお客様にブリック製廃棄箱を提供していく予定です。 Further Riding 1% For The Planet - アレクシア・バリエールキャラバンのアンバサダーであり、プロのセーラーであるアレクシア・バリエールに、彼女が設立した4myplanet事業の内容と、カフェ・ドゥ・シクリステが1% For The Planetを通じて将来のプロジェクトにどのように貢献するかについて話を聞きました。 VIEW MORE 1% FOR THE PLANET：CYCLOTROPE、あらゆるスタイルのサイクリングスポーツウェア業界で不可欠となった大義に着実に貢献してきたカフェ・ドゥ・シクリステは、今年初めから地元組織と連携して活動に取り組むことにしました。 VIEW MORE 1% – 大きな差すべての偉大な成果は小さな始まりから生まれます。ローマは一日にして成らずと言われますが、地球も一日にして成ったわけではありません。 1%という数字は、広大な空間と時間の中では小さな塵のような数に思えます。しかしたった1%が、現在から永遠に至るまでの結果に大きな違いをもたらす可能性があるのです。 VIEW MORE スマート・シェルター財団　スマート・シェルター財団は地球上の最貧国で活動しており、大災害や地震にさらされている国に住む10億人以上の国民を保護しています。「自然建築技術の促進と改善、協力と知識の共有、誰もが安全な家に住むべきである」という信条に基づいています。 VIEW MORE

The Traka : The reference for European gravel

ルーラー

03/05

The Traka : The reference for European gravel

ザ・トラカ：ヨーロピアングラベルジローナの小さな町に夜明けが訪れると、活気づくのは鳥だけではありません。 6時を少し過ぎたあたりから、イベントの開始時に沸き立つ喧騒が一気に息を吹き返します。何百人ものライダーがポジションを競い合い、自己のクリーンラインを求めて精神的に奮闘しています。360キロのルートを走るということは、再び夜が訪れた時にまだサドルに座っていることを意味することを知っているのは、おそらく数人でしょう。カフェ・ドゥ・シクリステ・グラベルチームは古い友人に会うような心持ちでザ・トラカに到着しました。以前の経験から生まれた親しみがあり、チームの 2名が昨年優勝しました（100キロ勝者アナベル・フィッシャー、200キロ勝者リディア・イグレシアス）。しかし親しみのある心持ちは、実際に4名のライダーが目前に立ちはだかる険しい挑戦を軽視しているわけではありません。ザ・トラカは、ヨーロッパのイベントで最もやりがいのあるグラベルレースの1つと言えるでしょう。誰もが楽しい時間を過ごしているように見え、明るいムードが継続するイベントです。もちろんこれは偶然ではなく、イベント組織を率いるGerald Freixes氏のおかげです。彼はコース上やあらゆるコーナーを常に確認し、挨拶や励まし、手助け、修理などを行なっています。すべてがスムーズに進むだけでなく、創業以来築き上げられてきた独自のアイデンティティとムードが、今後何年にもわたって育まれるように促しているのです。今やUCI公式イベントとなったグラベルが純粋な競争の領域に入り始めたとき、グラベルが持つ元来の反逆精神を失わないように多くの人々が心がけている様子が、頼もしい限りです。ザ・トラカは最も重要なヨーロッパのグラベルイベントになるべく、アプローチや精神が良い方向に向かっているのが分かります。今年は2500人以上のライダーがスタートラインにつきました。前回の世界選手権で用意された美しく滑らかすぎるルートや、大量のロードバイクと32個のタイヤ、というようなものではありません。グラベルのルーツを再確認し、ライダーはクライム、シングルトラック、砂埃が巻き上がるトラックを交互に繰り返す、ジャンルの起源とも言えるルートを走ります。出発時間になりました。ザ・トラカはシーズン最初のレースであり、4ヶ月にわたるジャーニーの重要なステップです。何ヶ月も前から準備を進めている人もいれば、スキーをやめて青空が広がるのを待つ人もいますが、どちらにしろ新しいレースの1年を始めるための火の洗礼となるでしょう。コースは長く、最終的には誰にとっても厳しいものになるのは確実。マリア、アナベル、イザベルが200キロレースを開始し、コスタ・ブラバの太陽が照らし始める頃、彼らは目の前の課題について幻想を抱く余裕はありません。リディアは、この時点ですでに1時間のライドを終えています。 500名と360キロのコースに挑み、努力の長さが喜びの大きさに直結するライダーグループ。太陽と風だけでなく、夜が明けるにつれて押し寄せる雨にも立ち向かいながら、15時間以上ライドし続けなくてはなりません。ライダー数人が真夜中頃にフィニッシュラインを通過するとき、レース完走を目指して暗闇の中でさらに長時間を過ごす多くの仲間がいるのです。リディア・イグレシアスは8位でフィニッシュ。「今までで一番タフなレースだった」と彼女は語りますが、残念に感じているわけではありません。結果は次回までの参考に過ぎないからです。他3名の戦士にとって、200キロはアドベンチャーです。彼らが走り続けなくてはならないペースは衝撃的で、2000メートルの獲得標高と向かい風を含むルートでの平均速度は毎時25キロ〜28キロ。 8時間以内にレースを完走し、全員がレース上位3分の1という結果。アナベル・フィッシャーは7H13で4位になり、表彰台をわずかに逃しました。今年のザ・トラカは終了。ボックスにチェックマークが入り、思い出が残されました。馴染み深い風景、新しい友人、共有された経験、全てがイベントそのものと言えるでしょう。独自の方向性を開発し続ける限り、プロとアマチュアの両方を惹きつけながら、ますます力強く前進していくレース。グラベル・アースシリーズは同様の精神で運営されており、チームの2023年シーズンで大きな役割を果たしますが、次の目的地はドイツです。 4名の並外れたライダーにさまざまな課題を提示してくれるUCI予選イベントとなるでしょう。 More from the Gravel Team カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチーム。グラベルチームの新年、新シーズン。女性ライダーチームが再びグローバルサーキットで耐久力、精神力、コミットメントレベルを試すべく挑戦に挑みます。 VIEW MORE CDC GT：トラカジローナのロケーションとリラックスした雰囲気は、グラベルライダーにとって魅力的です。トレイルが至る所に続く街。ヨーロッパのグラベルレースにおけるベンチマークとして確立したトラカ。 VIEW MORE グラベルアドバイス：CDC GT女性ライダー。 CDC GTの女性グラベルレーサー3名に、ウィメンズレースとコミュニティ、歴史的に男性中心のスポーツとして捉えられている分野で女性アスリートとして活躍することについて話を伺いました。 VIEW MORE CDC GT : トラカ - 音と力。 2022年5月1日土曜日、カフェ・ドゥ・シクリステのグラベルレースチームCDC GTがジローナで初イベントに参加。100キロループでアナベル・フィッシャーが一位通過、グラベルレースでの初勝利となりました。 VIEW MORE

コレクション

28/04

Shibori Lookbook

キャラバン

25/04

A Day in the Life of Étienne Hubert

エティエンヌ・フーベルトのスポーツライフ早朝6時27分にパリ東端にあるエティエンヌ・フーベルト宅に到着。プロのカヤック選手でありキャラバンアスリートである彼は、パリ最大の公園ヴァンセンヌの森近くに住んでいます。35歳の彼には、湖と木々、野原、レクリエーション施設からなるこの人工保護区近辺の環境は相応しいと言えるでしょう。アルデンヌの田園地帯で育った彼は自然とアウトドアへ情熱を持ち、水中で過ごす時間やバイクに乗っている時にリラックスできるのです。 1日の最初のトレーニングを始める前に、彼は軽い朝食と濃いコーヒーで迎えてくれました。現在、彼はフランス代表チームへの選抜と、パリで開催される 2024年オリンピック代表になる機会に向けて準備中。今日は、比較的に年齢が高くなっても止まることのないスポーツマンとしてのトレーニングとその姿を追っていきます。彼のコーチであるフィリップは、エティエンヌを途方もない「エンジン」を備えた勤勉なアスリートであり、肉体的にも精神的にも最後までやり遂げる競争心溢れる存在であると説明します。今でも彼を駆り立てているのは競争への渇望であり、肉体の限界を押し広げています。しかしフィリップは、エティエンヌの陽気で前向きな性質についても説明しています。これは、彼だけでなくチームメイトにも役立つ特徴です。「彼がチームや日常生活にもたらす生きる喜びは、非常に助けになるのです。」エティエンヌは過去5年間パリでの生活に順応してきましたが、自然の中で過ごすほうがはるかに快適な様子。この時期のパリやイル・ド・フランスでは珍しく、今日は天気が良く気温も良好です。世界選手権で3度勝利を収めた金メダリストと一緒に、トレーニングセンターであり2024年のオリンピックではボートとカヌーのイベントが開催される場所である、ヴィリエ＝シュル＝マルヌのスタッド・ド・フランスに向かいます。エティエンヌは年間800時間のスポーツを行うのです。彼の時間の50%を占めるカヤックセッションに加えて、クロスカントリースキー、水泳、ランニング、そしてもちろんサイクリングによるコンディショニングを実施します。エティエンヌは大のグラベル愛好家で、トレーニングの帰りに寄り道することがよくあるようです。チームに挨拶した後、彼は最初のセッションに向けて着替えに。必要な筋肉を目覚めさせるためのウォームアップセッションを備えたシングルシーターカヤック（K1）を使用し、加速と回復を伴うさまざまな動きを繰り返します。エティエンヌはすぐにフルフローに入り、シングルシーターテクニックの基本を網羅。その後、有酸素運動のウォームアップを行って終了します。全力を注ぎ込みますが、セッション2のためにエネルギーをセーブ。 "チームメイトのスティーブンと2人乗りのカヤック (K2) に乗っている最中。ボートを準備し連携して作業するのに時間がかかるため、熟考して作業を行う必要があります。パフォーマンスと振幅に取り組む全体的なダイナミクスが必要であり、最終的な調整後、今後数週間に行われる選抜に向けてボートをチェックします。フィリップとの2セッション報告で、この美しい一日を締めくくります。カフェ・ドゥ・シクリステ一同、エティエンヌの幸運を祈っています。" Further riding Caravan: Étienne Hubert As a World Champion sprint canoeist, cycling has always been a key part of my training routine but also a great way to socialise and explore hidden routes. VIEW MORE A Mont-Blanc Gravel Tour with Etienne Hubert After the last few months of training and the Olympics in Japan, I find myself constantly craving nature. I’ve thought about doing a Gravel tour of Mont Blanc for so long, so this seemed like the perfect time. VIEW MORE エティエンヌ・ユベール：パリの夜。バイクライドには冒険が至るところに存在します、冬のパリにさえも。オリンピックカヌー選手でありキャラバンメンバー、エティエンヌ・ユベールとカヤックプロ2名がパリの夜を走ります。 VIEW MORE エティエンヌ・フーベルト - エモッソン湖。キャラバンアスリートであるエティエンヌ・フーベルトと撮影に関して話すと、「君が気に入りそうなものがあるよ」との答え。彼の予測に間違いはありませんでした。 VIEW MORE

ラ・メゾン

25/04

LOOK CYCLE

LOOK CYCLE | 1983年創業の革新的ペダルテクノロジー 1983年に創業した革新的サイクリングテクノロジーを追求するLOOK Cycleは、1950年代にバイクフレームや部品生産を始めました。1960年に起きたスキー事故が、革新的なペダルテクノロジーを生み出すきっかけとなったのです。 LOOKの創設者であり登山家、スキー愛好家でもあるジャン・ベイルは、アルプ＝デュエズの斜面で足を骨折しました。ベイルは、ひもでランナーに固定されたスキーシューズが原因で骨折したことに気付きました。彼は病院のベッドで「骨折防止」ビンディングシューズを思いつきました。 1963年、LOOKはスキーヤー向けの初のピボットビンディングを開発し、N17特許を取得しました。 1960〜1970年代にかけて、パリとオート＝サヴォワ山頂間に位置するヌヴェールに本拠を置く同社は、自動スキービンディングを開発し、ブーツメーカーと協働してアマチュアとプロのパフォーマンス向上を促進しました。しかし、1970年代の終わりまでには同社は苦境に立たされ、競争の激しい市場で前向きな姿勢を保ち続けることは不可能でした。しかし1983年に、フランスの起業家ベルナール・タピが会社を買収。他ビジネスとサイクリングに対する愛情を注ぎ込み、LOOK ブランド再復活。新しい息吹を吹き込むために、タピーはもう一人のベルナールであるフランスサイクリング界の英雄、ベルナール・イノーの力を借りることになります。キャプテンとしての強い個性とプロトンの大きな存在であるイノーと共に、タピーは彼の有機食品小売業ラ・ヴィ・クレールにちなんで名付けられた、新しいフランスのスーパーチームを立ち上げました。ピート・モンドリアンのアートにインスパイアされた大胆でモダンなキットと、LOOKの最先端技術を駆使したPP65ペダルを備えた彼らは、大胆な野心を掲げて1984年のツール・ド・フランスに到着。サン・テティエンヌへ向かう第14ステージ終わりのスプリント中に、イノーは激しくクラッシュしましたが、鼻を骨折してフィニッシュラインを通過した後、「PP65無しには続けることができませんでした。これは過去30年間で最も重要な技術的進化です」とマスコミに語りました。イノーとラ・ヴィ・クレールは、その年のツール・ド・フランスで優勝。革新的なチームコーチPaul Koechliと共に、バイクレースへのモダンでより高度なアプローチの基準を設定しました。 PP65は、クリップレスペダル技術のゴールドスタンダードになりました。 1985年、若いアメリカ人ライダーのグレッグ・レモンは、当時では驚異的な100 万ドルでラ・ヴィ・クレールと契約しました。レモンの助力を受け、ベルナール・イノーとチームはツール・ド・フランスで5回の勝利を収めました。ジャック・アンクティルやベルギー出身の史上最強ロードレース選手と呼ばれるエディ・メルクスなど偉大な選手たちと肩を並べたのです。目に見えて支配的な勢力となったラ・ヴィ・クレールの成功は、さらなる資金調達とLOOK Cycleテクノロジーの知名度を上げることになりました。チームの経営陣が境界を押し広げ、さらなるパフォーマンスの向上を模索する中、LOOKのエンジニアグループは、当時あまり知られていなかったカーボンファイバー素材の使用を秘密裏に発展させていました。完全に手作業で構築されたKevlarは、カーボンチューブにも使用され、チューブを結合するために合金製ラグが使用されました。日本製のシマノ・デュラエース・コンポーネントと同様に、未来を描きだしていたのです。そして1986年のツール・ド・フランスは、間違いなく20世紀最大のイベントでした。イノーとレモンは能力を最大限に発揮し、アルプ＝デュエズでの重要なステージではアメリカ出身の天才児が勝利を収めたのです。そしてレモンは、会社創設者が致命的に足を骨折したのと同じ場所で、LOOKとKG86を伝説化したと言えるでしょう。初のカーボンレーシングバイクでヨーロッパ最大のレースを制した米国スターは、チームとLOOKの知名度を世界中に広めたのです。 LOOKはバイクとコンポーネントの革新を続け、ローラン・ジャラベールをはじめとするフランスのスターは、LOOKテクノロジーを使用してオリンピック競輪場での成功を含む数々の勝利を収めました。2004年には、わずか95グラムの濃縮カーボンテクノロジーを駆使したLOOK KEOペダルシステムが発表されます。すぐにプロのプロトンのうち半数が、KEOペダルとクリートを取り入れました。21世紀にもLOOKは 2012年のオリンピック仕様L96トラックバイクや、 2014年の795AEROLIGHT（これまでに製造された中で最もエアロダイナミクスに優れたロードバイク）などのイノベーションで先を進み続けています。フレームは一体型のステムとハンドルバーのデザインが特徴で、バイク全体の重量と抵抗を減らしました。 "LOOKは絶え間ない発明と最先端の技術で前進し続けています。すべてはアルプスでのスキー事故から始まり、20年ほど後に同じ場所で軌道に乗り、世界最高峰のバイクレーサー達と共に進み続けています。革新とスタイルをシグネチャーとするカフェ・ドゥ・シクリステは、2023年にLOOK Cycleとコラボレーションし、両ブランドの大胆なデザインと創造性を融合できることを誇りに思います。 2種類のスペシャルエディション・バンドルは、フットウェアとペダルテクノロジーを組み合わせ、ロードライダーとグラベルライダー向けのひねりの効いたアイテムとなっています。詳細はこちらをクリックしてください。" Further Reading A survey of French tour style It's been a while. And in the meantime, nationally we have been more stylish than successful in our own race. At a push, it's better than nothing but what the roots of French Tour style? VIEW MORE Le bidon & the French cyclist A bottle, a bidon, an absolute essential. But like almost everything in life, there's a history behind even this simplest of things. VIEW MORE Le drame du roi Tour de France history or growing up in a cycling family on the Côte d'Azur maybe how you know him. But know him you will. Le Roi René. Monsieur Vietto. VIEW MORE Le Tour; Dans la Chaleur In more recent times we've seen weather protocols finally being introduced to protect riders from snow and freezing cold conditions. But the heat, 'La fournaise', is another matter. VIEW MORE

ルーラー

20/04

LAUF

An Interview with Lauf’s Ólafur Thorarensen Conceived on the windswept and desolate trails of Iceland, Lauf are the bike sponsor of the Café du Cycliste Gravel Team. Having begun their journey as a suspension fork manufacturer, this fledgling brand now also produce beautiful carbon fibre bikes for gravel racing across varied terrain. We spoke to Lauf’s Ólafur Thorarensen to discover more. Could you give us a brief history of the Lauf brand? Lauf was founded in Iceland in 2011 by bicycle enthusiast, engineer and weekend XC MTB racer Benedikt Skúlason. He imagined a simplified, yet more responsive and maintenance-free carbon suspension fork, and would not stop until he turned that idea into reality. What happened next? Benedikt teamed-up with lifelong friend Guðberg Björnsson and together they spent countless days and nights designing and building a series of prototypes. To an outsider, it probably all looked a bit crazy and far-fetched. But, a few years later this crazy idea became a leading suspension fork for gravel bikes. What would you say is Lauf’s ambition? Just like in the beginning, Lauf is still driven by a desire to invent. The desire to change the game for the better and leave a lasting mark on the industry. With so many bike brands making gravel machines, what is the Lauf schtick? We want to create bike technology that is pure and harmonious. We are all about performance, but fundamentally Lauf is about riding more. And, riding more means you have more fun, and when you have more fun, you go faster. Why did you specialise in gravel technology? We sometimes feel like gravel chose us. First, we invented our suspension technology, then we realised where it would be the best fit. And that was on gravel bikes, which is thankfully close to home, as the company was initially born from our love of old-fashioned MTB XC, which happens to be a lot like the gravel riding we see today. How did the partnership with Café du Cycliste come about? Naturally we became aware of Café du Cycliste when looking at bike apparel, and when we required clothing for a photoshoot, we approached them. They generously provided us with some clothing and about a year later, we were contacted about bikes for their photoshoot in Iceland where they collaborated with 66º North. We happily obliged, and our partnership has only strengthened and expanded over the years since. What was it about the gravel team project that appealed to you? The fact that it was based in Europe, was a female team and was created by Café du Cycliste. Lauf had been searching for people to sponsor in Europe and when Café du Cycliste approached us about the team, we couldn‘t resist. The second season of the partnership, you must be happy with it. Absolutely. We are excited to see the girls race this season, from Iceland to Kenya, and watch how our Seigla bike handles different terrains. Tell us about the Seigla, the bike the girls will be racing on. It was obvious to us they should get the Seigla [say-glaa]. It is our latest iteration of how a fast gravel bike should be. It takes the concept of our older True Grit gravel bike and simply drives it further. Reliable, comfortable, and fast! What would you say makes the Seigla stand out? The main underlying philosophy is that a smoother ride makes you move faster on gravel, as long as excess weight and friction isn’t added to the formula; and the rider position remains fast and efficient. The Seigla goes all-in on maximizing frame compliance and being able to fit extreme gravel tyres without resorting to a compromised geometry, pivots or other heavy (and maintenance requiring) mechanisms. Anything about the bike you’re particularly pleased with? Suspension is of course our forte, so we are always pleased to showcase the potential of this. Fun fact: Our Seigla’s ICE’d rear suspension technology provides approximately the same amount of compliance as other bike manufacturers do with pivot mechanism. Only with substantially less weight and complexity. Further Riding The Café du Cycliste Gravel Team A new year and new season on the horizon for the Gravel Team. The all-female squad will once again test their endurance, spirit and commitment on an international circuit. VIEW MORE The Traka - Sound and Force Café du Cycliste’s Gravel racing trio tackled their first event in Girona on Saturday May 1st 2022. Annabel Fisher took top spot in the 100km distance, her first ever Gravel race. VIEW MORE Gravel Advice: Women of the CDC GT We sat down with the CDC GT, our female trio of Gravel racers, to talk about women’s racing and community, and how it feels to be a female athlete in a traditionally male-focussed sport. VIEW MORE

ラ・メゾン

17/04

ROTM APRIL 2023

今月のライド：ジェローム・カズン＆モン・マカロン春がやってきました。夏時間が始まり、ニース港は活気付いています。まだ眠そうな目をした船員が大型ヨットを掃除し、小さなディンギーが揺れています。ジェローム・カズンはエスプレッソを手に、プロのプロトンを引退して以来楽しんでいるゆっくりとしたライドについて語ってくれました。ツール・ド・フランス通算出場3回、2018年パリ〜ニースのステージ勝者であるベテランライダーには、引退した海賊のような雰囲気が漂っています。「今ではライド中に景色を見る余裕があります。風景や人々、自然を楽しんでいるのです」と語る彼は、リヴィエラの海のそばに在住。カフェ・ドゥ・シクリステのメンバーヒューゴとトマスが同行する今日のライド目標は、彼の新しいバイクトラベル会社であるBaroudeurのためにルートの偵察をするため。元チームメイトでツール・ド・フランスの重要な存在であるピエール・ロランとともに、ジェロームは彼の新しいキャリアを始めています。 2人の元チャンピオンは、世界で最も美しいサイクリングの地形を発見するために、フランス全土と境界を超えたルートを提供するツアーを間もなく開始します。身近なルートから始め、ライダーにコート・ダジュールと周辺に広がる素晴らしいトレイルやクライムを紹介し、探索していきます。今日の予定はモン・マカロンとコル・ド・シャトーヌフ・ヴィルヴィエイユの頂点に立つ、全長65キロ標高1600メートルの混合地形、ニースの奥地へのループです。太陽は雲に隠れていますが（ルートの最後だけ顔を出すのですが）天気は穏やかで、風もなく雨も降っていません。すべての準備が整い、みんなカフェインも摂取したようです。出発しましょう。港を出たその日の最初のクライムは、古くからの友人 (そして時には敵) であるモン・ボロン。カフェ・ドゥ・シクリステのランチライド定番コースであり、ニースとサン・ジャン・カップ・フェラの街並みを一望できます。トレイルの最初のセクションであるヴィネグリエ公園に入り、パリ〜ニースルートとしてよく知られているコル・デ・キャトル・シュマンの頂上に到着。タデイ・ポガチャルが先日「太陽に向かうレース」と呼ばれるステージレースで勝利を収めたエズ峠中腹に位置しています。渓谷への短い下り坂、その後数キロのフラットな道を進み、その日の主な楽しみであるモン・マカロンに突入。平均勾配8%の8キロにわたるクライム、石の多い地表が続く試練の海峡と一連のスイッチバック。繊細さよりも、貪欲さと頑強な脚が求められるライド。斜面の途中で立ち止まって可愛らしい羊と一緒にセルフィーを撮り、片側にはターコイズブルーの海、もう一方にはまだ雪が残っているメルカントゥールの山々が広がります。ハイカーやグラベル愛好家、写真家に人気のあるビュースポット、シャトーヌフ・ヴィルヴィエイユ峠の遺跡への短い降下をすべく、頂上まで上がります。頭上は雲に覆われ、突然雷鳴が聞こえてきます。いや、お腹が鳴る音です！この時点で、甘いサンドイッチを1つか2つ (地域名産のマカロンも理想的) を食べたいところですが、ニースに戻ってテラスランチをするのを待つことにします。完璧な状態のターマックを走る峠の降下は非常に速く、さらに5キロ進みます。すべてのクライムがこうであればと願うのみ。全速力で突入したフラットなライドから、3番目のグラベルセクションであるリーベンスに入ります。 40キロを走行し、ゆっくりとニースに戻ります。泥と砂のトラックが交互に繰り返される、美しい起伏のあるコース。343,000人の住民が住む街からすぐ近くにあることを思うと、この景観は驚くべきものです。建物、騒音、交通量の激しい大都市の喧騒から離れて、自然の中に身を置くことを喜ばしく感じます。アスプルモンの村近くにあるターマックセクション最後のクライムは、グラベルセクションを含みます。残っている全てのエネルギーを動員して、砂と泥がさらに進行を難しくさせている2キロの道のりを進みます。難関を突破した後は、モン・ショーヴの中腹に到着。そこからニースへ長い降下を始めます。リミエとシミエの美しい地区を通り抜け、出発点であるニース港のカフェ・ドゥ・シクリステに戻ります。そして美味しいパスタ料理のあるレストランでご褒美の食事。もっと読む Ride of the Month: May May is the season of the markets in Provence, where a cornucopia of open air stalls appear each week in most towns and villages. もっと読む Ride of the Month: September A 1300m climb to explore the wild animal reserve of the Monts d’Azur and ride the thrilling descent down the other side, through tunnels cut in the rock. もっと読む Ride of The Month: July The Col de Vence is an unforgiving climb, renowned for it's desert-like landscape, beautiful views of the Mediterrean Sea and the absence of an escape from the blazing sun. もっと読む Ride of The Month: May Heading for the foothills of Grasse, and its Rose de Mai. Flowers in full bloom and early season climbs combine to produce a beautiful spring ride. もっと読む

ルーラー

04/04

Paris Roubaix: the Gravel Team on the Cobblestones of L’Enfer du Nord

Paris Roubaix: the Gravel Team on the Cobblestones of L’Enfer du Nord This weekend of April 8/9th 2023, the professionals will set off on the 120th edition of France’s most famous cycling monument: Paris-Roubaix. For the men on Sunday 250 kilometres of the toughest roads and cobbled sectors, the women will complete a 125 km course the day before. Created in 1896 by Théodore Vienne, who was promoting his newly built velodrome in Roubaix by organising a race that would highlight the most robust and enduring cyclists. The event became known in the press as the ‘Hell of the North’ which characterizes its parcours well. No real relief or decisive col here, the original idea was to take the most difficult roads possible between Paris and Roubaix, passing through cobbled paths and sections of unpaved farm tracks to create a race that would not only be a test of speed and endurance, but also a challenge for the riders' technical skills. Gravel racing on an epic scale, before there was such a thing. But on road bikes. On April 19, 1896, 37 riders took to the start over a total distance of 280 kilometres, more than 70 km of which were cobblestones. The winner of this first edition, Frenchman Joseph Fischer, covered the distance in just over nine hours. The race has evolved, changed, but has always kept its unique and difficult character. Cobblestones often poorly maintained and increasingly uneven, make punctures, falls and the injuries they cause an occupational hazard for the riders, not to mention the chaots caused by roadside spectators (and their dogs). So, what better testing ground to start a gravel season for the four athletes of the Café du Cycliste Gravel Team? What better conditions to put the mechanics of the suspension fork which equips the Lauf Seigla machines ridden by the team. As they reach the infamous Arenberg sector, the girls have stopped talking, and the pace has just hardened. The cobblestones keep their promise when the bikes launch at high speed on the cobbles. Faster is the only only way to become ‘comfortable.’ It’s time to see where everyone is after the winter break. A moment chosen to welcome Isabelle to the team for this 2023 season; the Belgian rider who seems at ease on this course in weather that is part of a landscape that she knows well, a little local stage. Maria the Icelandic, the northernmost member of the team, went into exile for part of the winter in Spain to escape the cold, Lydia and Annabelle for their part shone in cross-country ski races. Today’s effort will emulate what they will have to produce this year on the saddle of their bike, this day on the roads of Paris-Roubaix is a great warm-up. The mud-strewn bikes spin along the smooth banks of the historic Roubaix velodrome. The four could turn again and again in the wake of racers who for years, decades, gave life to the legend of Paris Roubaix. Eddy Merckx, Bernard Hinault, Tom Boonen, Peter Sagan, Lizzie Armistead… just a few names on the list of winners in an exceptional race. Entering the showers of the velodrome is like entering one of the holy places of bike racing, the names of heroes are engraved on each of these concrete cubicles. The girls whisper as they go around the space, this place has a soul, a deep history, they have been in the shadows of some of the greatest. April and Easter weekend is the time of Paris-Roubaix, and the time of new beginnings. It is also the time of a return to competition for the Café du Cycliste Gravel Team. The first race to come is the Traka in Spain, coming back to the place where last season Annabel and Lydia won the 100 km and 200 km races respectively. Paris-Roubaix will also have been raced, and we will discover who will enter the hallowed Roubaix velodrome victorious. Further Riding The Café du Cycliste Gravel Team A new year and new season on the horizon for the Gravel Team. The all-female squad will once again test their endurance, spirit and commitment on an international circuit. VIEW MORE The Traka - Sound and Force Café du Cycliste’s Gravel racing trio tackled their first event in Girona on Saturday May 1st 2022. Annabel Fisher took top spot in the 100km distance, her first ever Gravel race. VIEW MORE The Rift The Rift is an unmissable event on the Gravel calendar with a course offering volcanic landscapes, and a highly unique terrain. There’s nothing else in the universe quite like it, especially not for Annabel Fisher who rode to victory in the 200km. VIEW MORE Team Spirit in Monsterrato Gravel, more so than other cycling disciplines, prides itself on its pioneering spirit. It is apt, therefore, that it puts both genders on equal footing. Women compete with men over equal distances, from the same start line. VIEW MORE

ラ・メゾン

03/04

Bike-Packing Conférence | AXEL CARION

ラ・ヴィ

30/03

RIDE & CREATE | Antoine Ricardou

ラ・メゾン

20/03

FROM PARIS TO NICE

FROM PARIS TO NICE (And Back Again) From Paris to Nice, Café du Cycliste is now residing in both cities, places with deep cultural and sporting history. And the idea that the pro peloton marks the beginning of the spring season with Paris-Nice, the Race to the Sun, seems even more poignant. Paris, where we now have a pop-up at the prestigious Galeries Lafayette Haussmann, needs no introduction in its significance to the world of cycling, and as one of Europe’s most influential cities. Nice, of course, location of our headquarters and source of infinite inspiration, has cyclists around the globe weak at the knees (particularly those professionals who have raced for a week through France to get here). For many the Côte d’Azur is French-cycling’s Nirvana; to arrive here, ride here and even live here –whether pro or amateur – is to be welcomed by the gods of the sport. Tadej Pogačar (pronounced ‘po-gah-chur)’, winner of this year’s race is certainly in favour with cycling deities and is quickly achieving a god-like-status. The 24-year-old (yes unbelievable isn’t it) has apparently trained extensively in the Alpes Maritimes, and can you blame him? Winning the overall race emphatically on the Promenade des Anglais, overlooking the Mediterranean Sea after three stage victories during the week-long race, Slovenia’s no.1 still has a way to race in order to emulate Irishman Sean Kelly, who won Paris-Nice seven years in a row. It’s an indication of how much work has been put into the pre-season to ride into Nice with the yellow jersey caressing your torso, and a resounding way to announce yourself to the competition. It’s also very likely to be a taste of what may occur in July as Pogačar contests for GC at France’s grandest cycling stage race. First held in 1933, Paris-Nice celebrated its 90th birthday this year, and we have welcomed the peloton to the Riviera for the final weekend ever since. It’s always a glorious and dramatic sting in the tail after six days of racing, taking on cols such as Braus, Turini, Eze and plenty more iconic climbs the territory has to offer. The connections between Paris and Nice capture any imagination, from painters to musicians, playboys to poets and super-humans like Jacques Anquetil, Eddy Merckx, the aforementioned Kelly, Laurent Jalabert (the last Frenchman to win it) and now Pogačar. The transition from the cooler, and perhaps more hostile environment of Paris and the north to the sunnier and more relaxed destination of the Riviera marks the changing of the seasons, and as the traditional first stage race of the year, Paris-Nice is a special event. You could say it’s our race, when we officially welcome the return of road racing to the Côte d’Azur. Nice is the sun-kissed carrot at the end of the proverbial stick. Of course, the Tour de France is the apex of the stage racing calendar, with Paris welcoming the embattled and heroic riders to the Champs Elysees each July. But for the Tour’s 2024 edition next summer, the world’s most famous race will be finishing right here in Nice. A most exciting prospect, with two grandiose stages, the penultimate departing from the Promenade and tackling the mythical Cols de Braus, Turini and Colmiane. And then the final stage – a 35km time trial around our fair city. The team at Café du Cycliste cannot wait for this tantalising spectacle. Just another reason to #LOVENICE. Further Riding Ride of The Month: March 2021 Paris- Nice didn't end as it should this year but the roads not ridden are still there. A local classic that says spring has arrived. VIEW MORE Col d'Èze Between Èze village and the fort runs the Route de la Grande Corniche, the highest of the three corniche roads that lead from Nice towards Monaco and Italy. VIEW MORE Col de Turini The thick forests of the Col de Turini are testament to the unpredictable weather the highest of the coastal climbs near our home town of Nice. VIEW MORE Col de Braus Find the point on Col de Braus where René Vietto, one of cycling’s greatest ever climbers, broke away to win his first professional race. VIEW MORE

コレクション

16/03

SS23 Lookbook: The Wild Bunch

コレクション

10/03

ROTM Mimosas

春を告げるミモザ毎年春になるとタネロンとエステレルに有名な黄色いミモザの木が咲き誇り、プロヴァンスには魅力に満ちた空気が流れます。カンヌからわずか数キロのところに位置する地中海を見下ろす山塊は金色に輝き、蜂蜜とバニラの甘い香りを放っています。バイクで通る道のりは花のトンネルに変わり、青い空の下に並ぶ儀礼兵のように並ぶ自然の列。この素晴らしい景色は、冬眠から覚めた感覚を癒してくれます。オーストラリアとタスマニア原産のミモザスカブレラは、コート・ダジュールの温暖な気候では春先に咲きます。1789年にフランスの植物学者シャルル＝ルイ・レリティエ・ドゥ・ブリュテルとエメ・ボンプランが南アメリカの旅行先から持ち帰り、約600種のミモザがあります（ブランチタイムのカクテルについては、「Buck's Fizz」をご覧ください）。ミモザは南フランスの庭園や公園で愛される植物として定着しており、地元の園芸家が快適な気温と白亜質の土壌を利用して栽培しています。その花は繊細で、光や触覚に敏感です。ミモザだけで覆われた120キロのルート・デ・ミモザには、毎年何千人もの観光客が訪れます。ニースから地方特急電車にバイクを乗せ、マンドリューまで約40キロの旅。天気予報では晴れ、穏やかな15度の気候。前途有望な朝です。マンドリュー駅を出ると、20世紀半ばから後半に「花を咲かせた」地域から泥道の急な坂道を上ります。南に向かって走ると、誰もが海をはっきりと見ることができます。裕福層のために用意されたリゾート地であることが、モダンな家に駐車されている車両から伝わってきます。グランデュークの標高500 メートル以上までクライムし、ニースからフレジュスまでの輝く海が徐々に姿を現します。私たちのバイクに取り付けられた分厚いタイヤで人口密集地域や豪華な車が並ぶエリアを離れ、地元の人々つまり何世代にもわたってここに住んでいる家族が保有する小さな農場を見つけました。この自然環境ではリゾート地としての収益よりも、ミモザやオリーブの木、栗の木の畑がユーロやエアコンよりもはるかに貴重な商品であることがわかります。幸せな満足感をもたらす素晴らしいトレイルと小さな曲がりくねった道を通り、レ・ザドレ＝ド＝レステレル方向にあるBagueiretの小道に入ります。谷底の小道は、荒れた海の虚弱なボートを彷彿させるグラベルバイクよりも、マウンテンバイクが適しているでしょう。バイクは地形に完全に抵抗し、ハンドルバーの上を飛んで落ちる代わりに降りることに。しかし、誰もいない未舗装の幅の広い道を発見。風に向かい、この道が続くことを願いながら走ります。国道7号線を横断し、タネロン山塊を離れてエステレルに入ります。その特徴的な赤い岩が私たちをアリゾナの峡谷に駆り立てました。馬の種類に関係なく、ジョン・ウェインにとって完璧な設定であるだろうエリア。グラベルとマウンテンバイクで走るコート・ダジュールの理想の地にいることに気がつきます。魔法のような感覚。ここではミモザがレンチスクとアービュータスの木に取って代わられ、多くの輝く果実が実っています。 1200メートル以上のクライム後、ようやく海岸に近づいています。「パントマイム」を意味するラテン語のmimusにちなんで名付けられた、素晴らしいミモザが再び姿を現します。花に触れると折りたたまれ、動物の感受性を思わせるからです。この魅惑的な植物に惹きつけられずにはいられません。早春の栄光に満ちたコート・ダジュールを心ゆくまで楽しみましょう。もっと読む今月のライド：3月サイクリングレースの世界では、ミラノ〜サンレモは最も名声の高いイベントの一つです。このレースで勝利を収めるということは歴史に名を刻むということ。しかし、男性である必要があります。もっと読む今月のライド：5月 5月はプロヴァンスのマーケットが賑わう季節です。ほとんどの町や村に屋台やお店が毎週現れ、私たちはライクラを身につけた子豚のグループのようにバイクでマーケットを頻繁に訪れます。もっと読む今月のライド：7月砂漠のような風景が広がるヴァンス峠のクライムは厳しく、灼熱の太陽が降り注ぐ中、美しい地中海の眺めを堪能しながら走ります。もっと読む今月のライド：9月モン・ダジュールへのライド。1300メートルのクライム後Thorencの野生動物保護区を探検し、岩に掘り込まれたトンネルを走るスリル満点の下降を楽しんで。もっと読む

ルーラー

06/02

CDC_GT

カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチーム：2023年シーズンローンチザ・トラカ：ヨーロピアングラベルアーヘン、ドイツ：UCIグラベルワールドシリーズ。 The Migration レース - ケニア The Rift - アイスランドカフェ・ドゥ・シクリステグラベルチーム：2023年シーズンローンチカフェ・ドゥ・シクリステグラベルチーム2023 カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチームの新年、新シーズン。女性ライダーチームが再びグローバルサーキットで耐久力、精神力、コミットメントレベルを試すべく挑戦に挑みます。2023年、マリア、アナベル、リディア、そして新メンバーであるイザベルが世界最大のグラベルレースに挑戦。2022年にはライダー達はランキングトップに入り、The Traka（スペイン）とThe Rift（アイスランド）といった150〜200キロに及ぶルートを含む有名イベントで各自勝利を収めました。様々なサイクリング分野（MTB、ロード、グラベル、シクロクロス）で活躍する異なる国々の出身者が集まった、国際色豊かなチームがプロジェクトの中心。2023年のチームはよりグローバルになり、イザベル・ベッカーズ（ベルギー）、アナベル・フィッシャー（スイス）、マリア・グズムンズドッティル（アイスランド）、リディア・イグレシアス（スペイン）で構成されています。 2023年レースプログラムドイツのアーヘンで行われるUCIグラベルワールドチャンピオンシップの予選レースに加え、グラベル・アース・シリーズに参加します。スペインで再びThe Trakaが始まり、ケニアでの4日間にわたるステージレースであるThe Migrationレース、そしてアイスランドでのThe Rift。このインターナショナルシリーズでは、まだ公表されていないロケーションでの最終レースにも挑む予定です。ランキングトップを狙う情熱が冷めない限り、より長い距離でより困難なルートに挑戦することはチームの励みとなります。ケニアで4日間続く最後のレースは間違いなくシーズンのハイライトとなるでしょう。チーム・パートナーシップカフェ・ドゥ・シクリステグラベルチームのスポンサーとしては、LAUFとの協働を続ける予定です。同社のSeiglaモデルは無数のトレイル、トラック、ロードで優れたパフォーマンス性を発揮しています。フランス製Hutchinsonタイヤを備え、POCヘルメットを引き続き採用。トレーニング、レースパワーサプライはPunch Powerによるサポート。ブラック＆ホワイトのチェッカーパターンキットが定番になりましたが、2023年は新しいデザインに新調。日本の絞り染を着想源とした、カフェ・ドゥ・シクリステの新しい「シボリコレクション」から、グラベルショーツ、ジャージ、ジャケットを採用。グラベルレースと長距離ライドに相応しいプレミアムカーボンソールを備えた、新しい「アウトランド」グラベルシューズも取り入れました。アナベル・フィッシャーリディア・イグレシアスマリア・グズムンズドッティルイザベル・ベッカーズ 2023年レースカレンダー 29 Apr La Traka - スペイン、ジローナヨーロッパで最も名高いレースであり、壮大なグラベルトラックが広がるロケーション。 + 13 May 3Rides レース - アーヘン、ドイツ石に覆われたグラベルロードを走る、UCIグラベルワールドチャンピオンシップ予選。 + 20 Jun The Migration レース - ケニアケニア、マサイマラの大自然を走る、4日間にわたるステージレース。 + 22 Jul The Rift - アイスランド氷河と火山の間を走る、悪天候と戦う絶景のレース。 + 16 Sep Gravel Earth Series - カルドナ、スペイン Gravel Earthの最優秀ライダーを決定するシリーズファイナルレース（非公式ワールドチャンピオンシップ）。 #WHATISGRAVELチームをフォローするニュースレターを購読し、ソーシャルメディアでフォローしてチームの最新情報を是非受け取ってください。登録する

Gravel en Beaujolais: Winter in the Land of New Wine

ルーラー

02/02

Gravel en Beaujolais: Winter in the Land of New Wine

ボジョレーでのグラベル：ワイン産地の冬ボジョレーはブルゴーニュ地方南部、リヨンから北へ約50キロに位置するワイン産地です。ガメイ種の赤ワインで知られるこのアペラシオンは、毎年 11月の第3木曜日に販売される有名な新しいワイン、ボジョレーヌーボーとして知られています。ここで育つブドウの木はローマ時代にさかのぼり、その後中世の修道士たちがこの地域のブドウ栽培に貢献しました。 1950〜1960年代にかけて、イギリスとアメリカで「ヌーボー」ワインの評判が高まり、ボジョレーの人気が急上昇しました。天才的なマーケティングの結果、フランスと外国で今でも大きな成功を収め続けています。フレッシュでフルーティーで軽いワインのみならず、この地域で生産される他のボジョレースタイルは複雑でエレガント。完璧なテロワールで栽培されたブドウが際立つ味わいです。数人の地元サイクリストが、元プロでありカフェ・ドゥ・シクリステのアンバサダーであるジェローム・カズンに連れられてブドウ園を訪れた頃には、新シーズンのワインが既に出来上がり盛大に祝福されていました。ルートは全長35キロ、獲得標高1200メートル。それほど困難なものには感じられません。温度計は氷点下6度を示し、12月始めは非常に冷え込んでいます。ロシアからの北極の流れである寒波は、フランスの中心部をあっという間に凍らせてしまいました。天気予報では晴天ですが、小道は凍りつき、ブドウの木は霜で白く輝いています。クロッシュメルルの小さな村の広場では気温は上がらず、最初のスロープを下るライダー達は完全に冷えてしまっています。上り坂の努力が必然的にもたらす体温上昇を期待し、最初の勾配に誰もが熱心に取り組みます。しかし、このような状況では安定したグリップを得ることは難しく、15%を超える傾斜では後輪がスリップし、足の動きがコントロールできずバイクがぐらつき滑ります。計画した時点では、35キロのルートは敷地内をぐるぐる回るように見えましたが、はるかに挑戦的であることが判明します。急勾配の小道は枯れ葉が散らばる下草の中を通るために運転能力を妨げ、すでに寒気との戦いに忙殺されている肉体にさらなる負担をかけます。標高約484メートルのモン・ブルイイ礼拝堂の横で、やっと休憩を取ることができます。辺りは霧に包まれています。教会の境内の壁に座り2人は健康のために乾杯し、このシュールな雰囲気の中でグラスを鳴らします。午後12時30分。外には人が少なく、屋外で食前酒を楽しむ人もいなさそうです。ピエール・ブランシュの頂上に向かうコース後半前のアパタイザーと言えるでしょう。薄い雪の層に覆われた小道は750 メートル近く続き、小石が見えないために進むことが非常に難しい状況です。発汗もまた危険であり、湿った衣服は人間ワインクーラーのように冷えてしまいます。しかし寒さはジェロームには関係ないようです。7月中旬のツール・ド・フランスのルートで、アルパインパスの頂上から下降する際に夏季用キットを身につけて氷点下の中ライドするという苦しみを経験しているからかもしれません。細長いモミの木の闇の中への降下では、寒さを忘れさせてくれるような壮大な景色が広がります。クロッシュメルルは冬の旅の終わり。ブドウ畑が壮大な山や森の麓に広がるこの地域は素晴らしいテロワールを守り、絵に描いたような村々が点在します。長い夏の休暇と、美しいワイン農園への熱心な訪問に相応しい場所だと言えるでしょう。もっと読む光に包まれたライド。毎年12月の第1週末には何千人もの人々が街の中心部に集まり、4晩にわたって通りを活気づけるイルミネーションショーを見に訪れます。光の祭典の名物は歴史的建築物のライトアップ。もっと読むカプチーノと共に人の友人クララとメッリは、北イタリアでのバイクパッキング夏休暇に出かけました。カプチーノでエネルギーを補給し、キャンプストーブとスリーピングバッグを積んで、南チロルとロンバルディア、ヴェローナへ向かう冒険へ。もっと読むリアム・イェーツ - 西から東へ気がつけば2022年も半ば、ヨーロッパ中をバイクでライドするのも再び普通のことになりました。しかし、世界は目まぐるしく変化し続け、無駄にする時間はありません。サイクリングの神様に感謝し、アドベンチャーの行き先を常に探しています。もっと読むグリュイエールでグラベルライドラ・グリュイエールはフリブール州にあり、牛と山の牧草地に加え、ここで生産される同名のチーズで有名になりました。500平方キロメートル弱の小さなスイスの飛び地は、自然の美しさと標高を愛するサイクリストに人気の場所です。もっと読む

ラ・ヴィ

27/01

Alexis Carlier

アレクシス・カリエール - ミュージックの境界線アレクシスは中途半端なことが出来ないタイプ。 7歳でレーシングバイクに乗って以来、自分の能力を真に信じた自信に満ち溢れて勝利を目指してきました。10歳の誕生日を迎える前にはスチール製のジタンでアルプ・デュエズを登り、翌年の夏には (ベドワンを経由して) ヴァントゥ峠を登った後、数日間にわたりバイクに乗って過ごしました。サイクリングは多くの人々が楽しむ田園地帯のゆったりとしたペースに沿うことは滅多にありません。アレクシスは常にハードなサイクリングをこなし、勝利を目指しています。彼の故郷であるグラースでの長距離トレーニングと持続的な強度トレーニングを行った後、彼はカデットカテゴリーを登り詰め、フランスとベルギーでレースをしました。 19歳でプロ転向を希望していましたが、サイクリング仲間であり親友のテオの死は深刻な挫折をもたらしました。彼は膝の不調を起こし、士気を失いました。彼は新しいチームでレースに戻り、最高のアマチュアレベルで勝利を収め、フランスサイクリングの新世代とのレースに勝利しました。しかしその後、血栓症、鎖骨の骨折、そして肋骨の骨折など、さらに健康上の問題が続きました。そしてプロトンの事故。仲間が彼の目の前で倒れ、道路標識に正面からぶつかり、道路から外れ、車と正面衝突。アレクシスは熟考し、無謀なリスクを負う事はなくなりました。トロフィーよりも健康が重要なのです。2019年にアレクシスはプロトンから離れ、別の種類の勇気と技術を必要とする、ロードから遠く離れた場所で培われた情熱に専念することになりました。音楽はアレクシスのもう1つの情熱です。彼の両親は彼がギタリストになるだろうと想像していましたが、2007年にシンガーソングライターのMikaがラジオから聞こえたのです。最高のオールラウンダーバイクレーサーのように、高く上がることも低く下がることもできるこの驚異的なパフォーマーの音域は、ほぼ4オクターブに及びます。当惑させるような器用さでピアノを操り、素晴らしいユーモアでコンサートを盛り上げます。アレクシスの心に火がついた瞬間です。最初は独学でしたが、後にアレクシスは音楽を学ぶ最もアカデミックな方法である音楽院に通いました。しかしクラシックとジャズピアノ、音楽理論と音階、レッスンに続くレッスン。それはすべてあまりにも構造化されていて、実際には彼の性質に合いませんでした。彼は大学院を中退し、いくつかの録音に挑戦し、オンラインで行ったColdplayの『The Scientist』を演奏したパフォーマンスは人々を驚かせました。「もう10年前のことです。声も変わってしまい、今この曲をもう一度聞くのはつらいです」とアレクシスは笑います。「発声に真剣に取り組んでおり、何度も何度も訓練する必要があります。私は執拗に固執しているとも言えるでしょう。他の人とは一線を画す独自のトーンを見つける必要があるからです。あなたの声がフレディ・マーキュリーのように聞こえると言われるのは褒め言葉かもしれませんが、実際には問題だと思っています。」 18歳でアレクシスは作詞作曲を行い、20歳の時に最初のEP (エクステンデッド・プレイ) のレコーディングに挑戦しました。自作の6曲を英語で歌ったものです。25歳で自身の名前を掲げたLPが発表され、新しいものをリリースする時が来ました。ハンス・ジマーやミューズといった壮大なスタイルからインスピレーションを得た、オリジナリティのある声と古典的なポップ・ピアノのスタイルを見つけたようです。ピアノは今や彼のバイクであり、彼を高音域へ、そして低く穏やかな瞬間へと連れて行ってくれます。彼の声は肉体であり、演奏するために限界へと挑戦します。熟練した技術と強力な肺活量は、おそらくレース経験に基づくものでしょう。 2020年にリリースされたLP『Brain Wave』を聴くと、心臓を袖にまとったような彼の劇的な感情爆発が感じられます。タイトルトラックで、アレクシスはグランドピアノの音量を徐々に上げ、「私の気持ちを表現させてください。私の体から流れ出るものを抑えられません。制御できません」と叫びます。トラック『Undead and dreamers』では、優れたレーシングサイクリストが定期的に行うのと同じように「失敗して転倒することを恐れている」と公言。しかし『Let it Flow』での心のこもった告白の中では、「忘れられない思い出、愛は美しい病気だ」と自分自身を取り戻しているようです。純粋な芸術では「副次的形式」ではなく、既存のものとは異なるサウンドの曲を書く必要があることを彼は認識しています。「我慢しなければならないし、譲歩しなければならない。人々があなたを最も好きになるのは、あなた自身が良いと思うところではありません。それは難しい選択です。バイクレースでも私はいつも山を好みましたが、実際に勝ったレースは丘陵のルートでした。スプリントでも勝ちましたが、頭の中で一人で走り抜けルートのトップで勝利を収める光景を見ていました。音楽でも同じです。」アレクシスはバイクに乗っているときに作曲したことはなく、メロディーすら思い浮かばず、ロードでは脳に言葉も生まれなかったと説明。一方で、彼はヘッドフォンを耳に付けることで自分自身をかなり「制限」し、彼の音楽文化はサドルで長時間過ごしたことに大きく依存していることを認識しています。 EP『Dans le mille』は2023年初頭にリリースされる予定です。最初のシングル『A nouveau』がここ数か月の努力を表しているでしょう。2作のミュージックビデオがすでに撮影されており、そのうちの1つは以前のサイクリングキャリアを彷彿させます。もっと読むライド＆クリエイトサーリの年間走行記録は25000キロ以上。プロのサイクリストになるべきかもしれませんが、本業は違います。もっと読むサイクリング＆クリエイティビティレミ・クレルモン氏は、カフェ・ドゥ・シクリステのクリエイティブディレクターです。クリエイティビティと彼自身のサイクリングが過程でもたらす重大な影響について話します。もっと読むサイクリング＆クリエイティビティピエールは、遺伝の基本的なメカニズムを研究するのに使われる小型のショウジョウバエ専門家です。研究室を出ると、彼にとってサイクリングは欠かせない活動。ライドと研究の絶妙な相互作用について語りますもっと読むサイクリング＆クリエイティビティ 15年間にわたり、アーティストであるアン・ペッシェ氏は毎日同じ儀式を続けています。朝6時前にアパートを出て、ヴァンス峠のクライムを行うのです。もっと読む

Lyon : pédaler à l’heure de la Fête des Lumières

ルーラー

23/01

Lyon : pédaler à l’heure de la Fête des Lumières

リヨン：ライド・オブ・ライト 1852年、リヨンの街を荒廃させた恐ろしいコレラの流行が終息し、住民は聖母マリアに光の祭典というイベントを捧げることを決定しました。毎年12月の第1週末には何千人もの人々が街の中心部に集まり、4晩にわたって通りを活気づけるイルミネーションショーを見に訪れます。光の祭典の名物は歴史的建築物のライトアップ。フルヴィエール・ノートルダム大聖堂からベルクール広場を経由して美術館に至るまで、音楽コンサート、花火、その他のパフォーマンスの背景ではライトディスプレイが展開されます。 2022年午前9時、街は目覚め始めています。通りには街を震撼させた長い夜の傷跡が今も残っています。この凍てつくような寒さの12月に群衆は公共の場所から姿を消し、空のボトルが一掃される音が周囲を支配する静けさに響き渡ります。旧市街の中心部にあるグリンピュール・サイクリスト・ハウスの前には、昨夜のパーティーから続く興奮なのか、それとも寒い冬の朝の興奮なのか、賑やかな様子の12人のサイクリストグループがいます。彼らは二輪で戦う準備ができているようです。リヨンの山々を通る70キロメートルのツアー。この小さなプロトンのリーダーは、この仕事に相応しい元プロロードレーサーのジェローム・カズンです。グリンピュール・サイクリスト・ハウス (グリンピュールはフランス語で「クライマー」を意味します) は、この地域のサイクリング愛好家にとって有名な場所です。この広々としたモダンな空間で、サイクリストが夢見ることができるすべてのサービスと設備提供を受けることができ、自転車道と周辺の山道に簡単にアクセスできるロケーションという素晴らしさ。多くのサイクリストがここに集まり、二輪車での終わりのない冒険の出発点であり、ライド前とライド後のエネルギー補給場でもあります。店のカウンターでケーキをブラックコーヒーに浸しながら堪能した後、暖かさから離れて外の集団に加わります。極寒の日にライダー達を外に連れ出してしまうようなプロ達と一緒に走れる素晴らしいチャンス。小さなプロトンが安定したペースで街を出発するのも同じ理由です。ただし旅程は変更されます。気温はマイナス5度。グループがモン・デュ・リヨネに向かう小さな道は完全に凍結しています。このまま進めば全員怪我をすることになるでしょう。グループは満場一致で、誰もクリスマスを石膏の脚やスリングの腕で過ごしたないという結論に。リヨン周辺の平野に沿って進むことになりました。グループはソーヌ川のほとりに到着。バイクが通り過ぎる12世紀の古い建物は、フランス料理のメッカです。コロンジュ・オ・モンドール修道院は、100年以上にわたってボキューズ家に属してきました。このレストランを作ったのは有名なシェフ、ポール・ボキューズで、50年以上にわたる経営を通して世界中でその名を馳せてきました。卓越性の信条：高品質の地元の食材を使用した伝統的なフランス料理へのこだわり。オリジナルの絵画、ウッドパネル、芸術作品で装飾されたレストランのインテリアは、提供される料理と同様に豪華な雰囲気を作り出しています。サイクリスト達はおそらくまたここに戻って食事をしたり、楽しんだりするでしょう。時間はすでに十分に進んでおり、サイクリストの1人が連続してパンクしたため平均テンポが低下し、ライダー達の調子も狂ってしまいました。グリンピュール・サイクリスト・ハウスに戻ると、バリスタが提供するクッキーとカプチーニが、冷たい空気にまだ緊張している顔に笑みを浮かべさせます。外は、夜のイルミネーションを待つ多くの観光客ですでに埋め尽くされています。数時間後に街は夜になり、ファサードが明るくなり、音楽が四方八方から響き渡り、光の祭典が本格化するでしょう。もっと読むカプチーノと共に人の友人クララとメッリは、北イタリアでのバイクパッキング夏休暇に出かけました。カプチーノでエネルギーを補給し、キャンプストーブとスリーピングバッグを積んで、南チロルとロンバルディア、ヴェローナへ向かう冒険へ。もっと読むリアム・イェーツ気がつけば2022年も半ば、ヨーロッパ中をバイクでライドするのも再び普通のことになりました。しかし、世界は目まぐるしく変化し続け、無駄にする時間はありません。サイクリングの神様に感謝し、アドベンチャーの行き先を常に探しています。もっと読むグリュイエールでグラベルライドラグリュイエールはフリブール州にあり、牛と山の牧草地に加え、ここで生産される同名のチーズで有名になりました。500平方キロメートル弱の小さなスイスの飛び地は、自然の美しさと標高を愛するサイクリストに人気の場所です。もっと読む 2つの水の間でロワール川の河口では海水と淡水が混ざり合い、独特の潮汐が100キロ以上離れた位置でも見ることができます。河口と野生の湿地帯が、造船所と高度に工業化されたメカニズムと混ざり合った景色。もっと読む

映画

09/01

From Wheels to Waves

ウィールからウェーブへ：地中海でのサーフィングセッションある日の午後、ニースにあるカフェ・ドゥ・シクリステのオフィスでは興奮したムードが漂っています。昨夜吹き始めた強い風、有名な地方風ミストラルがヴァールに吹き始めると、カフェ・ドゥ・シクリステの船員たちはじっとしていられません。気まぐれなミストラル (ヴァントゥやマルセイユで呼ばれる北西風の名) のおかげで、イタリアの海岸線に対して地中海でうねりが形成され、結果として生じる波はリヴィエラの海岸で砕け、完璧なチューブを形成します。コンピュータースクリーンの後ろで、彼らは平凡な業務に100%集中して取り組んでいるわけではなさそうです。業務の傍ら、波の状況をリアルタイムで追跡し、サーフィンが可能かどうかを知らせるアプリをこっそり見ています。同時に海岸線の戦略的な場所に配置されたウェブカメラによって表示される画像を追っています。興奮は明白。男たちは脱出を計画しており、いつもは自転車を保管している廊下にボードが現れ、辛抱強く横たわっているのが見えます。彼らがバイクに乗っているのを見るのに慣れていますが、サーフボードは珍しいと言えるでしょう。二輪でブラブラしているのを目にすることもありません。マービンはフランスのX-Countryマウンテンバイクチームに長年参加し、X-terraに切り替えてジュニアワールドチャンピオンのメダルを獲得する前に、2つのフランスの準優勝タイトルを得ました。マウンテンバイクではほぼ全てのことをこなすことができ、ロードバイクでは仲間に負けたことはありません。レミは今年、ニースでアマチュアカテゴリーIronman 70.3を獲得し、ユタ州のSt Georgeで世界準優勝者になりました。 2人の船員が震える針に目を光らせ、午後5時に始まるストライキを焦りながら見守っています。とりあえず今日の午後に壁の主時計が盗まれる危険はないでしょう。決められた時間になると2人はサーフボードをトラックに放り込み、波に向かいます。目標は、ビーチの近くにできるだけ早く到着すること。食器棚や冷蔵庫から2つか3つのスナックを掴み取り、波の音を聞きながら海で夜を過ごし、夜明けが近づくにつれて小石にぶつかる音が大きくなるのを注意深く聞くのです。午前7時に朝食をとります。第1波でのサーフィンは、新雪に足跡を残すようなものです。ローラーはまだ本来の形になっていませんが、ブレイクする前に早く水に入っておくのが良いでしょう。もうじき来る波が創り出す光景と喜びは、遠くまで来る価値があることを証明してくれます。もっと読むエティエンヌ・フーベルト - エモッソン湖。キャラバンアスリートであるエティエンヌ・フーベルトと撮影に関して話すと、「君が気に入りそうなものがあるよ」との答え。彼の予測に間違いはありませんでした。もっと読むギヨーム・ネリー：カフェでダイブ。フリーダイビングチャンピオンでありキャラバンメンバーのギョーム・ネリーについて理解を深める魔法のような5分間。5分間息を止める彼を見つめ、超人スポーツを達成するために必要なことを理解する時間。もっと読む 1％ – 変化を生み出すローマは一日にして成らずと言われますが、地球も例外ではありません。1％は小さな数値に聞こえますが、この1％が永久に巨大な変化を生み出すと信じています。もっと読む #WHATISGRAVEL - フィルム無限の可能性を秘めるグラベルはプレイグラウンド。どこへでも、いつでもライドが可能なグラベル。目が眩むような感覚。常に生まれ変わる驚異。もっと読む

ラ・メゾン

29/12

The Review 2022

2022年レビューカフェ・ドゥ・シクリステにとって、全てにおいて意義のあった一年でした。政治とサッカーのレポートは他の方々に任せるとして、革新的デザインとアウトドアアドベンチャーが絶え間なく続く中で、我々が目にし実行したいくつかの事柄を振り返ってみたいと思います。キャラバン : 感情を揺さぶるアスリートキャラバンプロジェクトにおける道は全て成功に繋がっています。様々なスポーツ界で活躍する冒険家たちとコラボレーションを行い、彼らのトレーニングやバランスを得るためのサイクリングには数多くのハイライトがあります。共に体験することにより、シンプルさ、謙虚さ、自然への情熱の価値を痛感しました。一つ一つが我々をジャーニーに連れ出しました。アントン・クルピカは北アメリカのコロラドにある、マウント・ブルースカイの最標高ロード4348メートルでのグラベルアドベンチャーに誘ってくれました。アルバ・シルヴェストロとミケーレ・ボスカッチは彼らの牧場を案内してくれた後、ステルヴィオ峠を信じ難いスピードでクライム。アレクシア・バリエールはリペア・カフェを開催し、エステレルのスロープを共にライドしました。ギヨーム・ネリーはバルカン諸国での素晴らしいバイクパッキングの旅（そして息を止める偉大な能力）をシェアしてくれました。エティエンヌ・ユベールはスイスにある標高2000メートルの湖で素晴らしいカヤック体験の機会を与えてくれました。 CDC GT : 果敢な勇士たちカフェ・ドゥ・シクリステによって結成された女性のみのレースチームで競技に参加する案は長年温められてきました。そしてグラベルで実行に移すのが最適ではないかと思われたのです。喜びと苦しみが共存するフィールドでクールに立ち向かうライダーを探し始めました。素晴らしい環境で競い、友情を育み、表彰台を制覇するのに欠かせない高揚感と絶望の瞬間。こうしてカフェ・ドゥ・シクリステグラベルチーム（CDC GT）は生まれました。サイクリングのホットスポットであるジローナで開催されたLa Trakaで、チームはデビューパフォーマンスを行いました。アナベル・フィッシャーは100キロレースで優勝し、スペイン出身のリディア・イグレシアス（200キロレース優勝者）がチームに加わりました。世界最大の伝説的なグラベルレースである米国のUnboundでは、悪天候の中350キロの戦いにチームが出場。米国出身のCDC GTメンバーダニエルの故郷に近いカンザスでは、素晴らしい体験をしました。バイクスポンサーであるLaufの発祥地アイスランドで開催されたRiftでは、マリアが私たちの現地レーサー。火山の中心地で行われるレースは壮大で特別な体験でした。チームは活躍し、アナベルはスタートしてすぐに肋骨を2本骨折するアクシデントがあったのにも関わらず優勝しました。最後にUCIワールドチャンピオンシップに出場すべくイタリアへ行き、シーズンのグランドフィナーレとなりました。各国のプライドが誇り高く身につけられ、ホワイト＆ブラックのチェッカーパターンのユニフォームでチームは一つになりました。素晴らしいファーストシーズンだったと言えるでしょう。 #whatisgravel エイウェア: 新しいビジョン 2022年夏にはカフェ・ドゥ・シクリステの新しいライン、サングラスコレクションが登場。新しいアプローチでデザインされた、オンロード、オフロードで活躍するアクティブアイウェアは、あらゆる光に対応するフォトクロミックレンズを備えています。テクニカルなスポーツシェイプではない、クラシックなタイムレスシルエットが魅力。軽量フレームは耐久性と安全性に優れ、パフーマンスディテールに細部までこだわったアイテムです。トレイルガイド : ニースへ続く全てのロード弊社は多くのスポーツと人々に関わっており、足を水に入れて頭は山に、心はニースにあります。サイクリングからトレイルランニングまで、ニースからの美しいロードとグラベルライドを掲載したBest Ridesブックを含む、コート・ダジュールの最も美しいルートをカフェ・ドゥ・シクリステのストアで紹介しています。同ガイドは人気が高く、2023年にセカンドエディションが出版される予定。 2022年には、ベストトレイルランニングルートをより多くの愛好家達と分かち合いたいと熱望。サン＝ジャン＝カップ＝フェラとキャップ・ド・ニースの隠れた入り江を横切る透明な海を見下ろす、エズとラ・トゥルビー側にある最も美しい村に繋がる隠れた小道。ニースの高台にあるモン・ボロンの街から数歩のところにある樫の森を通るルートを再思考。これらのオンラインガイドには、2023年に新しいルートが追加されます。また、マウンテンバイクでアクセスできるコート・ダジュールの最も美しいパノラマを含むガイドである「Balconies d’Azur」も作成しました。ライド＆クリエイト : 脳に刺激を与えるライドサイクリングは創造的思考を解放する、これは研究者による発見です。ペダルを踏むことは神経細胞に非常に特別な影響を与えるのです。弊社のリサーチを介して、サイクリングを愛し、独自の方法でクリエイティブであり卓越した男性と女性に出会うことができました。オーストリアのザルツブルグ在住サンドラとフランスのヴァンス近郊在住アンヌは、どちらも自転車に触発された画家です。ドバイ在住のイズ、イタリア在住のアンドレアは、自転車で合計数万キロを走行する名高いシェフ。パリの研究者で学者のピエール、ニース在住デザイナーのレミ、ロンドン近郊在住の有名写真家ベネディクト。彼ら全員が持つ共通点は、バイクで過ごす時間はインスピレーションと同義であり、多くの場合に予期しない解決策が生まれるのです。彼らのストーリーと詳細は、La Gazetteでご覧ください。そして、あなたは、ライド中にどのような問題を解決もしくは生み出したことがありますか？責任 : 地球のための力今年、カフェ・ドゥ・シクリステは1% For The Planet のメンバーになりました。売上高の一部を環境保護と持続可能性の促進に専念する団体に寄付する組織です。弊社現在、ビジネスとして4MyPlanet、Cyclotrope、Smart Shelterなどの少規模組織をサポートしています。私たちは2023年以降も人々に貢献することを目指します。弊社製品の多くはリサイクルされた天然の再生可能な糸と素材を使用して生産され、全ての配送パッケージは生分解性でリサイクル可能になりました。もちろん、アウトドア活動がもたらす自然への愛と敬意は深まることが最大の目的です。より緑豊かで安全な地球へを築くジャーニーは続きます。もっと読むモンセラートのチームスピリットグラベルは他のサイクリング分野に増してパイオニア精神に誇りを持っており、性別に関わらず対等な立場を尊重することが重要です。女性は男性と同じスタートラインから等距離で競い合い、同じ環境に対応します。もっと読む Cyclotrope ニースを拠点とした初のバイクスクール、Cyclotrope。フレンドリーで楽しい環境の中行う協力的なワークショップを通じ子供と大人に再びバイクに乗ることを促し、安全に乗る方法と機械修理の技術を教える教室。もっと読むレミ・クレルモンレミ・クレルモン氏は、カフェ・ドゥ・シクリステのクリエイティブディレクターです。クリエイティビティと彼自身のサイクリングが過程でもたらす重大な影響について話します。もっと読むニースのライドガイド 2020年ツール・ド・フランス開始の宣伝の一環として、ニースが#nicecyclingparadiseハッシュタグを使用するのには理由があります。もっと読む

ラ・メゾン

21/12

Fondation Smart Shelter

ルーラー

08/12

Gravel Gruyere

グリュイエールでグラベルライドいよいよ週末がやってきました。グリュイエールで身体と装備をテストする時。プロのサイクリストであり、今年複数のグラベルレースで優勝したアナベル・フィッシャー。キャラバンカヤッカーのエティエンヌ・フーベルト。そして、長距離レースの最高のスペシャリストの1人になったジュネーブの自転車宅配便業者であるエイドリアン・リエヒティ。この３名がスイスアルプスでの旅へ向かいます。ラ・グリュイエールはフリブール州にあり、牛と山の牧草地に加え、ここで生産される同名のチーズで有名になりました。500平方キロメートル弱の小さなスイスの飛び地は、自然の美しさと標高を愛するサイクリストに人気の場所です。そしてグリュイエールは、ほぼ絶え間ない雨の中アルプスの魅力を教えてくれます。泥だらけで湿ってはいますが。距離100キロ、標高3000メートルの旅を始めると同時に、隣の森から奇妙な騒ぎが立ち上ります。叫び声、鐘、ひづめの音。グリュイエールの9月最後の土曜日には「デサルプ」（牧くだり）が行われます。高地の牧草地で4ヶ月以上過ごした群れが平野に降りる日です。この時期には、地元の人々は最も美しいカウベルで牛を飾り、花の冠をかぶせ、さりげない優雅さを賞賛するのです。スイスの山々の完璧なスナップショット。丸太小屋はすべてモデルハウスのように見え、緑の牧草地は常に美しく刈られているように見え、小川はきらきらと輝き、常緑樹の森は風景に心地よい静けさを与え、牛はスイスの観光広告のキャスティングから抜け出したかのようです。同じ景色が太陽の光の下ではどのように見えるかを想像しながら。テイアショーに向かって登る最初の細い舗装された道でペースを調整。ここから全ての坂は急勾配。これらの急勾配はルート全体で次々と現れ、ライドを壮大なものにしてくれます。美しい景色の中で乳酸の蓄積を感じながらギアを模索する時間。容赦なくライダーの士気を攻撃する斜面は、雨の中でも同じような激しさ。濡れた石をグリップするための努力を絶え間なく行い、雨は顔からアリゼジャケットに流れ、脚に沿って最終的にシューズに浸透します。避けることのできない湿り気が勇敢さを奪っていくのが感じられます。しかし、アナベは戸惑うほど簡単にトレイルを登り、カヤッカーは水を感じさえしないようです。エティエンヌはチームサイクリストのほぼ2倍の体重でスタイルは正反対。各自のライドは説得力があり、残りの部隊に影響を与えるのは確か。彼らは階段の上で私たちを待っていることでしょう。グループを再編成して、周辺の生活中心であるグリュイエールの村で休憩します。道端に見える堂々としたモダンな建物が酪農場。世界的に有名なチーズホイールが何百も並ぶ印象的なセラーを見回し、保護された原産地 (PDO) は必ずしも製造プロセスの陳腐化を意味するものではないことを実感します。小さなフォークリフトが奇妙な動きで各チーズを水平方向に180°回転させます。私たちはものすごく空腹で、チーズホイール丸ごと食べるのも可能ではないかと妄想しながら見学。チーズ工場を越えた高台にある小さな中世の街では、歩行者専用の静かな路地に寄って美味しい食べ物を見つけるのがおすすめ。驚くべきことに、ここには4つ以上の博物館があり、中でも最も意外なのはリドリー・スコットのSFホラー映画「エイリアン」の「バイオメカニクス」アーティスト兼プロダクションデザイナーであるハンス・リューディ・ギーガーの博物館バーだと言えるでしょう。ギーガーの大ファンであるエイドリアン・リエヒティは自転車を投げ捨てて私たちを別世界のバーに引きずり込んでいきます。写真撮影は禁じられていたため紹介できませんが、エイリアンに夢中なエイドリアンはアーティストが作成したイメージの1つを入れ墨で身体に刻み込みました。危険な銀河のどこかで彼に会ったときに確かめてみてください。ケーブルカー乗り場の地下にある即席の野営地で夜の休息をとった際に、エイドリアンに彼の長距離レースの経験について尋ねました。一日のほとんどをずぶ濡れで過ごした後は、暖かく乾いた服が気分を穏やかにしてくれます。地下室の暗闇に集まったサイクリストの目を輝かせている理由は、エイドリアンのスリル満点な物語と、手から手へ渡されるGénépi（アルプスで人気のハーブリキュール）の小さなフラスクの幸せな組み合わせのようです。私たちのサイクリングウェアとシューズは早朝に完全に乾いていませんが、問題はなさそうです。天気予報は良いものの雨は一日中降り続けるため、濡れたままで着こなすことが重要です。コル・ド・ジャマンは最後の難易度が高い場所であり、勾配パーセンテージに震えを覚えるかもしれません。再び雨が降っているためレ・パコットへの下り坂はやや困難になり、ブレーキが時折軋みます。気象学的な最後の挑発のように、村に入ると太陽が現れます。旅の終わりですが、十分にライドをしていないと感じている疲れ知らずのエイドリアンとアナベルは、再びルートを攻めるために出発しました。もっと読むと行くモンブラングラベルツアー 2024年パリオリンピックが間違いなく最後の参加となるでしょう。全精力を尽くし勝つことを目指し続け、最後まで力を出しきろうと思っています。もっと読む CDC GT舞台裏：アナベル・フィッシャー。 CDC GTは熱意に溢れた女性ライダー3名のチーム。ジローナのトラカで初めてのグラベルレースに参加したアナベル・フィッシャーに話を聞きます。もっと読むエイドリアン・リエヒティ：山をこえて。バイクに乗ってアウトドアで過ごしていると時のエイドリアン・リエヒティは、心から楽しんでいるように見えます。持久力とスピードが渦巻く存在である彼と、世界各地で出場するレース合間の居住地、ジュネーブ付近で2日間共に過ごしました。もっと読むエティエンヌ・ユベールジュニアレベルとシニアレベルの世界チャンピオンであり、オリンピックで7位に入りましたが、今でも常に学んでいます。もっと読む

コレクション

30/11

Atelier AW23 Lookbook

ラ・メゾン

14/11

Adrien Liechti: Beyond the Mountain

エイドリアン・リエヒティ：山をこえてバイクに乗ってアウトドアで過ごしていると時のスイス出身レーサーであるエイドリアン・リエヒティは、心から楽しんでいるように見えます。持久力とスピードが渦巻く存在である彼と、世界各地で出場するレース合間の居住地、ジュネーブ付近で2日間共に過ごしました。自己紹介をお願いできますか？スイス出身のエイドリアン・リエヒティ、37歳です。ジュネーブでバイクメッセンジャーとして数年働き、現在はフルタイムのバイクパッカーです。長距離マウンテンバイクレースに参加し続けており、4〜5年に渡って旅をしています。これは仕事ではなく、情熱そのものです。参加することによる収入があるわけではありませんが、私の日常の多くを占めているため、主な活動と言えるでしょう。" 睡眠時間がほとんどない状況で数日間にわたってライドするレースでは、どのような楽しみや喜びが得られるのでしょうか。バイクで旅をし、人々に出会うことを非常に楽しんでいます。山の向こうに何があるのか、常に自己限界を試したいと思っています。自然と繋がることが全て。2〜3日間続くレースでは、ライド、食事、睡眠以外のことはしません。自然と繋がったシンプルな存在になり、野外で寝ることもその過程の一部です。レースでの１番の思い出はなんですか？今年参加したTour Divideでの出来事でしょう。レースの1週間前に航空会社が私のバイクを紛失しました。ソーシャルメディアで助けを求め、Manuを含む数十人の人々が手を差し伸べてくれました。Manuは彼のバイクの一つを貸してくれたのです。大変なレースではありましたが、彼は2位、私は借りたバイクで3位に入賞。素晴らしい思い出です。最もハードなレースは何でしたか？キルギスタンで行われたSilk Roadレース。長い距離であったわけではありませんが、文明からほど遠い高標高を走らなくてはならないために、全てが複雑でした。総距離1800キロのマウンテンバイキング、獲得標高40,000メートル。ゴールまで計8日間かかりました。サポートのないソロレースであり、現地の方に助けを求めることも許されていません。全ての人々に開かれたショップや公共の場所に行くことはできますが、現地の住人に助けを求めてはいけません。" レース参加者はこれらのルールを守りました。ほとんどの参加者はレースをするためにライドするのではなく、完走を目指しています。それ自体が既に大きな達成であるわけですが、トップ10〜15位のレーサーは尊敬されます。小さな家族のようにお互いのことを知っており、世界各地のイベントで顔を合わせる機会があります。精神的にも強く繋がっていると言えるでしょう。 Silk Roadのようなレースには、どのような準備をするのですか？ルートカードの準備が非常に大切です。マップが入手可能になるとすぐにダウンロードします。ルートにあるショップや営業時間を全て確認。キルギスタンのSilk Roadレースではショップを見つけることが非常に困難でした。ライドメニューを細かく計画しますが、臨機応変に対応します。計画通りに行くことなんてあり得ないのですから。ライドの進行状況は予測不可能であり、自分の平均スピードを評価することも不可能なので、宿泊場所は到着数時間前に予約します。睡眠無しでどのくらいライドをすることができますか？寝ずに55〜60時間過ごしたことがあります。可能ですが、気分は良くありませんでした。より速く進み、ライドを楽しむために数時間は眠るようにしています。French Divideレースでは短い昼寝はしましたが、ホテルで休息を取ったのは800キロ地点を過ぎた後でした。マップで街を見つけ、到着2時間前にホテルを予約。食べ物とドリンクを購入してからチェックイン、シャワーを浴びて3時間眠りました。このようなタイプのレースでは、バイクでの走行自体が結果に差をつけるわけではありません。休憩の取り方、食物補給と睡眠のタイミングが大切です。総距離2200キロのFrench Divideのような長距離レースで勝利を収めるために必要なことは何でしょうか。優れたバイク修理技能を持っていること、ルートで手に入る食べ物を何でも食すことができること、過労時に正しい判断ができること。岩や下降、厳しいクライムが多くあるFrench Divideは非常にテクニカルなルートなため、高レベルの運転技術も必要です。技術的に優れていない場合は、ほぼ全てを歩く必要があるほどです。私は速くライドするというより、止まらないことに重点を置いています。走り続けることができるのが強みだと思っています。年間どのくらいの距離をライドしますか？そしてトレーニング方法を教えてください。場合によりますが、レースを含めて25000〜30000キロくらいだと思います。バイクメッセンジャーの時代は週に500キロは走っていたので、トレーニングはしませんでした。今ではインターバルトレーニングを行いますが、細かく計算しているわけではありません。ジュネーブ付近でフルクライムを数回し、十分だと思う程度です。調子を整えるために長距離を走る必要性は感じていません。ご自身は特定の生理学的資質があると思いますか？レースの経験は豊富だと思います。睡眠コントロールは徐々に身につけたものであり、鍛えながら学んだとも言えます。1時間睡眠、2時間睡眠、超短時間睡眠を可能にするために身体と脳を鍛えます。常に活動しなくてはならない船員が睡眠コントロールを行うのと似ています。レース中はロードの区切りが良い場所で止まり地面に横になり、アラームをつけて昼寝をし、アラームが鳴る2分前に目を覚まして出発します。とても楽しいんですよ！レースによって専門バイクが必要ですか？私はオフロードレースを専門としていますが、レースはそれぞれ異なっています。内容によってタイヤのサイズを変える必要があり、サスペンションが要るケースも多いです。フラットハンドルバーもしくはドロップハンドルバー、荷物によってバッグのタイプも変える必要があるでしょう。気温35度の真夏に行われたFrench Divideでは、荷物はほぼありませんでした。Silk Roadレースでは食べ物を持参し、氷点下15度で寝るための準備も必要だったため、荷物は25キロの重さでした。次のチャレンジは？パートナーのソフィと参加予定のRhino Roadレースです。お互い同じペースで進む予定で、疲れている時には言うべきじゃないことも言ってしまうだろうと思います。面白いチャレンジになりそうですね。もっと読むライフ・サイクルプラネット・フレンドリーニースに本社を構えるカフェ・ドゥ・シクリステは、フレンチサイクリングのメッカとも言えるコート・ダジュールとアルプ＝マリティームの美しい環境、海と山に囲まれた立地。もっと読むショートストーリー：マリネット。弊社シグネチャーのビブショーツは、大陸を渡り、最標高の山頂を登り、猛暑のロードをライドしました。再生、再生可能な素材と、ユニークな生分解性繊維を使用したマリネットは、ロードで最高のパフォーマンス性を発揮するためにデザインされました。もっと読む 1％ – 変化を生み出す。ローマは一日にして成らずと言われますが、地球も例外ではありません。1％は小さな数値に聞こえますが、この1％が永久に巨大な変化を生み出すと信じています。もっと読む 1％ For The Planet キャラバンアンバサダーでありプロセーラーであるアレクシア・バリエール氏の事業4myplanetと、カフェ・ドゥ・シクリステが1% For The Planetを通じて彼女の将来的プロジェクトにいかに寄与するかについて語りました。もっと読む

キャラバン

03/11

Étienne Hubert – Lake Émosson

エティエンヌ・フーベルト - エモッソン湖キャラバンアスリートであるエティエンヌ・フーベルトと撮影に関して話すと、「君が気に入りそうなものがあるよ」との答え。彼の予測に間違いはありませんでした。 34歳のオリンピックカヌー選手は、おそらく最後の参加となる2024年パリオリンピックに向けて準備中。モチベーションは高く、決心は強固。国際的な舞台でこれほど長く活躍する選手は非常に少なく、エティエンヌは間違いなくその1人。肉体的、そして精神的に鉄人的な強さを持ち、厳しいトレーニングに打ち勝つライフスタイルを保っています。自然に囲まれた広大な空間、アドベンチャーがバランスを保つ鍵となっています。大自然の中で2日間にわたって行われるミニマルな瞑想的体験に招待されたのです。エモッソン湖の標高2000メートルにあるスイスへのエスケープ。新鮮な山の空気を吸い込みながらのトレーニング。 10月初旬、雪が降る中到着。小さなテントの横には5メートル以上のピンクのカヤックが置かれていました。エティエンヌがグラベルバイクに乗って現れ、カヤックを背中に担ぎ湖畔まで下降。カヤックを水に浮かべると完璧なバランスで乗り込み、漕ぎ始めました。もっと読むエティエンヌ・ユベールジュニアレベルとシニアレベルの世界チャンピオンであり、オリンピックで7位に入りましたが、今でも常に学んでいます。もっと読むと行くモンブラングラベルツアー 2024年パリオリンピックが間違いなく最後の参加となるでしょう。全精力を尽くし勝つことを目指し続け、最後まで力を出しきろうと思っています。もっと読むエティエンヌ・ユベール：パリの夜。バイクライドには冒険が至るところに存在します、冬のパリにさえも。オリンピックカヌー選手でありキャラバンメンバー、エティエンヌ・ユベールとカヤックプロ2名がパリの夜を走ります。もっと読む多様なルート - バルカン半島のバイクパッキング。フリーダイビングチャンピオンでありキャラバンアスリートのギヨーム・ネリーと彼のパートナーが、南ギリシャから彼らの故郷ニースへとライドします。もっと読む

ラ・メゾン

1% For The Planet：Cyclotrope、多種多様なサイクリングカフェ・ドゥ・シクリステは売上の1%を地球の保護に取り組んでいる組織の支援に寄付しています。継続的な貢献はスポーツウェア業界に確実に必要であり、カフェ・ドゥ・シクリステは今年から地元団体との協力を始めました。最初の協力は、セーラーでキャラバンアンバサダーであるアレクシア・バリエール氏の事業4myplanet。学校や若いセーリング愛好家と協力し合い、海を維持しきれいにするためのデータを収集し教えることを実行しました。2022年9月からは、カフェ・ドゥ・シクリステはCyclotropeのサポートを始めています。ニースを拠点とした初のバイクスクール、Cyclotrope。フレンドリーで楽しい環境の中行う協力的なワークショップを通じて、子供と大人に再びバイクに乗ることを促し、安全に乗る方法と機械修理の技術を教える教室。サイクリングを一般化して使用量を増やし、自律性と自由を得る真のツールとして広げるために驚くべきプロジェクトを実践しています。 Cyclotropeは、専門的な環境での学習セッションも提供しています。サイクリングは日常の移動手段としての役割を果たし、経済的で環境に優しく、より幅広い一般の人々にとって将来的に容易にアクセスできる代替手段であることを表明し、企業内でのサイクリングを促進しています。毎日の通勤に自転車を選ぶということは、道路を走る車の数を減らして公害を減らす上に交通渋滞を回避することを意味し、駐車が容易になり (1台の駐車スペースに自転車8台分)、定期的な運動が保証され、精神的な健康が増進されます。Cyclotropeのコミュニティは拡大しており、毎年より多くの人々がサイクリングの世界を発見しています。恵まれない地域でのCyclotropeの活動にも重点を置いています。サイクリングは単なる移動手段ではありません。自己改善、コミュニティの構築、そしてより広い世界を探索し、発見するための力となるのです。Cyclotropeの創設者であるギヨームは、母親や子供にタイヤに空気を入れる方法を教えることは、自給自足と大きな個人的達成のためのシンプルかつ重要なツールであると説明しています。車輪の空気が抜けた状態は、自転車使用を止める最も大きな理由の一つです。 Cyclotropeは、想像を超える細かい努力を経て基本的な可動性の問題に取り組んでいます。コミュニティが繁栄するためには、知識の普及と基本的な学習が最も重要です。自転車は、領域の境界を越えて世界を探索できる自由のツールです。自転車は多くの障壁を打ち破り、環境に利益をもたらす魔法の機械です。カフェ・ドゥ・シクリステは、社会的及び環境的に付加価値の高い活動を追求するCyclotropeをサポートします。もっと読む 1％ For The Planet - アレクシア・バリエール氏。キャラバンアンバサダーでありプロセーラーであるアレクシア・バリエール氏の事業4myplanetと、カフェ・ドゥ・シクリステが1% For The Planetを通じて彼女の将来的プロジェクトにいかに寄与するかについて語りました。もっと読むライフ・サイクルニースに本社を構えるカフェ・ドゥ・シクリステは、フレンチサイクリングのメッカとも言えるコート・ダジュールとアルプ＝マリティームの美しい環境、海と山に囲まれた立地。もっと読むショートストーリー：マリネット。弊社シグネチャーのビブショーツは、大陸を渡り、最標高の山頂を登り、猛暑のロードをライドしました。再生、再生可能な素材と、ユニークな生分解性繊維を使用したマリネットは、ロードで最高のパフォーマンス性を発揮するためにデザインされました。もっと読む 1％ – 変化を生み出す。ローマは一日にして成らずと言われますが、地球も例外ではありません。1％は小さな数値に聞こえますが、この1％が永久に巨大な変化を生み出すと信じています。もっと読む

1% for the planet : Cyclotrope

ルーラー

20/10

Liam Yates

リアム・イェーツ - 西から東へ気がつけば2022年も半ば、ヨーロッパ中をバイクでライドするのも再び普通のことになりました。しかし、世界は目まぐるしく変化し続け、無駄にする時間はありません。サイクリングの神様に感謝し、アドベンチャーの行き先を常に探しています。北ドイツから東ドイツの旅を友人達に提案すると、「もう少し短くてもいいかも？」という反応。地図と睨めっこし、90度回転して西から東へ行くルートを思いつきました。数ヶ月後6名を含むグループを結成し、西側国境にあるアーヘンのAirbnbでチェーンの手入れをし、ビドンに補水をします。準備のレベルに関わらず、次の冒険はすぐそこです。多種の地表を網羅する660キロのルートを5日間で完走するプラン。キャンプと宿泊施設を利用して国を横断する予定にメンバー全員興奮気味。 1日目：教会の鐘の音に合わせて騒ぐことなく出発し、ラインラントへ。ほとんどが舗装された道路と自転車道が続く160キロの道のりを東へ。1日の始まりにクライムをし、重要なダウンヒル、ほぼ完全に平坦な最後の50キロをライン川に沿って走り、ライン川がモーゼル川に合流する場所であるコブレンツの街でフィニッシュしました。コブレンツという名前はラテン語の「合流点」から派生したものです。 2日目：コブレンツのCanyon Bikesのショールーム＆カフェで朝食。本社を見学し、革新的なマシーンを目にするのは貴重な経験でした。同ブランドと関係を保っているのは素晴らしく、彼ら無しでは今ここにいることはないでしょう。ここからほぼ舗装されたロードを進み、時折現れるオフロードセクションで緊張を保ちます。スーパーマーケットで購入した美味しい夕食を済ませてから、宿泊可能なキャンプスポットを探しに。 3日目：野外でのキャンプは、日の出と鳥の声で目覚める早朝起床がお決まり。荷物をまとめ、次の町までルートに沿って走行。素晴らしい香りが漂うベーカリーを発見し、朝食を食べながら1日の計画について話します。期待を裏切るような壮大な1日になるとは知りませんでしたが。お昼頃には雨雲が私たちを追いかけるように広がる中、アリゼレインジャケットを用意して走行。そのうち豪雨が始まり、雨が止む様子もありませんでした。メンバー各自が暖かく過ごそうとしたためにグループは分かれ、土砂降りの下で瞬時のコミュニケーション後、アイゼナハの町に行くことにしました。豪雨の中3時間走行し（スポンサーに心より感謝）、ようやく到着。キャンプをするエネルギーはなく、ホテル宿泊に決定！ドイツの中心まで辿り着いたことに満足しながら、ゆったりと休息しました。 4日目：同感してくれる人もいるかもしれませんが、4日目は大抵不調が出始めます。脚は絶好調か不調（もしくは両方）。アドベンチャーもピーク地点、アイゼナハから出てレンシュタイクの尾根道を進みます。整備されたルートは、ヘルシェルからブランケンシュタインまでテューリンガーの森を横断します。同セクションはほとんどオフロード、ルート全体で占めるクライムのほぼ全てが含まれています。5〜10キロ毎に避難所が設けられており、悪天候の際の避難や宿泊に利用することができます。フォレストトレイルを走る素晴らしい1日を過ごした後、再びスーパーマーケットの夕食をとって終了。スコットランドでは「小屋」、ドイツでは「シェルター」と呼ばれますが、バイクパッカーにとっては夢のような場所。メンバー全員熟睡しました。 5日目：西から東へと進むバイクパッキングの旅最終日。小屋シェルターを出発しトレイルへ。ダウンヒルを主とした走行で快適に前進し、フォレストトレイルを出た後は、古いタンクサービスロードで体験したことのないような素晴らしいライドへ。ドイツの偉大な歴史について考えさせられ、想像できなかった国の側面に出会うような時間。ブランケンシュタインの街でトレイルを終了し、国境まで舗装道路が続きます。お腹を空かせたサイクリストにはぴったりの美味しい食べ物と宿泊施設が豊富なヘプの街がフィニッシュ地点。自発的なアイデアが、わずか数か月後に現実の体験に変わるなんてなんともクールな気分です。もっと読む Il Giro dell'Ichnusa. ソフィ・ガトーが地中海で2番目に大きい島であり、息を呑むような美しさを誇るサルデーニャを探索。ギリシャ神の巨大な足跡から島が生まれたという伝説が残っています。地図を見ると納得がいく話だと言えるでしょう。もっと読むトリノ〜ニース・ラリーを追ってイタリアからフランスへとわたる、伝説的なグラベルライド。Sophie GateauとMathias Riquierが９月のラリー開催に先立ち、ルートを走ります。もっと読む大西洋のアドベンチャー。初めてのバイクパッキングアドベンチャールートを選択するのなら、ヴェロディッセが最適でしょう。あらゆる能力のライダーに相応しく、フランスの多様性と地形の豊かさを堪能することができる1200キロのルート。もっと読む 2つの水の間で。ロワール川の河口では海水と淡水が混ざり合い、独特の潮汐が100キロ以上離れた位置でも見ることができます。河口と野生の湿地帯が、造船所と高度に工業化されたメカニズムと混ざり合った景色。もっと読む

Giro di Cappuccino : Bike-packing in northern Italy

ルーラー

17/10

Giro di Cappuccino : Bike-packing in northern Italy

What in the World is Gravel : The CDC GT at the UCI Worlds

ルーラー

13/10

What in the World is Gravel : The CDC GT at the UCI Worlds

グラベルの世界：CDC GTがUCIサイクリング世界選手権に参加「グラベルとは何か？」という問いに対し、UCIサイクリング世界選手権の終了後に答えが出されるのでしょうか。このイベントに参加した多くのレーサーは、グラベルが何であるかを一瞬垣間見たかもしれません。お酒を飲みすぎた人が時折感じる、束の間の「明晰な瞬間」のように。または問いをさらに深くしてしまったかもしれません。とにかく国を代表している場合は特に、飲酒とライドを同時にしてはいけません。ポーリーヌ・フェラン＝プレヴォとジャンニ・フェルメルシュの勝利は、サイクリング界でグラベルが確立した地位を得るために素晴らしい貢献をしました。オン＆オフロードレースは、プロとアマチュアサイクリストにとってレインボーストライプを施した新しいブラックと言えるでしょう。初のUCIサイクリング世界選手権後、レーサーの泥だらけの顔を聴衆は見ることになるでしょう。25ミリのタイヤで走るレースとは全く異なる光景です。グラベルバイク、アパレル、チーム、全てがサイクリングの世界。 UCI方式では、グラベルは技術的な大きな問題はなく多少乾いたロードのある軽やかなルートのように見えます。しかし公平なスポーツの会場になるのかは不明、バイクレースではないのですから。平均より距離が短いUCIコースは、家族全員にふさわしい日曜日の郊外コースのように見えます。グラベルの名声を築いた偉大なアドベンチャーレース形式からは程遠いものであり、同じ世界選手権の予選コースともかなり異なるものです。おそらくそれはプロのライダーを惹きつけるためだったのでしょう。参加者の大半は、通常よりわずかに大きなタイヤを装着したロードバイクに乗るライダーが見受けられます。全てのライダーが比較的楽なシーズン末のライドを体験できるようにしているのかもしれません。TVスポンサーが報道しやすいコースで構成されているという、コマーシャル的な要素ももちろんあるでしょう。 "カフェ・ドゥ・シクリステ、グラベルチームにとってUCIサイクリング世界選手権は、初シーズンの卓越性の集大成と言えるでしょう。芸術性、謙虚さ、そして心の温かさを持つ我がチームのメンバー達。彼らはセレクションラウンド中にアリーナに降り立ち、私達が知りうる最大の責任感と勇気を持って戦い、ベネチアンファイナルへの鍵を手に入れました。グラベル界初のフランス人女性チャンピオンとなるアナベル・フィッシャーは、101キロ地点でタイヤがパンクし棄権。ダニエル・ラーソン、リディア・イグレシア・バレシュ、マリア・グズムンズドッティルは各自それぞれの分野で実力を発揮し、スペイン人ライダーのリディアはギリギリで勝利を逃します。" ベネトでの同レースが開催されたのと同時に、スポットライトやテレビ報道から遠く離れた他の場所でグラベルライドが行われていました。友人で構成されたチームがターマック上を走り、凸凹道で競争し、笑い、傷つき、自由を感じていました。冒険を求めてバイクに荷物を積み込み、何日もかけて峠や国境を越える人もいます。ルールやタイヤの規制を超えて、さらなる新しい方向へとグラベルは進んでいます。世界選手権が何かを変えたとは思いません。「グラベルとは何か？」という問いは残ったままです。もっと読むモンセラートのチームスピリットグラベルは他のサイクリング分野に増してパイオニア精神に誇りを持っており、性別に関わらず対等な立場を尊重することが重要です。女性は男性と同じスタートラインから等距離で競い合い、同じ環境に対応します。もっと読む The Rift 火山景観とユニークな地表を走るThe Riftは、グラベルレースでは欠かせないイベントです。200キロレースで優勝したアナベル・フィッシャーにとっても比類のないコース。もっと読むトラカ。ジローナのロケーションとリラックスした雰囲気は、グラベルライダーにとって魅力的です。トレイルが至る所に続く街。ヨーロッパのグラベルレースにおけるベンチマークとして確立したトラカ。もっと読むアンバウンド。グラベルレースといえば、アンバウンド。熱心なグラベルライダーにとってアンバウンドはレース以上の意味を持ち、もはや巡礼と言えるでしょう。フォロワーが夢に見るような泥と火の洗礼。もっと読む

ラ・ヴィ

06/10

Ride and Create : Andrea Sarri

アンドレア・サーリ - ミシュラン星付きレストラン、イタリア人シェフミシュランの星を得ることは、シェフのたゆまぬ努力を讃える評価として最高峰と言えるでしょう。創造性、才能、最高品質を保っていくレストランとしての努力を讃えた称号です。　　星を1つ得ることはシェフにとって大きなストレス、または苦悩と言われます。素性の知られていないミシュラン審査員が突然レストランを訪れ、その上食事を楽しんでもらわなくてはいけないのですから。しかしイタリア人シェフ、アンドレア・サーリは極めて穏やかに星を維持しているように見えます。2002年にオープンした最初のレストランは、わずか開店数年で星1つを獲得。リグリアにある現在のレストランはたった6ヶ月でミシュラン審査員に評価されました。彼の冷静さの秘訣は、リグリアのヒルや渓谷でライドして過ごす時間にありそうです。食の芸術と同等の熱意をサイクリングに注いでおり、この２つは欠かせないものであると彼は話します。エスケープするためだけにライドをするわけではありません。コート・ダジュールを拠点とするプロサイクリストの友人達と年中ライドをすることを習慣としています。年間走行記録は25000キロ以上。プロのサイクリストになるべきかもしれませんが、本業は違います。コンピュータープログラミングを学んでいた3年間は、他の夢がありました。インペリアでレストラン業を営んでいた父親に自分も料理をしたい、と伝えたのです。プログラミングの道を去り、シェフになるためのトレーニングを積み、計り知れない努力が続きました。 2002年に彼の夢は実現し、30席の小さなレストランは常に満席。サーリと同じ熱意を持った若いチームがキッチンとダイニングルームで活躍。テーブルではギャラリーのアート作品のような一皿が次々と運ばれてきます。花火のようなカラーディスプレイ、香り、風味。シェフとしての仕事にサイクリングがどのように影響を与えているかを聞くと、シェフになるために去ったプログラミングの世界との驚くべき比較を話してくれました。彼の脳はデータベースのように、時間と共に香りや風味を驚愕するような正確さで記録していったというのです。彼はメニューを創造するために実際に香りを嗅いだり味わうことは必ずしも必要ではなく、頭の中で素材を組み合わせることができるのです。山でや地中海でのライド中は新しいメニューを思い描くのに最適な時間。スピードに乗った感覚の探検。バイクライドのスピードは感覚を呼び起こすのに完璧な機会。突然鼻に入るヒルにあるキッチンからの香り、思考、景色、感覚はアイディアを生み出し、新しい花火のようなディスプレイを創り出します。キッチンに戻り、脳にあるデータベースを駆使してアイディアをプログラミングするのです。サーリのレストランでは、シーフード、新鮮な野菜、ハーブ、を中心とした地中海の伝統に基づき地元の食材を使ったメニューを提案。マーケットスクエアや角のお店、近所の農家など、材料はレストラン近辺で手に入るものを使用しています。彼の妻であるアレッサンドラは繊細な対応で訪れた客を迎え、洗練されたレストランの中心は温かい家族的なムードが漂います。穏やかな雰囲気と小さなチームがミシュランスターレストランの成功の秘訣と言えそうです。彼のレストランで食事をするということは、壮大なサイクリストの家族に属するということでもあります。シェフがテーブルに現れた際には彼の料理の腕前について話すだけでなく、サイクリングについても聞いてみてください。彼の目は見る間に輝き、レストランが獲得したスターではなく、リグリアのヒルや渓谷に輝く星で満たされるでしょう。もっと読むアン・ペッシェ。 15年間にわたり、アーティストであるアン・ペッシェ氏は毎日同じ儀式を続けています。朝6時前にアパートを出て、ヴァンス峠のクライムを行うのです。もっと読むイズ・アニコート・ダジュールの有名シェフであるイズ・アニ氏は、ニースのポートにあるカフェ・ドゥ・シクリステに魔法のように現れます。彼が現れるとエネルギーとカリスマで辺りは一変。もっと読むピエール・レオポール。ピエールは、遺伝の基本的なメカニズムを研究するのに使われる小型のショウジョウバエ専門家です。研究室を出ると、彼にとってサイクリングは欠かせない活動。ライドと研究の絶妙な相互作用について語ります。もっと読むレミ・クレルモンレミ・クレルモン氏は、カフェ・ドゥ・シクリステのクリエイティブディレクターです。クリエイティビティと彼自身のサイクリングが過程でもたらす重大な影響について話します。もっと読む

キャラバン

03/10

Caravan: From the Farm to the Podium

アルバ＆ミケーレ：農場から表彰台へ 2022年6月中旬、コモ湖から約30キロ離れたイタリアアルプスの町ソンドリオは重くのしかかるような暑さ。ガリバルディ広場は太陽の日差しに包まれ、日陰のある小さな通りでは石造りの建物から予想外に新鮮な空気が流れています。町の約2万人の住民は、ほとんどがヴァルテッリーナ渓谷の中心部に住んでおり、その他の人々は山腹の小さな家々に住んでいます。午後半ば、これらの小さな集落の1つで、全身奇妙な白いオーバーオールとヘルメットを身に着けた2人の人物が、古い石造りの農家の下をいくぶんロボットのように移動しています。森の端にある牧草地には、色とりどりの立方体が地面に置かれています。2人の「宇宙飛行士」は、数メートル離れた木のふもとで忙しそうです。木の最も低い枝の1つにある黒い点に、彼らは注目しているように見えます。足元にはカラフルなボックスが1つ置かれています。これらの箱はよく見ると蜂の巣であり、2人は養蜂家です。猛暑の中、巣箱の全個体群は近くの木の枝に突き刺して定住することを選択しました。 2日間にわたって、養蜂家はミツバチを無事に家に帰らせようと試みていました。彼らのテクニックは初心者の私たちにとっては奇妙な儀式のように見え、数メートル離れて観察しています。群れは最終的に1つのブロックに入って巣箱に戻り、そこを家とするわけですが、それがいつになるかは誰にもわかりません。しかし、この2人の地球外生命体が実際に誰であるかはわかっています。養蜂をおこなっている様子より、イタリア代表チームのキットを身につけて世界最大のレースに参加している彼らを見ることに慣れてはいますが。その分野を知っている人や、すでに山岳スキーを試したことがある人にとって、超人的なスタイルで競技を制覇する彼らには、地球外生命体の称号は適切だと言えるかもしれません。アルバ・ディ・シルヴェストロとミケーレ・ボスカッチは、どちらも山岳スキーにおける世界最高エリートサークルに属しています。彼らの成功について触れると、2人とも非常に謙虚な態度を示します。おそらく山が常に謙虚さを助長してきたからでしょう、それともすぐに見せびらかさないのかもしれません。蜂のお世話の方が嬉しそうなのです。アルバとミケーレは驚くような静けさを持ち合わせ、生活とトレーニング全てを分かち合っています。「山を走るときは一緒にスタートをし、しばらくすると私がスピードを上げてアルバより高いまで登ります。下降する時にまた会うのです」とミケーレ。ステルヴィオ峠をバイクで登る2人を見てきましたが、トレーニング中に笑い合っているというわけではありません。ミケーレは、同じように有名な彼の父グラツィアーノ・ボスカッチは今でも肉体を整えることを大切にしていると説明します。「キャリアを通じて怪我をしたことがありません。フォームが崩れた際には父に相談し、トレーニングで少し緩めて、疲労が薄れるのを待つ間は負荷を減らします。」議論の余地のない成功の単純な秘訣は、アルバが世界で3番目に優れたスキーヤーであり、ミケーレが2022年に世界最高のスキーヤーであるという事実を説明していると言えるでしょう。尊敬すべき精神です。村の大工であるグラツィアーノは、スキー登山への情熱を息子のミケーレに伝えただけでなく、土地への愛情も教えました。6年前にミケーレは3頭の牛のために納屋を建て、その後3頭の牛は小さな群れになりました。彼は農地に誇りを持っており、壮大な動物が暮らす納屋のツアーをしてくれました。競技のハイシーズンにはミケーレの祖父が訪れ、牛の世話をします。そしてアルバも昨年の春からミツバチに専念しています。彼女が保有する巣箱は11個あり、年間200キロ強の蜂蜜を確実に生産します。「友人が養蜂を始め、そのアイディアは素晴らしいと思いました。オンライントレーニングを勧められ、新しい興味が生まれたのです。」ミツバチと牛と共に暮らしながら、2人は12ヘクタールの土地を運営し、有機農産物の栽培に専念しています。トラクターのハンドルを握るアルバの笑顔を見ると、彼らがこの農業生活にうまく適応していることがわかります。彼らのプロスポーツのキャリアを妨げるどころか、バランスをとるために不可欠な要素であるようです。数か月後には雪が農場を覆い、アルバのミツバチは力を合わせて巣箱の温度を上げて冬を乗り切り、ミケーレの牛は牧草地から降りてきて暖かい納屋で過ごすでしょう。同時に2人の農業従事者は世界最大の山岳スキーレースで力を発揮し、内なる動物の本能に働きかけることでしょう。もっと読むアルバ・ディ・シルヴェストロ＆ミケーレ・ボスカッチ：ステルヴィオ峠。ステルヴィオ峠のスイッチバックは、プロからアマチュアまでライダーにとって神秘的であり、魅惑的で威圧的、悪魔のようにタフで天使のような存在。もっと読む Michele Boscacci Alongside skiing, my other passion has been MTB and now road riding. I use riding my bike as pre-season training and I train with Alba a lot on the bike; it allows us to spend time together and have fun whilst still ‘working’ at our own pace. もっと読む Alba de Silvestro For me there’s only one difference between cycling and skimo, it’s just the season. One is for winter and the other is for summer. もっと読む Anton Krupicka: Mount Blue Sky Mount Blue Sky sits at an elevation of 14,265 feet (4,348m) above sea level. The road to the summit happens to be the highest paved road in North America and presents a pretty compelling opportunity to cyclists. もっと読む

ルーラー

25/09

BETWEEN TWO WATERS

2つの水の間で海と隣接する河口は興味深い場所。ニューオリンズのミシシッピ川や東シナ海へと繋がる長江など、言葉では表すことのできない力を持った場所があります。ロワール川の河口も同じようにパワフル。海水と淡水が混ざり合い、独特の潮汐が100キロ以上離れた位置でも見ることができます。河口と野生の湿地帯が、造船所と高度に工業化されたメカニズムと混ざり合った景色。自然とテクノロジーの対立は、予想外であると同時に爆発的なパワーを持っています。ブルターニュ南部の牧歌的な風景が広がるこの地域でのライドは興味深い体験です。Monsieur Hulotが海辺で過ごすシーンが印象的な、Jacques Tatiの映画を彷彿させます。一方、海辺の美しい家々や出荷を待っている巨大な海上風力タービンのそばで過ごす繊細な湿地の鳥が飛び交う景色と対照的な、大きな金属製の橋が残忍とも言えるような存在感でかかっています。製塩労働者が大規模な自動ダンプカーの下で運搬物を手で投げる様子が目に入り、近代化のスケールに魅了されます。ダイナミックでクリエイティブな西部の大都市、ナントから出発しました。「La Loire à Vélo」という長距離サイクリングルートのマイルストーンでもあります。川から離れて無限の広がるフラットな湿地を探索する前に、ロワール川のほとりで数人のサイクリストと合流。その後はサギと白鷺が唯一の仲間です。あちらこちらで、記念碑的な工場や広大な工業団地の煙突が見えてきます。海に近づくほど数は増え、葦とウキクサの広大なエリアが地平線上に迫り来る黙示録的な建築物の巨大な領域に徐々に取って代わられます。サン＝ナゼールは、大西洋岸で最初のフランスの港であり、川の終わりと海の始まりを示しています。巨大でカラフルなクレーン車がスカイラインにアクセントを添え、そびえ立つ建造物の下にいる私達の存在は小さく儚いものに。第二次世界大戦中にドイツの潜水艦基地だった巨大なブロックハウスは川と港の絶景をもたらし、バイクで走るには独創的なロケーションと言えるでしょう。川から離れて海岸沿いを走る時間。11世紀半ばの美しい村々は、かつての海辺での観光を思い起こさせます。都会の人々が海辺でリフレッシュし、香り高いパインツリーの下を歩くために遥々やってくるのも容易に想像できます。少し北に行くと、塩塚の形が点在するゲランドの広大な塩性湿地が広がります。労働者たちは長年需要のある鉱物をかき集めながら耕し続けています。私たちのルートはフランスで最初に運河化された川の1つであるヴィレーヌ川をたどり、アメリカを彷彿させる素晴らしいグラベルトラックを進みます。ナントからブレストへの運河の交差点にある小さな中世の町ルドンが見えると、帰り道に差し掛かっていることが分かります。これでサークルの完成。もっと読む Il Giro dell'Ichnusa ソフィ・ガトーが地中海で2番目に大きい島であり、息を呑むような美しさを誇るサルデーニャを探索。ギリシャ神の巨大な足跡から島が生まれたという伝説が残っています。地図を見ると納得がいく話だと言えるでしょう。もっと読むオーヴェルニュの火山ツアー人間より牛の数が多いオーヴェルニュ地方をSophie Gateauがカメラ、テント、ナイフ（オーベルニュチーズを堪能するために）と共にバイクで旅をします。もっと読むトリノ〜ニース・ラリーを追ってイタリアからフランスへとわたる、伝説的なグラベルライド。Sophie GateauとMathias Riquierが９月のラリー開催に先立ち、ルートを走ります。もっと読む Badlands：長距離グラベルレースアンダルシアを横断する無サポートのオフロードレースBadlandsにSophie Gateauが挑戦。約725キロ、15000メートルの獲得標高。もっと読む

No Direction Home : Bike-packing in the Balkans

キャラバン

22/09

No Direction Home : Bike-packing in the Balkans

多様なルート：バルカン半島のバイクパッキング 2020年には、アルプスとヴェルコールの一部を横断しました。昨年はピレネー山脈を越え、12日後に大西洋で泳ぎました。バイクパッキングアドベンチャーは夏の恒例行事になり、今年はオードリーがフランスを越えた場所を求めていました。彼女は、過去にあまりにも短い時間だけ行ったバルカン半島が気になるようです。私にとってのバルカン半島は『King Ottokar's Sceptre』に登場するティンティンと、Nicolas Herdsman著『The Use of the World』の最初の1ページを意味するだけ。これらの象徴的モチーフが頭の中で旅のフレームワークとなったわけですが。 11年前にフリーダイビング世界チャンピオンの称号を得た場所であるギリシャのカラマタから出発。アルバニアに向かって北西に進み、フェリーでイタリアに向かうルートを地図で見ると、ニースに帰る長い道のりを想像していることに気づきます。しかし荷物をたっぷり積んだバイクで移動生活を送る期間は暑い夏の4週間しかありません。「できる限り遠くへ行くのよ」とオードリーはより現実的。初日はいつも自分達のリズムを見つけ、大量の荷物とのバランスを学ぶライド。オードリーは従来の大きなリアパニアを使用し、私はフレーム全体に6つの異なるパックを配置したスタイルに挑戦。起伏の多いペロポネソス半島を通る最初のステージは、幹線道路を避けて1日平均約90kmで完走。主な敵は暑さ。毎朝4時半起床に切り替え、気温に対応していきます。正午までライドを続け、精神と脚に余裕があれば陽が沈み始める頃に2時間のライド。アルバニアに着く前のギリシャ最後の都市、イオアニナに到着するのに6日間を要しました。ギリシャを探索した後、私たちは山腹の礼拝堂側で寝た夜のこと、記念碑的なリオ・アンディリオ橋(かつては世界最大の吊り橋) を通ってコリント湾を横断したこと、賑やかなメソロンギの通りに遅く到着したこと、オードリーの誕生日にアルタ郊外で尾骨を打ったこと、村の居酒屋のタイル張りの床で昼寝をしてしまったこと、すべての食事にギリシャ風サラダがついてきたこと、を思い出します。イオアニナでは、休息の初日を楽しんでいます。私たちはよく眠り、城塞を訪れ、オードリーはヘアカットをし、ビタミンやミネラルを回復するために電解質水を2リットル摂取。私たちは再びロードを進み国境に到着。最後のギリシャを堪能すべく「efcharistó」と「kaliméra」と人々に話しかけます。アルバニアに到着。国境通過は単なる行政上の手続きであり、広告ポスターの文字の配置が突然異なることに気づき国境を越えたことを認識します。しかし風景は嘘をつきません。アルバニアの入り口は広くて乾燥した渓谷の中心を通り、規則的な起伏のある広大な山の斜面に接しています。猛暑の影響があらゆる場所で感じられ、私たち自身の身体でも痛感します。灼熱の中緑の景色は黄色に褪せ、すべての車がアルバニアのリヴィエラ方向に向かっています。人けのない道を求めて山に向かうことにしました。翌日、大きく曲がりくねった川に沿って朝のライドを楽しんだ後、ケルシーラのレストランで昼食をとります。出発する前にGPSが国道74号線を通らないルートをルートを勧めている事に気づき、マネージャーに確認を依頼。国道74号線は、地図上で大動脈の道として明確に指定されており、壮大な景観が約束されています。「通ってはいけない」という通知。インターネットで調べたところ（世界の危険な道路に特化したサイトを参照する必要がありました）、確かに安全ではなさそうです。私たちは難しい選択に直面。引き返してアルバニアを3日間で横断できる大きな国道を利用し、フェリーでイタリアに向かう (小さな国でもう少し長くサバイバルし、最終的にバイクでニースに到達する）。または国道75号線に向かって分岐し、アルバニアの山々のひと気のない場所を走るか、の二択。この選択は、私たちの旅の地理的な目的の放棄という予期せぬ結果になり、自由になったのです。ペダルを踏む脚は柔らかくなり、荷物が軽く感じます。冒険の最も純粋な本質である未知の側面が剥き出しに。バルカン半島の最も暗い深みに行くかもしれないと想像し始めます。オードリーはこの好転に歓喜し、旅程に同意するのにかかった時間はわずか10日でした。私たちは国の真の側面を発見し、大自然でのライドにおけるニュアンスを理解し、グラベルバイクのワイドタイヤに感謝すべき地形に挑戦。マケドニア、コソボに入りアルバニアに戻る、というパターンを繰り返します。アルバニアアルプスのモンテネグロ国境に近づきます。刻まれたレリーフに多少疲れを感じ、忘れかけていた地中海に再び近づいた頃には3週間以上が経過していました1400キロが表示され、旅の終盤へ。ニース、ローマ、モンテネグロ、そして最後にドゥラスでフィニッシュしたいと考えていました。ドゥラスはアルバニア沿岸の主要港で、そこからイタリアへ向かうフェリーが出航しています。旅の2段階間のリンクとして長い間考えていた必須の通路でもあります。アルバニア到着後から3日間で行くこともできました。イタリアでライドできなかったことは残念ですが、その代わり暑く、張り詰めた空気の流れる多種多様な国「Shqipëria」を堪能することができました。ドゥラスの中心部は探索に最適なように見えますが、17時間のフェリーと10時間の電車での帰路に備えて、飲み物や地元のお菓子を購入するためにマーケットに立ち寄るのみ。来年夏の冒険を心待ちにしています。もっと読むカフェでダイブフリーダイビングチャンピオンでありキャラバンメンバーのギョーム・ネリーについて理解を深める魔法のような5分間。5分間息を止める彼を見つめ、超人スポーツを達成するために必要なことを理解する時間。もっと読むピレネー山脈の横断毎夏、親しい友人達とアドベンチャーの旅に出かけます。去年はバイクパッキングでアルプスを巡り、今年はピレネー山脈に挑戦しました。もっと読む農場から表彰台へアルバとミケーレは山岳スキーにおいて世界トップクラス。彼らの成功について触れると、2人とも非常に謙虚な態度を示します。嬉しそうにミツバチのお世話をしながら。もっと読むマウント・ブルースカイマウント・ブルースカイは標高4348メートル。北アメリカで最標高の舗装ロードがあります。サイクリストに最適な場所。もっと読む

ルーラー

15/09

Team Spirit

チームスピリットグラベルは他のサイクリング分野に増してパイオニア精神に誇りを持っており、性別に関わらず対等な立場を尊重することは重要です。女性は男性と同じスタートラインから等距離で競い合い、同じ環境に対応します。カフェ・ドゥ・シクリステグラベルチームを結成することは自然な流れでした。釘のようにタフで、正面から挑戦する心構えがあり、男性に挑戦し、長く危険なレースで男性の周りを一周することさえいとわない、女性グループを形成するという考え。言うまでもなく肉体的コンディションは必須ですが、勝ち負けを左右するのは精神力。肉体が限界に達した時、頭脳が身体を支配しフィニッシュラインへ押し出すのです。それは個人的な戦いであり、チームメイトと並んで戦うことでもあります。マリア、ダニエル、アナベル、リディア。4名の「True Grit」は、トレイルで関係を深めています。書類上での結果も選考上考慮されましたが、最も重要な基準は好戦的で熱狂的、常識にとらわれない性格でした。カフェ・ドゥ・シクリステチームは、The Traka (スペイン)、Unbound (アメリカ)、The Rift (アイスランド) など、世界中のレースに参加し熱狂しました。 UCIグラベルワールドシリーズの登場によりプロジェクトに新たな趣が加わり、当初の計画にはなかった競争的な側面がもたらされました。予選レースへの移行により限界までの挑戦が常に求められ、順位争いと次のイベントを両立させることで冒険精神は弱まる結果に。CDC-GTの大多数にとってはワールドシリーズへの出場資格は形式的なものでした。チームは 2022年10月8日の決勝戦に参加予定。モンセラート (イタリア) で開催された予選レースで受賞し表彰台に上がったメンバーもいます。シーズン毎のレースを通じてチームスピリットは自然と高まり、出身国が異なる複数の言語が飛び交う4名のアスリートの団結力も強まっています。国際レース参加は、プロアスリートではなく他の仕事を持つ彼らの日常生活を中断し、家族と離れてレースへ向かうことを意味します。数日間のユニークな集団生活体験。 1ヶ月に1回のレースを経験するにつれ、チームは家族のように。レース毎に各アスリートの存在感も変化し、彼らの生活も急激に変化していきます。成功を讃え、失敗を励まし合いながら、レースを通じてお互いにアップデートするのです。チームメンバーはレース間に各自トレーニングを行い、レース前に行うグループライドは団結力を高める効果があります。同じキットを身につけて新しいパワーを感じ、個人の努力がグループとして力を発揮する瞬間。しかし、グラベルの現実はチームワークのみで乗り切ることができるわけではありません。レース中に形成された様々な男性チームに混じり、グループからグループへと移動することでランクを上げていきます。中には女性ライダーに追い抜かれたことに驚く男性ライダーもいます。彼女らは真剣です、彼らも本気で挑戦。UCIグラベル世界選手権大会が10月8日に行われます。グラベルチームはリラックスした様子でイベントへの準備を進めています。主な目標は既に達成していると言えるでしょう。今年のゴールはグラベルライダーが理想とするレースに参加すること。しかし彼女らは参加のみならず、素晴らしい活躍を見せ続けてくれます。もっと読むカフェ・ドゥ・シクリステCDC_GT ビッグなアドベンチャーと多岐にわたるロードに意気込みを見せる、3名のライダーで構成されたチーム。世界中の素晴らしいグラベルレースに参加するプロジェクト。もっと読む The Rift 火山景観とユニークな地表を走るThe Riftは、グラベルレースでは欠かせないイベントです。200キロレースで優勝したアナベル・フィッシャーにとっても比類のないコース。もっと読む CDC GT：トラカジローナのロケーションとリラックスした雰囲気は、グラベルライダーにとって魅力的です。トレイルが至る所に続く街。ヨーロッパのグラベルレースにおけるベンチマークとして確立したトラカ。もっと読む CDC GT：アンバウンドグラベルレースといえば、アンバウンド。熱心なグラベルライダーにとってアンバウンドはレース以上の意味を持ち、もはや巡礼と言えるでしょう。フォロワーが夢に見るような泥と火の洗礼。もっと読む

ラ・ヴィ

13/09

The best afterwork in the world

世界最高のアフターワーク世界最高のアフターワークライドは、コート・ダジュールの暑い8月の一日の終わりに行われます。地元の人々のみが知る場所を巡る短いスピン。気を引き締めるのにちょうどいい長さのライド。世界最高のアフターワークライドは、ライド中のドリンクを冷たく保つ工夫が必要です。世界最高のアフターワークライドは、青い海とオリーブツリーが茂る180度の絶景を堪能することができます。世界最高のアフターワークライドは、塩味の効いたピサラディエールとニース名産のお酒を味わうのが魅力。世界最高のアフターワークライドは、ビジネスのように効率的でないアイディアをシェアする楽しみ。もっと読む世界で一番美味しいムール貝世界で一番美味しいムール貝は、華やかなフラミンゴと勇ましい雄牛の故郷であるカマルグを探索した後で味わうのがおすすめ。もっと読む世界で一番美味しいアリゴ世界で一番美味しいアリゴは、その伸縮性のあるテクスチャーを生み出すために長い時間がかけられています。近隣の中央高地で育てられた豚で作られたソーセージと共に。もっと読む世界で最も美味しいクレーはフランスにあります。明らかな事実だとお考えかと思いますが。クレープが生み出された、険しい海岸沿いのブルターニュが本拠地です。もっと読む世界で一番美味しいアイスクリームは南フランスにあり、大切に栽培された新鮮なフルーツが山盛り。真夏の太陽の下、木陰でライドの休憩に食べるのが最高です。もっと読む

ラ・ヴィ

12/09

Ride and Create : Anne Pesce

アン・ペッシェ - ランドスケープ横断 15年間にわたり、アーティストであるアン・ペッシェ氏は毎日同じ儀式を続けています。どのような天候であれ、まだ夜が明けない朝6時前の暗がりの中アパートを出て、ヴァンス峠のクライムを行うのです。「このエクササイズは長年の習慣です。もはや自動運転のようなもの。」と彼女は言い、毎日欠かさず続けています。フラットな部分で軽いウォームアップをした後、付近のサイクリストたちにはよく知られている水源であるFontaine de la Fouxを通り、650メートルのクライムを始めます。ヴァンス峠は標高963メートル、長さは10キロ弱、部分的に勾配9%のルート。木が少なく日陰のないクライムであるため、現地の人々は夏季のクライムを避ける傾向があります。ペッシェ氏がライドをする早朝にはニースからアンティーブの素晴らしい景色が広がり、ニース周辺の神秘的なルートを通ることができます。頑強な決意と共に、なぜ毎日同じエクササイズを続けるのでしょうか？ペッシェ氏の仕事とキャリアを理解することで、決意の固さが分かるかもしれません。セザンヌが父親なのよ、と彼女は謙虚に語ります。絵を描くことができるのなら、ピカソも全ての人々の父親であると言えるのでしょう。ポール・セザンヌと血縁関係はありませんが、彼の絵画へのアプローチはペッシェ氏の深いインスピレーション源。エクス＝アン＝プロヴァンス出身の後期印象派アーティストのように、彼女も儀式のようにヴァンス峠を毎日訪れるのかもしれません。セザンヌは一人でサント・ヴィクトワール山へ毎日通い、彼を魅了し続ける山々の凹凸を表現する方法を模索しました。毎日山を訪れることで筆のタッチに活力を得て、空気に色を与え、トーンに合わせた深みを表し、サント・ヴィクトワール山の真の色合いを表現することができたのです。「私は光とその変化を観察するのが好きですが、寒さと雨を肌で感じるのも好きなのです」それまで知ることのなかったディテールやカラーを吸収すること、これがアン・ペッシェ氏の絵画の基本。スロープやロードでライドしている時には既にスタジオに入っているのです。既に創作は始まり、感動や感覚を吸収し、キャンバスに落とし込む。彼女は自身の作品を「ランドスケープ横断」と評します。世界を捉える感覚は人それぞれであり、同じ対象から同じことを感じることはないのです。個々の体験は想像以上にパワフルであり、アイスランドから南極、ニューヨーク、ヴァンス峠のスロープまで全ての旅を感じ取る必要があると彼女は語ります。鋭い観察眼と場所に関する系統的な検討方法により、、日が昇ると同時にレッド、イエロー、ブルーの3色で表現を始めます。日の出と同じ3色。「早朝に出発する時、サン＝ジャネのある東を向きます。全てが深い青に染まり、その深みによって黒に見えるのです。南西に向かい始めると、少しずつ赤い空が緑の植物を照らし、岩の白いミネラルが黄色に変化し始め、紺碧の青が出てくるのです。冬の朝7時にヴァンス峠山頂に着くと、海面の色は想像を絶するような素晴らしさです。毎年見ても分からないレベルでニュアンスが変わりますが、確実に変わっているのがわかります」これらの魅惑的な色や光の魅力に多くの芸術家がコートダジュールに引き寄せられました。アンは一人で延々と観察し、体験し、吸収します。そして標高数百メートルの下降を始めます。「ヴァンス峠はベートーヴェンのピアノソナタ第32番。穏やかに始まり、ルートをクライム、そして素晴らしいフルスピードの下降。そして山の麓に戻る」ヴァンスの街に戻った時の現実との差には愕然とします。数秒後には山頂での孤独は活動的モードへと変わり、オールドタウンへ行ってバックポケットからバッグを取り出し購入したパンを入れ、愛してやまない魚屋で新鮮な魚を購入。グリルを運営するピエールとコーヒー休憩。毎日のように顔を出す彼女を知らない人はいません。ヴァンス峠は厳しく、麓に住む住民でさえ徒歩で登ったことがない人が多くいます。静けさの漂うスタジオに戻り、キャンバスに赤い円形を繊細な手つきで描きます。カラー、印象、天候の厳しさ、柔らかさ全ての感覚が蘇ります。筆先は動きと体験を表現し、ランドスケープを横断するのです。もっと読むイズ・アニコート・ダジュールの有名シェフであるイズ・アニ氏は、ニースのポートにあるカフェ・ドゥ・シクリステに魔法のように現れます。彼が現れるとエネルギーとカリスマで辺りは一変。もっと読むピエール・レオポールピエールは、遺伝の基本的なメカニズムを研究するのに使われる小型のショウジョウバエ専門家です。研究室を出ると、彼にとってサイクリングは欠かせない活動。ライドと研究の絶妙な相互作用について語ります。もっと読むレミ・クレルモンレミ・クレルモン氏は、カフェ・ドゥ・シクリステのクリエイティブディレクターです。クリエイティビティと彼自身のサイクリングが過程でもたらす重大な影響について話します。もっと読むサンドラ・ソマーアーティストのサンドラは、予想していない瞬間にインスピレーションが湧き出ることを知っています。最新プロジェクトはザルツブルクの山を探索中に思いつきました。もっと読む

コレクション

08/09

Lookbook Eyewear

キャラバン

05/09

Anton Krupicka : Mount Blue Sky

マウント・ブルースカイマウント・ブルースカイ（旧マウント・エヴァンス）は標高4348メートル。北アメリカで最標高の舗装道路は、海嶺のラインに沿うように広がり、訪問者を南東から山頂へと導きます。標高の高い山頂に舗装道路が作られることに賛同はしませんが、サイクリスト達にとっては重要な存在となっています。舗装道路は14キロの長さ。アイダホ・スプリングスからのスタートは2130メートルのクライムと48キロの走行距離と比較的ライドしやすく、アイコニックなコロラドロードレースMount Evans Hill Climbのルートでもあるため選ぶライダーが多いですが、私とパートナーのアントンは近隣のボルダーからライドをすることにしました。長い1日を共に過ごす楽しみと、短い夏を存分に楽しむ1日がかりのアドベンチャーへの興奮から、早朝5時半に出発。標高獲得4267メートル、116キロの距離、そして山頂。そこからの帰路も勿論あります。泥の景色とアイコニックなコロラドの道路を含めたルート。ウォームアップと呼べるような走行をする前に舗装されたマグノリアロードのスイッチバック（箇所によっては傾斜18%）でグラベルライドを行い、インディアン・ピークの素晴らしい景色が広がるピーク・トゥ・ピーク・ハイウェイを走ります。そこからは日陰の泥道クライムがGamble Gulchへと続き、街の中心を通ってぴったりな名前のOh My God Roadへ。古い鉱業の前哨基地から観光地へと変貌したアイダホ・スプリングスへ向かい、ライドのハイライトへと入ります。サイクリングに情熱を注ぐことは、ガソリンスタンドの外で休憩することでもあります。10年前の予想を遥かに越えるジャンクフードと冷たい飲み物に囲まれる機会が増えたと言えるでしょう。アイダホ・スプリングスのガソリンスタンド（長距離走行では快適な親しみ深い場所）で休憩をとり、缶コーヒーと菓子パンで残り半分のクライムに備えます。休憩のおかげで若返った気分を堪能しながら、ブルースカイのクライムを始めたい気持ちが高まります。最後45キロは途中のアイスクリーム休憩を挟み、シカゴ川までの950メートルのクライムを経てEcho Lake Lodgeへ。残り22キロの舗装道路を走ると即高地へと抜け、山の南側に沿って進むため、地平線の低い点を通る前に尾根の北東側を横断。この季節特有の風は強く、風邪を避けることができる南側へ尾根を越えるまで向かい風が続きます。雪の吹きだまりに沿って走り、ツンドラの斜面とその下の高山湖を交互に見下ろします。暗いカーテンのように尾根から落ちる、高山ロッククライミングの目的地であるブラックウォールの素晴らしさを堪能。私たちが進み続けている間、シロイワヤギが道路沿いの丘中腹に点在していました。山頂への6.4キロはスイッチバックが続き、曲がる度に向かい風、追い風、と交互に風の向きが変わります。午後4時半前に山頂到着。うすい空気、強い風、降り注ぐ太陽。舗装道路があるために比較的アクセスしやすく、車やモーターバイクでの訪問者が山頂に群がります。マウント・ブルースカイ山頂、4267メートルの標高から見る景色はワイルド。山頂自体は自然の中とは言い難く、舗装道路が通るということは自然を失うということに繋がるのです。しかし、コロラドの標高4267メートル以上の山頂にアクセスできること（ブルースカイ、パイクスピークは舗装道路とラック式鉄道が完備）は、魅力的な側面だと言えるでしょう。列に並んでサイン前で写真撮影をした後、長い下降ライドを始めます。ループの終わりに相応しい、美しい尾根に沿った舗装道路Mestaa’ėhehe Pass Roadを選択。風は相変わらず思うがままに吹き荒れていましたが、Mestaa’ėhehe山の短いクライムの際には運良く追い風に。そこからの88キロを飛ぶように自宅まで走行。もっと読むキャラバン：アントン・クルピチカ。サイクリングアドベンチャー、特に数日間にわたるバイクパッキングをこよなく愛しています。身体を使ってアウトドアで過ごし、美しい風景を見るのが魅力です。もっと読むアントン・クルピチカ：冬との別れライドはジャーニーそのものであり目的地は重要ではない、と言われていますが、アントン・クルピチカとヘイリー・ムーアはコロラドの山々を巡る旅で両方の重要性を示しました。もっと読む隠れた場所：コロラド州ボルダーロッキー山脈の東側麓にあるボルダー（人口約10万人）は、サイクリングをはじめとしたアウトドアスポーツに理想的な場所。もっと読むギヨーム・ネリー: ピレネー山脈の横断毎夏、親しい友人達とアドベンチャーの旅に出かけます。去年はバイクパッキングでアルプスを巡り、今年はピレネー山脈に挑戦しました。もっと読む

ルーラー

26/08

La Vélodyssée

ヴェロディッセ：大西洋のアドベンチャー初めてのバイクパッキングアドベンチャールートを選択するのなら、ヴェロディッセが最適でしょう。ブルターニュとバスク地方を結ぶ大西洋に隣接して走る1200キロのルートは、あらゆる能力のライダーに相応しく、フランスの多様性と地形の豊かさを堪能することができます。ヴェロディッセは、スカンジナビアから西ポルトガルまでヨーロッパを横切って大西洋の海岸線をたどる11,000キロのルートである、Euro Vélo（全欧自転車道路網）の一部でもあります。時間の制約がないゆったりとした方式を選択する人が多く、冒険を楽しむために最新の自転車やハイテク機器を用意する必要はありません。多くの家族や友人を集めたグループは自分達のペースで探索し、気楽に進むのが魅力です。自走式観光。今年8月の計画は父子遠征です。南北を完全自己完結型で結ぶ10日間。13歳のティムが1日平均130キロもペダルを踏むのは、ちょっとした挑戦です。彼の脚はサイクリングよりもスイミングプールに慣れているのです。そのため、疲労を感じたときに中断するリスクが生じる可能性がありますが、若いエネルギーは力強く、ティムは妥協することなく旅を完了します。ヨーロッパ中を襲った2022年夏の猛暑は、ロスコフ出発の時点ではブルターニュを迂回した模様。波のリズムが心地よい美しい砂浜でのキャンプの最初の夜は、旅の完璧なスタート。フリーズドライのパスタと列車旅の残り物であるサンドイッチを夕食に食べ、二輪車での旅へ準備完了です。ブルターニュの先端を横切る約400キロメートルの交差点は、主に砂利道に改造された古い鉄道路線を通り、その後ナント〜ブレスト運河のほとりに沿って進みます。ナントの街は旅の最初の部分を区切り、ロワール川とその河口が海への転換を示すリンクとなります。海に到着し南下するにつれて気温が上昇し続け、雰囲気も変化していきます。ここでも観光シーズンが本格化しており、北欧からの大勢の人々が数週間にわたって海岸に滞在しています。有名な海辺のリゾートは混雑しており、自転車で横断するのに時間がかかる場合があります。しかし、すぐに内陸に到着。このルートは、ビーチの喧騒から遠く離れた小さな沼と広大な松林が広がる静かな地域を走る古い道をたどります。ボルドーの数キロ下にあるランド県に到着すると、素晴らしいライドの始まり。アスファルトの細い道が爽やかな空気が漂う針葉樹の密林を分割し、松の香りが疲れた目を目覚めさせます。この冒険はフランスのテロワールにおける真の旅。最初の3日間で、そば粉のパンケーキとブルターニュシードルに慣れました。アルカション盆地から遠ざかりオレロンに近づくと、カキや他の素晴らしい海洋生物の香りが漂ってきます。カラフルな漁師の家々で味わうことができます。海鮮料理とぴったりの白ワインを組み合わせたい場合は、日が暮れた1日の終わりに予約するのがおすすめ。こうして自転車での素晴らしい1日を締めくくり、翌日の冒険へスムーズに進むことができます。ヴェロディッセはフランスのヘリテージに溢れています。ブルターニュからランド、そしてバスク地方まで、伝統的な家屋が、最も権威のある場所に建てられた美しい中産階級住居と混在しています。ナントからブレストまでの運河に沿って300近くの閘門が並び、何度も休憩して広大な景色を眺めてしまいます。少し下ると、威厳あるブルターニュ公爵の城に圧倒されます。ロシュフォールでは、フランスで現在も使用されている唯一の運搬橋を自転車で横断する貴重な体験をすることができます。好奇心をくすぐる壮大なビアリッツの街へと続く道のりでは、車の通行が禁止されている場所をバイクで自由に横断し、街と身近な感覚を持って前進。　　この旅にはグラベルバイクが最適。特にルート上部エリアでは、最小タイヤ40mm以上のバイクをお勧めします。アルカション盆地からアンダイエまでの区間はクラシックなロードバイク (最小タイヤ25mm) で走行可能。道はほとんど平坦で、初心者を躊躇させるような勾配はありません。コース全体で簡単に食料を補給できるため、多くの食べ物を持って行く必要はありません。これがフランスの長所とも言えるでしょう。キャンプ場にある小さなレストラン、スナックバー、ピザ屋は、熱々の料理を手頃な値段で食べるのに最適。オフシーズンには多くの宿泊オプションがあります。中には非常に個性的なものも含まれ、身軽なライドを楽しむことができます。どの方法を選択してもヴェロディッセは素晴らしい思い出を残す旅になり、旅行や冒険に欠かせないパートナーとしてのバイクの力と存在感を再確認することになるでしょう。さあ、いつ出発しますか？詳細＆ルート（GPXファイル）はこちら。もっと読むカマルグ – 海と空の間手付かずの自然が残る聖域が世界にはあります。その特別な場所の一つ、カマルグ。もっと読むピレネー山脈の横断毎夏、親しい友人達とアドベンチャーの旅に出かけます。去年はバイクパッキングでアルプスを巡り、今年はピレネー山脈に挑戦しました。もっと読むアリエージュのトラック＆トレイル猛禽の住処である多様性に満ちたアリエージュを5名の友人達がバイクで巡るライド。もっと読むトリノ〜ニース・ラリーを追ってイタリアからフランスへとわたる、伝説的なグラベルライド。Sophie GateauとMathias Riquierが９月のラリー開催に先立ち、ルートを走ります。もっと読む

ラ・メゾン

25/08

Shorts Stories : Marinette

ショートストーリー：マリネット 5年以上前に生み出されたマリネットはライドを止めることなく、毎日パフォーマンス性を発揮し、ライドをし続けるためにデザインされています。弊社シグネチャーのビブショーツは、大陸を渡り、最標高の山頂を登り、猛暑のロードをライドしました。　故郷の近くや遠い場所でもマリネットはライドを止めません。世界を目にし、語るストーリーも多くあります。バックロードや人に知られていないトラックを見つけ、数々の地図を経て遠くへ。マリネットはライドを止めません。フランスで最も美しい村々を猛暑に走り、プロヴァンスの巨人を数えきれない回数登りました。（なぜ何度も登りたくなるのでしょう？）山頂を制覇し、テキサスの土地を走り、ロンドンの美味しいクロワッサンを探しに行きました。たった1時間の休憩のみで進むことも多々あります。内側から、外側から押され、逆さまになることも。　　カンヌ映画祭受賞作品のシルバースクリーンに登場したこともありました。マリネット2 第2弾では、全く新しい1つの（10とも言える）チャプターが生まれます。最高からより最高へと進化するだけでなく、プレミアムシャモアと内蔵式グリッパーデザインの登場。より多くの機能を無駄を省いたミニマルなスタイルで。再利用を進めることで生産過程における水の消費量を低減し、処理方法の改善による温室効果ガス排出量削減を実現。より高い快適性、パフォーマンス性、耐久性。そしてより環境に優しいアプローチ。再生、再生可能な素材と、ユニークな生分解性繊維を使用したマリネットは、ロードで最高のパフォーマンス性を発揮するためにデザインされました。毎日パワーを発揮し、ライドを促進し続ける構造。より遠くへ。マリネットが止まることはありません。もっと読むキャラバンサイクリング愛で繋がるスポーツ選手達。ライドする理由は違えど、2輪での探検への情熱は同じ。もっと読む No Gas Full Gas スピードが全ての時もあります。秒針を読み、筋肉は痛み、心臓は音を立て、エネルギーは消耗。グループで競い、個人のベストタイムを競う。もっと読むライフ・サイクルアパデルブランドとして、大自然でのリサーチ、デザイン、テクノロジーに基づき、より上を目指したアイテムを製作しています。もっと読む #CAFEDUCYCLISTE あなたのライドとアウトドアアドベンチャーをシェアして、グローバルコミュニティに是非ご参加ください。もっと読む

ルーラー

11/08

María Ögn Guðmundsdóttir Film

ルーラー

09/08

CC Korea

丹陽、韓国韓国の隠れたライドガイド、協力Watts Sports。韓国の忠清北道にある南漢江沿いに位置する丹陽郡は、豊かな自然に囲まれたパラダイスのような場所。山々に囲まれ、2つの国立公園に近いこの町には、探検に最適な鍾乳洞や奇岩、あらゆるレベルに対応する無数のハイキングコースを含む豊富なアクティビティがあります。ジップライン、パラグライダー、ケーブルカーで清風湖の素晴らしい景色を眺めることができ、川や湖のクルーズも楽しめます。韓国のサイクリストにとって、丹陽はパラダイスのような場所です。どこへ向かっても素晴らしい景色とライドに恵まれています。東に向かい太白山脈の南端を登り、そこから南へ向かって小白山脈をクライム。北もしくは西に向かうと、完璧に整備された道路に沿って川と湖のサイドを走るなだらかな地形を楽しむことができます。国内有数のベストライドを体験することができるに関わらず、あまり広く知られていないルートだと言えるでしょう。隠れた素晴らしいライドをいくつかご紹介します。ジュンニョン ROUTE 約1100メートルの獲得標高の比較的短い50キロルートには、サイクリストが愛してやまない2つの要素（美しさと痛み）が含まれています。小白山国立公園を通る山道ジュンニョンは、丹陽で最も素晴らしいロードクライムの一つと言えるでしょう。全長9キロ、平均勾配わずか6%の上り坂は魅力的なクライム。趣のある小さな農場がいくつかある丘陵地帯を登り森に向かいます。曲がりくねった道は広くて滑らか。頂上に向かい、伝統的な韓国のパビリオンからは南の栄州に向かって壮大な景色を眺めることができます。ジュンニョンはかなり長い登りですが、このコースで最大の難所ではありません。最大の課題は、丹陽を行き来する繰り返しの上り坂です。ジョンニョンに入る前もしくは後で挑戦したとしても、JanghyeonjaeとNodongjaeは手強く、それぞれ距離は2〜2.5キロ、平均勾配は10%前後です。もう少し気楽に進みたい場合は、ジョンニョンと他の2つの丘の間にあるテガン-ミョンの小さな村にある地元のショップで、軽食とコーヒーで休憩をとることをお勧めします。 Bobaljae ROUTE この45キロのルートで丹陽から北西に向かうと、南斜面から丹陽と北の美しい渓谷、無数のパラグライダーが山から空を飛ぶ様子を見渡すことができるGosojaeの小さなクライムに入ります。ここからBobaljaeまでは平坦な15キロが続く速いペースのルート。ロードは川沿いをたどり、2つの小さな橋を渡って美しい緑と青い川、森に覆われた山々を眺めることができます。鍾乳洞と古代の要塞があるOndalレクリエーションエリアに向かって曲がり、韓国で最も壮観な寺院の1つである救仁寺に向かってBobaljaeを登り始めます。救仁寺には自転車で行くことはできませんが、駐車場に自転車を置き、2つの山頂の間にある広大な寺院群までシャトルバスで行くことができます。救仁寺の駐車場を過ぎたところからBobaljaeは、平均10％の約2.5キロのクライム。決して楽ではありませんが、このクライムは努力するだけの価値があり、頂上のプラットフォームから下方に曲がりくねった道が広がる景色を楽しむことができます。山の渓谷に流れる小さな渓流をたどる7キロの下り坂も、努力する価値があると言えるでしょう。蒸し暑い気候では、川の爽やかさは救いです。ガードレールを飛び越えて苔に覆われた石に腰を下ろし、冷たい山の水に足を浸してからGosojaeを制覇し、丹陽に戻ります。清風湖 ROUTE この地域には素晴らしい景色と湖畔に沿ったヒルがあります。多くのサイクリストが湖の南側を好みますが、清風湖の北側では国内有数のグラベルライドが可能です。清風湖周辺のロードが全てそうであるように、グラベルルートも起伏が激しく、美しい湖の景色を堪能することができます。丹陽からのコースは約100キロで大きなクライムは含まないのに関わらず、1700メートルの標高獲得が可能。フラットな部分はほぼないと言ってよく、小さなヒルを常に上り下りするルート。距離を加えたい方は、清風湖橋を通って清風湖へと行き、小さな町で軽食やコーヒーを楽しむのが良いでしょう。桜が満開になり、ピンクとホワイトの木々から落ちる花びらがロードに舞う4月に訪れるのがお勧め。 Jeosuryeong ROUTE 丹陽でサイクリストに最も知られているのは、多くの人々が愛のメッセージや名前を刻む苔に覆われたセメントの壁が続く短いロードIggiトンネルでしょう。夏には苔が深みのあるグリーンに変化し、鮮やかな色の木々が枝を伸ばし、トンネルの中にいるような錯覚を覚えるのです。真夏には光さえもグリーントーンを帯び、韓国のサイクリストたちが競って写真をとる場所でもあります。 Iggiトンネルは素晴らしい光景であり、加えて南へ続くライドも魅力的。南に曲がってJeokseong橋を渡り、Dansungに到着。この小さな村では川沿いのパビリオンで休憩したり、地元の住民を描いた趣のある田舎のバス停を見ることができます。村にある唯一のカフェで期待以上に美味しいコーヒーとペストリーを食べ、難しいクライムのあるJeosuryeongへ向かうエネルギーを確保。 Jeosuryeongは美しいクライムではないかもしれませんが、地域で最も規模の大きいクライムの一つです。10〜13%勾配の1キロからスタートし、最後の7キロは5〜8%勾配へと緩やかに変化します。小さな農場や村、道沿いには養蜂場がいくつかあり、夏期には蜂に気を付ける必要があるでしょう。山頂には小さな休憩所とかなり昔に放棄された燃料ステーションがあります。丹陽に戻る下り坂は必見。中腹にあるOlsan農村で左折し、Daeheungsa寺へ美しい渓谷に沿って進みます。止まって寺院内を歩くのも良いでしょう。もしくは桜の木々が立ち並ぶロードを速いスピードで進んで。フォーヒルズ ROUTE 丹陽南のフォーヒルズコースは、韓国最大の道路があるだけでなく、国内に無数にあるクライムを代表する4つの短くて急な登り坂も含まれています。 Dansung付近から南に向かう道は美しい舗装道路に沿って峡谷を通り抜け、Seonam-gaegok-roに向かいます。サイクリストが歓声を上げるような魅力的なロード。美しい景色を堪能するためにゆっくり行きたいところですが、ロード自体は高速スピードで進みたくなるようなクオリティです。その上、ほぼ誰も通行していないのです。計650名のStravaアスリートがライドしただけの道。まさに隠れた名所と言えるでしょう。峡谷を抜けると急なクライムが4つ続きます。距離2.3キロ、勾配9%〜12%のBeoljaeに始まり、距離7キロ、平均勾配10%のSunghwangdangjaeを越え、距離2.5キロ、勾配10%のBeoljaeへと戻り、最後は距離2.6キロ、平均勾配9%〜12%のJikchi。このルートが悲劇のように聞こえるのなら、否定はできません。全長74キロ、1600メートルの獲得標高のうち、1100メートルは合計距離28キロの4つのヒルで得られるというタフさ。このルートにはサイクリングの魅力が全て詰まっています。楽しみ、美しさ、否定不可能な苦しみ、楽なフィニッシュ。完璧だと言っても過言ではないでしょう。　　より遠くへ隠れた場所：コロラド州ボルダーロッキー山脈の東側麓にあるボルダー（人口約10万人）は、サイクリングをはじめとしたアウトドアスポーツに理想的な場所。もっと読む隠れた場所、チロルバイクでザルツブルクへ向かう道のりには、探索すべき素晴らしいルートが多くあります。急勾配のスロープから日曜にぴったりの穏やかなライドまで、バイエルン・アルプスにはオンロード、オフロードの全てが揃っているのです。もっと読む隠れた場所、ケンブリッジ歴史、文化、世界観の変わる発見に満ちた街、ケンブリッジ。フラットなフェンランドに沿った人に知られていないロードを走り、ベルギーの氷山を彷彿させるクライムとアイコニックなケンブリッジの小道を抜けて。もっと読む隠れた場所、スロベニア高山やヒル、フォレストトレイル、海岸沿いのライドが楽しめるスロベニアは、隠れたサイクリングパラダイスです。素晴らしい景色をバイクで堪能してもっと読む隠れた場所、アリエージュ冒険に出かけ、人に知られていない場所を見つけて。スペインとアンドラの国境にあるアリエージュは、フランスの最も美しい野生の自然地域。もっと読む

ラ・メゾン

08/08

ニーストレイルランニングガイド

ニーストレイルランニングガイドニーストレイルランニングガイド一度訪れると必ず何度でも戻ってきたくなるため、完全に去ることはないと言われる街、ニース。他の都市と同じようにカフェやレストラン、ギャラリーや美術館も楽しめますが、都市の境界を越えた冒険心をくすぐる魅力があります。ニースを訪れるサイクリストやランナーは、どのルートを選択しても永遠に滞在したくなるような素晴らしい地形と景色を堪能することができるでしょう。カフェ・ドゥ・シクリステはニースを拠点とし、リヴィエラの海と山を巡る日々の冒険をインスピレーション源としたアイテムを提案しています。トレイルルートガーデンパスを抜けて。ロードランナーにとってのトレイルランニングはロードサイクリストにとってのグラベルライド。人に知られていないルートを、より大きな探究心と共に。エズの海岸からニースへNietzscheロードを介して美しいリヴィエラの村々からエズの岩場、そしてニースへ。詳しく見るサン＝ジャン＝カップ＝フェラパロマビーチへと続く比較的楽なルート。素晴らしい景色に囲まれた、海でフィニッシュするコース。詳しく見るドッグズヘッド山頂からモナコの素晴らしい景色を望み、マラビーチでフィニッシュする比較的テクニカルなトレイル。詳しく見るモン・ボロンカフェ・ドゥ・シクリステをスタート地点とするルート。荷物を置く必要がある方や、多く時間がとれない方に最適なコース。詳しく見るグラベルライドアルプ＝マリティームは歴史的なロード走行として有名ですが、グラベルライドも同様に知名度が上がっています。クラシックなクライムの新しいルートを登り、喧騒から遠ざかった羊が群れる景色を楽しむのがおすすめです。リヴィエラグラベルは冒険に最適なライドです。モン・フェリオンモン・ヴァントゥのグラベル版。３面クライムとチャペル。ライドを見るフォール・ド・ラ・リヴィエール絶景のロードに沿って広がる村ラ・チュルビからライドを見るブロー峠サイクリングのアイコニックでダークサイドを持つクライムライドを見るニースのライドガイドニースのライドガイドアルプ＝マリティームでは、有名なクライムから人に知られていないトラックまで、世界最高のサイクリングを楽しむことができます。どんなサイクリストにとっても、ニースはまさに#nicecyclingparadiseだと言えるでしょう。ガイドを表示しますここで. ニースグラベルガイド。ラフなロードと隠れたトラックが広がるニースのバックカントリー。人に知られていないアルプ＝マリティームのロードを見つけ、冒険を計画して。ガイドを表示しますここで. 1 - カフェオールド・ポートに位置する弊社カフェはライドの前後の待合場所として最適です。いくつかのルートの始点でもあり、美味しいコーヒーとメンズ、ウィメンズのアパレルコレクションがお楽しみ頂けます。コート・ダジュールで新しい仲間とライドを楽しみたい方には、毎週ライドを計画しています。住所: 16 Quai des Docks 06300 Nice 2 - レンタル＆ライドバイクをレンタルして身軽に。R5 Cerveloロードバイク、Aspero Cerveloグラベルバイク、フランスのLeonによるチタン製ロードバイクなど、多種のレンタルバイクを取り揃えています。ペダルとツールバッグに加え、Specializedのシューズとヘルメットが付属しています。レンタルバイクを見る 3 - 今月のライド美しく、タフ、または達成感のある（もしくは3つ全てを備えた）ライドを毎月選び紹介しています。 8月。ニースのバックカントリーにある村々を繋ぎ、聖ロックをピークとしたローラーコースターライド。ライドを見る実用的情報 how to arriveヨーロッパの約30ヵ国から直行便が出ており、ニースは飛行機で行きやすい場所です。新しいトラムラインを利用すると、カフェのあるオールド・ポートまで一本で行くことができます。フライトに関する詳細は Aeroport de Nice をご覧ください。ニースには2つの駅があります。パリからは約6時間で市内に到着します。電車に関する詳細は、SNCF をご覧ください。宿泊施設素晴らしいライドが身近にあるニースはフランスで5つ目に大きな街であり、ホテルやゲストハウス、レンタルマンションまで多数の宿泊施設があります。宿泊施設に関する詳細は、Nice Tourist board をご覧ください。

ラ・メゾン

03/08

1% Difference

1％ – 変化を生み出すすべての偉大な成果は小さな始まりから生まれます。ローマは一日にして成らずと言われますが、地球も例外ではありません。1％は広大な空間と時間の中に浮かぶ塵のような小さな存在に見えますが、この1％が永久に巨大な変化を生み出すと信じています。要点を説明しましょう。　　 –– 世界人口の1％は約7,800万人（78億人の1％）であり、これは一目瞭然です。1％が大きな違いを生む可能性が見えてきますね。参考までに、フランスとチュニジアを合わせた人口は7,800万人です。これらすべての人々が空の旅と車の使用をやめ、代わりに自転車と電車を使用したと想像してみてください。きっと環境に1％以上の差が出るはず…ですよね？角氷が0度（32ºF）に達すると溶けるように、固体状態から液体化のプロセスに1度の差は大きいのです。言うまでもなく、これは極冠や危険なほど上昇している海面レベルに関連しています。たった1度が身近な飲料から気候まで大きな影響を及ぼしているのです。　　 –– 猿が補助なしでローラースケートをしながらドーナツを食べることができるのなら、不可能なことはないでしょう。より科学的に霊長類について言えば、人間と最も近い哺乳類の関係における1％の違いは、ジャングルに住むことと地球の大気圏を超えてフライトをチャーターできることとの間の小さな差異と同じ程度だと言えるでしょう。英国人は20 世紀の大部分で健闘しませんでしたが、2000年代にはサイクリングでの活躍が顕著となりました。それはわずか1％の改善によるものです。ブリティッシュサイクリング界を代表するDave Brailsfordは、それを「差益」と呼びました。「原則として、バイクに乗るために必要と思われる全ての要素を分解し、そのうち1％を改善すると、総計したときに大幅な増加が得られるという考えから生まれました。」この1％の増加は、ツール・ド・フランスでの5回の優勝や無数のオリンピックメダルなど、大きな成功につながっています。アルコール度数1％。アルコール度数12％のワインのボトルと13％のワインとの違いは、朝起きるか、病欠の電話をするかの違いを意味するかもしれません。もう一杯飲みますか？ –– 恐ろしいレベルの金利またはインフレが1％上昇した場合は、確実に気が付くはず。試験でも同じです。合格ラインに足りない1％、これで人生が変わってしまうことさえあります。試験は恐ろしいですよね。 8分間の1％はほぼ5秒。パスタを数秒余計に茹でてしまうと、アルデンテとねっとりしたスパゲッティの違いが生まれます。イタリアの一部の地域では、死活問題と言えるでしょう。　　　　 –– Jay-Zは99の問題を抱えているとラップしました。捉えどころのない「ビッチ」と無関係な1％。1％の余裕があったとしたら、彼が女嫌いなラップを書く時間がどれだけ減ったか想像してみてください。しかたがない話ですが。パリからジブラルタル空港に向かうパイロットが飛行経路を南に1％ずらすと、飛行機は地中海に着陸してしまうでしょう。 –– ここまで読んだあなたは、記事を最後まで読んだ人の1％の一人でしょう。 590語の1％は5.9語。この数値を6に切り上げて、もう一つの事実を紹介します。1 年間、毎日1%改善すると、その年の終わりまでに37％改善されます。どう考えても、これは大きな前進です。この事実を念頭に置き、小さな改善を続け、違いを生むためにできることをしてください。 1% for the Planet キャラバンアンバサダーでありプロセーラーであるアレクシア・バリエール氏の事業4myplanetと、カフェ・ドゥ・シクリステが1% For The Planetを通じて彼女の将来的プロジェクトにいかに寄与するかについて語りました。もっと読むライフ・サイクルアパデルブランドとして、大自然でのリサーチ、デザイン、テクノロジーに基づき、より上を目指したアイテムを製作しています。もっと読むショートストーリー：マリネット弊社シグネチャーのビブショーツは、大陸を渡り、最標高の山頂を登り、猛暑のロードをライドしました。もっと読む #CAFEDUCYCLISTE あなたのライドとアウトドアアドベンチャーをシェアして、グローバルコミュニティに是非ご参加ください。もっと読む

ルーラー

01/08

Sophie Gateau: Il Giro dell’Ichnusa

Il Giro dell'Ichnusa サルデーニャの住人にとって、イクヌーザとは足跡を意味するサルデーニャの古い呼び方です。ギリシャ神の巨大な足跡から島が生まれたという伝説が残っています。地図を見ると納得がいく話だと言えるでしょう。地中海で2番目に大きい島であり、息を呑むような美しさを誇るサルデーニャ。パニアバッグとワイドタイヤを備え、ニースからフェリーで島へ向かいます。フェリーはゆっくりと進み、乾いた本土から離れると天気が変化。コルシカ島を通りますが、岩の様子さえ見ることができない天候。早朝にサルデーニャの北東側にあるゴルフォ・アランチに着いた頃には青空が広がります。 3500メートルの勾配を含む、200キロルートを通って島の東側にあるCuglieri村へ辿り着かなくてはなりません。人里離れた村を通じてサルデーニャ中心を探索。曲がりくねったコルク樫の森を抜け、ヒルの多い緑豊かな景色は変化し続けます。雪に覆われた山々は深く、変化に富んでいます。小道は誰一人通らず、出会うのは緑豊かな牧草地で静かに放牧している羊の群れのみ。Patouと呼ばれる優秀な番犬がピレネー山脈から吠え、私達が羊に近づかないように守っています。標高400メートルの地点にある、曲がりくねった道が続く古い村Cuglieriがベースキャンプ地。そこからロードとグラベルを交えた探索を始めます。東に向かって地中海が広がり、圧倒的な存在感で西周辺を支配する火山起源の山塊モンティフェッロが西にあります。 4つの主要なポイントに沿った全ての方向に緑豊かな自然環境が広がります。動物相、特にサルディーニャの植物相は豊富です。多くの種類の植物や花が島に自生しており、喜ばしい気持ちが高まります。道には野花が立ち並び、ミモザの森には小道が通り、良い香りが辺りいっぱいに広がります。ギンバイカの茂みやとげのある花々に脚を引っ掻かれながら、野生ランの中を走行。 10世紀の教会、サルデーニャの名物を出す小さなレストランといった場所を訪れながら進みます。海へと注ぎ込む滝、カラフルな村、ホワイトクオーツのビーチ、砂浜にある漁師のカフェ、未完成の橋、ピンクフラミンゴが群がる池、地域で一番美味しいビスケットを焼くペストリーショップ、古代ピューニック文明の遺跡。島を全て探索するには5日では足りませんが、北西地域のほとんどを網羅することができました。残りの4分の3をライドする約束は既にあり、イクヌーザの歴史が残るたくさんの小さなロードとグラベルトラックを調べる予定です。素晴らしい発見の旅について思いを馳せながら、海に沈む夕日を眺めてフェリーで帰路へ。優しくゆっくりと現実へと戻る時間。もっと読むオーヴェルニュの火山ツアー人間より牛の数が多いオーヴェルニュ地方をSophie Gateauがカメラ、テント、ナイフ（オーベルニュチーズを堪能するために）と共にバイクで旅をします。もっと読むトリノ〜ニース・ラリーを追ってイタリアからフランスへとわたる、伝説的なグラベルライド。Sophie GateauとMathias Riquierが９月のラリー開催に先立ち、ルートを走ります。もっと読む Badlands：長距離グラベルレースアンダルシアを横断する無サポートのオフロードレースBadlandsにSophie Gateauが挑戦。約725キロ、15000メートルの獲得標高。もっと読む目的を持ったライド#2 食品デリバリーが必要な人々のためにロックダウン中のパリの街をバイクで走るSophie Gateauが、都市の閑散とした様子を記録します。目的を持ったライド「彼らのために」を行うSophieの視点をご覧ください。もっと読む

ルーラー

27/07

CDC GT : The Rift

グラベルの女王がアイスランドを制覇 The Rift、アイスランド - 火と氷アイスランドは野生的で厳しい環境に囲まれています。地形は独特で、活火山と地表の10％以上を覆う巨大な氷河で構成されています。古代の岩や群島から作り出された海岸線が、目で見える限り広がり、隣接するグリーンランドへと続くフィヨルドの魅力。島のドラマチックな風景にはほとんど植物がなく、溶岩と黒砂が広がっています。パワフルな景色の美しさを堪能するために、決して見逃すべきではないグラベルレースが1つあるとすれば、それは間違いなくThe Riftでしょう。 2022年に女性としてスポーツ界での平等を主張することは、行動を起こすこと。このスポーツでは、女性と男性が同じスタートラインに立ち、同じ距離で競い合い、同じ環境で戦い、同じ川を渡り、同じ天候に立ち向かいます。歴史的なヴァイキングの地で、200キロを超えるトラックやロードを8時間以上途切れることなく走行する必要があります。このレースでは、パワーではなく忍耐力がが全て。コースの大部分でヘクラ山を迂回し、1491メートルで最高潮に達するという点で比類のないものです。ヘクラ山はいつでも噴火する可能性のある活火山です。現地の人々は定期的に噴火の可能性を警告するメッセージを受け取ります。火山活動が発生した場合に従うべき手順を示す標識が、サイトへのすべてのアクセス道路に配置されています。 1970年、1980年、1991年、2000年にヘクラ山が噴火した際には、運命の瞬間のわずか30〜60分前に地震活動が検出されました。今週の土曜日、レース当日に合わせたかのようにヘクラは沈黙を保ち、代わりに千台の自転車が風景を揺るがします。スペインのLa Traka、そしてアメリカのUnboundの後、カフェ・ドゥ・シクリステ・グラベルチームの女性たちは、極北グラベル界の最高レベルと肩を並べるようになりました。スイスを拠点とするカフェ・ドゥ・シクリステチームのライダーであるアナベル・フィッシャーが200キロレースで優勝し、輝かしい活躍を見せています。しかし、彼女が30キロ地点で激しく転倒した時から困難度は増しました（後で鎖骨が2箇所折れていたことが判明）。 125キロのレース後、かつてないほどの痛みを感じ、石の多いトラックよりもターマックの常連であるレーサーは、17分のリードが真昼の暑さの中で氷が溶けるように消えていくのを体験します。痛みと吐き気が繰り返し襲い、脳は徐々にサバイバルモードへと切り替え、解毒剤アドレナリンを放出。彼女がフィニッシュラインまで保てる時間は2分。ラインを横切った直後にドサリと地面に倒れ、安堵、痛み、そしておそらく少しの喜びと共に腕を空に上げました。ダニエル、マリア、リディアは、複数のベテランサイクリストを焦らせるようなタイムで完走し、それぞれ5位、7位、9位でフィニッシュ。イタリアのピエモンテで9月3日に予定されているUCI世界選手権の予選ラウンドに先立つ理想的な結果。 8月は休暇の夏とはならないでしょう。アナベルには全く脱帽、そして早い回復を祈っています。もっと読むアンバウンドグラベルレースといえば、アンバウンド。熱心なグラベルライダーにとってアンバウンドはレース以上の意味を持ち、もはや巡礼と言えるでしょう。フォロワーが夢に見るような泥と火の洗礼。もっと読むトラカジローナのロケーションとリラックスした雰囲気は、グラベルライダーにとって魅力的です。トレイルが至る所に続く街。ヨーロッパのグラベルレースにおけるベンチマークとして確立したトラカ。もっと読むアナベル・フィッシャー CDC GTは熱意に溢れた女性ライダー3名のチーム。ジローナのトラカで初めてのグラベルレースに参加したアナベル・フィッシャーに話を聞きます。もっと読む米国 - ダニエル・ラーソン月初めにCDC-GTがキャンペーン第2弾目のグラベルレース、米国アンバウンドに参加しました。200マイルコースを走るダニエル・ラーソンの識見、グラベルレースに対するアプローチを追ったショートフィルムをご覧ください。もっと読む

キャラバン

25/07

CARAVAN : PASSO DELLO STELVIO

アルバ・ディ・シルヴェストロ＆ミケーレ・ボスカッチ：ステルヴィオ峠ステルヴィオ峠のスイッチバックは、プロからアマチュアまでライダーにとって神秘的であり、魅惑的で威圧的、悪魔のようにタフで天使のような存在。テレビで放送されたジロ・デ・イタリアの様子と、過去と現在の白黒画像やオンラインのデジタル高解像度画像まで、その魔法は際限なく伝わります。人工道路がヨーロッパの壮大なドゥオーモや大聖堂と同じくらい美しくなり得るのでしょうか？情熱的なサイクリストにステルヴィオの名を口にすれば、献身的な光が目に宿るでしょう。アジアからアメリカ、ストックホルムからシドニーまで、世界中の人々が各自のスピードで2578メートルのクライムを行いに訪れます。素晴らしい試練、そして何より誇らしい名誉の証のために。キャラバンアスリートであり、プロアルペンスキーヤーのアルバ・ディ・シルヴェストロとミケーレ・ボスカッチはこの巨大なクライムをよく知っています。登りルートが始まるボルミオから車で約1時間の場所に住んでいる二人は、夏期にはスキーをバイクに取り換え、トレーニングを行います。偉大なクライムは単なるトレーニングとして存在するのではありません。ミケーレはボルミオから山頂まで21キロのレース、Re Stelvioヒルクライムイベントに頻繁に参加しています。Skimo世界チャンピオンである彼は「ピュアサイクリスト」を追い抜き、1:06:13の記録で優勝。寸差でプロがレースを行う（KOMは現在1:00:56）事を考慮すると、ミケーレがいかに山に慣れているかが伺えます。今日は、アルバとミケーレは1時間半弱で共に山頂ゴール。彼らのライドを見ると苦しさは全くなく、少しの汗とイタリア人特有の素敵な笑顔を見せ、まるで簡単に見えてしまいます。スピードを出す車やモーターバイク、他のサイクリスト達に混じって山頂に到着。第2シーズンに向けて脚を鍛えるプロライダーの姿もあります。彼らに追いつくようなペースでアルバとミケーレはゴール。勝者のゲームであり、彼らは自らの環境での勝者と言えるでしょう。「サイクリングとSkimoの唯一の違いといえば季節のみ。片方は冬で、もう片方は夏。」とアルバ。ステルヴィオ峠の美しさに関わらず、絶景の中で行うクライムの興奮はエンジン音に妨げられます。ライダーが感じる自由と孤立感は台無しになってしまうのです。ライドロケーションとしてのステルヴィオ峠の名声は低下していると言えるでしょう。ラルプ・デュエズやヴァントゥのように、行ってみるべき場所であることは間違いありませんが。しかし他にも素晴らしいライドロケーションが同地域にあります。「オフシーズンのトレーニング場所としては悪くない」とミケーレ。サイクリストやモーターサイクリスト達は山頂で施設を利用したり、絶景を見下ろし写真撮影を行います。アルバとミケーレはレストランを通り過ぎ、ジャーマンサンドウィッチという最も魅力的な選択をし、下降に必要な脂肪分と炭水化物を補給。重力と山頂の風が肉体と手を冷やすため、高標高ではレイヤーを重ね、グローブを身につけることが重要。ミケーレとアルバはステルヴィオ峠をリズム良く降下。数百時間に及ぶ山でのトレーニングで得た技術が感じられるライドです。ラインを選び沿って走る、スタイルのある優雅さで下降。次の目的地Lago di Cancanoでのクライムに向けて進みます。チャンピオンアスリートのトレーニングは終わりがありません。もっと読むエティエンヌ・ユベール：パリの夜バイクライドには冒険が至るところに存在します、冬のパリにさえも。オリンピックカヌー選手でありキャラバンメンバー、エティエンヌ・ユベールとカヤックプロ2名がパリの夜を走ります。もっと読む AキャラバンメンバーEtienne Hubertと行く、モンブラングラベルツアー数ヶ月のトレーニングと日本でのオリンピック後、自然を強く求めていました。モンブランでのグラベルツアーに参加することを長い間考えており、まさに今が絶好の機会。もっと読むギヨーム・ネリー: ピレネー山脈の横断毎夏、親しい友人達とアドベンチャーの旅に出かけます。去年はバイクパッキングでアルプスを巡り、今年はピレネー山脈に挑戦しました。もっと読むアントン・クルピチカ：冬との別れ。ライドはジャーニーそのものであり目的地は重要ではない、と言われていますが、アントン・クルピチカとヘイリー・ムーアはコロラドの山々を巡る旅で両方の重要性を示しました。もっと読む

ラ・メゾン

21/07

Take me to the River 8

Take me to the River #8: In the Creeks of the Esterel Riding for a long time in the South of France in the summertime often requires cooling down the machine, especially if you choose to traverse the side of a big ancient rock formation. Crossing the Maritime Alps to reach the Var – from Nice to Saint Raphaël – is one of those outings that can be stifling on the mountainside, when the red rocks of the Esterel cornice radiate all the heat stored up during the night. But if you plan ahead and slip a swimsuit into the back pocket of the jersey, your experience can be one of beautiful balance. It determines the choice of a jersey with big pockets of course, which is Mona on this occasion. The first kilometres alongside the beaches of the Alpes Maritimes offer the usual service, a necessary road to take in order to go up into the mountain valleys. Today it is a question of staying on the flat, following the sea, and leaving in the morning as early as possible. Tourists with umbrellas and inflatables under their arms, the scent of sunscreen and donuts from the food-trucks. There’s no doubt summer has arrived on the Côte d'Azur. Past Théoule-sur-Mer the atmosphere changes, the orange rocks have appeared, the stifling heat too. On the slopes of the Pic de l'Ours, the temperature flirts with 35°C, the Lac des Ecureuils in the heart of the massif has been dry for many weeks. It is almost surprising given the scorching heat and the regular blowing of the wind that the roads are still open to cyclists and walkers. The sound of the cicadas becomes deafening as well, as if they too are feeling the heat. The freshness of the air which glides over the skin when the descent begins is a real relief. And now it's time to find a secluded cove to discreetly switch into the aforementioned swimsuit and jump into the water. A simple luxury that you can afford in a few minutes, why deprive yourself of it? Here the water is more crystalline than anywhere else on the Côte d'Azur, due to the clear rocks that line the bottom. Do a few breaststrokes and then let yourself float on your back while gazing at the pure blue sky. Then a quick lie down on this submerged slab to enjoy the freshness for a few more moments. It’s the end of the break. Almost 60 kilometres remain to be covered to reach the port of Nice. The next stop, in Mandelieu-la Napoule, will consist of eating Pan Bagnat, the most famous Niçoise sandwich. Arriving in Nice again, the urge to take out the bathing suit will briefly cross your mind, but here the beaches are crowded with people, with no hidden coves. The suit remains rolled up, still wet, in the back pocket of the Mona, and you will go your way. Further Riding Les Gorges Du Loup When the heat gets too much, escape to l’arrière-pays for some fresh water wild swimming. Introducing a new series of riding to rivers, starting with Les Gorges du Loup. VIEW MORE Ruisseau de Redebraus We reveal yet another secret of the Col de Braus. Discover wild swimming paradise just a few hundred metres below some of the most perfect switchbacks in the Alpes-Maritimes. VIEW MORE Rochetta Nervina Across the border, up the valley and through the olive groves. The latest ‘Take Me To The River’ takes us into Italy for a dip and a doppio. VIEW MORE Gordolasque High summer means high heat means the search for high roads and high mountain river swimming. Go to Gordolasque. VIEW MORE Col St Roch Halfway up Col St Roch lies a hidden treasure known only to a few. The perfect place to take a minute and unwind. VIEW MORE

ルーラー

14/07

Tour de France 2022 – LE PETITE BOUCLE

2022年ツール・ド・フランス：リトル・ブークルツール・ド・フランスも既に2週間目を迎え、グランド・ブークルへの熱狂も高まっています。過去2年間は新型コロナウイルスの影響でレースの大きな部分である社交文化が根絶されてしまいましたが、今年はサポーター達とパーティームードで賑わっています。オート＝サヴォワ県の中心モルジヌでのライダー休息日を活用し、翌日のステージ10（モルジヌ〜ムジェーヴ）ルートの大部分をたどり、有名なコル・ド・ジュ・プラーヌを通ってスタート地点へと戻る、友人や同僚のを集めたグループライド「リトル・ブークル」を開催しました。簡単ではないルートですが、山が必ず含まれる同地域でのライドを試す価値はあります。3000メートルのクライムを含む140キロのルート。朝8時30分のモルジヌ広場は既に太陽が上がり、山々の気温も高くなっていくのが分かります。2年前にツール・ド・フランスに参加した元プロライダージェローム・カズン氏を含む、6カ国以上からの20名のライダーが集まりました。ジェローム・カズン氏は私たちの贅沢すぎるライドリーダーとなり、グループ写真を撮ってからジュネーブ湖へ向かって30キロを下降。予想以上に涼しく、モルジヌのDranse渓谷を速いスピードで進みます。 7時間での完走が予想されており、風景を楽しみながらお互いの事を知り合うペースで進行。ルートに含まれるコル・ド・ジュ・プラーヌは、もはや神格化されるような存在である事を皆が知っています。気温28度の暑い時間帯、午後2時頃に通る予定。クライム始め数キロは平均勾配9%、間違いなく厳しいライドです。サイクリング界で最も難しい山ルートの一つと言われるジュ・プラーヌは、ツール・ド・フランスの悪名高き場所でもあります。 2000年にランス・アームストロングがマウンテンステージで大活躍したのが思い出されます。ジュ・プラーヌのステージでは、リシャール・ヴィランクが信じがたいペースで進み、筋肉が糖分を使い果たしてしまう低血糖症としても知られる、恐ろしい「bonk」または「craving」をアームストロングに体験させました。ギフトやハリボも無し、テキサス出身者らしい健康的食事も無し。アームストロングは限界を迎え、ヤン・ウルリッヒは棄権、ロベルト・エラスとリシャール・ヴィランクがジュ・プラーヌで並びます。最後のコーナーでエラスが転倒し、ヴィランクが先頭。モルジヌのフランス人ファンは大喜びでした、 2022年現在の私達は、ランス・アームストロングのような苦しみを体験することはありません。自分達のペースに合わせてクライムをしています。しかし、元プロライダージェローム・カズン氏のペースに合わせるのは簡単ではありません。山頂に近づくにつれ、カズン氏は紳士的に他のライダーを励まします。そしてツール・ド・フランスの偉大なハイライトの一つである山での素晴らしい1日の最後に相応しい、モルジヌへの速く狂気的な下降。もっと読むもう一つのツアー：2022年7月、モルジヌツアーはライフである。石畳が続く北方からアルプス、ピレネー山脈からシャンゼリゼまで。誰にでも輝く瞬間がある。高地と低地、山と渓谷、あらゆる場所で行われるレース。もっと読む世界で一番美味しいチーズフォンデュ世界で一番美味しいチーズフォンデュは、ツール・ド・フランス開催中プロトンが通り過ぎるのを待ち続ける長い1日の終わりに、山頂の通りで味わうのがおすすめです。もっと読むモン・ヴァントゥに注目 2021年ツール・ド・フランスでは、モン・ヴァントゥのクライムが含まれることになりました。しかも同ステージ内1回ではなく2回も。7月7日は歴史に残る日となるでしょう。もっと読む 2倍楽しむモン・ヴァントゥ 2021年ツール・ド・フランスのステージ11から、モン・ヴァントゥのロードサイドシーン。もっと読む

ラ・ヴィ

14/07

Best Fondue in the World

ラ・メゾン

13/07

Tour de France Lookbook 2022

キャラバン

11/07

Michele Caravan

ミシェル・ボスカッチロンバルディアのアルボザッジャ生まれ、スキーを始めたのは6歳の時。父親のGrazianoはプロスキーヤーであったために、自然と同じ道を選択しました。練習のためにスキーにロープをつけて引っ張ってくれたものです。山とスキーへの愛は間違いなく父親譲りで、彼のレース観戦に行き、景色や雰囲気に圧倒されました。14歳の時に初レースに参加、結果として父親が引退した翌年2008年にはイタリア代表としてレース出場することになりました。彼は今でもトレーニングを一緒に行い、時折レースにも参加します。私の主なコーチであり、プロのSkimoレーサーとして助言を与えてくれる存在です。 Skimo（ski mountaineeringの略称）は2026年にオリンピック種目となる予定です。そして開催地はここイタリア。もちろん私の焦点はそこにありますが、おそらく同種目には既に年齢が高すぎるかもしれません。爆発するようなエネルギーを必要とするため、若い世代が有利となるでしょう。しかし、試してみる価値はあります。美しい山でレースに参加するだけで幸せなのですし。もちろん勝利の特別な感覚も無視できませんが、適したエネルギーを感じて楽しむことができれば満足です。2022年は私にとって非常にいい年です。Pierra Mentaで3度目の勝利を収め、世界チャンピオンとなりました。アルバ（ミシェルの妻でありキャラバンメンバー）が今年のPatrouille des Glaciersで優勝したのも嬉しいことでした。私は2位でしたが！スキーに加え、MTBやロードライドにも夢中です。スキーができない夏季に父親が紹介してくれたスポーツで、シーズン前のトレーニングとしてバイクライドを取り入れています。ランニングや他のトレーニングは一切しなかったのですが、今はランニングとライドを組み合わせたハードなワークアウトを行っています。垂直に進むランニングイベントで最近優勝しましたが、ウルトラマラソンイベントはしばらく休む予定です。バイクがやはり最も楽しく、私が得意とするドロミテで行われるヒルレースに参加しようと思っています。アルバとバイクでトレーニングを頻繁に行なっており、各自のペースでトレーニングをこなしながら一緒に時間を過ごすことができるのが魅力です。23頭の牛やミツバチの群生に囲まれながら、農場をランニングすることもあります。 instagram @micheleboscacci strava Michele Boscacci “ どこでライドする？ドロミテではライドを楽しみ、ステルヴィオ峠やガビア峠でのヒルレースに参加することもあります。MTBダウンヒルも含め、ドロミテは美しいプレイグラウンドと言えるでしょう。” “ なにでライドする？MTBをライドして育ち、今ではトレーニングや楽しむためにロードライドをしています。アルバとバイクでトレーニングを頻繁に行なっており、各自のペースでトレーニングをこなしながら一緒に時間を過ごすことができるのが魅力です。” “ なぜライドする？スキーに加え、MTBやロードライドにも夢中です。スキーができない夏季に父親が紹介してくれたスポーツで、シーズン前のトレーニングとしてバイクライドを取り入れています。” その他ストーリーバイクスキー：新しいデュアスロンメルカントゥール国立公園の奥深く、雪に覆われた山頂に囲まれた標高1600メートル地点。ピックアップトラックに載せられた2つのギア。もっと読むサミット・シンフォニー数時間のクライムと雪でのスキーを楽しむことほど、コート・ダジュールの冬を終えるのに相応しい方法はないでしょう。もっと読むキュータイ探索、チロルの魅力私にとって特別な存在であるキュータイの山頂は雪が積もり始め、スキーシーズン前のクライムに最適な場所です。もっと読むキャラバンに戻る

ラ・ヴィ

07/07

Benedict Campbell

ベネディクト・キャンベル - サイクリングフォトグラファー写真家であり映画制作者、ヴィジュアルアーティストであるベネディクト・キャンベルは、写真と映画を仕事にする前はプロのサイクリストを目指していました。カフェ・ドゥ・シクリステのコラボレーターであり、彼のサイクリングへの情熱は商業的な仕事と個人的なプロジェクトと切り離せないものです。クリエイティビティとサイクリングは深く関係しており、ライドがいかに維持と生産性に関わっているかについてお伺いします。いつからサイクリングをしているのですか？かなり長い期間です、おそらく42年ほど。12歳でレースに参加し、ジュニアだった時期にはすでにプロを目指していました。同時期に写真にものめり込み始めましたが、当時の夢はプロのサイクリストになることでした。そんな時モーターバイクで事故に遭い、脚を無くしかけるような怪我をしました。怪我の影響で、プロになるために必要なレベルでレースを行うことが不可能になりました。17歳だった私は、写真をメインとすることを決めたのです。写真を始めたきっかけは何でしたか？両親は建築家でした。父が建築写真を始めたので自宅でカメラに囲まれて過ごし、暗室もありました。すぐに興味が深まり、機能的で芸術的な写真は自分がやりたいことだと分かりました。35年以上商業的な広告写真を撮り続け、カフェ・ドゥ・シクリステを含むサイクリング業界のチームフォトグラファーかつ広告フォトグラファーとして活動しています。シクロクロスに関するドキュメンタリー映画『For the Love of Mud』をはじめとし、モーターバイク制作者Dustin Knottとモーターサイクリングカルチャーを扱った『Cafe Cowboy』など映画制作も行いました。現在はどのようなライドをされていますか？パンデミック前は、週3回は50キロのロードとオフロードが混在するルートをライドしていました。週末には100キロ以上のルート。パンデミック後は週1〜2回だけライドをしていますが、徐々に自分らしいライドに戻りつつあります。精神的健康のために、前向きな気持ちになるためにライドする必要があると感じています。英国の天候は非常に悪いのですが、悪天候でもライドを後悔することは決してありません。豪雨であっても帰ってきた時の気分は良く、後悔する必要はないのです。悪天候の中出掛けていくのは気分が進みませんが、やる価値はあります。冬の英国ではシクロクロスタイヤを備えたバイクでライドをし、夏はグラベルバイクを使用します。グラベルやオフロードルートはよりクリエイティブだと思います。ライドとクリエイティビティはどのような関係があるでしょうか？ルートについて熟考し、自身が選択したルートや様々な天候には美しさを感じます。サイクリングはヴィジュアルな情報を得るのに最適な方法だと思います。徒歩では同じ距離を行くことは不可能で、車では好きな時に止まることができません。街や他の場所でロケーションを探すことが多くありますが、バイクライドをしながらロケーションとアイディアを考えることがほとんどです。バイクライドほど役に立つものはありません。クリエイティビティに関しては、オフロードライドで得ることが多いと言えます。オフロードでは考える時間があるのです。ロードではグループでライドをすることが多く、スピードが速い場合やチームメイトと話している場合がほとんどです。オフロードでは自然やルートを楽しみ、物事を熟考する時間を得ることができます。クリエイティビティが行き詰まった時、友人とオフロードライドをすることで物事を捉えリラックスすることができます。クリエイティブな流れがスムースになるのが感じられます。自然の中で体験すること自体が素晴らしいのですから。特には小さなカメラを持っていくことがありますが、仕事のようになってしまうのが欠点です。見たことを心に留め、撮影しないことを選ぶ場合が多々あります。最近ではライドしながら写真ばかり撮る方をよく見かけます。私が行った最も壮大なライドはトリノ〜ニース・ラリー。バイクでのみアクセス可能な場所の景色は息を呑むようで、750キロにわたる幅広い種類の絶景が続きます。急いで走るのではなく、ゆっくりと観察しながら進むのが大切です。次回は野営はせずに、ホテルに泊まるかもしれませんが。もっと読むイズ・アニコート・ダジュールの有名シェフであるイズ・アニ氏は、ニースのポートにあるカフェ・ドゥ・シクリステに魔法のように現れます。彼が現れるとエネルギーとカリスマで辺りは一変。もっと読むピエール・レオポールピエールは、遺伝の基本的なメカニズムを研究するのに使われる小型のショウジョウバエ専門家です。研究室を出ると、彼にとってサイクリングは欠かせない活動。もっと読むレミ・クレルモンレミ・クレルモン氏は、カフェ・ドゥ・シクリステのクリエイティブディレクターです。クリエイティビティと彼自身のサイクリングが過程でもたらす重大な影響について話します。もっと読むサンドラ・ソマーアーティストのサンドラは、予想していない瞬間にインスピレーションが湧き出ることを知っています。最新プロジェクトはザルツブルクの山を探索中に思いつきました。もっと読む

コレクション

04/07

lookbook-avignon-2022

ラ・メゾン

30/06

Le Tour du Vin

ラ・トゥール・ドュ・ヴァン毎年7月には、世界中が盛大なサイクリングイベントを鑑賞します。バイク競技のみが素晴らしいわけではありません。建築、ひまわり、山々、テレビ局のヘリコプター、全てを含めてスポーツイベントが成立しているのです。そしてツール・ド・フランスに加え、フランスと言えばワインも欠かせないでしょう。アルザス地方からボルドーのセラー、アステリックスの樽、ジェラール・ドパルデューのセラーまで、ローマ帝国まで歴史を遡るワインはフランスの文化的な血とも言える存在です。ワインは喉を潤し心地よく酔うだけではなく、土地と深い関係があります。地域ごとに土壌や天候が異なり、ブドウの種類も様々。醸造されたワインは、その土地の最大の表現となるのです。ボルドー、ブルゴーニュ、ローヌ、アルザス、シャンパン、ロワール、ラングドック、プロヴァンスが伝統的なワインの産地として有名です。Grand Boucleのヴァーチャルワインツアーでそれぞれの地域を発見して。今年のルートは時計回りに進み、カレーからアルプス、南西のピレネー山脈を越え、最後にパリに戻ります。レースの各ステージの概要を説明するのではなく、フランスの肥沃な土壌に由来するグラン・クリュと世界最高のヴィンテージワインの一般的な分類をお話ししたいと思います。ステージ 1 – 4 : 水とパンの始まり今年のグラン・デパールはサイクリング文化で賑わうデンマークが舞台。スカンジナビアの人々への敬意を払って説明を省かせて頂き、最初の3ステージを前走とします。休息日を挟み、プロトンはフランスに到着。カレーとダンケルク間のスプリントステージが待ち受けています。免税以外ではワインはそれほど知られていない地域。ステージ5＆6：シャンパーニュアルデンヌへの寄り道を含む石畳の地域、フランスの北東でのミニスプリングクラシックが楽しめそうです。ここからレースは熱気を増すことが予想されるため、それほど外れた場所にいるわけではありません。史上最高（そして最高額）のシャンパンを堪能して。シャンパンは伝統的にピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネのブレンドから鋳造されていますが、エレガントなブラン・ド・ブランはシャルドネ100%。醸造は二次発酵（酵母と砂糖を追加して二酸化炭素を生成する）を経て、発泡酒が完成します。クリュッグ、クリスタル、ドン・ペリニヨンなどの有名な種類以外にも、ここでは多くの発見があるでしょう。ビルカール・サルモンなどのシングルエステートワインは高く評価されています。 G. Tribautや家族経営のPiot Sévillanoなど、比較的手頃なメーカーも魅力的。またはツール・ド・フランスの公式VIPシャンパンであるカステルノーのcuvée Véloceを探しに。相性の良い食べ物：オイスターステージ7：アルザス地方山頂でフィニッシュを迎える最初のステージは、アルザス地方と並行したルート。白ワインで最も有名ですが（ピノ・ノワールも悪くありません）、この地域はドイツに近く、曲線美が際立つ風景はピノ・グリやマスカットと並んでリースリングやゲヴュルツトラミネールワインの鋳造に最適なエリアです。近くには51ヶ所の「グラン・クリュ」（最高級のブドウ園）があり、多種多様な土壌に恵まれています。この地域のドライで軽やかなリースリングの1つをお勧めします。有名なアルザス地方のヴィニュロンには、Humbrecht、Hugel、Cave de Turckheim、RollyGassmannが含まれ、ピリッとした風味のある独特の仕上がりに期待が高まります。　　相性の良い食べ物：タルト・フランベステージ8：ブルゴーニュステージの少し西に向きを変え、世界的に有名なブルゴーニュを見てみましょう。間違いなく最もロマンチックで、最も高価なヴィンテージワインのある場所。ディジョンのすぐ南にあるブドウ園が広がるコート・ドールには、世界最高の単一品種ピノ・ノワールとシャルドネがあります。コート・ド・ブルイィやフルーリーなどのクリュを含む南方で醸造されたボジョレーは、比較的安価で優れた品が多数あります。ガメイのブドウで作られたボジョレーは、少し冷やして楽しむのがおすすめです。相性の良いチーズ：コンテチーズ熟成24ヶ月ステージ9〜11：ローヌ渓谷アルプスに入り、発見が多数あります。ジュラの辛口のフルボディの白やサヴォワのスパイシーな赤など、幅広いフレーバーを提供する地域。シャトーヌフ・デュ・パプは、通常ローヌヴィンテージの頂点、赤ワインのガリビエ峠として知られています（ただし、同じ名称でいくつかの白ワインも生産されています）。シャトーヌフ・デュ・パプのヴィンテージは究極に優れているため、宇宙からの生物がブドウ園の上を彷徨っているのが目撃されたと言われているほどです。シャトーヌフ・デュ・パプの傑出した品には、ドメーヌ・デュ・ヴュー・テレグラフ、シャトー・ラヤス、ギガルのワインが含まれます。比較的手頃な価格に関わらず素晴らしい赤は、ケランヌ、サブレ、リラックを含むローヌの村々で作られています。ローヌからのいくつかのブドウ品種はギリシャを起源としているものもあり、グルナッシュとシラー品種から作られたキュヴェ、またはヴィオニエを使った白は間違いないでしょう。相性の良い食べ物：タルティフレットステージ13：プロヴァンス今年のツール・ド・フランスはプロヴァンスを通過しませんが、カフェ・ドゥ・シクリステの故郷を含まないわけにはいきません。南フランスに漂う夏の空気、スプリント後に喉の渇きを潤すプロヴァンスのロゼワイン、世界的に有名なフィッシュシチューのブイヤベース。ロゼは赤ブドウの品種で作られていますが、ブドウ皮接触を最小限に抑えて浸軟させているため、色と特徴はブドウと醸造方法によって異なります。最も尊敬されているロゼ生産者に、バンドールのドメーヌ・タンピエ・エステートがあります。彼らのロゼは、ムールヴェードル、グルナッシュ、サンソーのブドウ品種を使用して作られています。ニース地元のワインの場合、シャトードベレのフローラル系白はシーフードと完璧に合います。ステージ14〜18：ラングドック＝ルシヨン地域圏＆シュド・ウエストピレネー山脈に向かって西にあるラングドックには、人気の高いピクプール･ド･ピネの白ワインなど、いくつかの重要なアペラシオンがあります。南西部のワイン産地は広大で、さまざまなワイン醸造所が点在しています。レースがクライマックスに達すると、深みのある赤を堪能することができるでしょう。フルボディで複雑なCôtes-de-Bergeracは、非常に厳しい収穫条件で作られています。カオールはドルドーニュのワインで、しっかりとした山頂でのフィニッシュに最適な味わい。現地産タナブドウで作られたワインもかなりパンチがあります。山ではジュランソン・セックなど甘いワインを見つけることができ、プティ・マンサンを使用した白ワインは傑出しています。相性の良いチーズ：ロカマドゥールステージ19〜20：ボルドーワインで世界的に有名な地域無しには、フランスワインツアーをすることは不可能です。ワインの分類は1855年にここで始まり、皮の厚いカベルネ・ソーヴィニヨン（左岸）とメルロー（右岸）のキュヴェが力強く滑らかなヴィンテージを生み出しています。グレイブスの小区域で生産された甘いソーテルヌもあり、「クラレット」（英国ではボルドーワインと呼ばれていました）がかつてイギリスに輸出されていました。最も高価なワインは左岸からのもので、「millionaire’s vinegar」として知られています。ヒルでの試練というよりは、長いスパンの耐久性が感じられる味わい。シャトー・ラフィット・ロスチャイルドとマルゴーのファースト・グロースワインはすべての人に適しているわけではないため、サン・テミリオン、ポイヤック、メドックなどのアペラシオンから小規模な生産者を探すのがおすすめです。相性の良い食べ物：ステーキ＆フライドポテトステージ21：ロワール渓谷最終段階はもちろん黄色いジャージのライダーのためのシャンパン（上記参照）についてですが、パリから西に進んだロワールを訪問したいと思うかもしれません。ロワールのクレマンはシュナン・ブランのブドウを使用してシャンパーニュ方式で作られ、南向きの斜面を持つ同地域はソーヴィニヨン・ブランとサンセールを含む優れた白を生み出します。カベルネ・フランを使用したロワールの赤ワインは、Saumur ChampignyやBourgeilなど試す価値のある生産者が多く存在します。これらのワインは、軽く冷やして楽しむのがおすすめです。親仏アメリカ人のフードライター、リチャード・オルニーが述べたように、「ワインの魂を言葉で触れるのは難しい」のです。したがって、フランスのワインを発見する最良の方法は、サドルに乗ってブドウ園（またはワインショップ）に向かうことです。栓抜きを忘れないで。もっと読む世界で最も美味しいニョッキは、コッティアン・アルプスで作られています。モダンな生活から離れた人里離れた山で、新しい人々が作り、古くからの友人たちに楽しまれています。もっと読む世界で一番美味しいラ・ソッカは、ニサラベーラにしかありません。ニッチな地元の自慢料理であり、エズ峠やマドン峠での走行の後に楽しまれます。ニースよりニースらしい一品です。もっと読む世界で最も美味しいクレープはフランスにあります。明らかな事実だとお考えかと思いますが。クレープが生み出された、険しい海岸沿いのブルターニュが本拠地です。もっと読む世界で最も美味しいピザはイタリアではなく、国境からさほど遠くないアルプ＝マリティームにあります。もっと読む

映画

22/06

Sound and Force 2

ラ・メゾン

22/06

Repair-Café

アレクシア・バリエール氏とリペア・カフェ世界的セーラーでありキャラバンアスリートであるアレクシア・バリエール氏からリペア・カフェ創設のアイディアを聞いた際には、私達は喜んで受け入れました。共に環境改善とサステナビリティ、教育のために活動しています。カフェ・ドゥ・シクリステは昨年、バリエール氏が運営する4myplanetに売上の1%を寄付しました。リペア・カフェのコンセプトはシンプル：タイヤがパンクしているから、ブレーキが壊れているからという理由でガレージに放置されているバイクが多くあります。リペア・カフェは小規模な故障に自分で対応する修理方法を教えます。故障したバイクを信頼する（もしくはあまり信頼していない）近所のバクショップに預け、2時間後（もしくは数日後）にピックアップに行く予定を立てているのなら、そのまま実行してください。しかし数ユーロ（もしくは数千円）を節約して自分の手を汚して修理してみよう、という気があるのなら、自給自足的で環境に優しく、達成感のあるオプションを是非選択してください。ワークショップを終えた頃には、シンプルな修理はマスターしていることでしょう。タイヤを外し、インナーチューブにパッチを施し、ブレーキやギア調整を行い、チェーンの修理もお手のもの。原則は捨てて買い替える前に修理をすること。リペア・カフェでは老若男女問わずに誰もが参加でき、同じ目的を持ったグループとして活動を行います。世界規模で展開し、リペア・カフェでは保存することを学ぶことができます。ゼロウェイスト、マキシマムサティスファクション。同じようなイベントを開催したことがある、コート・ダジュール大学のエコ戦士達によって完璧に運営されました。大学チームは専門知識を駆使して、カフェ・ドゥ・シクリステに多くの人々を集めました。大勢の学生や若者達が集まり、ポートでの初イベントに参加したのです。非営利団体Cyclotropeによって運営されたワークショップは、全ての参加者にとって体験であり教育。プレゼンターがテンポを定め、修理経験のある参加者から初心者まで全員を巻き込んだイベント。街でのバイク使用について注意を喚起するNice à Véloも参加しました。カフェ・ドゥ・シクリステでの開催要望は高まっており、リペア・カフェは確実に再開催されるでしょう。バイクのポジティブなウェーブは広がり続けます。もっと読むアレクシア・バリア肉体を鍛え、耐久性とスタミナを高めるトレーニングとしてサイクリングを取り入れ、自然へのエスケープとしても活用しています。もっと読むライフ・サイクルアパデルブランドとして、大自然でのリサーチ、デザイン、テクノロジーに基づき、より上を目指したアイテムを製作しています。もっと読む #CAFEDUCYCLISTE あなたのライドとアウトドアアドベンチャーをシェアして、グローバルコミュニティに是非ご参加ください。もっと読む 1% for the Planet キャラバンアンバサダーでありプロセーラーであるアレクシア・バリエール氏の事業4myplanetと、カフェ・ドゥ・シクリステが1% For The Planetを通じて彼女の将来的プロジェクトにいかに寄与するかについて語りました。もっと読む

映画

15/06

Interval Training – No Gas Full Gas

映画

13/06

Danielle Larson film

ルーラー

09/06

Unbound

アンバウンド、グラベルの聖地グラベルレースといえば、アンバウンド。熱心なグラベルライダーにとってアンバウンドはレース以上の意味を持ち、巡礼と言えるでしょう。フォロワーが夢に見るような泥と火の洗礼。米国カンザス州にある、人口2万5千人の穏やかな街エンポリア。フォロワーが毎時間増え続けているサイクリングメッカ。ウルトライベントの需要が増し設立されたグラベル。距離の長さと走る地表の困難度から、エクストリームスポーツのあらゆる条件を満たしたイベントと言えるでしょう。ゴルフのラウンドとは違います。自身の限界を試すことが全て。約160キロの最も軽いコースから、恐れを知らないライダーのための約320キロ〜560キロコースがあります。後者レースの夜のライドを含み、睡眠不足と脚筋力の限界を試すことになるでしょう。 2006年に初めて開催された時には、世界的に有名になるなど誰も考えませんでした。カンザス州東にあるフリントヒルズの田舎道、約320キロのコースを34名のライダーが競いました。当時はグラベルバイクと呼ばれるバイクさえありませんでした。現在でもコースはほぼ変わりませんが、参加者は劇的に急増。 6月の初めの週末、エンポリアの街全体はあらゆるライダーを迎えるムードで賑わいました。レースで通過する周辺地域も歓迎ムード。郊外のレストランはアンバウンドチーズケーキをメニューに載せ、メソジストの小屋はサイクリストを讃え、至る所にウェルカムサインとイベント通知のメッセージが掲示されています。エンポリアのバイクショップは48時間以内に数えきれないほどのCO2カートリッジ（二酸化炭素が圧縮充填されたボンベ）を売ったことでしょう。極端に長い距離と技術的に困難なルートは、天候が更にハードルをあげています。2021年のレース中気温は40度近くまで上がり、2022年は雨天だったために泥との戦いでした。土曜日の朝5時、エンポリアの6thアヴェニュー。SHERIFF（郡保安官）の車ライトがドラマチックなムードを漂わせています。現地のメジャーなイベントのため、多数の警察が見張っているのが見えます。スタート時間の6時に近づき、無数のドローンが舞い上がり、スタートライン数メートル後ろに待機。1000台以上のバイクが、無限のプロトンを形成しながら数分後にスタートラインを越えるでしょう。アンバウンドのコースは広い道いっぱいに展開。部分によってはヒルがあり、凸凹が続く無限の道のりが広がります。半分進んだ地点で雨が降り始め、全員が悪環境に対応しなくてはなりません。泥がレースの様子を一変し、ライダーは時折停止してタイヤの泥を取り除かなくてはなりません。コース全体が泥だらけとなり、ライダーの顔は泥まみれ。まるで地下から戻ってきたばかりの鉱夫のような様子です。 320キロはベストライダーで9時間22分、160キロでは5時間で制覇。CDC-GTチームのリディア・イグレシアス（200キロレースTrakaの勝者）は、160キロレースを女性ライダーの6位として5時間44分で完走。ダニエル・ラーソンは320キロを12時間で完走。レースの4分の１はトップで走行。３番目のライダーであるマリアは、128キロ地点で棄権することになりました。レース翌日、日曜日の午後、カンザスシティ国際空港。以上な数の疲れた目をした旅行者が、巨大なスーツケースを押しながら空港内を歩いて行きます。カンザスの田舎道で力を出し切った様子が、彼らの顔から見てとれます。アンバウンドを完走することは苦しみと言えるでしょう。しかし、グラベルの聖地であることに間違いありません。もっと読むグラベルアドバイス CDC GTの女性グラベルレーサー3名に、ウィメンズレースとコミュニティ、歴史的に男性中心のスポーツとして捉えられている分野で女性アスリートとして活躍することについて話を伺いました。もっと読むアナベル・フィッシャー CDC GTは熱意に溢れた女性ライダー3名のチーム。ジローナのトラカで初めてのグラベルレースに参加したアナベル・フィッシャーに話を聞きます。もっと読むトラカ - 音と力 2022年5月1日土曜日、カフェ・ドゥ・シクリステのグラベルレースチームCDC GTがジローナで初イベントに参加。100キロループでアナベル・フィッシャーが一位通過、グラベルレースでの初勝利となりました。もっと読むトラカジローナのロケーションとリラックスした雰囲気は、グラベルライダーにとって魅力的です。トレイルが至る所に続く街。ヨーロッパのグラベルレースにおけるベンチマークとして確立したトラカ。もっと読む

ラ・メゾン

01/06

Alexia Barrier 1% for the planet

1% for the planet キャラバンアンバサダーでありプロセーラーであるアレクシア・バリエール氏の事業4myplanetと、カフェ・ドゥ・シクリステが1% For The Planetを通じて彼女の将来的プロジェクトにいかに寄与するかについて語りました。 4myplanetを紹介して頂けますか？ 4myplanetは12年前に私が創業した慈善団体です。主要目的は私のプレイグラウンドである海を守ることでした。大きく分けて２つのカテゴリー、教育と科学にまつわる解決策を講じる活動を中心に行っています。子供を対象とした教育的キットを作成し、実践的なレッスンを行います。私のレースボートは世界中の海洋学研究者にデータを送るセンサーを搭載しており、海洋生物学の変化やパターンをモニターする助けとなっています。 4myplanetでは、セーリングと競技に意味をもたらしたいと考えています。競技で勝つことはゴールではありません。集団として継続的に学び、進歩することを望んでいます。現在では、フランス、南アフリカ、ブラジル、米国の多くの子供たちが学校や恵まれない子供たちの団体、ナショナルユニオンスクールスポーツ（UNSS）を通じて私達をフォローしています。来年末までには100万人を超えるでしょう。また、私達は海洋学研究におけるUNESCOアンバサダーでもあります。全ての活動に誇りを感じています。教育ワークショップの1つを説明して頂けますか？現在海洋資源の調査を行なっていますが、海の資源は私達の日常生活に欠かせないものである事実を忘れがちです。例えば食品に用いられ、X線での生物発光に使用される藻類は、ペイストリー作りに欠かせない優れたゲル化特性を持っています。子供たちと学校でワークショップを現在実施中で、藻が持つ特性を試しています。子供たちは非常に楽しんでいるようです。競技や大規模レースに参加することは、4myplanetにどのように貢献していますか？ヨットレースは人々に夢を与えるかもしれませんが、自己中心的だと言えるでしょう。一般的に、楽しみ勝つために行うのですから。だからこそレースに意味を持たせなくてはなりません。セーリングを行う際は毎回4myplanetの活動と関係を持たせます。水上そして世界規模での可視性を提供し、意識を高めるためのプレーヤーとして自身を認識しています。環境、特に海洋環境の保存を呼びかける重要なボイスであり、レースのおかげでメディアの注目を集めることができます。カフェ・ドゥ・シクリステのスポンサーを得ることで、子供たちの教育と環境保存に向けて進み続けることができます。私達の価値観は共通する点が多くあり、今回のコラボレーションを誇りに感じています。 4myplanetの次のプロジェクトは何ですか？レーシングボートに搭載する新しいセンサーです。考えるだけでドキドキします。従来は水面からデータを収集していましたが、新しいセンサーは水中から収集することができます。より役立つデータとなるでしょう。マウントを変更してトリマランで航海する予定です。これらのボートは飛ぶように進むのです。教育面では、子供たちが環境について学ぶことができるバーチャルリアリティプログラムを作成します。海に行くことができない子供たちにとって、バーチャルリアリティは自然に近づく体験を与えることが可能です。そして、ニースのポートにあるカフェ・ドゥ・シクリステで企画予定のRepair Caféに若者を集めたいと思っています。ここではバイクの修理方法を学び、バイク通学を促します。セーリングに関しては、次のプロジェクトは何ですか？レースに関しては乗組員を含む世界一周、ノンストップの旅、ジュール・ヴェルヌ杯に参加予定です。私のグループは全員女性のクルーで構成されており、女性のチームが同競技に参加するのは25年ぶりです。セーリングと人生全般において、女性が大きな達成を果たす良い例を示したいと思っています。もしこのメッセージを示すことができたなら、勝つことより遥かに美しい結果と言えるでしょう。私達の冒険に多くの人々が参加してくれると確信しています。近日中に32メートルの多胴船でルート・デュ・ラムに出発します。このタイプのボートを女性が操縦した例がないため、ここでも世界初となります。プログラムは非常に野心的で、非常に興味深いものになるでしょう。女性のための活動を大切にしておられますが、弱い立場にある人々に対して個人的な関わりや思い入れがありますか? あります。4myplanetは仕事や家庭生活において不利な立場にある女性達への活動を大切にしており、カンヌのParcours de Femmes協会とも活動を行なっています。セーリングに女性達を連れて行き、ウェルネスに関するワークショップやヨガ、呼吸に関するクラスやフリーダイビングの体験を企画しています。リラックスする方法を学んでいるのです。彼女らに起こったことは、私達誰もが経験し得ることです。 1% for the Planetのポリシーに則って、カフェ・ドゥ・シクリステが寄付する3万ユーロを4myplanetはどのように活用する予定ですか？協会に毎年3万ユーロを寄付頂けるのは、多大な助けとなります。資金が足りずに保留していた数々の活動を実際に行うことができます。特にバーチャル・リアリティープログラムは、予算不足のために保留となっていました。カフェ・ドゥ・シクリステのおかげでこのプログラムを始動することができ、2022年9月の学年度開始時には子供達は海を体験することができるでしょう。カフェ・ドゥ・シクリステは1% for the Planet®のメンバーです。売上の1%を環境保護非営利団体や慈善事業に寄付しています。 FURTHER RIDING NO GAS FULL GAS スピードが全ての時もあります。秒針を読み、筋肉は痛み、心臓は音を立て、エネルギーは消耗。グループで競い、個人のベストタイムを競う。もっと読む #CAFEDUCYCLISTE あなたのライドとアウトドアアドベンチャーをシェアして、グローバルコミュニティに是非ご参加ください。もっと読むライフ・サイクルアパデルブランドとして、大自然でのリサーチ、デザイン、テクノロジーに基づき、より上を目指したアイテムを製作しています。もっと読むショートストーリー：マリネット弊社シグネチャーのビブショーツは、大陸を渡り、最標高の山頂を登り、猛暑のロードをライドしました。もっと読む

ルーラー

01/06

Electric Epic : Shooting with Yuba

エレクトリック・エピック：Yubaで写真撮影車やモーターバイク等が通らない静かな場所へ、プッシュバイク（電動式）で辿り着きます。息を呑むような美しさ。自分達の脚で行く他ない、努力を要する道のりであることも達成感を高めます。カンヌとサン＝ラファエル間のフレンチリヴィエラにある、地中海の青い海に広がるMassif de l'Estérelのオレンジの岩。このコーニッシュはサイクリスト達に人気があります。細いロードを抜けて喧騒から遠ざかり、山沿いの道を進むと素晴らしい景色が広がります。アスファルトは黒からピンクへと色を変え、岩の上へとバイクで上がると静けさが広がり自然の偉大さに圧倒されます。眩しいほどの景色を前に、ペダルを漕ぐ喜び。カフェ・ドゥ・シクリステに近い冒険にふさわしい場所の一つであり、コレクションをこのような偉大な場所で撮影できることは幸運です。自然を尊重し、アパレル、アクセサリー、クルーと撮影機器と共に向かう特別な写真撮影。カリフォルニアのカーゴバイク製造会社Yubaは、環境を尊重した移動手段の革新的存在。モジュールをベースとしたバイクは重い荷物を運ぶことができ、後ろに人を乗せることも可能です。私達の協力によって撮影は行われました。準備に時間をかけ、自動車やモーターバイク通行禁止のバリアを越えて細い道へ入り、Massif de l’Esterelの静かなルートを登ります。電動式のバイクは150キロ以上の荷物を積んでいるに関わらず軽々と進みます。ギアやアパレルを積んだ貨物用バイクを後ろに一台取り付けた電動バイクに乗るフォトグラファーは、モデル達に指示を与えながら前進。大荷物を積んだ電動バイクは、美しいサイクリングバイクのスピードを超えるような速さで走ります。景色に飽きることなく、できるなら住みたいと思うような場所で、春夏コレクションの撮影にぴったりな1月のある日。全員効率的に動き撮影完了。赤い岩とのコントラストが映えるEstérel Massifに夕陽が沈み、また来ることを心に誓って帰路に着きます。次回はオフロードバイクで。もっと読む Sophie Gateauと行くモルヴァン探索過去へタイムスリップしたような感覚を覚えるモルヴァンへの旅は、サイクリングを愛する人には隠れた宝を発見するような体験です。もっと読むアリエージュのトラック＆トレイル猛禽の住処である多様性に満ちたアリエージュを5名の友人達がバイクで巡るライド。もっと読むギヨーム・ネリー: ピレネー山脈の横断毎夏、親しい友人達とアドベンチャーの旅に出かけます。去年はバイクパッキングでアルプスを巡り、今年はピレネー山脈に挑戦しました。もっと読むサイクリング＆クリエイティビティ：レミ・クレルモンレミ・クレルモン氏は、カフェ・ドゥ・シクリステのクリエイティブディレクターです。クリエイティビティと彼自身のサイクリングが過程でもたらす重大な影響について話します。もっと読む

ラ・メゾン

27/05

ROTM MAY 2022

今月のライド：プロヴァンスのマーケットサイクリストを満たす2つのもの。1つは食べ物と水、そして2つ目は地形と景色。長距離にわたって走る彼らにとって、どちらも欠かすことのできないものです。カフェ・ドゥ・シクリステの故郷であるプロヴァンスでは、豊かな食材や世界中で有名な料理、何キロも続く山々、トレイル、ロードが広がっています。コート・ダジュールの田園地帯と美食。 5月はプロヴァンスのマーケットが賑わう季節です。ほとんどの町や村に屋台やお店が毎週現れ、私たちはライクラを身につけた子豚のグループのようにバイクでマーケットを頻繁に訪れます。ソーセージを味見し、素晴らしい建築を楽しみ、コーヒーを1杯もしくは3杯堪能するのです。ニースのポートにあるカフェ・ドゥ・シクリステショップから、プロヴァンスのプロムナードを出発。写真家にカプチーノ、ブラックアメリカーノ、エスプレッソを確保。春の輝かしい黄金の光を注いでくれる太陽に笑顔をむけます。バス・コルニッシュへ向かって穏やかなテンポでライド。ヨットの影が水面に映る海を見渡す絶景が広がる、ヴィルフランシュ＝シュル＝メールへ着く頃には軽く汗をかくレベル。この付近で石器時代の道具が発見されたようです。先史時代の人間が海岸沿いを歩き、原始的な小屋を建てていたかもしれないと興味深く感じます。彼らがWifiにログオンしてカフェ・ドゥ・シクリステのジャージを身につけている様子を想像すると、より気分は高まります。我々のカーボンファイバーマシーンでボーリュー＝シュル＝メール、そしてアール・デコ・グランド・カジノに到着。幸運が味方についているかもしれませんが、止まらずに進みます。モナコに向かってレースポジションで走り、マントンのF1サーキット沿いをトップチューブに腹部を近づけた姿勢で走行。日焼け止めの香りが混じった空気を吸い込みながらターコイズ色の海沿いをライドし、ホリデイ気分を満喫。まだ冷たい5月の海で既に海水浴を楽しむ人々も。 35キロ地点。夏の空気が休憩を促し、タフなセクションを始める前に海沿いにテラスのある可愛らしいカフェでコーヒータイム。カプチーノとアメリカーノを楽しみ（写真家は今回は水だけにした様子）、パラソル下のテーブルで休憩。ジェラートが合いそうな天候。美しい景色に囲まれ、これこそドルチェ・ヴィータ（甘い生活）。安全だけは心がけて。バイクに戻り、マントンを出るまで穏やかなペースで。そしてイタリアへと続くMortolaクライムの麓で細いロードを右折。ロードを進むにつれマントンの街が下方に広がり、カラフルなレッドやイエローのファサード、教会やポートが見えます。青い海は目の癒しとなり、カステラールへと続く美しい山々と森、岩の景色が広がります。カステラールを抜けると、カスティヨンとソスペルへと道は続きますが、左折をしてマントンへと戻ります。すぐに有名なマドン峠の麓に着きますが、3キロのみ進んで左折。静かな石畳の道がある中世の村ゴルビオへ繋がる滑らかなクライムへ。松の木が立ち並ぶロードを進むと、穏やかな古い村ロクブリュヌ＝カップ＝マルタンに着きます。大きなオリーブツリーのある広場にあるマーケットが目的地。見えてくる前に賑やかな様子が聞こえてきます。今日はマーケットの日。植物の店、魚屋、チーズショップ、肉屋。Tomme à l'Ancienneの味見をしながら歩き回り、景色と香りを堪能。街を探検し、爽やかな風の吹く小さな細い道を探索。猫が居眠りをする中、ランチを準備する良い匂いに包まれます。ラ・テュルビーへのクライムで今日のライドは完了。モナコ上部を通る穏やかなクライム後、3度目のコーヒータイム。全員エスプレッソ、シングルショット。ラ・テュルビーから真のフレンチ・リヴィエラのライド。サン＝ジャン＝カップ＝フェラと海岸の景色を見渡しながらニースまで降下。疲れた脚にご褒美のようなライド。もっと読む March In the world of cycle racing, Milan–San Remo is one of the most prestigious events of the season. To win this trophy is to have your name chiseled into history. But only if you’re a man. もっと読む January Exiting Nice from the north side, this ride provides a healthy mélange of architectural and natural landmarks, with a side of local legend. もっと読む December In Provence, Christmas lasts 40 days. In the small village of Luceram, nativity scenes have become a sacred tradition for its inhabitants. もっと読む November A ride that goes further than the normal nourishing experience, climbing the iconic Col d’Eze en route to Monaco in search of a model turned urban gardener. もっと読む

ラ・メゾン

26/05

No Gas Full Gas Facts

ノーガス、フルガス、ファクト1万2千年前に文明は始まり、太陽は巡り、惑星の天候は人類の発展に安定性をもたらしてきました。しかし19世紀半ばからエネルギー生産量は急激に増加し、地球の気温は危険なレベルとなっています。化石燃料の消費は大きな影響を与え、私達は損害を即時に削減する必要に迫られています。 1. 人間の活動による二酸化炭素（CO2）は、氷河期以降に発生した自然源からの二酸化炭素よりも250倍以上速く増加しています。 2. 再生可能エネルギーには最大の投資が必要です。低炭素エネルギー源への取り込みは、排出量を増やすことなく経済を成長させるのに役立ちます。 3. 二酸化炭素の最大生産国は、中国、米国、インド、ロシアです。 4. 今すぐ改善する必要があります。数十億トンの炭素を取り戻すことによってバランスを整え、日常的な炭素排出を停止しなくてはなりません。 5. 風力発電は現在、世界電力のうち約5％の燃料を供給しており、これは2012年から2％増加しています。デンマークは36％の燃料を風力タービンを介して生産しており、トップレベルだと言えるでしょう。 6. より環境に優しい世界への自転車による貢献は間違いなく大きいでしょう。一人当たりの自転車使用量が最も多いのはオランダです。米国の32％と比較して、自転車人口は99%を占めています。 7. 燃焼エンジンは、人類の永続のために廃止する必要があります。しかし、それは簡単なことではありません。手頃な価格で入手可能な代替品が必要です。 8. 前進するには、自分自身の行動に注意する必要があります。私たちが毎日行う選択から。 10. タイヤは人類の最大の技術的進歩であり、より環境に優しい利益のために使用されなければなりません。自転車に乗ることは、迅速な解決策と言えるでしょう。 9. 車を手放し、電車、ボート、または自転車に乗りましょう。 11. カフェ・ドゥ・シクリステは永遠なアウトサイダーであり、未来の世代にポジティブなメッセージを送ることを願っています。もっと読むライフ・サイクル自然との繋がりをもたらし身体及び精神的にパワーを与えるライフスタイルであり、人間の行動に変化を与え、炭素排出量削減に貢献するサイクリング。もっと読むショートストーリー：マリネット弊社シグネチャーのビブショーツは、大陸を渡り、最標高の山頂を登り、猛暑のロードをライドしました。もっと読むノーガス、フルガススピードが全ての時もあります。秒針を読み、筋肉は痛み、心臓は音を立て、エネルギーは消耗。グループで競い、個人のベストタイムを競う。もっと読む #CAFEDUCYCLISTE あなたのライドとアウトドアアドベンチャーをシェアして、グローバルコミュニティに是非ご参加ください。インスタグラムのフォローはこちら。もっと読む

コレクション

25/05

Arrière-Pays SS22 lookbook

ルーラー

19/05

GRAVEL ADVICE : WOMEN OF THE CDC GT

GRAVEL ADVICE : WOMEN OF THE CDC GT CDC GTの女性グラベルレーサー3名に、ウィメンズレースとコミュニティ、歴史的に男性中心のスポーツとして捉えられている分野で女性アスリートとして活躍することについて話を伺いました。グラベルレースは均等性を促し、公平性のある分野だと思いますか？ダニエル：他サイクリング分野に比べて、グラベルレースはエントリーコストが低く、経験もそれほど問われません。トップアスリートと競うためにランクを上がっていく必要はなく、バイクさえあればチーム無しでも参加することが可能です。最も気に入っているのは、バイクコントロールと耐久力の両方が必要とされること。高レベルで競うためにはどちらのスキルも重要であり、片方が欠けていては実現しないのです。マリア：そうですね、全ての参加者が平等な機会を与えられて自身が挑戦したいと思う距離に挑むことができるのが、グラベルシーンとコミュニティの魅力だと思います。スポーツ界での結果は性別によって自然と異なりますが、それが焦点ではありません。プロ、アマチュア、初心者、あらゆるジェンダーのライダーがそれぞれのゴールを目指して走ること。グラベルは文化的な美学と言えるでしょう。男性レーサーを打ち負かしたというような、楽しいエピソードはありますか？マリア：アイスランドで何度も男性レーサーと競いました。MTBレースでは始まりが早すぎてしまったために調子が全て狂い、トップグループから転落しました。転落したグループでも追いつくのに必死でフラフラした状態で走っていると、男性陣が「今日はマリアが同じグループだから心強いな」と嬉しそうに言うのが聞こえました。彼らは女性に打ち負かされるとは考えず、違うアプローチで女性ライダーを受け入れていると思います。過去数年で、ジェンダーに関する考え方は大きく変化しました。アナベル：クライム中に石を落とすように、男性ライダーを追い抜いた経験はあります。ジローナでクレマンス（カフェ・ドゥ・シクリステ、マーケティング部）とクリストフ（コンテントマネージャー）とトレーニングライドを行った時に、山頂に差し掛かってクリストフがペースを上げ、彼が限界に達した頃にアタックして追い抜きました。女性によるライドとレースを発展させていくために、スポーツ界全体としてするべき事は何でしょうか？アナベル：女性プロライダーの最低賃金を定めること。スポーツに全力を注ぐことを促し、アスリートのレベルアップに繋がります。楽しみのためにライドやレースをする方々には、女性が参加する全てのスポーツをより多く紹介し、後に続く数千人を導くべきだと思います。ダニエル：女性のみで競う事はレースの状況を大きく変え、小規模のグラベルレースでは男女のスタート区別がなされていません。女性レースのより良い報道、男性と同じような報道もスポーツを伸ばしていく上で役立つでしょう。スタートの男女区別をする事で報道しやすくなり、女性のみのレースがあれば理想的です。マリア：女性のためのプラットフォームと環境を整えることで、他の女性ライダーとの繋がりを得ることができます。繋がりを通じてグループが形成され成長し、仲間意識の高い女性達は勇気づけられるでしょう。コーチやイベント運営者として、そのような状況を何度も見てきました。皆さんはカフェ・ドゥ・シクリステ初のレースチームです。ブランドとして女性ライダーの後押しとなっていると思いますか？アナベル：私は女性代表として立ち上がったり、フェミニストであると公言したことはありません。なぜなら必要がないと思うからです。2つのものを比較して相違点を並べれば、格差や不平等はあっという間に形成されます。正直に言って女性は素晴らしいのです。そして男性も、完璧ではないとはいえ素晴らしいと思います。誰もが、それぞれの在り方で。カフェ・ドゥ・シクリステのチームそしてブランドとして行っているのは、個人としての希望や夢を伸ばし、他の人々をインスパイアすることだと思います。ダニエル：もちろんです。女性レースをサポートすることは、サイクリングのみならず全てのスポーツへの均等なアクセスを促します。ウィメンズレースは素晴らしく、カフェ・ドゥ・シクリステのサポートのおかげで世界に伝えることができます。レースを始めようと考えている若い女性ライダー達にアドバイスはありますか？ダニエル：サイクリングはレースやトレーニングも含めた長いスパンのゲームです。集中的な活動性と経験を豊富に必要とし、磨耗しやすいスポーツでもあります。早く始めて長く続けると、改善し続けるでしょう。アナベル：最も大切なのは楽しむこと。スタートラインに立ち、肉体と精神の限界に挑戦することに喜びを感じなければ、トレーニングや辛いジャーニー、犠牲を生み出してまで努力する意味がありません。優れたキットも大切です。レースの結果に違いはないかもしれませんが、自分の感じ方が変わります。カフェ・ドゥ・シクリステ、DMT、POC、Laufがオススメです！マリア：何があっても楽しむこと。計画に厳密に沿わず、肉体と精神の回復を念頭に置きながら継続することが大切です。まずはライドを！ウィメンズサイクリングにとって#whatisgravelを一言で表すと？マリア：コミュニティ。アナベル：パワフル。ダニエル：オポチュニティ。 CDC GT カフェ・ドゥ・シクリステCDC_GT ビッグなアドベンチャーと多岐にわたるロードに意気込みを見せる、3名のライダーで構成されたチーム。もっと読むアナベル・フィッシャースイスのジュネーブ付近を拠点としています。大学でレースを経験した後、2018年にツール・ド・ヨークシャーに参加し現在もサイクリストとして活躍中。もっと読むダニエル・ラーソンアーカンソー州ベントンビルを拠点としています。元7種競技選手でありダンサー。現在はプロサイクリストとして活躍中。もっと読むマリア・グズムンズドッティルアイスランドの西部フィヨルド地方、イーサフィヨルズル出身。バイクコーチ、心理学者であり、グラベルをこよなく愛するライダー。もっと読む

ルーラー

16/05

Mont Blanc Tour – Gravel Bike Route

#whatisgravel：モン・ブランの探索ヨーロッパの屋根として知られるモン・ブラン。標高4810メートル、山の麓を一周するには3カ国を横断する必要があります。フランス〜イタリア間の論争の種。巨大な山が2カ国にわたっていることは明らかですが、問題は山頂。両国が世界で11番目に高い山の頂を資産として主張しています。国境や境界の厳しい争いが感じられる場所だと言えるでしょう。これほどの規模の自然を所有すること自体が無理なのではないでしょうか。モン・ブランとニースの歴史は繋がっており、イタリアとフランス間で所有権が行き来しました。1860年にはサヴォイア家当主ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世はイタリア統一を行い王になることを望みました。トリノ条約によりフランスからの軍事的および外交的援助と引き換えに、サルデーニャのニースとサヴォイをフランスに譲渡。条約にはモン・ブラン山頂も含まれました。同地でのグラベルライドについて語るのであれば、モン・ブラン・ツアーは役に立つでしょう。これほどの標高で#whatisgravelを語ることは、心躍る試みです。約218キロのグラベルルートはロードとMTBライドの完璧な組み合わせであり、交通量の多い道から遥か遠い山の中で大半を過ごし、パス間を通る際には快適な舗装ロードもあります。移動方法としては2つあります。一つは軽量バイクを選び、ルート中に滞在できるホテルを確保する方法。もう一つは重量の重いバイクで行く、自立したアウトドア100%の過ごし方。私達は10月始めにツアーをし、天候が不安定であったため快適な方法を選びました。スイスステージ：シャモニー＝モン＝ブランからラ・フリィへ。シャモニーがマウンテンパラダイスであるという評判は、1741年に2人の英国人William WindhamとRichard Pocockeが訪れた渓谷と「メール・ド・グラース」と名付けられた氷河のストーリーから生まれました。45年後の1786年8月8日、シャモニー出身者Jacques BalmatとMichel Paccardが初めてモン・ブラン登頂を達成。フランスの最大氷河は毎年10メートル後退しており、メール・ド・グラース氷河は現在では完全に溶けかけているアイスキャンディのようになっています。巨人の麓を一周することは今でも挑戦であり、様々な氷河のサイズや力強さに圧倒されるでしょう。 Le Lavanchetへ向かってシャモニーを出発した早朝の気温は低く、パスはまるでクロスカントリースキーの冬景色のよう。アルジャンティエールからヴァロルシーヌ方面のコル・デ・モンテへと舗装道路が続きます。シャテラールに到着するとロードやパス標識が現れ、スイスに来たことが分かります。シャンペックス・ラックへの13キロのクライム後はマルティニーでランチ休憩。ここからが本番です。ラ・フォーリのオーベルジュに到着時には、既に76キロを走り約2600メートルの上りを記録しています。ラ・フォーリ - ボーフォール：1日に3カ国。ツアーで最も厳しい一日は、いくつかのオフロードセクションを通って進む標高2537メートルのグランド・フェレ峠の挑戦から始まります。スイスとイタリアの国境を成すパスであり、晴れた日にはグランド・ジョラスの素晴らしい景色を見渡すことができます。しかし生憎の濃い霧の中走り、記憶に残るような景色はありませんでした。イタリア側のエレナ避難所へ500メートル下降し、ここではバイクを押して歩きます。避難所は第二次世界大戦前に建てられ、1960年に雪崩で崩壊後1995年に再建されたためモダンな作りとなっています。クールマイユールに着くと典型的なアルパイン地形が現れ、木製の橋や素朴な小屋、緑の牧草地や深い森に囲まれます。16世紀には金鉱が発見され、非常に栄えた地域でもあります。クールマイユールはラテン語で裁判所を意味し、多くの人々が金鉱を求めて移住してきたために街は法律が必要になった当時の様子が伝わってきます。石の多いパスへと続く、比較的厳しい登りであるセーニュ峠が待ち受けているため長居はせずに出発。ローズランド峠の短いクライムの前に、楽しめる余裕のあるフランス側の降下。厳しく長いライドが続く日の最後は、ボーフォールにある元Imperial Gendarmerieの近くで過ごします。ボーフォール - シャモニー：スロープのクライム　ツアーでは最も短いセクションですが、22キロに加えて1250メートルの登りを含むコル・デュ・ジョリの厳しいクライムが待ち受けています。早いスピードで1日を始め、勾配26%の道のりを走りVozaパスについた頃にはウォームアップは完璧にできていました。ここからはモン・ブランから4キロ西にある、標高4052メートルのAiguille de Bionnassayを見ることができます。コンタミンヌ側にあるスキースロープの降下は集中力を必要とし、ここれはフルサスペンションのマウンテンバイクが頼りになるでしょう。晴れた日曜の朝にハイキングを楽しむ人々は、バイクに大荷物を乗せた私達が下りてくるのを興味深げに見ていました。ジャーニーの最後を飾るのはアルヴ川沿いを走る10キロ。ジャージに浮かび上がる汗による塩分の結晶が、神秘的で荘厳な3日間の努力を表しています。もっと読むグラベルサイクリングとは？グラベルサイクリングとは？オフロードでありオンロード、ライドでありライドでない、レースでありながらレースでなく、どこにでもありそうでどこにもない。分かりますか？もっと読む 2021年ロック・ダジュールカフェ・ドゥ・シクリステ一同はグラベルを好み。2021年ロック・ダジュールでは、カフェ・ドゥ・シクリステの「True Grit」チームがレースに参加します。もっと読むアリエージュのトラック＆トレイル猛禽の住処である多様性に満ちたアリエージュを5名の友人達がバイクで巡るライド。もっと読むトリノ〜ニース・ラリーを追ってイタリアからフランスへとわたる、伝説的なグラベルライド。Sophie GateauとMathias Riquierが９月のラリー開催に先立ち、ルートを走ります。もっと読む

映画

12/05

The Traka – BTS Annabel Fisher

コレクション

11/05

Atelier Collection SS22: Finish Lines

映画

09/05

The Traka: the film

ルーラー

08/05

La Traka

トラカ：ジローナ＆CDC GT ジローナがヨーロッパで有数のサイクリングロケーションであると言われるのは偶然ではありません。コート・ダジュールの素晴らしいルートと青い地中海、温暖な気候、点在する美しい村々に魅せられているライダーが発するこの意見には、ちょっとした先入観もあると言えるでしょう。ジローナには個性があり、世界中からのサイクリストを受け入れるタフさもあります。コスタ・ブラバの混雑したリゾートから数十キロ離れオールドタウンに入ると、サクリングに相応しい街の鼓動を感じます。美しいバイクショップが多く開かれ、バイクツーリスト達が細い道を走り、サイクリングをテーマとしたトレンディなバーに座る人々の前を通り過ぎていきます。サイクリングの世界に属していることをインスタグラムの投稿で確認しながら。ジローナはサイクリストに最適な街。 USポスタルと悪名高いリーダー、ランス・アームストロングがやってくる以前から、ジョニー・ヴェルツをはじめとするサイクリスト達がジローナをトレーニングと休暇の場所としてして選択していました。コート・ダジュールより安価なカタロニアの小さな街は、数十年にわたってアマチュアからプロまで魅了し続けています。風景に溶け込むように存在する、可能性に溢れた街。ジローナのロケーションとゆったりとしたムードは人々を惹きつけます。サイクリングを愛する人々が訪れ続けるでしょう。静かな舗装道路は勾配を上げて続き、絵に描いたような中世の村々と花畑を通り、美しい牧草地を抜けていきます。マウンテンバイクライダーにとっては、道から外れる度に自然の冒険があり、グラベルライダーにとってはパラダイスのような場所。ヒルの周辺は広い道が続き、郊外にはトレイルが多く存在します。ラフなロードを40キロほど走ると海へ着き、同じルートで戻ってくることも可能です。オフロードレースであるトラカは、ヨーロッパグラベルレースのベンチマークとして確立。アメリカのレースほどに参加者は多くありませんが、2022年トラカレースでは35カ国から800名以上の参加がありました。100キロ、200キロ、そして360キロの3種レースから選択可能。肌寒い早朝スタート地点に集まったサイクリスト達は、雲の合間に太陽が顔を出しているのを見て満足気。競争心に溢れた興奮、2年間の空白が永遠であったかのように感じられます。スタート地点にはカフェ・ドゥ・シクリステの新レースチーム、CDC-GTの女性メンバー達。グラベルサーキットのインターナショナルツアー最初のレース。アイスランドのトップブランドLaufバイクの最新型Seiglaが数日前に届き、バイクも始まりを心待ちにしています。高いパフォーマンスを約束し、ライダー達が握りしめたこぶしを空につき上げるのは確実でしょう。スタートから数キロ後のバンプが合図となり、グループが形成されレースが始まります。始まりは良好。まるで生きたキャンバスに絵を描くように、動く身体とバイクで田舎道は覆われます。何キロにもわたってサイクリスト達が広がり、特徴的な砂埃を巻き上げています。ゴール地点では顔、ジャージ、バイク全てが泥だらけに。カフェ・ドゥ・シクリステチームのアナベル・フィッシャーは100キロループを1位で通過。マリア・グズムンズドッティルは200キロループで3位、ダニエル・ラーソンは5位で走行中にバイクリムを損傷し中断。１ヶ月後には巨大レースであるアメリカのUnboundが待ち受けています。もっと読むカフェ・ドゥ・シクリステCDC_GT ビッグなアドベンチャーと多岐にわたるロードに意気込みを見せる、3名のライダーで構成されたチーム。もっと読むマリア・グズムンズドッティルアイスランドの西部フィヨルド地方、イーサフィヨルズル出身。バイクコーチ、心理学者であり、グラベルをこよなく愛するライダー。もっと読むダニエル・ラーソンアーカンソー州ベントンビルを拠点としています。元7種競技選手でありダンサー。現在はプロサイクリストとして活躍中。もっと読むアナベル・フィッシャースイスのジュネーブ付近を拠点としています。大学でレースを経験した後、2018年にツール・ド・ヨークシャーに参加し現在もサイクリストとして活躍中。もっと読む

ルーラー

03/05

Night Rider

ナイトライダー中東の日中は温度40度、湿度90%。全ての毛穴から汗が溢れ出、全く動いていないのに全身が永久に汗で湿っているような気候。アラブ首長国連邦の日中のライドでは、UVインデックスが見たこともないような新レベルへ。巨大なトースターのグリルのような日光は1分以内に肌を焼いてしまいます。エアコンの効いたビルは、なくてはならない都会の避暑地。砂漠へ行くと現地の人々は環境を熟知し、ホワイトの衣類を身につけ日陰から日陰へと移動しながら熱と湿気とうまく付き合っています。 6月から9月の中東でのサイクリングは、エアコンの効いた家でホームトレイナーを使用するという意味です。夜に走る以外、外でのライドは諦める他ありません。夜のライドはそれほどおかしいアイディアでもありません。エアコンに頼る世界に反して暮らすことになろうとも、多くのライダーが夜を選びます。ドバイの華麗な環境の中サイクリングパスは朝までライトアップされ、サイクリスト達が安全にライドできるようになっています。夜のアドベンチャーが魅力的なイベントに。街が静まり返っている中でのライドは好奇心をそそります。夜中12時に近い時間帯の気温は比較的涼しい28度。交通量は減り、時には全く車が走らない夜中。夜中は落ち着くどころか、あらゆるところに光り輝く電光のおかげで遊園地のような景色が広がります。辺りに誰もいない孤独感は大きく、人工的な経験のような感覚。ペダルを漕ぎ続ける感触は夢のようです。タイヤの下を道路に書かれたイエローの指標が過ぎ、疲労と闘いながら毎日レースを続けていた時代を思い出します。精神が自由になり、身体が前に速く進むことだけを命令された単なる機械と化すと記憶が蘇り、幻覚のように現れます。レース時と同じような孤独感。ライドをしない人だけが眠り、初心者だけが眠るのです。遠くで世界で最も高いタワーが星と交流しています。強い電光の輪が月のように見え、月は電光のように見えます。砂に蓄積された日中の熱が感じられ、バイクで走ることが唯一の風を得る方法。バイクを止めると一瞬にして重い空気を感じ、英国人の言う「ジメジメ感」が広がります。 2時間超で70キロをライド。元プロとしては長距離とは言えませんが、中東のこの時期に走る距離としては贅沢と言えるでしょう。夜中に起きていなければ得られなく、数時間後にアラームが鳴った時に全身の痛みに後悔するかもしれないご褒美。もっと読むジェベル・ジェイス：砂漠の山砂漠でのバイクライドで予想することは？顔に降りかかる砂、タイヤに当たる強い風、灼熱？それだけではありません。アラブ首長国連邦を訪れ、予測しない場所でサイクリング熱が高まっていることを発見しました。もっと読むラサイクリング＆クリエイティビティ：イズ・アニコート・ダジュールの有名シェフであるイズ・アニ氏は、ニースのポートにあるカフェ・ドゥ・シクリステに魔法のように現れます。彼が現れるとエネルギーとカリスマで辺りは一変。もっと読むジェローム・カズン：プロトンから砂漠へ約1年前、ジェローム・カズンはツール・ド・フランスを含む世界中のレース出場経験を持つプロバイクレーサーでした。現在はバイクに荷物を積んで砂漠を走り、時折現れる農場の人々やラクダが唯一の観客者です。もっと読むオダックスルックブック：ライト＆ロング長いライドでは、悪魔は細部に宿る。近道のない長距離、妥協のない長い1日。もっと読む

ルーラー

27/04

Jebel Jais – A Mountain in the Desert

ジェベル・ジェイス：砂漠の山砂漠でのバイクライドで予想することは？顔に降りかかる砂、タイヤに当たる強い風、灼熱？それだけではありません。アラブ首長国連邦を訪れ、予測しない場所でサイクリング熱が高まっていることを発見しました。高級車や高層ビル、パームツリーといったドバイの一般的なイメージとは異なり、冬に暖かさと急勾配でのトレーニングを求めるサイクリスト達を温かく迎える雰囲気がありました。サイクリングパスを走り街を出ると、極めて滑らかな舗装道路が続き、特徴的な山々が目に入ります。ラクダやオリックスにも出会うでしょう。 2019年以来ドバイでワールドツアーが開催され、中東のプレミアレースUAEツアーが行われています。フラットなロードでプロトンが競い合う典型的なイメージは、ジェベル・ジャイス山を含む多数のクライムで覆されることになります。アルハジャル山地に位置し、強固な地質と霞んだ砂漠の空が広がる景色は別世界。アラブ首長国連邦の最高峰であるクライムは今年のレースのステージ4に含まれ、ツール・ド・フランスの現チャンピオンでありUAE チーム・エミレーツのライダー、タデイ・ポガチャルが優勝しました。 3月の火曜日早朝、ドバイからの渋滞と渓谷の暑さを避けてジェベル・ジャイス山に挑戦。駐輪場のラス・アル・ハイマから出発。最初の数キロには工事現場や山からの瓦礫を運ぶトラックが見えます。高級車の横に常に広がるのは工事現場、という世界。それ以外の車両は道路に見えず、完璧な始まりと言えるでしょう。ジェベル・ジャイス山は、平均勾配4.1%の435キロクライム。至るところにシロイワヤギが見えます（小さなグループで道を渡るので、下降時には要注意）。渓谷を吹き抜ける砂漠の風に対応するにはグループでのライドが効果的。滑らかな地表も大きな助けになります。ブラックのターマックが光る幅の広いロード。山と岩に囲まれた絶景のスイッチバック。海面から1608メートルに達するクライムを終えると、遥か遠くに来たような気分になります。アラブ首長国連邦で最標高の場所にあるレストラン前には、光り輝くベントレーとハマーが停まっています。高速移動手段として選びたいのなら、世界最長のジップラインがあるのもここ。さらに山へとロードは続きますが、アル＝ハイマ首長のパレスがあるために閉鎖されています。山頂がオマーンとの国境。標高1600メートルは涼しく、太陽の下でのコーヒー休憩が快適に感じます。下降中に、感銘を受けるスピードでクライムしている、UAE国民（エミラティ）ライダーでありタデイ・ポガチャルのチームメイト、ユスフ・ミルザに会いました。急に気温は変化し、山から降りると突然熱風が身体を襲います。砂漠に戻ってきたことを実感する瞬間。パートナーPedal CC Dubaiのロジスティック及びバイク規定サポートに対する素晴らしい協力に感謝の意を表します。より遠くへロゼール：トレイルに潜む地獄の猟犬中央高地のロゼールはフランスの典型的な地域です。交通量の少ない静かで曲がりくねった道が繋がる、サイクリストに理想的な場所。しかし、なぜこれほどまでに静かなのでしょう。もっと読むカマルグ – 海と空の間手付かずの自然が残る聖域が世界にはあります。その特別な場所の一つ、カマルグ。もっと読む Sophie Gateauと行くモルヴァン探索。モルヴァンを説明することは簡単ではありません。起伏のあるブルゴーニュ地方中央に鎮座する山塊。過去へタイムスリップしたような感覚を覚えるモルヴァンへの旅は、サイクリングを愛する人には隠れた宝を発見するような体験です。もっと読むアリエージュのトラック＆トレイル。猛禽の住処である多様性に満ちたアリエージュを5名の友人達がバイクで巡るライド。もっと読む

ラ・メゾン

25/04

Nissa La Bella SS22

二サラベーラルックブック：カーニバルへ1873年以来催されている（プロヴァンス伯が13世紀後半に行ったという記録はあるようですが）、ニースカーニバルは世界で最も人気のある行事の一つです。2週間続く国際的なショーは街の歴史や文化を讃え、四旬節の始まりと冬の終わりを告げる節目でもあります。多くの人々が街を訪れ、私達の故郷である二サラベーラを祝う理由の一つとも言えるでしょう。サイケデリックな光景、特に夜は張り子フィギュアや彫像、ダンサーやミュージシャン、きらめくイルミネーションで溢れます。フロートに飾られる花々は特徴的で、プロムナード・デ・ザングレでフラワーバトルが行われます。2022年のテーマは「動物の王」。アーティスト達による巨大なワイルドアニマルを見ることができます。 1. 絶対的な評判：世界で最も古いパレードの一つであるニースカーニバルは1873年に始まりました。 2. ペタルパワー：花々の存在感は大きく、プロムナード・デ・ザングレでフラワーバトルが行われます。 3. 瞬間を捉えて：2週間のフェスティバル中に100万人以上の人々が訪れます。 4. ノイズの美学：アーティストとミュージシャンが数百ものフロートでコラボレーション。 5. ワイルドサイド：毎年厳選されるテーマ。2022年は「動物の王」。 6. ペーパートレイル：張り子の彫刻、文化的表現は数ヶ月前から準備されます。 7. マウスパーティー：あらゆる奇抜な衣装を身につけた見物人。 8. パーティー参加者：老若男女を惹きつけるカーニバルは、家族全員で楽しむことができます。 10. オッケー：来年また会いましょう。 9. フロートの魅力：ユニコーンのまつ毛より珍しいのはハッピーでない顔 11. ネイキッドな魅力：二サラベーラ、なんて素晴らしい場所でしょう。

ラ・ヴィ

20/04

Cycling and Creativity: Izu Ani

サイクリング＆クリエイティビティ：イズ・アニイズ・アニ氏はニースのポートにあるカフェ・ドゥ・シクリステに魔法のように現れます。彼が現れるとエネルギーとカリスマで辺りは一変。得るより与え、パワーと活力で会う人を癒してしまう存在です。ジャージとショーツ、ヘルメットとカラフルなメガネ。サイクリングアパレルは人々間に均等性をもたらします。彼の人生が華やぎ続けることが感じられるようなルック。コート・ダジュールの有名シェフであるイズ・アニ氏は、ミシュランガイドで二つ星を獲得したグラースにあるレストランBastide Saint Antoineで数年働き、自身がオーナーとなったモナコのレストランPetite Maisonをドバイとガイアに広げました。国際的な成功に関わらず、イズ氏は地域が誇る存在です。彼の料理世界の真髄を体験するために、私達はドバイを訪れました。アラブ首長国連邦ではイズ氏はセレブリティであり、都市にある最も美しいレストランの数店は彼が所有しています。高級料理デリバリーサービスの運営も行い、1500人のスタッフを抱えています。まさに彼の帝国を築く途中段階と言えるでしょう。成功の秘訣は、品質を決して妥協しないこと。彼の性格とクリエイティビティも成功に不可欠。2度の爆笑後、ファーストフードの象徴であるハンバーガーを再考察して質の高い料理に格上げしたいと真剣な顔で説明します。ヘルシーなパンへのこだわり、肉と野菜の厳選。ギリシャのオリーブ畑を購入して栽培するほどこだわっている、パワフルでフルーティなオリーブオイルへの執着。イズ氏は、所有する各レストランのために絶え間なく生み出し続けています。イタリアン、オリエンタル、和食、地中海料理、ギリシャ料理、韓国料理、そしてもちろんフレンチの影響も含みながら世界の料理を取り入れた彼の料理は味覚の宇宙。常にアクティブな彼は新しいアイディアや新しいコンセプトを探し求め続け、レストランからレストランへとドライバーが運転し、新しいメニューを試して回ります。パッケージデザインを選んだ後は、新しいレストランの工事現場へ車で直接入り、「私がこれをする最初の人物ですが、きっと成功します」と語ります。ジーンズのブラックTシャツ、スニーカーとベレー帽のスタイル。キッチンに入るとコラボレーター達に一人ずつ挨拶をして回ります。幾人かとはハグをし、幾人かには注意をし、常に太陽のような疲れを知らない笑顔の存在。絶えることのない驚くべきエネルギーに溢れています。これらの活動の中、彼はバイクでの時間を大切にしています。生活にバランスを与えるために大切な方法。高温を避けるために、1日の良い始まりを迎えるために、ドバイでは昼夜問わずいつでもライドが可能です。「ペダルを踏むことは旅をすること。私には必要なことです。週に4〜5回、90%は一人でライドをします。立ち止まって瞑想をし、自分を解き放つ時間。この時間を愛し、自分を見つめ、もう一度集中し直すこと。これは人生における基本です。一人で1〜2時間走り、喧騒から逃避します。」イズ氏の生活は秒単位でスケジュールが入っているように見えますが、自らを解き放つライド中の神聖な瞬間があります。ライド中の創造とクリエイティブな思考について質問しました。「もちろん、ライド中に全てが起こります。自身を解き放って自由にすることが第一。規模の感覚を変え、身体から離れるような感覚。驚くことに、この瞬間に多くの物事を統合し、明快さを生み出すことができます。瞬間を大切にしていない時には見逃している物事。私はバイクで味覚を精神的に感じ、ユニークなアイディアが生まれます。その組み合わせは必ず合うだろうと確信し、ライドから帰ってくるなり試すことがほとんどです。バイクから降りるとすぐにレストランに電話をし、ベースと材料を用意するようチームにお願いします。絶対にアイディアを逃したくないからです。現場に到着してレシピを完成させ、ほとんどの場合うまく行きます。」そしてイズ氏は大きな笑い声を上げて笑顔に。人生を揺り動かし、形を変えてしまう人間が存在することに気付かされるのです。もっと読むサイクリング＆クリエイティビティ：レミ・クレルモンレミ・クレルモン氏は、カフェ・ドゥ・シクリステのクリエイティブディレクターです。クリエイティビティと彼自身のサイクリングが過程でもたらす重大な影響について話します。もっと読むサイクリング＆クリエイティビティ：ピエール・レオポールピエールは、遺伝の基本的なメカニズムを研究するのに使われる小型のショウジョウバエ専門家です。研究室を出ると、彼にとってサイクリングは欠かせない活動。ライドと研究の絶妙な相互作用について語ります。もっと読むサイクリング＆クリエイティビティ：サンドラ・ソマーアーティストのサンドラは、予想していない瞬間にインスピレーションが湧き出ることを知っています。最新プロジェクトはザルツブルクの山を探索中に思いつきました。もっと読むサイクリング＆クリエイティビティサイクリングが刺激する、創造性に溢れた思考。バイクで走る行動に全く新しい意味をもたらす、スタンフォード大学とコート・ダジュール大学の協同リサーチ。もっと読む

Jérôme Cousin: From the Peloton to the Desert

ルーラー

11/04

Jérôme Cousin: From the Peloton to the Desert

ジェローム・カズン：プロトンから砂漠へ約1年前、ジェローム・カズンはツール・ド・フランスを含む世界中のレース出場経験を持つプロバイクレーサーでした。現在はバイクに荷物を積んで砂漠を走り、時折現れる農場の人々やラクダが唯一の観客者です。タイムチャックやチームカーもなく、レースディレクターがメガホンで指示を叫ぶこともない、昔とは全く異なるライフスタイルを彼は満喫しているようです。アラブ首長国連邦に行くには空にそびえ立つ高層ビルが並ぶ、高級感溢れるドバイに飛行機で行く他ありません。ドバイに比べれば、ラスベガスはトレイラーパークのようなものかもしれません。オマーン湾へ向かって150キロ行くと、気温が30度を超えない冬季に数時間砂漠への冒険を試みるハイカーやマウンテンバイクライダーに人気のあるShawqaがあります。ジェロームは2日間にわたる砂漠のライドの出発地としてShawqaを選び、ミニマムな荷物と大量の水はありますが、夜寝る場所を見つけることが唯一の制約。1日目のゴールは、1000メートル強の標高を含む100キロ先のAl Dhaidに到着することですが、暗くなる前に着く必要があります。インターネットで調べた詳細で分からなかったことは、砂漠を横断する巨大な道路が地形を完全に変えてしまっていたことでした。ジェロームは適応し、時にはバイクを運び、時には高速道路を走る必要もあります。1日は長く、電子機器を駆使した砂漠でのナビゲーションにも予測不可能な側面があるのです。未完成の道路もあり、バイクパスの途中から農場が広がっている場合もあります。スムーズで速いパスもあり、完璧なグラベルライドも含まれ、何より息を呑むほど美しい景色が広がります。灼熱の太陽の下で喉が渇き、空腹の時に出会う屋台は神のようです。空腹時には美味しさが増すとは言え、スパイシーチキンとベジタブルライスはミシュラン2つ星に匹敵するでしょう。夕方に穏やかな夜の空気が漂うAl Dhaidの入り口に着きます。夕日が砂をオレンジに染め、砂漠の美しさが引き立つ時間。村にある唯一のホテルは、砂だらけのバイクライダーを受け入れず、着古したスーツを着用した若い従業員が「満室」と言い続けます。しかし、レストランオーナーであるインド人が、既に7名が住んでいる2部屋のどちらかに宿泊することを許可してくれました。旅では異なる生活様式に直面し、他者との差に驚かされます。 Al Dhaidを早朝発ち、数キロ進むとラクダが現れました。Al Dhaidでのレースの日であり、数百頭のラクダがスタート地点で準備中。ベドウィンの素晴らしい伝統です。裕福なオーナーは、足が速くレースに勝つ完璧なラクダに大金を払う予定です。ラクダは驚くべき小型ロボットによって操縦され、鞭を打つ命令などを音声で受けて遠隔操作されます。2000年まで多大なリスクを負ってラクダレースに出場していた子供たちに代わってロボットが使用されるようになりました。実に興味深いショーと言えるでしょう。地表は柔らかさを増し、バイクに座って進むことは不可能です。ジェロームはバイクを押しながら歩いて数キロ進むほかありません。近くのお店で水やスイーツを調達し、砂漠を1人でバイクに乗って横断する旅人を興味深く見つめる店員の写真を1枚撮影。オマーン国境を越えてからの数キロは厳しく、川沿いや山沿いで出会うような岩の多いパスを進みます。ペダルを漕ぐのを諦め、再びバイクを押して歩きます。気温は圧迫感を覚えるほど高く、ボトルの水は空になってしまいました。最後に水分補給をしたのが大昔のように感じます。遂に出発点まで帰ることができましたが、車に置いて行ったボトルの水は熱湯と化して飲むことは不可能。ガソリンスタンドを見つけ、冷たい水で喉を潤します。他の環境では有り難みを忘れている水分。2日間で走った約200キロのループでは、異なる時間空間、違う惑星に行ったかのような感覚を覚えました。 Further Riding #whatisgravel It’s off-road and on-road. It’s riding and not riding. It’s racing and not racing. It’s everywhere and nowhere. Can it be pinned down? VIEW MORE Coins Cachés: Boulder, Colorado Nestled on the eastern aspect of the foothills of the Colorado Rockies, the city of Boulder is a unique and idyllic hub for outdoor recreation—including cycling. VIEW MORE Badlands: The Ultra Distance Gravel Race Sophie Gateau tackles Badlands, an unsupported off-road race through Andalusia, made up of around 725km and 15,000m of altitude gain. VIEW MORE Tracks and Trails in the Ariège Five friends explore routes shared with the incredibly diverse range of four legged and airborne residents of the Ariège by bike. VIEW MORE

ラ・メゾン

10/04

Étienne Hubert: Paris by Night

エティエンヌ・ユベール：パリの夜バイクライドには冒険が至るところに存在します、冬のパリにさえも。カヤックプロ2名とパリの夜を走ることにしました。100キロ以上の道のりでは昼間のパリで決して通ることのない道を通り、多くのクライムを含むことが魅力。共に行く彼らは2名共に過去数年にわたってカヤックのチャンピオンであり、夏と冬の厳しい条件下の冷たい川で時間を過ごし、激しいトレーニングと努力を要する活動を好みます。アドベンチャーは当たり前のこと。比較的高年であるに関わらず熱意は燃え続けており、ペダルを漕ぎ明るく輝くことを求めているのが伝わってきます。 8時に出発し、パリから南東へ進みます。最初の15キロを走るスピードが、その後のリズムを決めると言っても過言ではないでしょう。ライド始めの儀式でもあり、お互いのフォルムとリズムを理解する大切なプロセス。しかし、仕事後に空腹のまま集まったために食べてしまったハンバーガー、フレンチフライ、コーラのジャンクフードが祟り、ノートルダム、シュシー＝アン＝ブリの森に入る前にスピードが落ちてしまいます。数キロ以内に回復はしましたが。通常この森ではシングルトラックが面白く、小さな凹凸や下降を楽しむことができます。数日間降り注いだ雨の影響で、シナリオが全く変わってしまいました。泥がタイヤに溜まり、バイクが使用不可能になるほどの状況。泥を取り除きバイクを押して、数メートル進み、また同じことの繰り返し。足は泥だらけで、仲間2名の文句が聞こえてきます。今は夜の11時、進んだ距離はたったの25キロ。長い夜になりそうです。ヴァンセンヌ城を介してパリ中心へと戻り、バルセロナオリンピックの柔道チャンピオンである友人バートランドと共にOlympe Sports Caféで休憩し、ビドンに給水をします。「長居することはできない、まだ先はかなり長い」と言いながら。ビドンの水はビールに変わり、ボスがラムショットを差し出した頃には完全に罠にハマってしまいました。「この幸福感を満喫し、スピードを落とせばいいだろう」と呟きながら。通常は眠りにつく喜びを感じる夜中12時頃、我々は普通のスケジュールとはかけ離れた夜を過ごしています。まだ50キロ残っていますが、クラシックなパリの名所であるヴァンセンヌ城、ピガール、モンマルトル、マドレーヌ教会、シャンゼリゼ通り、エトワール凱旋門を訪れない訳にはいきません。泥だらけのバイクで夜中に走るパリは、全く新しい側面を見せてくれます。よく知っている日中の様子とは異なり、暗く静かな街は魅力に溢れています。「もう閉店ですか？ケバブ3つ分残っていませんか？」ライド最後までのエネルギー源となる食べ物を調達するための交渉。ルートに戻り、ブローニュの森を速いスピードで駆け抜けます。夜のロードやストリートは我々のもの。サン＝クルーで残り30キロをどの程度のエネルギーで走るかを確認。セーヌ川沿いを追い風に吹かれながら戻る道のりが残っています。もはや終わりにしたいと思うような瞬間ですが、巨大なタイヤのスピードとノイズに興奮したまま走り続けます。パリ中心部のエッフェル塔と水路に差し掛かり、この時間帯に景色を楽しめることを幸運に感じながらスピードを落とします。ルーブル美術館のピラミッドで小休憩。睡魔が襲う午前3時頃に自宅付近に到着。バイクの掃除は明日にしようと決断、もう既に明日であることに気づきながら。4時間後には目覚まし時計が鳴り、現実に引き戻されるのです。夜のパリ横断は夢または悪夢ではなかったことは、筋肉痛が教えてくれるでしょう。もっと読む Étienne Hubert: an introduction Étienne Hubert As a World Champion sprint canoeist, cycling has always been a key part of my training routine but also a great way to socialise and explore hidden routes. VIEW MORE A Mont-Blanc Gravel Tour After the last few months of training and the Olympics in Japan, I find myself constantly craving nature. I’ve thought about doing a Gravel tour of Mont Blanc for so long, so this seemed like the perfect time. VIEW MORE Farewell to Winter It is said that the ride should be about the journey, not the destination. However, for Anton Krupicka and Hailey Moore, a recent trip in the Colorado mountains proved it’s about both. VIEW MORE A Traverse Across the Pyrenees Each summer, I set off on an adventurous trip with good friends who are up for a challenge. Last year, we bikepacked through the Alps and this year we tackled the Pyrenees. VIEW MORE

映画

06/04

#whatisgravel – The Film

コレクション

30/03

Lookbook Centifolia SS22

コレクション

30/03

Absolute Rose 2022

ローズ・アブソリュートカフェ・ドゥ・シクリステとグラースは長い関係があります。一着目のジャージを作製する前、最初のカフェ・ドゥ・シクリステカフェはシャトーヌフ・ドゥ・グラース郊外にありました。パフュームで有名な街でペダルを漕ぎながら創業者達はアイディア交換をし、良い案が大きなものへと形を変えました。グラースは、土地に育つ花々から抽出された香りを使用したパフュームの中心地として有名です。中でもローズの香りは有名で、ケンティフォリアローズは最高級とされています。プロヴァンスローズとしても知られ、エルメス、シャネル、ディオールのローズはここから仕入れられています。現在でも、パフューム作りは4月末から5月の始めにかけて花々を手摘みすることから始まります。テロワールが与えてくれる贈り物を尊重した伝統であり、同じテロワールを毎週サイクリングできることは幸福なことです。グラースは潮風から花々を守るために、海岸から離れた場所に位置しています。多くの街と同じように、「コリーヌ」と呼ばれる小さな丘に立っており、Préalpes d’Azur国立公園が背面に広がっています。街中に長距離の丘がありますが、クライムというほどには高くありません。有名なナポレオンルートがここを通り、カステラーヌとヴェルドン渓谷へ向けて北へ続きます。パフューム業界の誕生に伴って作られた素晴らしい街々を通りぬけ北に向かうと、開けた土地が現れます。今年は（運が良ければ）ローズフェスティバルの50周年記念がグラースで行われます。花々と製造者を称え、フランス人の生活基盤であるテロワールからの贈り物を祝い、私たちにとって重要なサイクリングを讃えた行事です。フロリアンジャージ, キャプシーヌビブショーツ, ペトラジレを含むサマーカプセルコレクションがリリースされます。. を含むサマーカプセルコレフロリアンサクラもっと読むフロリアンアネモネもっと読むフロリアンミュゲもっと読むペトラアネモネもっと読むペトラアネモネもっと読む

ラ・メゾン

28/03

Guillaume Néry at the Café

キャラバン：ギヨーム・ネリーがカフェでダイブ "アスリートについて理解を深め、フリーダイビングに求められるレベルについて考察する魔法のような5分間。3月、月曜の夜にニースのポートにあるカフェ・ドゥ・シクリステは多くの人々で溢れていました。こちらをクリックしてイベントをご覧くださいhere。フリーダイビング世界チャンピオンであるギョーム・ネリーはステージに上がり、何も言わずに椅子に座り目をリラックスさせてパンスネを鼻に付け、深呼吸。全細胞に行き渡らせるように再度深く息を吸ってから永遠のような5分間、彼は息を止めました。時間は静止し、時間経過を時折チェックする他は目を閉じている彼。観客は海の中での超人的な彼のプロジェクト映像を鑑賞。このパフォーマンス後には、海面から126メートル潜った地点での身体状態、特にフリーダイビングで受ける脳の負担について語られました。長年に渡り、人間は水深50メートル以上を酸素なしで潜ることは不可能だと思っていました。ギョームは全ての予測を裏切り、想像を絶する限界を超え、学術的教義を覆したのです。身体が深みに落ち、極限の深さまで達する瞬間があります。水深126メートルでは地上の12倍の圧力が内臓にかかり、文字通り海の重さに肉体が潰されてしまうのです。その瞬間に上昇しなくてはなりません。重力に逆らって泳ぎ続けるのです。進めば進むほど酸素が足りなくなる状態で。最終的に水面に到達し、肺に酸素が送り込まれて肉体は再び誕生したかのように蘇ります。弊社キャラバンアスリート、ギョーム・ネリーは2時間近くニースのポートで観客を引きつけました。イベントの様子はこちら。キャラバンギヨーム・ネリーアスリートとしての自身を形成したとも言えるサイクリング。旅、冒険、発見といった私の生活において大切ないくつかの事を持っているサイクリングは耐久性を高めるだけでなく、トレーニングを超えた意義を感じるスポーツ。もっと読むギヨーム・ネリー: ピレネー山脈の横断毎夏、親しい友人達とアドベンチャーの旅に出かけます。去年はバイクパッキングでアルプスを巡り、今年はピレネー山脈に挑戦しました。もっと読むキャラバンメンバーと行く、モンブラングラベルツアー。数ヶ月のトレーニングと日本でのオリンピック後、自然を強く求めていました。モンブランでのグラベルツアーに参加することを長い間考えており、まさに今が絶好の機会。もっと読むアントン・クルピチカ：冬との別れ。ライドはジャーニーそのものであり目的地は重要ではない、と言われていますが、アントン・クルピチカとヘイリー・ムーアはコロラドの山々を巡る旅で両方の重要性を示しました。もっと読む

ラ・メゾン

23/03

Anton Krupicka: Farewell to Winter

アントン・クルピチカ：冬との別れ昨今の格言では、ライドはジャーニーそのものであり目的地は重要ではないと言われています。しかし、まだ雪が残るボルダーのアイコニックなフラティロンズの山頂は真冬のような景色。一泊の温泉旅行がジャーニーと目的地両方の重要性を再認識させてくれました。パートナーであるアントン・クルピチカと私にとって、ジャーニーは春夏のライドで必要な脚の耐久力を鍛える2日間のライド。週末にわたった5000メートルのクライムを含む233キロのルートは、コロラド州ボルダーから歴史的なゴールドラッシュタウン、アイダホスプリングスへと続きます。目的地は古い温泉のあるホテル。2日間休むことなく急勾配を走り続けるのに十分なご褒美と言えるでしょう。サイクリスト達が愛してやまない交通量の少ないグラベルルートへのアクセスもある、ボルダーの牧歌的なロード。ボルダーと西に接し、フロント・レンジを構成する丘陵地帯には様々なグレードの峡谷があります。地元で最も長いクライムではありますが、レフトハンド・キャニオンは緩やかなグレードの一つ。ピーク・トゥ・ピーク・ハイウェイに到達するためには、18マイルにわたる平均勾配約4％を保つ必要があります。天気予報通り厳しい西風が吹き、時折渓谷底から強風が吹き抜けます。幸運なことに近くの渓谷がシェルターの役割を果たし、しばらくするとワードを抜ける最後の急勾配セクションに差し掛かります。強風に遮られることも少なく進むことができました。クライム後には、圧巻のインディアンピークスを見渡すアイコニックなピーク・トゥ・ピーク・ハイウェイに到着。暖かい季節にはこのクラシックなロードを他のライダーに出会わずに走ることは不可能ですが、冬も終わりの今日はネダーランドまでの19キロを車一台すら見かけずに走りました。ボルダーの温帯1600メートルと比較するとネダーランドは標高2500メートルにあり、Cafe Saltoでホットサンドウィッチとスープ、コーヒーの休憩を取りました。強風のため上半身を低く保ち、セントラル・シティまでの32キロを走ります。通常より遅いスピードで下降し、コーナーでアントンが何度かペダルから足のクリップを外すことでバランスをとっているのを見ました。辺りの山頂に太陽が隠れている頃にセントラル・シティ、そして最後のクライムに到着。548メートルの上りで街から出て、グラベルロードへ。そこからS字カーブとマウント・エヴァンスを見渡す絶景が広がる下降、その名もオー・マイ・ゴッド・ロード。日が暮れるとオー・マイ・ゴッド・ロードの神々しさも薄れ、ひたすら走るうちに目的地であるアイダホスプリングスに到着。あまりの寒さに歯がガチガチ震える中、街のガソリンスタンドで熱いココアを飲み、ホットドッグローラーに手をかざして温まります。後にホテルへ着き、ピザデリバリーを注文して温かい温泉でリフレッシュ。厳しいバイクライドの豪華な終わり。 2日目はMain Street Restaurantでの素晴らしい朝食でスタート。卵3個を使ったオムレツ、ハッシュブラウン、バナナブレッド2枚（これは持ち帰り）の驚くようなセットが味わえる、ローカルなダイナー。エネルギーは十分に補充され、リトル・ベア・クリーク・ロードへ。予定していたルートに1050メートルのクライムを加える道ですが、大陸の分水地点に沿って高山を見渡すことができます。凍てついたロードは美しい氷山の頂へと続き、タイヤ下の氷の音を聞きながら蛇のように曲がりくねった道を走ります。文字通り精神的に限界とも言える3400メートルの地点に到着。見慣れたマウント・エヴァンスの山頂から離れたところにはグレイズ・ピーク、トーレス、ジェームズ、アラパホー・ピーク、ボルダーから64キロのフロント・レンジで最もアイコニックな「ローカルな山」ロングズ・ピークと続きます。エコー湖で北東に向かって25キロ進みアイダホスプリングスへ降下をします。太陽が降り注ぎ、風も穏やかではありますが、気温が低い中の降下は痛みさえ感じる寒さ。あまりの寒さに吐き気を感じ始め、Frothy Cupで2回目のコーヒーブレイク。真冬に2杯目のコーヒーを楽しまなければ、一体いつ楽しむというのでしょう？運よく気温が上がり、気分も高まってきました。来た道とほぼ同じルートを辿って戻ります。オー・マイ・ゴッド・ロードでの厳しいクライムを経てセントラル・シティへ。ここからピーク・トゥ・ピーク・ハイウェイへとショートカットを通って戻ります。比較的厳しい道のりですが車も少なく、穏やかに走ることができました。次の19キロは西からの風が吹き、必死で東へと曲がることで敵を味方につけ、追い風に吹かれながらマグノリア・ロードを進みます。予想外の泥道が残るマグノリア・ロードの悪名高い急勾配を経て、事故もなく走り抜けます。夕方には街に戻り、まるで真冬を走り抜けて夏が近いような高揚感を感じてライドを終えました。より遠くへキャラバン：アントン・クルピチカサイクリングアドベンチャー、特に数日間にわたるバイクパッキングをこよなく愛しています。身体を使ってアウトドアで過ごし、美しい風景を見るのが魅力です。もっと読む隠れた場所：コロラド州ボルダーロッキー山脈の東側麓にあるボルダー（人口約10万人）は、サイクリングをはじめとしたアウトドアスポーツに理想的な場所。もっと読むギヨーム・ネリー: ピレネー山脈の横断毎夏、親しい友人達とアドベンチャーの旅に出かけます。去年はバイクパッキングでアルプスを巡り、今年はピレネー山脈に挑戦しました。もっと読むモンブラングラベルツアー数ヶ月のトレーニングと日本でのオリンピック後、自然を強く求めていました。モンブランでのグラベルツアーに参加することを長い間考えており、まさに今が絶好の機会。もっと読む

ラ・ヴィ

17/03

The Best Brasucade in the World

ラ・ヴィ

14/03

Cycling and Creativity: Pierre Léopold

ルーラー

09/03

The Lozère: Hellhound on the Trail

ロゼール：トレイルに潜む地獄の猟犬中央高地のロゼールは「フランスの奥地」とでもいうべき典型的な地域。人口が少なく、小さい村々と手つかずの自然は超現実的です。交通量の少ない静かで曲がりくねった道が繋がる、サイクリストに理想的な場所。ヒルには目がついているかのような火山地質学と高地は、まるで先史時代を感じさせます。しかし、なぜこれほどまでに静かなのでしょう。神秘的でパワーのある何かの存在を感じ、機会があるごとにグラベルへと寄り道を試みましたが、1月は雪と氷に覆われています。非常に危険な地表を生み出し、ペダルを漕いで進むことが困難な道のり。冷たい風が脚に吹き付け、指が凍り付きます。厳しい冬を過ごす神経質なエネルギーを抱えた我々4人は、まるで地獄の猟犬に追われているかのようにルートをライドしました。アドレナリンが漲り、リズムに乗り始め、アイディアやストーリーが浮かび始めます。話すべきストーリー「ジェヴォーダンの獣」が影に潜んでいることを感じながら。 1764年6月、若い牧場の娘がジェヴォーダン（現在のロゼール）で」羊の群れを監視しているときに、オオカミのような獣に襲われ殺されてしまいます。当時の羊飼いは危険な仕事であり、獣の攻撃は無惨なものでした。その後も獣を見たという証言や、攻撃を受けたり死亡したケースもあり、見た人々は通常の動物ではなかったと言うのです。攻撃の回数が増えるにつれ、ジェヴォーダンの人々は恐怖に駆られました。クレルモン＝フェランの歩兵隊長であるジャン＝バティスト・デュアメルは、現地の農民を集ってこの獣を探し出そうとしましたが、獣は狡賢くそばに寄ることもできません。獣の恐ろしい外見は農民達を怯えさせ、立ち尽くすことになってしまったのです。そしておそらく彼らは、獣を追うのに相応しいカーボンフレームや40mmのタイヤ、ディスクブレーキを持っていなかったとも言えるでしょう。デュアメルはこの獣を「馬のように巨大で赤と黒の毛で覆われている」と描写しました。他の目撃者は、獣は後ろ足で歩くことができ、肌は銃撃にも耐えることができたと証言しました。農民の中には獣を惹きつけるために女性の格好をした者もいたと言われています。伝説によるとジェヴォーダンの獣の捕獲が難しいため、ルイ15世が自分のボディガードであるフランソワ・アントワーヌを現地に送ったと言われています。しかしアントワーヌでさえ獣を捕まえることは不可能でした。巨大なオオカミ？オオカミの群れ？動物園から逃げたタイガー？それとも狼男に変身した農民？フランス郊外での王党派支持を高めるための作り話であるという歴史家もいます。空腹感が増し、消費できるカロリーが少ない時にサイクリストが直面する暗闇として伝説を理解しました。恐ろしい伝説の話を終えると、舗装道路をできる限り早く走り、空腹を満たすべくロッジへと戻りました。 1767年10月、巨大なオオカミがランゴーニュ近辺で現地の農民に撃ち殺されました。オオカミのお腹には人間の残骸があったと言われています。これが獣の正体だったのかもしれませんし、そうではなかったのかもしれません。ジェヴォーダンの獣は丘の向こうに消えたと信じる人々もいました。いつもよりスピードの速いライドだったでしょうか？空腹感に後押しされたのでしょうか？中央高地でのライドは常にアドベンチャーですが、辺りに誰もいない時には想像も膨らみます。今も獣が山のどこかに潜んでいると思うと、より神秘的な感じもし、不吉でさえあります。より遠くへ Sophie Gateauと行くモルヴァン探索モルヴァンを説明することは簡単ではありません。起伏のあるブルゴーニュ地方中央に鎮座する山塊。もっと読むアリエージュのトラック＆トレイル猛禽の住処である多様性に満ちたアリエージュを5名の友人達がバイクで巡るライド。もっと読むオーヴェルニュの火山ツアー人間より牛の数が多いオーヴェルニュ地方をSophie Gateauがカメラ、テント、ナイフ（オーベルニュチーズを堪能するために）と共にバイクで旅をします。もっと読むトリノ〜ニース・ラリーを追ってイタリアからフランスへとわたる、伝説的なグラベルライド。Sophie GateauとMathias Riquierが９月のラリー開催に先立ち、ルートを走ります。もっと読む

ラ・メゾン

04/03

ROTM March 2022

今月のライド：ラ・プリマヴェーラを求めて春を待ちながら冬を越え、まるで革命でも起きたかのような春の始まり、そして新シーズンの喜びを言葉にすることは簡単ではありません。しかし当然のことながらイタリアには春を表す、ラ・プリマヴェーラという美しい言葉があります。サイクリングレースの世界では、ラ・プリマヴェーラは「春のクラシック」であり同シーズンの最も名声の高いイベントであるミラノ〜サンレモを意味します。距離が最も長く（300キロ）、最も美しいと言われるトロフィーの獲得は歴史に名を刻むということ。しかし、男性である必要があります。女性ロードレーサーはミラノ〜サンレモを画面上で見るか、ロードサイドで男性陣を応援するのみ。 2000年初頭の数年はプリマヴェーラ・ローザと呼ばれる、男性ライダーのレース前に行われる短距離ヴァージョンの女性ライダーレースが開催されました。2005年の最後のレースでトリクシー・ヴォラクが優勝しました。 2022年の現在は、パリ〜ルーベやツール・ド・フランダースのような女性プロトンも同様に大規模なイベントを開催しており、ミラノ〜サンレモもカレンダーに加えられるべきだと考えられています。女性ライダーのみのイベントがあってはいけないという意味では決してありませんが、平等性を達成するためには、全ての機会は全てのライダーに開かれるべきでしょう。ロードは自由で開かれているべきであると、UCI（国際自転車競技連合）とRCS（自転車競技連盟）は協同で可能性を探り続けています。「女性ライダーによるサイクリングの広がりは、より大きなレースが加えられるべきであることを意味し、機会は平等に与えられるべきでしょう。スポーツ界のトップに多くのイタリア人女性が名を連ねていることを考慮し、ミラノ〜サンレモを加えることは素晴らしい案だと言えます。距離が長すぎたり、厳しすぎることはありません。女性は男性と同じルートで競うことが可能であり、10月に行われたパリ〜ルーベで証明されています。よりエキサイティングな機会を誰もが待っているのです。」 - ステファニー 3月の初め、カフェ・ドゥ・シクリステ色の我々4人はニース、モナコ、イタリアの3つの国境を越えて、捉えどころのないプリマヴェーラを探し求める旅へ。ミラノ〜サンレモの298キロを走る予定はありませんでしたが、2つの有名なクライムであるチプレッサとポッジョを含む海岸沿いをライドします。いつの日か女性ライダーがこのロードで競うことができたらどんなに素晴らしいだろう、と話しながらハッピーなムードで。マントンからイタリアへと入り、ポッジョ・ディ・サンレモの過酷なレースを体験したヴィンチェンツォ・ニバリやジュリアン・アラフィリップといったライダー達の話題で盛り上がります。オスペダレッティのサイクリングパスに入り、サンレモへと向かいます。ニースから東へと進みチプレッサのクライムへと辿り着くには、サンレモを通る必要があるのです。そこからポッジョへ戻るルート。常に海を見渡すことができ、春の予感はクライムを続けるエネルギーとなります。山頂には有名な電話ボックスが見え、景色を堪能してサンレモへと降下する前に写真撮影。 Further Riding 今月のライド：2月もっと読む今月のライド：1月ニースの北側から出るこのライドは、現地の伝説を含む建築と自然のバランスの取れたルートです。湾を見渡す人工滝、ヴェジュビー渓谷の悪名高い崖をはじめとするハイライトに富んでいます。もっと読む今月のライド：12月プロヴァンスのクリスマスは、12月4日のサントバルブに始まり、2月3日の聖燭節まで40日間続きます。小さな村リュセラムでは、キリスト生誕劇は聖なる伝統として引き継がれています。もっと読む今月のライド：11月アイコニックなエズ峠のクライムを含むモナコへのルートを通り、モデルからアーバンガーデナーへと転身した、都会でも郊外でもないモナコの屋上で有機栽培を行うJessicaに会いに。通常の体験を超えたライド。もっと読む今月のライド：10月 2020年10月、Storm Alexと名付けられた台風がニース周辺の奥地を襲い、全ての風景が永遠に変わりました。Chrisが1年後訪れます。もっと読む

ルーラー

24/02

Coins Cachés Lake Como

隠れた場所：コモ湖ロンバルディア平地とアルプスが広がる場所にコモ湖はあります。イタリアで3番目に大きく、最も人気のある湖だと言えるでしょう。壮大な山々の麓にあり、貴族や映画俳優達が多く住む数々の村があります。グラマラスな湖畔を抜けるとバイクで走ることのできる無数の分岐点が現れ、まるで巨大な手を広げたように数千ものラインが急勾配の人に知られていないエリアへと続きます。森を抜け草原や隠れたイタリアの村々を通り、全ての人が楽しめるルートがそこにはあります。有名な秋のレース、ジロ・イル・ロンバルディアの会場でもあり、プロのイタリア人ライダー達がプレイグラウンドと呼ぶ、レースの歴史が色濃い地域です。スポーツの英雄達を祀るマドンナ・デル・ギザッロ教会が、同名の道に建っています。ここにサイクリングの神様がいるとすれば、現地のライダーやプロチームに追い抜かれたとしても、ライダー達は心地よく過ごすことができるでしょう。コモとレッコの2つの大きな街があり、ベルガモもしくはミラノからアクセスすることができます。より中心地にあり小さいデルヴィオをわたしたちのベースとすることに決めました。東沿岸の街は電車で繋がっており、可能性を広げてくれます。 Alpe Giumello アルプ・ジュメッロは最高地（海面レベルから約1600メートル）にありますが、コモ湖周辺の舗装道路からアクセスすることができ、今もあまり知られていない美しい場所です。太陽を浴びながらコーヒーを楽しむイタリアのスタイルで1日を始め、少々重い腰を上げてベッラーノへ向けて沿岸を走ります。街の北端で曲がり、水から離れて数々のスイッチバックへと入ります。 1メートル進むごとに景色が広がり、頂上近くからルガーノ湖とモンテ・ローザの4000メートルの山頂を見ることができます。山頂まで250メートルほどのアルプ・ジュメッロのロードに到着し、1330メートルのクライムを終えた満足感を感じたところで、伝統料理であるポレンタとビーフラグーを味わうことに。バックカントリーへ深く降下する前に、アルプスのレストランで休憩です。その後スイッチバックを楽しみながら小さなヒルサイドの村々を通り、夕方の太陽を浴びてデルヴィオまでの素晴らしい景色を堪能。 Maloja & Bernina スイスの街サン・モリッツとイタリアの自治体キアヴェンナを繋ぐ主要道路であるマローヤ・パス。山の道に比べて交通量がかなり多いのが難点ですが、地形や文化の変化を感じる素晴らしいロードだと言えるでしょう。　　夜明け前にデルヴィオを出発し北へ。日陰は比較的涼しく、アッダ川を渡ってヴァルテッリーナに入ると日差しはきつくなり、向かい風が強まります。コーヒーとクロワッサンの休憩後キアヴェンナ石畳の道を進み、マローヤへと進みます。北イタリアの伝統的な様式からスイスの様式へと徐々に様子が変わっていく小さな村々を抜け、タイトなスイッチバックを抜けると素晴らしい景色を背景としたMaloja Kulmが現れます。太陽が反対側へと移動し始めた頃サン・モリッツを通り、2つ目のクライムであるベルニナ・パスへと進みます。山頂まで僅か600メートル。既に終えた2000メートルの走行を思うと短く感じます。太陽が山の陰に入り始め空が赤く染まり始める頃、デルヴィオ行き電車に間に合うようティラーノまでの2000メートルの降下を急ぎます。脚を酷使した長い一日は、熱々のピザと冷たいビールで締めくくって。 Bellagio & Brunate 南へと視点を変え、冒険心をジャージのポケットにたっぷり詰め込んでからヴァレンナへと沿岸を走ります。ベッラージョへとフェリーに乗り込む前に少し観光も。ここからがコモ上部に位置する小さな街ブルナーテへと続く、私たちの主なルートの始まり。冬のことをすっかり忘れてしまうような暖かい太陽の日差しを顔に浴びながら曲がりくねった道を走り、湖畔を進みます。カサテ、ネッソ、リーヴァ、トルノをはじめとする無数の小さな自治体を通り、コモに到着。行ってみる価値は大いにあり、ブルナーテと灯台へと続く比較的小さなクライムを始める前に少し観光を。コモの小さな道や広場を走り抜けながら、街の上部に私達の目指すゴールが時折顔を出します。これほど近くに見えるのに距離がある、これが意味するのは無数のスイッチバックと急勾配ロードが待ち受けているということ。その前にエネルギー補給のピザ休憩を。多くのターン後、建物や住居が立ち並び続けるブルナーテの高地へ。バイクを担ぎながら灯台への階段を上がると一気に景色が開け、晴れた日には Dufour Peakが見渡せるほどの視界が広がります。冬季は日が沈むのが早いため降下を急いで始め、デルヴィオへの電車に間に合うようチヴィリオの街を通ってコモへのロードを急ぎます。 Colma di Sormano 2キロ以内に最高勾配27%と300メートルのクライム、これがムーロ・ディ・ソルマノ。実際のライドはこれらの数値よりも遥かに価値があります。東沿岸レッコでの朝の渋滞を避けてアッソへと向かうと、運よく強い向かい風は追い風となりました。メインロードからアッソへと入ると、石畳の道と多くのカフェが街角にある伝統的な北イタリアの街が現れます。レッツァーゴとカーリオを通り、ムーロ・ディ・ソルマノの直前で止まります。「壁」のような急勾配を前に、挑む前の深呼吸。数メートル進んだ地点で既に立ってペダルを漕ぎ、バイクが持つ全てのパワーを注力。あらゆる場所にグラフィティが描かれ、ロード自体にもサイクリングファン達のアートが。勇気付ける格言、ここでレースをした伝説ライダー達の名前が書かれています。頂上のゲートが過酷なクライムの終わりを告げ、地域全体を見渡しながら息を整えます。ネッソの北へと続く急降下を走り、ベッラージョへと曲がりくねったスイッチバックを通ります。ここで湖に沈む太陽を眺めながらアペリティーボを楽しみ、ヴァレンナへとフェリーで戻ります。 Madonna del Ghisallo コモ湖のライドガイドを紹介する上で、マドンナ・デル・ギザッロに触れない訳にはいきません。そこで最終日のルートに含むことにしました。1905年にレースが始まって以来、ジロ・ディ・ロンバルディアの主要なクライムであり、頂上には教会を訪れるサイクリスト達が大勢います。ベッラージョで朝のコーヒーを飲み、街の端から始まりチヴェンナへと様々な勾配を経て最後のスイッチバックへと続くクライムへと入ります。アッソからプジアーノ湖へと繋がるメインロード、もしくはバルニに寄るルートがあり、私達は後者を選びました。Ristorante la Madonnina di Barniまで行き、コモ湖の東側からレッコへ。ラズニーゴへの降下を経てメインロード、そしてアッソへ。日が沈み始め、主要高速道路をできる限り避けながら静かな道をチヴァーテへと曲がります。サン・マルティーノ教会から見渡す湖と山々の素晴らしい景色は、レッコへ戻り電車に乗る前の最後の素敵なギフトとなりました。より遠くへ隠れた場所：コロラド州ボルダーロッキー山脈の東側麓にあるボルダー（人口約10万人）は、サイクリングをはじめとしたアウトドアスポーツに理想的な場所。もっと読む隠れた場所、チロルバイクでザルツブルクへ向かう道のりには、探索すべき素晴らしいルートが多くあります。急勾配のスロープから日曜にぴったりの穏やかなライドまで、バイエルン・アルプスにはオンロード、オフロードの全てが揃っているのです。もっと読む隠れた場所、ケンブリッジ歴史、文化、世界観の変わる発見に満ちた街、ケンブリッジ。フラットなフェンランドに沿った人に知られていないロードを走り、ベルギーの氷山を彷彿させるクライムとアイコニックなケンブリッジの小道を抜けて。もっと読む隠れた場所、スロベニア高山やヒル、フォレストトレイル、海岸沿いのライドが楽しめるスロベニアは、隠れたサイクリングパラダイスです。素晴らしい景色をバイクで堪能して。もっと読む隠れた場所、アリエージュ冒険に出かけ、人に知られていない場所を見つけて。スペインとアンドラの国境にあるアリエージュは、フランスの最も美しい野生の自然地域。もっと読む

ラ・メゾン

21/02

ROTM FEB 2022

今月のライド：アルプ＝マリティームツアー公式名「Tour des Alpes Maritimes et du Var」、オー・ヴァールのツアーは1969年から継続しています。毎年行われるレースの有名な勝者はレイモン・プリドール。「Pou-Pou」のニックネームで知られる1960〜70年代のアイコン的な存在であり、スプリングレースやイタリアで開催されたミラノ〜サンレモレース、ベルギーのワンデーレースであるフレッシュ・ワロンヌ、ステージレースのパリ〜ニースで2回の優勝を果たしています。ヴァールのツアーはパリ〜ニースレースと比べるとウォームアップのようなものに捉えられがちで、「太陽へのレース」（またはビーチへのレース）とも言われています。ヒルクライマーや野生のヤギ達には早い段階でのテストであり、オフシーズンにどれだけトレーニングをしてきたがハッキリと出る3つの変化に富んだステージがあります。近年の勝者にはコロンビア出身のナイロ・キンタナ、ブルゴーニュ出身のトップクライマーであるティボー・ピノティボーがいます。競うことが目的ではないため、ここでペースを落としましょう。アマチュアサイクリスト達にとっての美しいリヴィエラを発見するために走るのです。今月のライドでは、ヴィルフランシュ＝シュル＝メールからブロサスクへと続く、アルプ＝マリティームのツアー第３ステージ（ナイロ・キンタナが先週日曜に勝利を収めた）のルートを走ります。2300メートルのクライムを含む113キロの道のり。プロムナードの散歩とは少し違うでしょう。美しい春の朝、足と腕をしっかりとカバーし、サングラスをかけてヴィルフランシュの古い街へと出発。海岸沿いの風を感じながら、安定したゆったりとしたペースで進み、神秘的なエズ峠に着くと心拍数が上がってきます。山頂まで30分以内に到達出来れば、体力に自信があるか、見た目より楽だった可能性があるでしょう。カップ＝フェラ半島と海を見渡し、地中海の空気を吸い込みながら降下で新鮮な回復タイムを過ごすことができます。ラ・テュルビーは、リヴィエラのライダー達がビドンの水を満たすために立ち止まるクロスロードです。石畳の道のモザイクに馴染むようなアイコニックな噴水、オリーブの木、落ち着いたヒルサイドの建物。ペイユ村は心地よく、背景の山頂には雪が積もっています。ティエリ・アンリとキリアン・エムバペ・ロタンが元雇用主である、リーグ・アンに所属するプロサッカークラブ、ASモナコのトレーニンググラウンドが見えるかもしれません。ヒルサイドの緑の芝生がヒルサイドに広がります。ペイユからの下降では厳しいスイッチバックを通り、オリーブの木々を抜け、教会が立つヒルサイドの絶景が広がるフィニッシュライン、ブロサスクを走ります。黄色に輝くミモザが色のアクセントを添えている、コート・ダジュール海岸の由来でもある紺碧の青を堪能。そしてもう一つのクライム、全長17キロ、勾配平均2.3%、9%の厳しい傾斜が数箇所あるニース峠。峠には美しいコミューン、ベール＝レ＝ザルプがあり、オリーブの木はクリの木に植え替えられています。コンテへ向かう肌寒い下降後には、Lefebvreベーカリーに立ち寄り腹ごしらえ。ルートの最もタフなセクションはこれからです。サン・ロック峠はアルプ＝マリティームの有名なクライムではありませんが、悪夢のように厳しいライドです。滑らかで比較的楽な第一セクションから急勾配でタフな第２セクションへと、まるで二重人格のように前触れもなく変化するのです。初めの半分はコート・ダジュールで最も美しいヒルサイドの村の一つであり、かつて村人達が悪魔の尻尾を敷石に貼り付けて捕らえたという逸話のあるコアラーズで終わります。コアラーズを出ると、80キロ走行後の脚を試すかのような12%勾配が待ち受けており、まるで自分の尻尾が地面に引きずられているような気さえするでしょう。海面レベルから2000メートル上の山頂に辿り着くと、テュリニ峠へ15キロ脚を伸ばしたくなるライダーもいるでしょう。しかし、左折しレスカレーヌへと下降することに決心。渓谷に向けてスピードを出す前にモナコ・ラリーのスイッチバックを楽しみ、ブロサスクでのコーヒーとペイストリーを味わいに。その他ストーリー今月のライド：1月ニースの北側から出るこのライドは、現地の伝説を含む建築と自然のバランスの取れたルートです。湾を見渡す人工滝、ヴェジュビー渓谷の悪名高い崖をはじめとするハイライトに富んでいます。もっと読む今月のライド：12月。プロヴァンスのクリスマスは、12月4日のサントバルブに始まり、2月3日の聖燭節まで40日間続きます。小さな村リュセラムでは、キリスト生誕劇は聖なる伝統として引き継がれています。もっと読む今月のライド：11月アイコニックなエズ峠のクライムを含むモナコへのルートを通り、モデルからアーバンガーデナーへと転身した、都会でも郊外でもないモナコの屋上で有機栽培を行うJessicaに会いに。通常の体験を超えたライド。もっと読む今月のライド：10月 2020年10月、Storm Alexと名付けられた台風がニース周辺の奥地を襲い、全ての風景が永遠に変わりました。Chrisが1年後訪れます。もっと読む

ラ・メゾン

10/02

Anton Krupicka

アントン・クルピチカ "学校のトラックで走ることがランニングの始まりでした。コロラドの大学に行きボルダーの山中に移り住み、ウルトラマラソンでのレースに興味を持ちました。2006年にLeadville Trail 100に挑戦し、運よく勝利を収めたことでプロのウルトラランナーとしてキャリアが始まったのです。過去15年間で世界中のレースに参加することができ、リードビルトレイル、北アメリカで行われるウエスタン・ステイツ100、国際大会ではウルトラトレイル・デュ・モンブランに2回出場し、イタリアのラヴァレードでは優勝しました。他にもオーストラリア、南アメリカ、南アフリカなど世界中でレースを行なってきました。しかし、最も好きなレース場は故郷のコロラドです。島中を走りレース中に満月を見ることができた、グランカナリアでのレースは記憶に強く残っています。夜を通して島を走り続け、魔法のような体験でした。今ではランニングよりサイクリングの方が多くなっています。サイクリングでは身体を傷つけることもなく、脚では不可能なほど遠くに行くことができます。好きなのはグラベルサイクリング。太いタイヤは可能性を広げ、探索可能な場所を増やしてくれます。" ロードでトレイルやセグメントを繋ぐのも良いのですが、通常はオフロードを走ります。ランニングの長所はシンプルでシューズとショーツ以外機械等が全く要らないことですが、サイクリングアドベンチャー、特に数日間にわたるバイクパッキングをこよなく愛しています。身体を使ってアウトドアで過ごし、美しい風景を見るのが魅力です。年齢を重ねるにつれてアウトドアへの愛情が膨らむものだと思いますが、ネブラスカ州の農場で育ったという背景が大きく関わっていると思います。育った環境で自然の中での勘を得たのは間違いありません。週に4〜5日はライドをします。ランニングとサイクリングをする日もありますが、大抵週3〜4日ランニングをし、週5日はライドをします。二つを組み合わせるのも好きな活動で、コロラドは現在冬ですが週数回はクライムをします。環境と一つになるアウトドアでの過ごし方の一つです。 instagram @antonkrupicka strava Anton Krupicka “ どこでライドをする？国際競技に参加している時に、シャモニー、イタリア、南アメリカでライドする機会がありました。コロラドでライドをするのが一番好きですが、インターナショナルバイクツアーに参加したいとも思っています。” “ なにでライドをする？好きなのはグラベルサイクリング。太いタイヤは可能性を広げ、探索可能な場所を増やしてくれます。ロードでトレイルやセグメントを繋ぐのも良いのですが、通常はオフロードを走ります。” “ なぜライドをする？サイクリングアドベンチャー、特に数日間にわたるバイクパッキングをこよなく愛しています。サイクリングでは身体を傷つけることもなく、脚では不可能なほど遠くに行くことができます。” その他ストーリー隠れた場所：コロラド州ボルダーロッキー山脈の東側麓にあるボルダー（人口約10万人）は、サイクリングをはじめとしたアウトドアスポーツに理想的な場所。もっと読む冬との別れライドはジャーニーそのものであり目的地は重要ではない、と言われていますが、アントン・クルピチカとヘイリー・ムーアはコロラドの山々を巡る旅で両方の重要性を示しました。もっと読むマウント・ブルースカイマウント・ブルースカイは標高4348メートル。北アメリカで最標高の舗装ロードがあります。サイクリストに最適な場所。もっと読むキャラバンに戻る

ルーラー

07/02

The Camargue – Between Sky and Sea

カマルグ – 海と空の間手付かずの自然が残る聖域が世界にはあります。人類の足跡が見つかりにくい特別な場所の一つ、カマルグ。海と大地へと繋がるローヌ川三角州の地形は、魅惑的な生育環境です。多様な動物や植物が生息し、150,000羽もの鳥がこの土地を介して渡っていきます。30,000羽のピンクフラミンゴの故郷でもあります。ほぼフラットな地形ですが、多様性が必要なライドになるためグラベルバイクが最適でしょう。ミストラルと呼ばれる強い北風やトラモンタン風が吹き始めるとライドは困難を極め、脚やタイヤ、フレームから難しさを感じることになります。風速100km/hにも達することがあり、そのような日にはグラベルバイクどころかヨットの方が最適かもしれません。エーグ＝モルトはこの地域の象徴的な街です。湿原の中心に中世の壁があり、Salins du Midiの塩の山々のみが街で最も高いコンスタンス塔を抜いて聳えています。この街の最初の歴史的記録は1248年であり、ルイ9世が船でエジプトに向かい十字軍の攻撃を行った出発地がエーグ＝モルトと言われています。冬の朝に通る街の小道は凍えるほど寒く、Canal du Rhône à Sèteの堤防で休憩する間に太陽が降り注ぎ、バイクのスピードも増していきます。このルートは塩田の湿原上にある遊歩道を含み、木製の板がタイヤの下でゴトゴト音を立てています。13世紀の塔Tour Carbonnièreまで5キロのサインがあり、池に囲まれたフラミンゴが初めて姿を現わします。堂々とした様子の鳥たちの素晴らしい光景。小さな生物のみを食すため、独特の円形を作りながら常に頭を水に潜らせています。フック型のくちばしは塩分を含む水のフィルターとして活躍し、舌で泥を押し出して食べたい部分のみを食すのです。塩水湖に生息する小型の甲殻類、エビの一種であるアルテミア・サリーナと、ピンクの藻ドナリエラ・サリーナを食べることがフラミンゴの体や羽にピンク色を生じさせています。湿原の上を群で飛ぶ彼らの様子は息を呑む美しさ。あたりの風景を堪能する、ライド中の長い休憩にピッタリです。コンピューターでは60キロ強とある最後のループは、スタート地点へと戻るようになっています。地平線がオレンジに染まり、最後に立ち止まって眺める海へ沈む太陽。より遠くへ Sophie Gateauと行くモルヴァン探索。モルヴァンを説明することは簡単ではありません。起伏のあるブルゴーニュ地方中央に鎮座する山塊。もっと読むアリエージュのトラック＆トレイル猛禽の住処である多様性に満ちたアリエージュを5名の友人達がバイクで巡るライド。もっと読むオーヴェルニュの火山ツアー人間より牛の数が多いオーヴェルニュ地方をSophie Gateauがカメラ、テント、ナイフ（オーベルニュチーズを堪能するために）と共にバイクで旅をします。もっと読むトリノ〜ニース・ラリーを追ってイタリアからフランスへとわたる、伝説的なグラベルライド。Sophie GateauとMathias Riquierが９月のラリー開催に先立ち、ルートを走ります。もっと読む

ラ・ヴィ

07/02

Cycling and Creativity: Rémi Clermont

サイクリング＆クリエイティビティ：レミ・クレルモンレミ・クレルモン氏は、カフェ・ドゥ・シクリステの創設者の一人でありクリエイティブディレクターです。ショーツ1着とジャージ2着のみで構成された初コレクション発表から11年後、クレルモン氏は現在も全てのコレクションを手掛けています。クリエイティビティを保つためにはアイディアと視点を常に新しく変える必要があります。デザインプロセスと彼自身のサイクリング経験がもたらす重要性について聞いてみましょう。サイクリングアパレルを製作するアイディアはどのようにして生まれたのですか？私が求めていたサイクリングアパレルが市場になく、サイクリングカルチャーのビジョンに見合ったものも無いと感じて言いました。しかしファッションデザイナーとしての人生を歩んできたわけではなかったので、アイディアからプロトタイプへ進む方法すら何も分からない状態で始めたのです。今ではプロセスは多少楽になりましたか？　　現在は専門家チームと共に商品を製作しています。コレクションサイズも3着から拡大し、毎年大きくなっています。しかし今でもアイディアからデザインを生み出すことは変わりなく続いています。どのようにしてアイディアを生み出し続け、新しいデザインを作り出すのですか？基本的に観察と問題解決に基づいています。じっくりと見て多くのことを組み合わせ、他の人とは違う方法で再解釈するのです。今でもデザインを楽しんでいますか？アイディアを生み出し、最初のコンセプトを形にしていくことは達成感があります。作り出したものが商品として成功しなくても、このプロセスには満足感があると言えるでしょう。しかし、私が想像して製作したものをお客様に購入して頂くということは、お客様がビジョンに同感し信じてくれているという証です。特に他とは異なるものを作っている時は、お客様からの信頼は特別な意味があります。従来の既に試された方法を使用してパフォーマンスジャージを製作することは簡単ですが、他にも同じような商品が数千個あります。パフォーマンス性があるとしたら、驚くようなことでもないでしょう。しかし固定概念に捉われない、パッと見では分からない革新的なアプローチをとる場合には、お客様からのポジティブな反応は格別な達成感をもたらします。ご自身のどのような性質がデザインの役に立っているとお考えですか？観察眼。私の周りで起こっていること全てを観察し精査したいと思っています。そして同一であることに対する抵抗。他の人と同じことをするという考えに恐怖すら抱いています。どうしてそう感じるのが分かりませんが、まるで病気のようにそう感じるのです。新しいコンセプトを生み出すのに最も適した環境とは何ですか？一人でいること、静寂、誰とも対話しないこと。この環境に身を置くためには、まず人々と多くの交流を持ち、旅、スポーツ観戦、スポーツ体験などの多くの経験を通じて内面を豊かにする必要があります。私がすべきことはデザインのみでなく、会社の運営、日々の生活、スタッフとの交流など、実際に製作できる環境から遠い場所にいることがほとんどなのです。サイクリング歴はどのくらいですか？子供の頃からです。ハイレベルのカヤックをしていましたが、トレーニングはいつもバイクでした。15歳くらいには本格的にやっていました。今でもライドする時間はありますか？週に3〜4回ほど35〜70キロの短いライドに行きます。大抵山でライドすることが多く、得意な訳ではないのですが景色が美しいので山が好きです。ライド中にアイディアや解決法が浮かんできた経験はありますか？はっきりとした経験はありませんが、ライド中に浮かぶ事柄はファスナーの場所やジャージの色といったディテールであることは少なく、漠然としたコレクションの哲学のような事が多いと言えるでしょう。肉体を鍛えるにつれ脳も拡大し、インスピレーションが湧きます。もしくは無意識のうちに観察し、啓示的な瞬間とリンクさせることがあるかもしれません。他にもこのような瞬間を体験する方法はあると思いますが、エズ峠のクライムはオフィス空間を超えてアイディアを発見するきっかけになります。サイクリングとクリエイティビティ間に関係性があると思いますか？会社運営をしている者にとって全てから解放されることは難しく、電話に出ず誰にも質問されない30分をも見つけることは課題です。ライドへは全てを置いて出ることができ、私は大抵正午から午後2時の間に新しい商品を試す目的も含めて一人で出かけます。この時がアイディアを生み出したり思考したりする時間です。皆さんと同じようにコンピューターでアイディアを探ることもありますが、ライド中は自然とアイディアが湧き出ます。なぜなら探していないからです。ライド中の集中力は他とは異なり、目前のロードのようにマインドはオープンになるのです。世界から自身を離脱させ、アイディアを見つけたり創造する問題からも解放してくれます。精神をリラックスさせ、流れを生み出すのです。クライムを例としてみましょう。クライムが楽なことはありません。エズ峠（最も好きなランチタイムのライド）を痛みに耐えながらクライムする時、脳が肉体的困難から離脱して浮遊し出すと2重の効果があります。15分の痛みから解放され、無意識のうちに解決法やアイディアを生み出している可能性が高まるからです。この時がクリエイティブな解決法が浮かび上がる瞬間です。より遠くへサイクリング＆クリエイティビティ：サンドラ・ソマー。アーティストのサンドラは、予想していない瞬間にインスピレーションが湧き出ることを知っています。最新プロジェクトはザルツブルクの山を探索中に思いつきました。もっと読むサイクリング＆クリエイティビティイクリングが刺激する、創造性に溢れた思考。バイクで走る行動に全く新しい意味をもたらす、スタンフォード大学とコート・ダジュール大学の協同リサーチ。もっと読むアルプ＝マリティームの開拓者山頂のパイオニアVictor de Cessole氏の山への愛が素晴らしい功績を残しました。もっと読む Cervéloが新しいÁsperoグラベルバイクをリリース。定義を覆すライドのためのバイクとはどのようにデザインされるのでしょうか。素晴らしいマシーンを生み出すデザイナーに意見を伺いました。もっと読む

ラ・ヴィ

02/02

The Best Aligot in the World

ラ・メゾン

24/01

Ride of the Month January 2022

フランス人のジャンプニースの北側から出るこのライドは、現地の伝説を含む建築と自然のバランスの取れたルートです。比較的楽なクライムを経て山へと入り、ニースへの穏やかな降下で締めくくる道のり。湾を見渡す人工滝、ヴェジュビー渓谷の悪名高い崖をはじめとするハイライトに富んでいます。ニースの北側へと向かい。高速道路の下を通ると山の麓に辿り着きます。ヴェジュビー運河を祝して19世紀に作られた人工滝、カスカッド・ド・ゲホが曲がりくねった道のりでの最初の立ち寄り場所。飲料水に酸素を取り込み、街へと、そしてあなたのビドンへと届けるために作られた滝。なめらかな水の音に耳を澄ませながら、ベ・デ・ザンジュ（天使の入り江）と呼ばれる素晴らしい眺めを堪能して。その後、ルートは地元の風変わりな住居に向かって進みます。Benと呼ばれるニースを拠点とするアーティスト、Ben Vautier氏は電車の駅やトイレに書かれた手書きテキストはニース中にある有名な作品です。「彼は食べなければならない。彼は眠らなければならない。」といった人生に関する短い文章が特に有名です。まるで雑に作られた紙張り子のような緑の丘に立つ彼の住居は期待を裏切りません。家の前面には無数のカラフルなピースを貼り合わせ、バイクのタイヤが一つ、様々な手書きのスローガン、奇妙な彫刻が飾られています。モダンアートのカオス的な美しさを後にし、山のサイドに立つ家々を通り過ぎながらモン・ショーヴの麓を進み、アスプルモンに到着するまで走り続けます。かつて村を守っていた城は廃墟となっていますが、ヴァールからアンティーブへ向かう景色は素晴らしいものです。中世の村ルヴァンに着くまで山道を進み続けると、車の数が大幅に減り、緩やかなクライムを問題なく進むことができるでしょう。岩の多い露頭にはチャーミングなベルタワーがあり、ヴァールとヴェジュビー渓谷を見渡すことができます。伝統的な家やヒルから続く石畳の道を探索し、コーヒーとアイスクリーム休憩をしましょう。再度バイクに乗り、デュラニュを通って山へ。村を出る時には、今では現地の伝説となっている見晴らしの良い崖があるでしょう。1792年、ニースがまだフランス領でない時代。この地域から逃げようとしているフランスの共和国軍に直面して、ニースの抵抗戦闘隊がBarbetsという民兵を結成しました。捕らえられた囚人は、ヴェジュビー渓谷の底へ200メートルもの高さを強制的に飛び降りさせられたのです。それ以来、崖は「Saut des Français（フランス人のジャンプ）」という恐ろしい名前で知られています。このセクションは急勾配の崖に温かい太陽が降り注ぐ午後に訪れた方が良いでしょう。ベランギエで左折し、ヴァールへ向かって緩やかな降下をします。文明に戻り、追い風であればバイクレーンで南へとスピードを出すことができます。サン＝ローラン＝デュ＝ヴァールからサイクルレーンに沿って進み、プロムナード・デ・ザングレで気持ちよく走りニース中心外へと戻ります。より遠くへ今月のライド：12月プロヴァンスのクリスマスは、12月4日のサントバルブに始まり、2月3日の聖燭節まで40日間続きます。小さな村リュセラムでは、キリスト生誕劇は聖なる伝統として引き継がれています。もっと読む今月のライド：11月アイコニックなエズ峠のクライムを含むモナコへのルートを通り、モデルからアーバンガーデナーへと転身した、都会でも郊外でもないモナコの屋上で有機栽培を行うJessicaに会いに。通常の体験を超えたライド。もっと読む今月のライド：10月 2020年10月、Storm Alexと名付けられた台風がニース周辺の奥地を襲い、全ての風景が永遠に変わりました。Chrisが1年後訪れます。もっと読む今月のライド：9月モン・ダジュールへのライド。1300メートルのクライム後Thorencの野生動物保護区を探検し、岩に掘り込まれたトンネルを走るスリル満点の下降を楽しんで。もっと読む

ラ・メゾン

17/01

Nissa La Bella Through the Seasons

ラ・ヴィ

13/01

Cycling and Creativity Sandra Sommer

サンドラ・ソマーザルツブルクにある静かなスタジオのドアを開いた瞬間、サンドラのバイクへの情熱が伝わってきます。サイクリストのユニークなスタイルを表現した絵画が、壁中にかけられています。上質なワインのように年月を重ねた美しいヴィンテージのBassoバイクが壁にもたれ掛け、部屋全体の雰囲気をまとめています。落ち着いてリラックスした印象のサンドラは、大きな笑顔で出迎え、架台の上にコルクトレイを置いたツール用テーブルに座ります。「子供の頃から絵画を描き続け、クリエイティブな仕事に就きたいと思っていました」と若いアートスクール卒であり、現在教鞭をとる彼女は言います。子供が生まれたばかりで、家庭と仕事の両立に追われていますが、チャンスがあればすぐにバイクでライドへ出かけます。「創作と自分の関係性は年々変化し続け、成熟、旅行、偶然の出会い、人生体験全てが私達を変え、世界観や感受性を進化させるのです。」ペイント、ペンシル、インク、カラーペンシルなど、様々なメディアをミックスさせて創作を行い、異なるサイズの上質な紙を使いますが、小さなサイズが最も心地よく作業することができると彼女は言います。「過去数年間でソーシャルメディアにサイクリスト達によって投稿されたサイクリングフォトに影響を受けました。探究したい題材だと感じたのです。」スポーツライフを捉えた写真を見て、心を掴まれたシーンに新しい命を吹き込む。彼女独自の芸術的手法で行うことにより、クリエイティブなアイディアとして形作られてきました。何十枚ものインスタグラムページをスキャンし、じっくりと観察するのです。「多くのライダーにとって、実際のライドよりも写真の方が重要性を増しています。空いた時間を使う主な手段にもなっているくらいです。彼らのコミュニティを「満足」させるために途切れなく写真を撮り続け、自身の人気をコントロールするのです。この絶え間ないペースとイメージコントロールに引き付けられました。アーティストとして何ができるだろうと考えたのです。」サンドラのテクニックは全て意味があります。落ち着いた手つきで厚みのある小さなエンボスペーパーを取り、その上に瓶からインクを垂らします。両手でインクを掴み、初心者が手に負えないと感じてしまうような「印」をペーパーに描きます。彼女にはインスピレーションがサイクリングインスタグラムの一つから来ていることが分かっています。飛び散ったペイントが作品の始まり。コントロールされていない、直感的なアプローチ。活動を止めない我々の生活、自身のイメージを思い切って手放すこと。そこからゆったりとしたペースのプロセスが始まります。24時間後にインクが乾き、サンドラは作品を熟考します。ペンシルを加え、ブラシが加えられます。このプロセスが最もサンドラが興味を持っているものであり、「私の事を知らないこれらのサイクリングフォトを撮った人々に作品を送ります。彼らは私が写真を見つけたこと自体に驚き、アイディアを交換して深みのあるプロセスとなるのです。」サンドラはプロとしての仕事と家族との時間の合間を縫ってライドをします。全てのバランスをとりながら、毎月獲得標高8000メートルのライドをこなしていることは驚きです。友人達との長いライドは100キロに及びます。ほとんどの場合一人で25キロ〜40キロのライドをし、ザルツブルクは山の麓にあることもあって常にクライムライドです。インスピレーションは予想していない瞬間に湧き出てきます。「ライド中にきっかけとなるような無心状態であることは大切です。」前回の記事で研究者が論じた点です。「ライド中はその瞬間を生きています。思考や自意識が低下し、精神が自由になります。この時にクリエイティブなアイディアが生まれるのです。ライドとクリエイティブプロセスをリンクさせ、終わったばかりの作品を考える時間としています。精神に落ち着きとゆとりを持っていることは、製作にも良い影響を与えます。1日の最初の1時間が重要という人もいます。ピカソをはじめとする偉大な芸術家達は、朝早くにインスピレーションが湧き出るためにノートブックを持ち運んだと言います。私にとっては、ライドからスタジオに帰った瞬間です。」このプロジェクトを始めようと思ったのもライド中でした。彼女自身の生活とソーシャルメディアをスローペースにする必要に駆られていたのです。「どうしたらスローペースにできるのか、そして理由は？バイクを中心とした生活、それが求めていることだと気がついたのです。時には速く、時には遅い。そのアイディアを際立たせたかったのです。下降中にブレーキから手を外すと時速80キロまでいきます。コントロールを失うとはそういうことです。」サンドラの作品はインスタグラムでご覧頂けます：instagram page @sandis_art より遠くへサイクリング＆クリエイティビティイクリングが刺激する、創造性に溢れた思考。バイクで走る行動に全く新しい意味をもたらす、スタンフォード大学とコート・ダジュール大学の協同リサーチ。もっと読むアルプ＝マリティームの開拓者。山頂のパイオニアVictor de Cessole氏の山への愛が素晴らしい功績を残しました。もっと読む Cervéloが新しいÁsperoグラベルバイクをリリース定義を覆すライドのためのバイクとはどのようにデザインされるのでしょうか。素晴らしいマシーンを生み出すデザイナーに意見を伺いました。もっと読むアリエージュのトラック＆トレイル。猛禽の住処である多様性に満ちたアリエージュを5名の友人達がバイクで巡るライド。もっと読む

コレクション

10/01

Audax-Lookbook AW

ラ・メゾン

22/12

ROTM December

プロヴァンスのクリスマス：リュセラム村のキリスト生誕劇プロヴァンスのクリスマスは、12月4日のサントバルブに始まり、2月3日の聖燭節まで40日間続きます。この期間に様々な現地の伝統や慣習行事が行われます。サントバルブには3つのカップにクリスマス小麦を植え、クリスマスイブには13種類のデザートを含む特別なクリスマスディナーを楽しみ、真夜中のミサとクリスマスマーケットへ出かけます。中でも最も美しく有名な伝統がキリスト生誕劇とLes Santons（小さな聖人）。街よりも村で広く楽しまれています。テュリニ・パスへ続くニースから数キロの場所にリュセラム村があります。山の露頭にある村では、キリスト生誕劇は素晴らしい伝統として引き継がれています。ここが12月の「今月のライド」目的地です。ニースの港にあるカフェを冬の初日に出発し、MarieとAudreyはパッとしない空を見上げています。雨と雪の予報。メルカントゥール国立公園側からは雪に覆われた山頂が見えます。サン･ロックの道を通り、パイヨン渓谷を上り、山に入る前の最後の村であるベンドゥジュンとコアラーズへ向かいます。ニース港から1000メートルのクライムを経て、今の時期は人で賑わう中世の街リュセラム村へと降下。ベンドゥジュンを通過後、様々な景色が広がるルート・デュ・ソレイユを走ります。海岸沿いを出ると気温が下がり、湿度が上昇。川沿いへ着き、コントとベンドゥジュの間に広がる豊かな森の下草をライド。最後の10キロは地中海のムードが濃くなり、木々が少なくなり岩が多く乾燥した土地へと変わります。パスに入る数百メートル前、自分達が制覇したタイトなスイッチバックルートを振り返り満足感を得ます。ニースの離れた田舎にあるこのルートは、サイクリスト達にとってパラダイスだと言えるでしょう。小さなリュセラム村へ近づくにつれ、賑やかな様子が伝わってきます。狭い道では子供たちが遊び笑い声が響き、「Circuit des Crèches」と呼ばれるキリスト生誕劇トレイルが現れます。形や大きさの異なる450種類のキリスト生誕劇のシーンが現地の人々によって作られ、村のあらゆる場所に飾られているのです。住民全員がクリエイティブな表現に没頭し創作活動を行う、素晴らしくユニークな村。 1223年にイタリアの村で、ミサの前にアッシジの聖フランチェスコが小さな聖人を使ってキリスト生誕劇を表現したことから始まった伝統です。2000年前にエルサレムから10キロ離れたベツレヘムの馬小屋で起こったキリストの誕生。キリストの両親であるマリアとヨセフは滞在場所を見つけることが出来ず、馬小屋に滞在している間にマリアはキリストを出産するという聖書物語。歴史的な物語では羊飼いと3人の賢者が赤ん坊の祝福に訪れますが、プロヴァンスでは異なるキリスト生誕劇が手作りのフィギュアによって表現されています。パン屋や養蜂家、漁師が村のキリスト生誕劇に現れます。小さな聖人はプロヴァンスのクリスマスシンボルとなりました。小さな粘土のフィギュアは現地のアーティストによって作られ、クリスマスシーズンが近づくと町中で売られます。リュセラムにある狭い石畳の道と中世のアーチは、キリスト生誕劇で溢れています。AudreyとMarieはバイクから降り村を歩いてじっくり鑑賞する事にします。窓枠や噴水、ポーチや部屋全体、チャペルやオーブンの中までキリスト生誕劇のシーンが表現されています。クルミの殻に収まる小さなものから広場や部屋を占領する数メートルの巨大な作品まで。とにかく普通でない画期的なお祝いは、温かいムードで溢れています。グリューワインとニョッキのシチューの香りが漂い、大盛りのニョッキとワインを満喫するとニースへ戻る時間です。冷え込みが激しくなり、MarieとAudreyは急いで帰路へと着きます。今月のライド：11月アイコニックなエズ峠のクライムを含むモナコへのルートを通り、モデルからアーバンガーデナーへと転身した、都会でも郊外でもないモナコの屋上で有機栽培を行うJessicaに会いに。通常の体験を超えたライド。もっと読む今月のライド：10月 2020年10月、Storm Alexと名付けられた台風がニース周辺の奥地を襲い、全ての風景が永遠に変わりました。Chrisが1年後訪れます。もっと読む今月のライド：9月モン・ダジュールへのライド。1300メートルのクライム後Thorencの野生動物保護区を探検し、岩に掘り込まれたトンネルを走るスリル満点の下降を楽しんで。もっと読む今月のライド：7月砂漠のような風景が広がるヴァンス峠のクライムは厳しく、灼熱の太陽が降り注ぐ中、美しい地中海の眺めを堪能しながら走ります。もっと読む

ラ・メゾン

21/12

Caravan Alba de Silvestro

アルバ・シルヴェストロダウンヒルスキーヤーでしたが、より多くのことを見つけるために登山へと移行しました。トレーニングのために夏季ランニングを行い、ローカルな競技で優秀成績を残していました。スキーとランニングを組み合わせたSkimoを友人から勧められて試したところ、あっという間に夢中になりました。山を探索する最高の方法です。今では3つのステージから成る国際Skimoサーキットのワールドカップで競うまでになりました。最初のステージはスプリント、第2ステージは肉体的挑戦である20分のクライムのみから成るバーティカル、第３ステージは１番のお気に入りでもある様々な地表での個人レース。私はスプリンターでないためにワールドカップで優勝したことはありません。スプリントレースは非常に重要な位置を占めるのです。いくつかのステージ優勝を果たし、アンドラで3年前に最初の勝利を得ました。 Skimoの魅力はリフトやスロープが必要ないこと。行きたい時に行き、他の人がたどり着くことのない山のエリアに行くことが出来ます。競争することのみでなく、自然への愛とアウトドアに意味があります。Albesaggioに在住し、サン・ジュゼッペでトレーニングを行っていますが、コルティーナ近くにあるドロミティで育ち、ここでのスキーが１番のお気に入りです。サン・ジュゼッペはSkimoに向いていますが、ドロミティの美しさには敵いません。 Skimoを3つの言葉で要約するのなら、美しさ、自由、山です。クライムと降下、楽しさ、そして様々なルートを探索する機会、山頂に達した時の満足感と効果への準備、とサイクリングとの共通点は無限にあります。　　サイクリングとスキーで異なる要素といえば季節でしょう。夏と冬、最適なシーズンに違いがあります。 instagram @albadesilvestro strava Alba De Silvestro “ どこでライドする？ValmalencoやChiareggioの素晴らしいクライムのあるAlbessagioで通常ライドをします。女性プロライダー自転車ロードレース競技大会ジロ・デ・イタリアに含まれたDi Gera e Di Campomoroでのライドも気に入っています。ポルドイ峠やヴァルパローラ峠、ガヴィア峠のクライムを含むコルヴァーラでのトレーニングも素晴らしく、世界最高のサイクリングロケーションだと思います。” “ なにでライドする？ロードサイクリングを愛しており、夏季の週3〜4日はライドをします。MTBも好きですが、技術に欠けていると感じるので努力を要します。” “ なぜライドする？バイクでは存分に探索をすることが出来ます。スキーやランニングのように気合いを入れてサイクリングには望まないために、ストレスが少なくリラックスしています。時折激しいクライムで限界に挑戦することもありますが、その程度に抑え、サイクリングは私の情熱であり楽しみです。” その他ストーリーバイクスキー：新しいデュアスロンメルカントゥール国立公園の奥深く、雪に覆われた山頂に囲まれた標高1600メートル地点。ピックアップトラックに載せられた2つのギア。もっと読むサミット・シンフォニー数時間のクライムと雪でのスキーを楽しむことほど、コート・ダジュールの冬を終えるのに相応しい方法はないでしょう。もっと読むキュータイ探索、チロルの魅力私にとって特別な存在であるキュータイの山頂は雪が積もり始め、スキーシーズン前のクライムに最適な場所です。もっと読むキャラバンに戻る

ラ・メゾン

09/12

Sarah Bacher Tackling Kühtai

キュータイ探索、Sarah Bacherとオーストリア、チロル地方の魅力を探る秋になるとインスブルックの渓谷を囲むアルプス山脈では雪が降り始めます。今年の冬はインスブルックに落ち着くことにしました。準備期間はまだ十分にありますが、始めるのが待ち遠しくてたまりません。雪がちらつき始めるとソワソワし、スノーボードを出して滑るのを心待ちにしています。 2018年の世界選手権中にこの街はサイクリング界に紹介されましたが、私は既によく知っていました。スキーリゾートに来た際に何度もこのルートを滑ったことがあるのです。ここには多くの友人も住んでおり、今日同行するLouisaもその一人です。インスブルックの長所は地形に多様性があること。イン川沿いのフラットなルートをサイクリングし、山頂標高2000メートルに達する近くの山を登ることができます。 louisaとはスキーを専門とする学校で出会い、長年親しくしている友人です。私はスノーボード経験があり、Louisaはスキー経験がありました。彼女は膝を負傷しレースを引退しなくてはなりませんでした。その後サイクリングに夢中になり、今に至ります。チロルの素晴らしいロードで古くからの友人とトレーニングセッションを行うことは楽しみであり、今回のガイドであるLouisaのアドバイスはキュータイを登る上で重要となるでしょう。過去数ヶ月間はトレーニングが始まっていたためにサイクリングは控えめになっていましたが、毎日2時間のトレーニングを行い、バランスを整えコアを鍛えるためのランニング、もしくはジムでウェイトトレーニングを行います。他の日はオンラインでレッスンの振り返りを行います。2021年9月から大学でトップレベルのアスリートに重点を置いた栄養学を学んでおり、3年ではなく5年間でコースを終える予定です。今冬のトレーニング、トラベル、競技を踏まえるとオフシーズンに比べてそれほど多い時間をサイクリングに割くことができません。初めての競技に参加した場所であるキュータイは、私には特別な思い入れがあります。国内の若いスキーヤー達と競うために10歳の時にオーストリアを横断しました。毎年競技シリーズはウインタースポーツのジュニア選手の仲間意識を促し、将来の期待の星を発見する機会を与えてくれます。初めての競技では3位に入り、楽しい思い出となりました。全てはあの瞬間から始まり、素早く前進しました。インスブルックの天候は予測不可能で、今日は悪天候になるのではと考えていましたが、幸運なことに一日中日が差し気温も12度と穏やかでした（雪の積もった山頂は氷点下でしたが）。良いスピードでクライムを行い、23キロの上りを進みます。Louisaはタンクにガスを残しておくようにと忠告し、11キロ地点で始まる15%（場所によっては20％)の壁のような1キロの道のりが目前に広がります。難関を過ぎるとスピードも加速し、より美しい風景に息を呑みます。最後の4キロは楽に過ぎ、景色の素晴らしさに18キロに及ぶ厳しい道のりや激寒の気候のことさえ忘れてしまうほどです。雪かきが反対方向に進み、降りてくる車の屋根には雪が積もっています。山頂は間近です。道の淵は雪に覆われ、私達のライドも偉大なものになるでしょう。そして山頂に到着！5分間だけ止まり、「キュータイ2020メートル」サインの前で撮影をし、凍てつく下降へと向かいます。自由を感じる下降はいつでも楽しく、スノーボードに似ているような飛んでいるような感覚で走ります。指は凍りつき、筋肉は硬く、通常よりは楽しめない環境ではありますが。今回のライドは来春の新しいサイクリングアドベンチャーのアイディアを与えてくれました。インスブルック〜ニース？より遠くへサラ・ベッヒャーフリーライド・ワールドツアーの期待の星であるサラ・ベッヒャーは、耐久性トレーニングのため、そして山を探検するエキサイティングな方法としてサイクリングを取り入れてきました。もっと読むキャラバンサイクリング愛で繋がるスポーツ選手達。ライドする理由は違えど、2輪での探検への情熱は同じ。もっと読むギヨーム・ネリー: ピレネー山脈の横断毎夏、親しい友人達とアドベンチャーの旅に出かけます。去年はバイクパッキングでアルプスを巡り、今年はピレネー山脈に挑戦しました。もっと読む AキャラバンメンバーEtienne Hubertと行く、モンブラングラベルツアー。数ヶ月のトレーニングと日本でのオリンピック後、自然を強く求めていました。モンブランでのグラベルツアーに参加することを長い間考えており、まさに今が絶好の機会。もっと読む

ラ・ヴィ

08/12

Cycling & Creativity

サイクリング＆クリエイティビティこのシリーズでは、サイクリングがいかに創造性に溢れた思考を刺激するかを模索します。スタンフォード大学とコート・ダジュール大学の協同リサーチに基づいた、バイクで走る行動に全く新しい意味をもたらす試みです。走り出した途端に滑らかなリズムに乗り、風を切ってコーナーをカーブ。精神が彷徨い始めます。安定した呼吸に促され、思考が形を生み出します。詳細は多岐に渡りますが、ポジティブな予感のする内容であることは間違いありません。ほとんどの人が経験したことがあるでしょう。仕事で手一杯になり、解決できそうにない家庭での問題を抱え込みすぎているかもしれません。心臓が高鳴り、筋肉は燃え、バイク走行中に解決法が浮かび上がることがあります。これは偶然ではないのです。スタンフォード大学とコート・ダジュール大学の研究者は、肉体的運動と創造力の関係性を明確にしました。より深く研究は進み、どのような運動、どの程度のレベルが創造性のある脳活動を促すかを調べました。そしてサイクリングが最も適したスポーツであることが分かったのです。ニースにあるLAMHESS研究所で12名のサイクリストを招いた実験が行われました。4セッション中にライダーは休憩や弱から強度のレベルを「活力」別で変えながらテストを進めました。実験中の心臓の鼓動、体温、血圧はモニターされ、特別にデザインされたヘルメットを使用して分光分析を行い、脳内の酸素レベルを測りました。結果として、前頭葉では脳内活動が制御され低前頭葉として知られる状態になりました。「運動の状態によっては認知能力が低くなる傾向があり、精神が彷徨う状態になります」と研究者は説明し、脚の筋肉が使われるにつれ、思考が自由になるとも言えるでしょう。「前頭葉の活動が制御されている時には、認知能力つまり決断をする多くのフィルターが消えてしまうことになります。そのことによって無意識のうちに認知機能にアクセスすることができ、よりオリジナルで創造的な思考を生み出すのです」と同研究の創始者であるJeanick Brisswalter氏は説明します。リズム感のある集中した肉体活動であるサイクリングは、「解き放たれた」認知状態に達することを促します。ライドは数時間に及ぶことも多く、ランニングやハイインパクト有酸素運動とは異なり、サイクリングは身体への刺激を繰り返し続けることはありません。筋肉が主導になり、意識がリラックスし、精神は未知の世界を彷徨います。「自発的な創造性がこの時生まれるのです」と認知科学の教授Arne Dietrich氏は説明します。 MoMAやComme des Garçonsとのコラボレーションで国際的に名高いアーティストLisa Congdon氏は、サイクリングと創造力の繋がりを強く信じています。「長時間に及ぶ自分探しのライドでは精神は彷徨います。新しいデザインが生まれるのです。」彼女だけではありません。科学に支えられてより深く学ぶべく、男女を含む職人やプロフェッショナルにサイクリングが創造性を促す可能性について聞いてみることにしました。 Further Riding アルプ＝マリティームの開拓者。山頂のパイオニアVictor de Cessole氏の山への愛が素晴らしい功績を残しました。もっと読む Cervéloが新しいÁsperoグラベルバイクをリリース定義を覆すライドのためのバイクとはどのようにデザインされるのでしょうか。素晴らしいマシーンを生み出すデザイナーに意見を伺いました。もっと読むアリエージュのトラック＆トレイル。猛禽の住処である多様性に満ちたアリエージュを5名の友人達がバイクで巡るライド。もっと読む Les Moustachus en Vadrouille 口髭をたくわえた3人の友人による、フランスの最も美しい20ヶ所の村々を繋ぐサイクリングの旅。ヘリテージ、スタイル、友情を讃えて。もっと読む

コレクション

17/11

Norway Film Lookbook

コレクション

15/11

Atelier Collection Lookbook

映画

09/11

I Am Not A Number – #38

#38 私は競うために生きています。オリンピックセーリング競技アイスランド代表を2回務め、ハイレベル競技におけるプレッシャーと感覚をよく理解しています。しかし、2輪レースの激しさとは比較になりません。ロードであれMTBトレイルであれ、自身の限界を都度超える必要があります。このレースはアイスランドのMTBナショナルであり、私の初レースでもある特別なものでした。レース前は全く予想がつきませんでしたが、アイスランドサイクリング界の伝説Gunnlaugurとライドすることができました。レースの前半で彼は既に2分間私より先に進んでいました。私はペダルを踏み続け、2番であることに誇りを持っていました。残り10キロに差し掛かった地点でGunnlaugurが再び視界に入り、自分が早いスピードで進んでいることを実感。残り1キロ地点で彼を追い抜き、なんとレース優勝を果たしたのです。初レースにして初ナショナルタイトル！ナンバーで呼ばないでナンバーで呼ばないで #06 アレクシアは、ヴァンデ・グローブヨットレースを止まることなく、補助無しで完走した世界中からの参加者100名中10位の女性スキッパーです。サイクリングは彼女のもう一つの情熱。もっと読むナンバーで呼ばないで #738 54キロ、2600人以上の参加者、乾燥しきった環境での初めての大規模レース。ナーバスではありますが、私はナンバーではありません。もっと読むナンバーで呼ばないで #112 初めて参加した競技はアルペンスキーでした。ゲレンデのない島出身の私にとっては大きな一歩でした。しかし、私は番号ではありません。もっと読むナンバーで呼ばないで #399 友人達が故郷のコースで並び声援を送っています。2週間前には彼に打ち負かされましたが、今日は私が勝つのです。このコースは私のものです。もっと読む

コレクション

04/11

Lookbook AW21 Arrière-Pays

2021年秋冬コレクション：セール・シュヴァリエルックブックライドの前後、ライド中に感じる丘に囲まれたアウトドア。癒しと冒険が共存するニース周辺のバックカントリーを着想源とし、シグネチャーのモダンフレンチスタイルを取り入れた新しいアイテム。 2021年秋冬バックカントリーコレクション購入はこちら。 1.ユニセックスリゼッタアウトドアベスト、ピンク; ユニセックスアメリダウンジャケット、スモークブルー; メンズベレニススウェットシャツ、ポワッソン・ヴォラン 2. メンズルアンヌプルオーバー、ヘザーブルー 3. ユニセックスクレモンティーヌスウェットシャツ、サン・ダルマ・ル・セルヴァージュ; ユニセックスジョジアンヌリブビーニー、ベージュ 4. ユニセックスオンディーヌフリーストップ、グレー 5. メンズベレニススウェットシャツ、ポワッソン・ヴォラン; メンズニコルロールネックプルオーバー、レッド 6. ユニセックスオンディーヌフリーストップ、レッド 7. メンズマエヴァボンバージャケット、クリーム; メンズニコルロールネックプルオーバー、レッド 8.メンズルアンヌプルオーバー、キャメル; ウォータープルーフリュックサック、ブルー・クレール 9.メンズルアンヌプルオーバー、キャメル; ダイアンメリノビーニー、レッド 10. ユニセックスオンディーヌフリーストップ、グレー; メンズマエヴァボンバージャケット、クリーム 12. メンズルアンヌプルオーバー、ヘザーブルー 11. ユニセックスジョジアンヌリブビーニー、ベージュ 13. ユニセックスリゼッタアウトドアベスト、ピンク; メンズルアンヌプルオーバー、ヘザーブルー; メンズジュリエットアクティブパンツ、ブラック

映画

18/10

I am not a number – #06

#06 2020年11月8日、日曜日。ヴァンデ・グローブレースへ向けてレ・サーブル＝ドロンヌを出発する35名の参加者の一人でした。補助なしのソロ、停止することなく進む世界一周セーリングレース。地上の友人、全ての世界に別れを告げ、111日後である2021年2月28日午前7時23分まで会うことはありませんでした。世界一周レースを24位でゴールし、完走という成功と勝利を収め、夢を叶えたことに誇りを持っています。 20年以上前の1998年にCatherine Chabaud（2000年ヴァンデ・グローブ）のために製作されたIMOCA Penguinと、低い予算で出発したレースは簡単なものではありませんでした。 6回の世界一周ツアーと4回のヴァンデ・グローブレースを経験したヨットは旅慣れており、海でのレースを夢見ていた幼少期の夢を達成したいと私は熱望していました。幸せな瞬間や嵐、静かな海と無数のサプライズが盛りだくさんのレース。悪天候に対応し、転倒した際に背中を打ったことから最後の3週間は肉体的限界を感じていましたが、変わらぬ決心を持ち続けて進みました。私は世界一周ヨットレースを止まることなく、補助無しで完走した世界中からの参加者100名中10位の女性スキッパー。ヴァンデ・グローブは完走した参加者より途中で辞退した参加者の方が多いレースです。ナンバーで呼ばないで #738 54キロ、2600人以上の参加者、乾燥しきった環境での初めての大規模レース。ナーバスではありますが、私はナンバーではありません。もっと読む #112 初めて参加した競技はアルペンスキーでした。ゲレンデのない島出身の私にとっては大きな一歩でした。しかし、私は番号ではありません。もっと読む #339 友人達が故郷のコースで並び声援を送っています。2週間前には彼に打ち負かされましたが、今日は私が勝つのです。このコースは私のものです。もっと読む #27 私は山羊ではなくスプリンターであるため、クライムの前にはいつもプロトンがいる場所までライドをし、ヒルクライムでの調子を整えました。比較的穏やかなペースで、話しながらライドをしていると、突然「ドン！」という音が。もっと読む

ラ・ヴィ

14/10

BEST TORTILLA IN THE WORLD

世界で一番美味しいトルティージャ世界で一番美味しいトルティージャは、ガリシアのタフなトレイルライド後に友人達と分け合うのがおすすめ。世界で一番美味しいトルティージャは、千年の歴史を誇る街の中心、太陽が降り注ぐスペイン広場にあります。世界で一番美味しいトルティージャは、オリーブオイルで炒めたポテトに玉ねぎを加え、胡椒を少々加えたもの。仕上がりは完璧、真ん中は柔らかくとろけるようで、外側はカリカリ。世界で一番美味しいトルティージャは、セルヴェサビールまたは新鮮なフルーツをのせた冷たいサングリアと一緒に。世界で一番美味しいトルティージャは、スポーツと友情、そして美味しい食べ物のある日が人生最高だと教えてくれます。より遠くへ世界で一番美味しいアイスクリームは南フランスにあり、大切に栽培された新鮮なフルーツが山盛り。真夏の太陽の下、木陰でライドの休憩に食べるのが最高です。もっと読む世界で最も美味しいスイスチャードのタルトは、ヴァール渓谷で発見した甘い味覚です。焼き立てはもちろん、冷めても美味しいタルトは、厳しいライドが続く日にぴったりです。もっと読む世界で最も美味しいシャルキュトリは、皮肉にも小さな漁村にあります。コルシカ島のポルト・センテュリで唯一オフシーズンも開いているオーベルジュにあるレストランにあります。もっと読む世界で最も美味しいクレープはフランスにあります。明らかな事実だとお考えかと思いますが。クレープが生み出された、険しい海岸沿いのブルターニュが本拠地です。もっと読む世界で最も美味しいニョッキは、コッティアン・アルプスで作られています。モダンな生活から離れた人里離れた山で、新しい人々が作り、古くからの友人たちに楽しまれています。もっと読む

コレクション

11/10

Café du Cycliste x 66North Lookbook

コレクション

11/10

66 North x Café du Cycliste

カフェ・ドゥ・シクリステ x 66°North 「我々サイクリストはコート・ダジュールとは全く異なる美しさを持つアイスランドに魅了されました。非常に発達したサイクリングシーンは人々に対してオープンであり、厳しい気候に笑顔で対応する素晴らしいアプローチ。3名のアスリートが弊社製品を限界まで試し、発展に貢献してくれます。ここで66Northのチームに出会い、新しい冬のキットをローンチするのに最適なプラットフォームを作り出してくれました。」カフェ・ドゥ・シクリステ創業者であるRémi Clermontが、新しいテクニカルコラボレーションと、アイスランドのサイクリングエリート達との長年にわたる強い絆について語ります。アイスランドのように、永遠に心に深い印象を残す場所があります。Landmannalaugarにある自然保護区Fjallabakの火山のスロープで製品テストを行いました。 2日間にわたる厳しいライド。Ágústa Edda BjörnsdóttirとEyjólfur Guðgeirssonが、弊社とコラボレーションで製作したアパレルを着用し、彼らのペースで進みます。天然の温泉と溶岩が広がる離れた場所。素晴らしく、ラフな絶景の土地。アイスランド出身のサイクリスト達は熟知しているように、冷たく湿った空気が身体に常に侵入してきます。66Northもよく知っている環境。90年間近くにわたり、アイスランドのブランドが追求してきた哲学はシンプル。野外での活動で天候が妨げにならないアパレル。 66Northは気候が特に厳しいアイスランド西部で1926年に創業し、漁師のサバイバルを主要目的として服が製作されていました。カフェ・ドゥ・シクリステと66Northの専門知識を活かし、快適性とパフォーマンス性を追求したコラボレーションアイテムを生み出す可能性を見出しました。両ブランドに共通する考えである、デザインは挑戦に挑む鍵であるということ。しかし、男女のライダーが冬の北海で走行するというデザインチャレンジは両ブランドにとって初めての試みでした。アイスランドの気候に相応しいキットを制作することは、あらゆる冬の環境に対応するアイテムを作り出すことになるだろうというアイディアが浮かんだのです。ランドマンナロイガルメンズフリースジャージーマウンテンみるセイグラメンズインシュレーションジャケットダークグレーみるランドマンナロイガルウィメンズフリースジャージーマウンテンみるスキリメンズアノラックライトブルーみるヒップパックユニセックスベルトバッグマウンテンみる

ラ・ヴィ

09/09

Les Moustachus en Vadrouille

Moustachesが行く：美しいフランスの村を巡る旅 3人の友人と3台のバイクで行く、フランスの美しい村を巡る1ヶ月の旅。6地域にわたる20ヶ所の村が記されたリスト。「Les Moustachus en Vadrouille」と名付けられたチームが結成され、あらゆるタイプのロードに対応可能なグラベルバイクを用意して全ての準備は完了。チーム名に相応しい口髭を生やすことは必須。本気で取り組んでいることを表現するべく、最適なキットを選ぶことも重要。オーセンティックなカフェ・ドゥ・シクリステのキットを取り入れてルックは完成。準備完了。我が国の素晴らしいヘリテージと古き良き伝統を探しに出発です。特別なルーチンを守る、チームの日々を追いましょう。 1. 朝の起床毎朝ルーチンは同じ。前日のライドからの筋肉痛で脚は重く、テントからいち早く飛び出すチームメンバー達。朝からオリンピックに出場できそうな体操を行うこともしばしば。 2. 朝食１日で最も大切な食事、特に100キロのライドを前にした朝食は欠かせません。是非ショコラティーヌ（パン・オ・ショコラの名で知られるバージョンではなく！）とオレンジジュースで力をつけて。 3. 髭剃り我々のような栗色の口髭は手入れが重要であり、毎朝剃刀でトリムを行います。 4. 写真撮影完璧に整えられた口髭をたくわえたメンバーを撮影する、ナルシストな瞬間。 5. クライム遂に本気の時間の始まり。最低勾配5%のクライムで長時間ライド前の脚を温めて。オクシタニー地域、特にアヴェロン県では多く見られる傾斜度です。 6. ウォーキングはっきり言っておかなくてはなりませんが、勾配の厳しいヒルで時折歩くことがあるからといって、我々が弱者であるわけではありません。実はその逆です！下半身の筋肉が自由に動くことを促すためにも歩く必要があるのです。 7. 水分補給夏の気候では水分補給を常に行うことが重要です。特にクライム後は止まって水を飲むか、スーパーに立ち寄りビタミン補給を行います。 8. 下降クライムのハイライトは下降だと言えるでしょう、下方に向かう瞬間の素晴らしさ。しかし油断は禁物。長距離の下降は長いクライムと同じくらい体力を消耗します。 9. 修理ペダルを長時間漕ぎ続けるため、時折停車してバイク修理を行う必要があります。 10. ランチ午前7時から午後1時まで考えていることはランチについて。重めの食事は避け、午後のライドに影響を与えないために肉類も避けた方がいいでしょう。とはいえ、このアドバイスに自ら沿ったことはほぼありませんが！ 11. 「vaut deux」ジュラ地方で生まれたペタンクほど食後の消化を促すものはないでしょう。「vaut deux」と呼ばれる伝統的なゲーム。負けたチームが買ったチームにドリンクを奢るというルール付き。 12. 食前酒「vaut deux」でのスキルが及ばない我々は、ドリンクを買う側になることが多くありました。 13. 動物と親しく食前酒の影響かどうかは定かではありませんが、チームメンバー達は道を行く動物達に話しかけるようになりました。 14. ヘリテージ保存工事食事の消化後は、フランスのヘリテージ保存を目的としたREMPART組織が行う工事の手助けをします。 15. スイム休憩工事で汗をかいた後は、ひと泳ぎして休憩です。 16. 到着、村への訪問１日のライド後は、中世に建てられた20ヶ所の美しい村々の一つに到着。ほとんどの場合人里離れた場所にあり、ヒルを越えて村の最高地へと進み小道を歩き回ります。現地の方々から村の歴史を学び、生きる秘訣を教わります。 17. インタビュー口髭をたくわえた男性陣は様々な才能があり、レポーターとしても有能。現地の職人に出会い仕事について話を聞き、彼らの熱意をカメラに収めます。 18. キャンプ設営日が沈み始めると暗くなる前に急いでテントを張り、キャンプを設営する必要があります。村で泊まる場合を除いて。 19. 日没人里離れた村から日没を楽しむ瞬間。息を呑むような美しい景色を堪能します。 20. 夜のビールチームの伝統として守り続けているのは、現地のレストランでの夜の一杯。ライドで疲れ切ったメンバーは、ビール一口で眠りにつくことができます。これら20ステージを読むと、「これができる人間がいるとは思えない、不可能だ！」と思うでしょう。しかし、チームの能力を甘く見てはいけません。心さえ定まっていれば、不可能なことなんてないのですから。より遠くへトリノ〜ニース・ラリーを追って。イタリアからフランスへとわたる、伝説的なグラベルライド。Sophie GateauとMathias Riquierが９月のラリー開催に先立ち、ルートを走ります。もっと読むブエルタ・ア・エスパーニャ：大聖堂時代の巡礼グレート・セント・ジェームズの墓地があるサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂へ向かう、2輪で行く巡礼。9月5日に行われるブエルタ・ア・エスパーニャ2021のフィニッシュラインが大聖堂の麓に設けられます。もっと読むセブンメジャー通常とは異なる夏の真っ盛りに、2人の友人と私はセブンメジャーバイクパッキングに挑戦することに決めました。フランスとイタリアをまたぐ南アルプスを通る345キロのループ、10,000メートルの傾斜。もっと読むローン・スター・ステイトのバイクパッキングライドグラベルトレイル、パープルポール、酷暑、多量の日焼け止め。もっと読む

ラ・ヴィ

08/07

Ventoux Times Two

コレクション

24/06

Lyon Lookbook 2021

ラ・ヴィ

23/06

Best Ice Cream in the World

映画

#738 とにかく暑い日でした。数ヶ月も雨は降らず、地表は硬く岩のよう。暑くて口は砂漠のように乾いていました。精神的なものなのか天候なのか、天候のせいなのか精神のせいなのか。54キロ、2600人以上の参加者、初めての大規模レースです。おそらく精神的な負担が大きかったでしょう。 20キロ地点でゆっくりとパンクが発生。パンプでは間に合わず、タイヤ交換が必要です。他のレーサー以外の全ては停止し、数百人が通り過ぎていきました。遅れを取り戻すべく、再び戻りレースを始めます。そしてまた悪夢の繰り返し。アカシアの木立で交換用チューブを待っている間、再び見学者へと戻ります。交換はしたものの新しいものではなかったために再びパンク。リンスをして再交換。誰か助けて欲しい、と願います。最終的に誰かが助けてくれ、レーサーである前にライダーであることを思い出させられます。なぜ繰り返しハプニングが発生するのか理解できないまま、500メートル後にはバイクを押して走るほかありません。徒歩でライドを終了。どの地点かも知りたくありません。もはや地点は関係なく、私はナンバーでもありません。ナンバーで呼ばないで #399 彼は20歳若く、2週間前に私を打ち負かしましたが、今日は私の日、このコースは私のコースです。商品をもっと見る #6027 スタート地点に集まる家畜のような群の中で、合図と同時に出発する準備ができています。商品をもっと見る #27 突然「ドン！」という音がし、救急車の中で目を覚ましました。倒れた事以外何も記憶にありませんでした。商品をもっと見る #112 初めて参加した競技はアルペンスキーでした。ゲレンデのない島出身の私にとっては大きな一歩でした。商品をもっと見る #1047 ベースマイルとビッグリングドリル、ダイエットと強化セッション。細部にまで注意を払うトレーニングとレースを中心としたライフスタイル。商品をもっと見る #80 地図上では時間を計測されたGPSの点でしかありません。商品をもっと見る

I am not a number 738

コレクション

2021年春夏コレクションルックブックナミビア2021年春夏コレクションルックブックナミビア南へ、そして南へ。青い空の下に広がるラフロード。威厳、自然の驚異、真の美を感じるナミビアの素晴らしい景色の中撮影されたコレクション。バイクはJ.Laverack提供。 1. クリステルウルトラライトサイクリングジャージ, ブラック ; シャルレーヌアトリエビブショーツ, レオパード 2. 3. シャルレーヌアトリエビブショーツ, レオパード 4. ウィメンズクリステルウルトラライトサイクリングジャージ, ブラック ; ウィメンズアリスオールシーズンビブショーツ, ブラック 5. フルーレットスーパーライトジャージ, オレンジエード ; サイクリングソックススケートストライプ, ホワイト & ホワイト 6. ウィメンズフルーレットスーパーライトジャージ, オレンジエード ; ウィメンズセリーヌサイクリングショーツ, ネイビー＆アシエ 7.ビアトリスグラベルジャージ, ネイビー＆ホワイト ; サイクリングキャップクラシックキャスケット, オレンジ 8. ウィメンズフロリアンケンティフォリアジャージ, ベゴニア ; ウィメンズキャプシーヌパターンビブショーツ, ベゴニア 9. ペトラメンズスーパーライトジレ, ベゴニア ; キャプシーヌパターンビブショーツ, ベゴニア 10. ウィメンズマガリグラベルジャージ, ホワイト ; ウィメンズマリネットカラービブショーツ, クリアグレー 12. ミカエラパイオニアショーツ, ネイビーホワイト 11. ベティグラベルジャージ, ホワイト＆ネイビー ; アガタパイオニアビブショーツ, ネイビー

Lookbook Centifolia SS21

コレクション

20/05

Lookbook Namibia SS21

コレクション

20/05

Lookbook SS21 Atelier

2021年春夏アトリエコレクションルックブック制限のない自由な発想を元にデザインされた、個性的なサイクリングアパレル。ファブリック、テクスチャー、ディテールにこだわった、リミテッドエディションアイテム。利用可能になりました男と女。 1. シャルレーヌアトリエビブショーツ, レオパード ; ウィメンズシャルレーヌアトリエビブショーツ, レオパード 2. ウィメンズシャルレーヌアトリエビブショーツ, レオパード ; ロマーヌシアサッカーシャツ, カーキ 3. ローリーアトリエジャージ, イエローデニム ; サイクリングキャップベルベット, ブルー 4. メリナアトリエジャージ, ブルーホワイトレッド 5. メリナウィメンズアトリエジャージ, ブルーホワイトレッド ; ウィメンズセリーヌサイクリングショーツ, ネイビー＆アシエ 6. ローリーアトリエジャージ, イエローデニム 7. シャルレーヌアトリエビブショーツ, レオパード ; クリステルウルトラライトサイクリングジャージ, ブラック 8. ローリーアトリエジャージ, イエローデニム 9. シャルレーヌアトリエビブショーツ, レオパード ; クリステルウルトラライトサイクリングジャージ, ブラック 9. メリナアトリエジャージ, ブルーホワイトレッド ; マティルドオダックスビブショーツ, ネイビー 11. メリナアトリエジャージ, ブルーホワイトレッド 10. ローリーアトリエジャージ, イエローデニム ; サイクリングキャップベルベット, ブルー 12. メンズアトリエコレクション ; レディースアトリエコレクション

コレクション

14/05

スイムウェアコレクション

スイムウェアコレクションライド＆リヴィエラ西に位置する有名なサントロペからイタリア国境にある美しいマントンの街まで、コート・ダジュールは海岸に沿って広がり、ライフスタイルと実際の生活に深く繋がっています。我々の故郷であるニースはその中心にあります。初めて訪れる方々は街の前面にあるビーチを訪れることが多いと思いますが、現地の人々や頻繁に訪れる人々には違うビーチがあります。水にも色々な在り方があるように。隠れた入り江や岩の多い地表、静かな渓流へ繋がる崖、賑やかなビーチや冷たい水。リヴィエラのライドを象徴するのは、青い空と青い水です。アマンディーヌもっと見るアリエルもっと見るアマンディーヌもっと見るローラもっと見るアマンディーヌもっと見るカロリーヌもっと見るタオルもっと見る暑いライドの冷たい水川へ連れて行ってブロー峠はロードもしくはグラベルロードから登ることが可能です。探しているものが分かっていれば、厳しい走行の後にご褒美があります。山の西側Ruisseau de Redebrausは峡谷を下りレスカレーヌへ続きます。もっと読む自分の道を見つけるフルネーズを走ること。フレンチリヴィエラの猛暑は厳しいものと言えるでしょう。ニースライドガイドでは素晴らしいルートのみならず、暑い季節に涼む場所を紹介しています。メンズバックカントリーTシャツ、スウェットシャツ、ショーツ、シャツ、スイムトランクスをはじめとしたバックカントリーアイテム。屋外への情熱とフレンチリヴィエラスタイルをブレンドさせたコレクションです。ウィメンズバックカントリークラシックなTシャツからライドする山々を謳うアイテムまで、ウィメンズバックカントリーアイテムには２種類のスイムウェアとアクセサリーが含まれます。暑い日や暖かい夜に最適な夏のフレンチスタイル。

The Best Tourte Aux Blettes In The World

ラ・ヴィ

13/05

The Best Tourte Aux Blettes In The World

コレクション

23/04

R. x Centifolia 2021

R. x Centifolia 2021 ペタルからメタルへ南方の香りをインスピレーションとした、メンズとウィメンズのジャージ、ビブショーツ、ジレを含む新しいコレクション。海から離れた丘で生まれたフォルムが特徴です。太陽と土に恵まれ、花々に溢れたグラースは、世界で名高いパフューム業界の中心です。自然環境と要素が合わさり、全てを一つにまとめる様子には親近感が湧きます。ロードで必要な機能性と、アルプ＝マリティームの美しさから着想を得たシグネチャーデザインを合わせ、全てのアイテムを製作しています。フロリアン、カプチーノ、ペトラも例外ではありません。 2021年の夏にふさわしい、R X Centifolia。ウィメンズフロリアングロセイルもっと見るフロリアンフリージアもっと見るウィメンズフロリアンベゴニアもっと見るフロリアンペチュニアもっと見るフロリアングロセイルもっと見るウィメンズフロリアンフリージアもっと見るフロリアンベゴニアもっと見るウィメンズフロリアンペチュニアもっと見るペトラベゴニアもっと見るウィメンズペトラベゴニアもっと見るペトラベゴニアもっと見るウィメンズペトラベゴニアもっと見るキャプシーヌベゴニアもっと見るウィメンズキャプシーヌベゴニアもっと見るバラはどんな名前で呼ぼうと甘く香る街と花々グラースは「コリーヌ」と呼ばれる小さな丘に立っており、Préalpes d’Azur国立公園が背面に広がっています。街中に長距離の丘がありますが、クライムというほどには高くありません。中でもローズの香りは有名で、ケンティフォリアローズは最高級とされています。プロヴァンスローズとしても知られ、エルメス、シャネル、ディオールのローズはここから仕入れられています。もっと読むキャプシーヌ内蔵式グリッパーを施したメイン素材を使用し、最高品質シャモアを備えています。ビブショーツのレッグ部分には、高品質素材のみに落とし込むことが可能なプリント技術を駆使したパケレットパターンがあしらわれています。 VIEW MORE ペトラレースカットの超軽量ジャケット。フロントからショルダーまで完全防風・防水。女性と男性のためのベゴニア開発。 VIEW MORE

コレクション

21/04

21春夏砂利コレクション

21春夏砂利コレクション知られていないロードより広く、より深く、より遠く、より長い。タイヤの下にあるものではなく、先にあるものを大切にしたアイテムが揃いました。ジャージ、ビブショーツ、アクセサリーを含む20/21秋冬グラベルコレクションは、パフォーマンス性が高く、モチーフが施されています。ロールリンヌレッドパンサーもっと見るロールリンヌレオパードもっと見るロールリンヌタイガーもっと見るマガリカーキもっと見るマガリボルドーもっと見るマガリセージグリーンもっと見るマガリホワイトもっと見るバーバラホワイトーブラックもっと見るビアトリスネイビー＆ホワイトもっと見るアンジェルグレーブラックもっと見るソレンネアカジューもっと見るソレンネブラックもっと見るポーリンマリニエールもっと見るポーリンマリニエールもっと見るアガテネイビーもっと見るクロエネイビーもっと見るクロエブラックもっと見るミカエラネイビーもっと見るミカエラカーキオリーブもっと見るミカエラココアサンドもっと見るミカエラストームブルーもっと見るミカエラセージグリーンもっと見るルネクリアグレーもっと見るヴィルジニーブラックもっと見るブームタイムグラベルとは？シンプルな質問ですが、答えが見つかりにくい問いです。グラベルサイクリングの定義は幅広いということに賛同する方は多いでしょう。人生と同じように、ライダーが求めることによって変わり、ライダーの数だけ定義があると言っても過言ではないでしょう。もっと読むグラベル以上のもの全てを無限の可能性を秘めた世界として、その一部だと言えるでしょう。 BIKEPACKINGアドベンチャーサイクリング、オダックス、ブルベ、またはランドネ。バイクでの冒険を表現する一つの定義はありませんが、パイオニアであるという精神は絶え間なく存在します。バーバラ広く知られていないロード走行に最適なグラベルジャージ。軽量で通気性の良いデザインのバーバラは、暖かい気候に適しています。もっと見るポーリンラフなライドが続く長い日に取り入れたい、パイオニア精神に溢れたウィメンズマルゴー。バニラシェイクカラーの展開。もっと見る

コレクション

25/03

Spring Classics Lookbook SS21

コレクション

18/03

Shorts Stories Renée

ショーツストーリーレネピレネー山脈は魅力的な山々に囲まれ、2つの広大な海の間に500キロもの山脈が続きます。フランスのスペイン間の自然が象る境界です。海嶺に沿って山道が続き、天然のゲートまたはドアが２カ国間にあります。標高の高い離れた場所にあり、かつては自由とより良い生活を求めて越えられた国境です。スペイン内戦を逃れるために人々が越えた国境の話や、第二次世界大戦中のフランスから逃れる人々の話は、山に暗い影を落としています。地域で3番目に高い山モン・ヴァリエの近くにあるPort d’Aulaは標高2200メートルにあり、Col de Pauseを介した小さな街Couflensから18キロのグラベルトラックを進んだ先に所在しています。 Col de Pauseへのクライムは２つに分かれています。最初の半分は滑らかなターマックで一気に渓谷を抜け出し高地へと登ることができます。後半はダブルトラックグラベルで、天然の円を描きながら山頂へと続きます。風も音もなく、世界には自分達だけが存在するような素晴らしい気持ちです。空は真っ暗になり、明日再開することにしました。翌朝、静けさの中ゆっくり起き、ピンクの山々が渓谷に広がるのを見ます。朝食の時間はありません、ライドを始める時間です。 8〜9つのヘアピンカーブが東側の崖沿いに階段のように現れます。それは絶景であり、ようやくPort d’Aulaの姿が見え始めました。この道を自由を求めて進んだ人々の気持ちを思わずにはいられません。大きなリスクを負い、向こう側にわたる勇気。ゲートを開き、スペインへと歩いて渡ります。冒険のためにデザインされた、ルネグラベルショーツ。最先端のファブリックテクノロジーを使用した、人に知られていないロードを走るためのアイテム。ショーツまたはロンググラベルとは？オフロードでありロードでもある、ライドでありライドではなく、レースでありレースではなく、全ての場所でありどこでもないもの。もっと見るショーツストーリージョセフィーヌ Le Mille du Sudからプロヴァンスと南アルプスにかけて1000キロを駆け抜けます。毎年異なるルートを選んで。もっと見る真のグリット #2 基本的な持ち物：ボトル、サバイバルキット、スナックを持ち、ワイルドロードへと出発します。もっと見るインカトレイルトラモンターナの影にあるインカは、マヨルカ島のほぼ中心に位置する3番目に大きい街です。もっと見る

コレクション

02/03

Absolute Rose

ローズ・アブソリュートカフェ・ドゥ・シクリステとグラースは長い関係があります。一着目のジャージを作製する前、最初のカフェ・ドゥ・シクリステカフェはシャトーヌフ・ドゥ・グラース郊外にありました。パフュームで有名な街でペダルを漕ぎながら創業者達はアイディア交換をし、良い案が大きなものへと形を変えました。グラースは、土地に育つ花々から抽出された香りを使用したパフュームの中心地として有名です。中でもローズの香りは有名で、ケンティフォリアローズは最高級とされています。プロヴァンスローズとしても知られ、エルメス、シャネル、ディオールのローズはここから仕入れられています。現在でも、パフューム作りは4月末から5月の始めにかけて花々を手摘みすることから始まります。テロワールが与えてくれる贈り物を尊重した伝統であり、同じテロワールを毎週サイクリングできることは幸福なことです。グラースは潮風から花々を守るために、海岸から離れた場所に位置しています。多くの街と同じように、「コリーヌ」と呼ばれる小さな丘に立っており、Préalpes d’Azur国立公園が背面に広がっています。街中に長距離の丘がありますが、クライムというほどには高くありません。有名なナポレオンルートがここを通り、カステラーヌとヴェルドン渓谷へ向けて北へ続きます。パフューム業界の誕生に伴って作られた素晴らしい街々を通りぬけ北に向かうと、開けた土地が現れます。今年は（運が良ければ）ローズフェスティバルの50周年記念がグラースで行われます。花々と製造者を称え、フランス人の生活基盤であるテロワールからの贈り物を祝い、私たちにとって重要なサイクリングを讃えた行事です。フロリアンジャージ, キャプシーヌビブショーツ, ペトラジレを含むサマーカプセルコレクションがリリースされます。. Floriane ベゴニアもっと見るグロセイルもっと見るフリージアもっと見るペチュニアもっと見るグロセイルもっと見るベゴニアもっと見るペチュニアもっと見るフリージアもっと見る

ラ・ヴィ

26/02

Cycling Escape Seoul

ソウルエスケープモダンな街でありながら、古い建築を多く残している街ソウル。都市中心を50キロ走り抜け、新古文化がバランスよく共存している様子を感じるのがおすすめ。南山（ナムサン）から北岳山にわたるルートがソウルのサイクリスト達に人気です。ソウル都市中心を通り、ヒル2つを越え、大統領官邸近くを通ります。ロードは整備され、バイク用ロードも設けられています。街の景色を堪能しながら走る夜のライドは格別です。街の中心を漢江と呼ばれる川が流れています。この川に繋がる小さな流れを含めてバイク用ロードが続き、街の探索がより楽しく便利になっています。天候が厳しくなりがちな冬には短めのライドをすることがほとんどです。安全性が最も重要です。歩行者や車はサイクリスト達に注意を払うことが少なく、市内では特に気をつける必要があります。交通の先を見ながら、身近な状況にも注意し、いつでも事故が起こり得る事を心がけるようにします。古いものを大切にした街新しいものにも溢れています。東大門区は常に活気で溢れています。過去と未来が共存する場所。ソウルでのバイクは自由の象徴です。東大門区は24時間営業のショッピングエリアです。飲食店も多くあり、常に活気に溢れています。私の好物は餅をスパイシーなソースで和えたトッポッキです。トッポッキを売る屋台は街のどこにでもあり、頻繁にライドするときにはよく食べます。エネルギーをスピーディに摂取できる完璧な食べ物です。最も好きなエリアは仁寺洞。1900年代の伝統的な建築を見ることができる場所の一つです。ここではロードサインも英語ではなく韓国語で書かれ、スターバックスでさえ韓国語表示になっています。母国語の大切さが伝わってくる地域だと言えるでしょう。ベルリンエスケープ多様性、両極性、エッジ、カラフル、創造性、狂気、そして平凡さ。バイクで、またはバイク以外で楽しむベルリン。もっと見るパリエスケープ地域毎に個性があり、道から道へ、エリアからエリアへとライドして好きな場所を見つけて。もっと見るニューヨークエスケープ眠らない街でのサイクリング。日の出と共に起き、友人とライドへ。もっと見るロンドンエスケープ伝統的な世界とモダンな都市との融合。夜明け前のヒルクライム後にアレクサンドラ・パレスから日の出を堪能して。もっと見る東京エスケープサイクリングは東京に住む人々の生活に溶け込んでいます。あらゆる年代、性別の人々がママチャリでライドを楽しみます。もっと見る

ラ・ヴィ

23/02

La Fournaise

ラ・フルネーズ 1950年のツール・ド・フランスでのステージ15の逸話を知っていますか？74キロを進んだ地点でライダーの半分がバイクを降り、海へと飛び込んだのです。リヴィエラの猛暑はそうせざるをえない暑さです。グランド・ブークルを止めるほどの暑さ、それを炉のような暑さを意味する「ラ・フルネーズ」と呼びます。重苦しく聞こえるかもしれませんが、実際そうであるとも言えます。マドン峠を登る日を間違えると、背中に熱射が射し続けるだけでなく、地面の岩からの照り返しが顔に当たり耐え難い暑さになります。ラ・フルネーズは通常７月に始まり、８月末まで続きます。夏の盛りにはツール・ド・フランスと学校休暇、コルシカ島への旅行、ヴィルフランシュの海岸での食事、氷をたっぷり入れたロゼワインを楽しむことができます。セミが茂みや木で鳴いているのが聞こえ、夏が真っ盛りであることを伝えています。地中海の暑さはオリーブやシトラスフルーツ、そして大切なグレープを実らせます。ラ・フルネーズの日差しが育てた作物です。ヨーロッパ北部のコンクリートは約50度で溶けてしまいますが、30度を越える夏日のロードでは簡単に達してしまう温度です。ロンドンのM25でこれが起こった際には大きな混乱を招き、イギリスより気温の高いフランス、スペイン、イタリアでなぜ同じことが起こらないのかという疑問が湧きました。答えは状況に即したエンジニアリングにあります。道路のエンジニアと同じように、サイクリストも暑さに対する解決法を見つけることが可能です。日出、日没時間のライドで暑さを避け、地平線に現れ沈む大きな黄色の太陽を眺めることもおすすめです。山の新鮮な水が溢れる川でひと泳ぎし、ラ・フルネーズの猛暑を乗り越えて。テュリニ峠のクライムを始める前にVesubie渓谷で涼むのもいいでしょう。またはヴァンス峠の後ろにあるGorges du Loupで休むのもおすすめです。そして最も素晴らしい対策の一つとしては、可能であれば2000メートル以上の高山地点へ登り、より新鮮な空気を楽しむのがおすすめです。3つの山ルート種類の選択肢があります。そして最後に大切なのはアパレルのエンジニアリングです。ラ・フルネーズのラベルがあるフルーレットは、7年にわたるニースの夏を経て改良された、猛暑でのライドに相応しい軽量素材のジャージです。全ての解決法を合わせたライドの最後にロゼワインを加えて。 Fleurette ホワイトもっと見るオレンジエードもっと見るフェードデニムもっと見るレモネードもっと見るアゲートグリーンもっと見るクラウドグレーもっと見るマシュマロピンクもっと見るインフィニティグリーンもっと見る

映画

23/02

I am not a number 112

コレクション

23/02

Shorts Stories Joséphine

ショーツストーリージョセフィーヌ 1000キロ、15000メートルの勾配、日夜のライド、サポート無し、75時間以内完走の制限。参加者は各自、誰もがそうであるように個々のモチベーションを持っています。私のモチベーションは、愛と嫌悪の間にあります。サイクリングをこよなく愛する気持ち、そしてこの先にある厳しい瞬間を懸念する気持ち。ペダルは時には陶酔するほど軽く、時には重労働のように重くなります。精神も同じように変化し、疑いの念が芽生えます。自分がどう走っているのか、時間以内に終わるのか、そもそも完走できるのか？これらの念が2日目の夜に芽生える場合は用意ができています。喜ばしいことではありませんが、対応方法は分かっています。長距離ライドはある種の条件があり、準備万端です。肉体的、精神的、スピリチュアルな準備が整っています。見返りとして褒美もあります。変わり続ける風景、星空の下で過ごす夜、途中で出会う人々、研ぎ澄まされる感覚。ライト一つを頼りに全くの一人でクライムをした後、夜中3時にCol de la Coyolle山頂に到着します。決して忘れることのない様々な感情。通常ライダーかハイカーですが、両方に同時になることは滅多にありません。 Le Mille du Sud からプロヴァンスと南アルプスにかけて1000キロを駆け抜けます。毎年異なるルートを選んで。クラシックなビブショーツ、ジョセフィーヌは長距離、短距離ライドに最適です。ショーツまたはロングショーツストーリーレネ。海嶺のどちら側にいるかによって、どの国に自分がいるかが分かります。ピレネー山脈の歴史ある忘れられた地鏡を発見して。もっと見る週末の延長 1日（または2日）足して。起床、キットオン、ライドアウト、独自のトリップ。Père＆Fils。もっと見る最も美味しいソッカエズ峠とマドン峠のスタート前におすすめなのが、ローカル名物ソッカ。ニースよりニースらしい食べ物です。もっと見るヨーロピアン・トレイル・ディバイド文明の間にあるヨーロッパを横断するルートを見つけて。ヨーロピアン・トレイル・ディバイドのコンセプトをAndy Coxが説明します。もっと見る

コレクション

27/01

20/21秋冬グラベルコレクション

20/21秋冬グラベルコレクション知られていないロードより広く、より深く、より遠く、より長い。タイヤの下にあるものではなく、先にあるものを大切にしたアイテムが揃いました。ジャージ、ビブショーツ、アクセサリーを含む20/21秋冬グラベルコレクションは、パフォーマンス性が高く、フライングフィッシュモチーフが施されています。ソレンネライトグレーもっと見るサロメシナモンもっと見るメンズアリゼオレンジもっと見るソランジュクリーム色もっと見るソレンネブルーもっと見るソランジュレッドもっと見るサンドラメサージュブルーもっと見るアルバネイビーもっと見るヘレンサンフラワーもっと見るヴィルジニーグレーもっと見るヴィルジニーアルパイングリーンもっと見るルネネイビーもっと見るブームタイムグラベルとは？シンプルな質問ですが、答えが見つかりにくい問いです。グラベルサイクリングの定義は幅広いということに賛同する方は多いでしょう。人生と同じように、ライダーが求めることによって変わり、ライダーの数だけ定義があると言っても過言ではないでしょう。もっと読むグラベル以上のもの全てを無限の可能性を秘めた世界として、その一部だと言えるでしょう。 BIKEPACKINGアドベンチャーサイクリング、オダックス、ブルベ、またはランドネ。バイクでの冒険を表現する一つの定義はありませんが、パイオニアであるという精神は絶え間なく存在します。また会おうパフォーマンス性の高いフリース素材を使用し、シグネチャースタイルが際立つソランジュ。オフロード、オンロード、オールロードで。もっと見るヴィルジニーデコンストラクテッドライドのために作られたヴィルジニー。革新的なデザインと自由な精神が息づくアイテム。 VIEW MORE

映画

25/01

I am not a number 399

#399 DCCX2日目に35位を争っており、シーズン最大のライバルであったライダーの後輪すぐ近くでラップ3を走っていました。彼は20歳年下で、20ポンド体重が重い体格でした。 3週間前に技術よりパワーが求められるフラットなコースで完全に彼に打ち負かされました。 2週間前には彼に近づいた時点で私の右ペダルが故障し、負けました。今日は必ず勝つと決めているのです。このコースは私に向いています。歴史的な軍人の引退後住居を通り向けるように曲がりくねったルート。私への声援が響き、彼のすぐ側で走っていることを伝えます。最終ラップの４分の1に入りました。最後のコーナーを猛スピードで走り、抜き越す際に彼を振り返りました。ミッドパックのレベルに達しないほどでしたが、ゴール後正式に自己紹介をし、誇り高く感じました。手を伸ばして彼の前に立つと、彼は私をチラッと見て失望と笑顔を交えて握手をし、レース後尾のバトルを終えました。私はナンバーではないのです。ナンバーで呼ばないで #27 「ドン！」と言う音がし、救急車の中で目が覚めました。転落についてほぼ何も覚えていませんでした。もっと見る #6027 スタート地点に集まる家畜のような群の中で、合図と同時に出発する準備ができています。もっと見る #1047 ベースマイルとビッグリングドリル、ダイエットと強化セッション。細部にまで注意を払うトレーニングとレースを中心としたライフスタイル。もっと見る #112 初めて参加した競技はアルペンスキーでした。私はゲレンデのない島出身です。もっと見る #80 地図上では時間を計測されたGPSの点でしかありません。もっと見る

コレクション

07/01

Italy Lookbook AW20

映画

04/01

I am not a number 27

ナンバー27 ゴールへ向かう精神は愛すべきものですが、スタートラインでの緊張やレースまでの長時間ドライブは懐かしいと思いません。私は山羊ではなくスプリンターであるため、クライムの前にはいつもプロトンがいる場所までライドをし、ヒルクライムでの調子を整えました。その日のレース前も同じように準備をしました。比較的穏やかなペースで、話しながらライドをしていると、突然「ドン！」という音が。目覚めたのは救急車の中でした。驚きましたが、倒れたことも事故のことも何も覚えていませんでした。他のレーサーによると、多数の女性ライダーの下敷きになり、他のライダーが起き上がりバイクに乗った後も一人だけ地面に横たわっていたそうです。脳震盪だけで済んだのはラッキーだったと言えるでしょう。事故の翌日には再びバイクに乗ることができました。今も挑戦することを愛し、トレーニング計画を立てています。しかし、レースに出ることはありません。なぜなら私はナンバーではないからです。ナンバーで呼ばないでナンバー1047 ベースマイルとビッグリングドリル、ダイエットと強化セッション。細部にまで注意を払うトレーニングとレースを中心としたライフスタイル。商品をもっと見るナンバー112 ゲレンデのない島出身の私が初めて挑戦したスポーツは、アルペンスキーでした。私は番号ではありません。商品をもっと見るナンバー6027 スタート地点に集まる家畜のような群の中で、合図と同時に出発する準備ができています。商品をもっと見る

コレクション

02/01

Iceland Lookbook AW20

映画

14/12

I am not a number 80

ラ・ヴィ

14/12

Cycling Escape Paris

パリエスケープ地域それぞれ表情が異なり、ストリートからストリートへ、地域から地域へと走り発見することができます。友人とのバイクライドから良い1日は始まります。カフェで美味しいコーヒーを飲み、ホームメイドペイストリーを食べましょう。ライド後にマーケットに寄り、ローストチキンと野菜、ワインとビールを買い、自宅でのランチを楽しみます。毎月1回日曜日に車は通行止めになり、この日にバイクライドを楽しむのがおすすめです。エッフェル塔の横を走り、一世紀前に建設された橋を越え、街全体が美術館のようです。 Rue Gasnier-Guyは都市で最も急な勾配17%のスロープがあり、おまけに舗装されています。クライムスキルを磨くのに最適な場所です。ヴィンテージバイクの専門は La BicycletteにあるSavarino brothers、街の南にあるAlesia Cyclesはカスタムメイドバイクをワークショップで製作しています。上を見上げれば歴史が見えます。エッセンシャル、スリルのある狭さ街の雰囲気は魔法のようです。辛抱強さが肝心バイクルートが車のレーンであることを忘れてしまいますセーヌ川沿いでは車と出会うことなく街全体を走ることができます。最も美しいモニュメントを通り過ぎ、パリ中心を走ります。 11区は活気のある地域であり、最高のバーやコーヒーショップがあります。ファラフェルサンドをRue des RosiersやOberkampfのSurprizで、ベルリンのケバブのように食べましょう。ロンドンエスケープモダンなメトロポリスと伝統的な感性の融合。夜明け前にヒルを登り、アレクサンドラパレスから都市の上に広がる日の出を見て。 ViEW MORE 東京エスケープサイクリングは東京ライフの一部です。あらゆる年齢と性別の人々がママチャリで走ります。 VIEW MORE ニューヨークエスケープ眠らない街でのサイクリング。日の出と共に起き、友人とライドしましょう。 VIEW MORE ベルリンエスケープ多様性、両極性、エッジ、カラフル、創造的、狂気、そして平穏。バイクで、もしくはバイク無しでベルリン探索。商品をもっと見る

ラ・ヴィ

03/12

Cycling Escape Berlin

ベルリンエスケープ多様性、両極性、エッジ、カラフル、創造的、狂気、そして平穏。 Linienstrasse付近の中心地でコーヒーを飲み、博物館島を走り抜けます。シュプレー川沿いで太陽の光を浴び、涙の宮殿へと向かいます。ベルリンの government districtを通り、Hackeschen Höfeで素晴らしいホットコーヒーを味わってから帰路に着きます。喧騒に包まれた街から各自の街へと散らばっていきます。早朝に誰もいないストリートを走るのは快感です。冷たい風を顔に受け、タイヤの音を聞きながら活力が漲るのを感じます。コーヒーの香りと街が起き出す素晴らしい感覚。ベルリンのランドマークである領事館、ブランデンブルク門を通り過ぎ、ティーアガルテン地区のアイコニックな6月17日通りを走りながら戦勝記念塔を眺めます。街へライドに向かう前に近隣のドットを繋げ、サイクリストは都市の違った面を見ることができます。イエロートラムとレイル、道の穴や割れたガラスに気をつけましょう。平均してフラットでワイドなロードが多いベルリンはサイクリングに最適な街です。素晴らしく個性的で創造的、カラフルなベルリン。どこへでも行ける、自由な瞬間。日が短い時には短いライドを。ベルリンでのサイクリングは移動手段だけではなく現地の人々のライフスタイルに合っています。街中どこからでも見ることができるランドマーク、ベルリンテレビ塔（Fernsehturm）は待ち合わせ場所として最適です。必ず迷わずに向かうことができます。空港を再開発したテンペルホーフ広場でのラップに向かい、街の喧騒を逃れて広い空を仰ぎます。広大なエリアに広がる滑走路では、スムーズな地表での安定したラップを走ることが可能です。ニューヨークエスケープ眠らない街でのサイクリング。日の出と同時に起き、友人とライドの待ち合わせを。 VIEW MORE 東京エスケープサイクリングは東京ライフの一部です。あらゆる年齢と性別の人々がママチャリで走ります。 VIEW MORE パリエスケープ地域それぞれ表情が異なり、ストリートからストリートへと走り発見することができます。 VIEW MORE ロンドンエスケープ古くからある世界の美学と現代のメトロポリス。夜明け前に登りアレクサンドラ・パレスから街に広がる日の出を眺めて。 VIEW MORE

映画

23/11

I am not a number 1047

ナンバー1047 プロのMTBランクに到達したこと、そして父とライドをしていた時代を経てバイク購入費以上の収入を得るまで進んだことは非現実的でした。ベースマイルとドリル、ダイエットとコア強化トレーニング。トレーニングとレース生活の細かい部分まで気を配って。集中している時は全力を注ぎ込み、若いライダーにとっては人生で最も大切な最優先事項です。シングルトラックを走る経験を忘れることはありません。最大限の身体的努力、競争、アドレナリンのコンビネーションはクセになると言えるでしょう。チームキット、スポンサーバイク、チームトレーニングキャンプ、全てが特別な経験でした。ここまで到達したという感覚と、常にトップにい続けなくてはならない事を覚えておく必要があります。レースの日に行う慣習が緊張感をほぐし、スプリントで走り抜ける原動力となります。番号をジャージに付け、番号プレートをハンドルバーに装着するのは、ある意味強迫性のあるものでした。番号は変わりましたが、私の態度が変わることはありませんでした。なぜなら私は番号ではないからです。番号で呼ばないでナンバー6027 スタート地点に集まる家畜のような群の中で、合図と同時に出発する準備ができています。商品をもっと見るナンバー80 地図上では時間を計測されたGPSの点でしかありません。商品をもっと見るナンバー112 初めて参加した競技はアルペンスキーでした。ゲレンデのない島出身の私にとっては大きな一歩でした。しかし、私は番号ではありません。商品をもっと見る

コレクション

11/11

Deep Winter Lookbook AW20

深い冬気温が低くなると、暖かさを自然と求めるようになります。レイヤーを重ねることにより、通気性を保ちながら熱を閉じ込め保温性を高めるデザイン。ジャケットをはじめとし、ジャージ、タイツ、グローブ、ウォーマーを取り揃えています。今年の冬には2020年秋冬コレクションを。 1.ゼリイオダックスジャケッ, マリーウインタータイツ, ネイビー＆アシエ, サイクリンググローブウインター, ブラック. 2. アルベルティーンサーマルジャケット, グリーンデュオトーン, マリーウインタータイツ, ブラック . 3. アナイスダウンジャケット, ブラック, サイクリンググローブグラベルレザー, マスタード. 4. オンディーヌフリーストップ, ベージュ. 5. & 6. アルベルティーンサーマルジャケット, グリーンデュオトーン, マリーウインタータイツ, ブラック, サイクリンググローブウインター, ブラック. 7.アナイスダウンジャケット, ブラック, ルルメリノウールネックウォーマー, ネイビーストライプ, ウィメンズマリーウインタータイツ, ネイビー. 8. 9. イングリッドオダックスジャージ, ネイビー, エリーゼウインターフルタイツ, ブラック, サイクリンググローブグラベルレザー, マスタード. 10. アメリダウンジャケット, フランス海軍, ベルギーキャップ Flahuteメリノウールグレー. 12. ウィメンズレティシアグラベルタイツ, ネイビー, ウィメンズコゼットメリノウールベースレイヤー, エレファントスキン, ルルメリノウールネックウォーマー, レッド. 11. アルベルティーンサーマルジャケット, 焦げた金, マリーウインタータイツ, ブラック, サイクリンググローブウインター, ブラック. 13. アナイスダウンジャケット, オレンジ.

ラ・ヴィ

06/11

Cycling Escape London

ロンドンエスケープ古くからある世界の美学と現代のメトロポリス。夜明け前に登りAlexandra Palaceから街に広がる日の出を眺めて。 Coal Drops YardにあるVermuteriaでブランチ、リージェンツ・パークでおしゃべりしながらのライド、そして街へ戻って。ビーガンサンドウィッチをGail's Bakeryでテイクアウトし、Crosstown Doughnutsでドーナツを買って川のそばでのピクニック。どのルートでもコーヒーを楽しんで（Mansion House近くのRosslyn Coffee、バイクフレンドリーなCrystal PalaceのFour Boroughs、MaryleboneのWorkshop）。気持ちの良いライドはショーディッチのRotateで味わう冷たいビールで締めくくって。ロンドンは近郊の小さな街の集まりによって構成され、一箇所で満足できる街ではありません。 Hampsteadは隠れたバックロード、石畳の道、グラベルルートのある我々のお気に入りスポットの一つです。都会的基準で見ると比較的長いクライムもあります。 Highgateは有名なSwain's Lane（Urban Hill Climbが毎年行われる場所）があり、Hillway（通りを一つ渡った場所）からは街を一望することができます。タワーブリッジをわたりタワー・オブ・ロンドンの石畳の道を抜け、ザ・マルとバッキンガム宮殿を通りConstitution Hillへ向かうライドも素晴らしいものです。ロンドンの風は湿って冷たく、グレーの空と強い風が吹きます。解放感、やりがい、謙虚。最も優れた（そして速い）移動方法。オールド・ストリートのSBC Cycles。ソーホーからショーディッチまで、街の魂が至る所で感じられます。ロンドン中心地ではヒルに登るか、一周する（リージェンツ・パークもしくはリッチモンド・パーク）ライドになります。ここでのサイクリングは自信と落ち着いた精神が重要です。ホワイトトラック、ブラックタクシー、ダブルデッカーバスが行き交うカオスの中、自身のリズムを見つけなくてはなりません。ロンドンは美しくアイコニックですが、激しさのある都会とも言えるでしょう。通勤、オダックスのトレーニング、夜間のシクロクロス、もしくは公園内のライドをするにしても、どこかに共にライドをしてくれる仲間がいます。義務感を取り除きライドを楽しみに変えてくれるのは、コミュニティにほかなりません。東京エスケープサイクリングは東京ライフの一部です。あらゆる年齢と性別の人々がママチャリで走ります。商品をもっと見るニューヨークエスケープ眠らない街でのサイクリング。日の出と同時に起き、友人とライドの待ち合わせを。商品をもっと見るパリエスケープ地域それぞれ表情が異なり、ストリートからストリートへ、地域から地域へと走り発見することができます。商品をもっと見るベルリンエスケープ多様性、両極性、エッジ、カラフル、創造的、狂気、そして平穏。バイクで、もしくはバイク無しでベルリン探索。商品をもっと見る

映画

02/11

I am not a number 6027

コレクション

28/10

Lookbook AW20 Atelier

ラ・ヴィ

19/10

Cycling Escape Tokyo

東京エスケープサイクリングは東京ライフの一部です。あらゆる年齢と性別の人々が通勤、買い物、子供の迎えのためにママチャリで走ります。ロードサイクリングのスポーツもあり、ピストバイクに乗るメッセンジャーもいます。秋の晴天の日。早朝に起き多摩川沿いの長距離ループを走り、西に広がる山の景色を楽しみます。ループライド後、代々木公園へ向かいお気に入りのコーヒーショップでリラックした時間を過ごします。ブルーラグ代々木に寄り、上野アメ横へとライドして午後のビールと焼き鳥を楽しみます。東京都心でのライドは、世界最大都市の一つで走り、街の一部になっているような特別な感覚を生みます。都心ライドを満喫したい場合は御所周辺が良いでしょう。銀座、六本木、秋葉原などの中心地では、開けた空を仰いだ数キロ後には大混雑を体験するでしょう。能力に自信があり、景色が素晴らしい長距離のサイクリングロードを楽しみたい場合は、稲城市と八王子市の多摩川サイドがおすすめです。都心からは離れていますが、川沿いの終わりのないサイクリングロードからは右に都心、左に山梨の山々を見ることができます。通称「尾根幹」ルートと「奥多摩」ルートが最も人気があります。サイクリングは文化に深く溶け込んでいるため、機能性とファッション性は同様に大切です。バイクメッセンジャー達が渋滞やビル間を走るのを見ることができます。レースバイクからシティバイクまで扱う、多くのバイクショップが点在しています。伝統的でありながらトレンディな地域にファッショナブルな小さなショップや素晴らしい飲食店があります。エキサイティング、感覚、発見。東京には地域によって歴史と文化が異なります。新宿、渋谷、銀座では未来のSF映画内にいるような感覚があり、行き交う人々のスタイルも街に合っています。古いお寺や神社の多い赤坂、谷中や根津では静かなストリートが広がり、小さなショップや露店が見られます。江東区の東にある富岡八幡宮付近では、たこ焼きや焼きそばなど日本伝統の素晴らしいストリートフードを楽しむことができます。富岡八幡宮は相撲の誕生地としても知られています。ニューヨークエスケープ眠らない街でのサイクリング。日の出と共に起き、友人とライドしましょう。 VIEW MORE パリエスケープ地域それぞれ表情が異なり、ストリートからストリートへ、地域から地域へと走り発見することができます。 VIEW MORE ロンドンエスケープモダンなメトロポリスと伝統的な感性の融合。夜明け前にヒルを登り、アレクサンドラパレスから都市の上に広がる日の出を見て。 VIEW MORE ベルリンエスケープ多様性、両極性、エッジ、カラフル、創造的、狂気、そして平穏。バイクで、もしくはバイク無しでベルリン探索。商品をもっと見る

ラ・ヴィ

15/10

アルプ＝マリティームの開拓者

アルプ＝マリティームの開拓者ボネット峠の麓Saint-Etienne-de-Tineeに、Boulevard Victor de Cessoleという名の通りがあります。西のタンド峠では毎年2月に、イタリア国境の山頂でTrophée Victor de Cessoleというアルペンスキー大会が行われます。高い２つの山の間をGordolasque渓谷頂上へと歩くとRefuge de Nice とも呼ばれるRefuge Victor de Cessoleに到着します。街に戻りプロムナード・デ・ザングレにある有名なNegrescoホテルのそばにBibliothèque du Chevalier Victor de Cessoleが建っています。 Victor de Cessoleとは一体誰なのでしょうか。彼は「アルプ＝マリティームの開拓者」なのです。 Cessole氏は山の開拓を行い、山が地中海へと入る前の南アルプスにおける最後の繋がりを作ったと言われています。ニース生まれのニース育ちの貴族であり、恵まれた教育環境を活かして好奇心を高め、法律から園芸まで精通していました。40歳になりリウマチの症状を改善するために新鮮な空気と運動のためにSaint-Martin-Vesubieへと移りました。彼のベースキャンプであるSaint-Martin-Vesubie の北東、10キロ渓谷を登ったところにあるLa Madone de Fenestreを選びました。街からキャンプへの行き止まりの道はBoulevard Chevalier de Cessoleと呼ばれています。まさにアルプスビューティーと言えるアルプ＝マリティームの最標高、Cime du Gélasの影にあります。 Cessole氏は美しさからインスピレーションを得て30年にわたる冒険を始めます。歩き、登り、メモを取り、地図を描き、計画を立てました。20年前に設立されたClub Alpin Français （CAF）に入会し、アルピニズムのトレード方法やコツを習得しました。情熱と冒険心は止まることを知らず、人に知られていなかったアルプスの地域を記録し、国家機関の地域課長として就任しました。彼の仲間は羊飼いの小屋をアップグレードして避難所を作り、山頂を計測するベースキャンプとなりました。山頂は標高3000メートル以上となり、Gélas、Malédie、Clapierが主な3つです。Cessole 氏自身が開拓者としてより高い場所を求め、山頂に初めて辿り着いたのがMalédie。1902年にAgenteraの西側の壁とCorno Stellaを登り詰めた初めての人物でもあります。国際登山コミュニティで知られることとなり、その後アルプ＝マリティームの約200ルートを開拓しました。何千種類にも及ぶハイキング記録を一つ一つ、意味を解しながら読むのは非常に難しいですが、1万枚以上の写真を見ることは比較的進めやすいでしょう。サイクリングとインスタグラムのように、Cessole氏は冒険のパートナーを写真としました。 1896年から1927年にかけての30年間、Cessole氏は1万枚もの写真を現像しました。そのうち7200枚は山で撮られたものです。すべて番号、日付、キャプションがつけられています。多くの写真は山の様々な面を様々な天候で捉え、彼の勝利を証明する山頂からのショットが含まれています。彼の記録から地形と山頂を測量する開拓者の苦労を垣間見ることができます。 Cessole氏が人々にもたらしたのは写真だけではなく、彼の教養と興奮をもとに知識と経験を分かち合いたいという願望に溢れていました。それまで開拓されていなかったアルプ＝マリティームのセクションに名前をつけ、CAFのメンバー数を500名まで集め、テュリニ峠麓と上部にあるPiera-CavaとCamp d’Argent間で行われたスキー大会を通じて構成されたチームの助けを借り、子供たちを山へ連れてくる「スクール・キャラバン」を設立しました。 Cessole氏の功績は偉大です。アルプ＝マリティーム高地に登ると、ロード脇にイエローの木製サインがあります。Victor de Cessole氏によって開拓された道です。アウトドアを愛する人々には、ハイキングトレイルは素晴らしいものです。Cessole氏はニースの墓地で安らかに眠っていますが、彼の精神は山々に息づいています。 Cessole氏と彼の仲間によって撮影された写真原本スキャンの使用を許可してくださったBibliothèque Chevalier de Cessoleに感謝します。

ラ・ヴィ

12/10

Cycling Escape New York

ニューヨークエスケープ眠らない街でのサイクリング。日の出と同時に起き、友人とライドの待ち合わせを。ウィリアムズバーグ橋を日の出に渡ると、街のスカイラインが美しいレッドに染まります。人がいない道で思いっきりスピードを出して。 10キロ走行後、ジョージ・ワシントン・ブリッジを渡って街から出ます。しばらくするとハドソンリバーに沿ってリバーロードライドを楽しむことができます。ループを1時間ほど走り、人々は目覚め街には活気が満ちている街へ戻るとダウンタウンを通り抜けます。タコスを食べて家へ戻りましょう。まだ午後１時で、1日をたっぷり楽しむことができますブロードウェイを走り抜けるとニューヨーク全体を見ることができます。ファイナンシャル・ディストリクト、ブロンクス、スリーピー・ホロウを終点とするアップステートを走ることも可能です。歩行者、車のドア、道の窪み、予期できない障害が溢れています。チャイナタウンのドイヤーズ・ストリートを探索しましょう。狭く、古く、映画セットのような場所です。いずれかの橋からマンハッタンスカイラインを眺めるのは最高です。冬季には日没から日の出までライドするのはそれほど重要ではありません。 Grey’s Papayaのホットドッグがお勧めです。激しい交通量の中で自信を持ってライドし、常に前方の障害物に注意しましょう。混雑、活気、美しさ。公園内のラップやリバーロードのようなローカルなライド。街の中心はニューヨーカー達。食べ物と文化の多様性が混じり合っています。 Grey’s Papayaのホットドッグがお勧めですが、チェルシーマーケットにあるLos Tacos No 1もしくは海鮮が美味しいLos Mariscosもお気に入りです。タコスは間違いなく街で一番だと言えるでしょう。多くのニューヨーカーはブランチとディナーの2食しか食べません。どちらも美味な選択肢が多くあります。ブランチはMarlow &Sonsのペイストリーと農場直送メニュー、ディナーはカジュアルなマレーシア料理のチャイナタウンにあるKopitiamがお勧めです。パリエスケープ地域それぞれ表情が異なり、ストリートからストリートへ、地域から地域へと走り発見することができます。商品をもっと見る東京エスケープサイクリングは東京ライフの一部です。あらゆる年齢と性別の人々がママチャリで走ります。商品をもっと見るロンドンエスケープモダンなメトロポリスと伝統的な感性の融合。夜明け前にヒルを登り、アレクサンドラパレスから都市の上に広がる日の出を見て。商品をもっと見るベルリンエスケープ多様性、両極性、エッジ、カラフル、創造的、狂気、そして平穏。バイクで、もしくはバイク無しでベルリン探索。商品をもっと見る

コレクション

08/10

Arrière Pays Lookbook AW20

コレクション

16/09

グラベルルックブック 2020年秋冬コレクション

Designing A Bike For An Undefinable Discipline?

ラ・ヴィ

08/09

定義を覆すライドのためのバイクデザインとは？

定義を覆すライドのためのバイクデザインとは？ 2020年初旬から、アパレルデザインのインスピレーションとなるロードやルートを走る、新しいÁsperoを含む完璧なバイクを生産するためにCervéloとパートナーシップを組みました。定義を覆すライドのためのバイクとはどのようにデザインされるのでしょうか。素晴らしいマシーンを生み出すデザイナーMaria Bensonに意見を伺いました。 CDC : Cervéloはスピードに重点を置いたレースの歴史のあるブランドです。グラベルバイクを製作するきっかけとは何でしょうか。 MB, CERVELO : 過去数年間、R5に大きなタイヤをはめ込んでトロントのグラベルロードを走っていました。新しいグラベルバイクはボディに高さがあり、重く扱いにくいとも感じていました。ライドのタイプによっては適しているとも言えますが、競争の激しいDirty Kanzaイベントでは、Cyclocrossバイクのライダーが優勝し、グラベルライドでのスピード力は注目されていないことに気がつきました。我々はグラベルレースバイクを製作するのに最適な立場にあることが分かったのです。 CDC : Aspéroをデザインする上で最も重要なことは何でしょうか。 MB, CERVELO : バイクは速くなくてはいけない、シンプルなことです。グラベルイベントは多種類あり、イベントによって、または好みによってライダーは様々なセットアップが必要になります。タイヤの直径が大きくなるにつれ、バイクのスピード感が落ちます。弊社のTrailmixeフリップチップでフォークを調整することができ、タイヤサイズに関わらずスピード感を増すことが可能です。弊社のバイクを利用するライダーはライトウェイトのセットアップを使用していることも分かっており、バッグやラック、フェンダーを乗せるマウントは必要ありません。トップのチューブバッグと３つ目のボトルケージは例外です。長距離イベントの人気が高まっていることも念頭に置き、確実に必要なものだけに絞りました。そして、バイクはスタイリッシュでなくてはなりません。ライダーとしてバイクの美学をインスピレーション源としています。Ásperoは実際に速いだけでなく、速く見えるデザインなのです。 CDC : AspéroとR5のデザインの違いは何でしょうか。 MB, CERVELO : ÁsperoはR5から確実にいくつかの着想を得ています。R5はライドの質を確実としたベンチマークであり、その質はチューブのシェイプそのものから発されています。Ásperoのダウンチューブは、R5のものとほぼ同じであることに気づくでしょう。 R5はGrand Tourの高山のためにデザインされ、重さより硬さを強調し、Cervéloは空気力学も取り入れています。R5のファーストバックデザインはジャンクションとトップチューブを固定する効率的な方法を取り入れ、ライトウェイトで硬さもある構造を作り出しました。ライダーのポジションとハンドルの幾何学もスピード感があります。 Ásperoは異なった目的のために発展し、長距離での快適性が重視されました。ドロップシートがコンプライアンスを生み、やや柔らかさがあり、R5と比較してフレームが8ミリ足されています。 CDC : デザインのインスピレーション源とは何ですか？サイクリング以外から着想を得ることはありますか？ MB, CERVELO :答え方にも色々あり、1: フレームデザイン 2: グラフィックデザインとしましょう。シニアデザイナーJonathan Strackにフレームデザインのインスピレーション源を伺いました。「サイクリング業界とコミュニティから多くのインスピレーションを得ますが、他社が何をしているかではなく、ライダーが何をしているかに興味があります。どのようにバイクが使われていて、どのようにカスタマイズして個性を出しているのか? 自動車や建築、一般商品など他業界のコンセプトスケッチを見ることに時間をかけます。デザイナー達のテーマやスタイルを理解し、スケッチやイラストレーションでどのように表現しているかを学びます。最後にグラフィックデザインですが、特にタイポグラフィが私のデザインに影響を与えました。タイプフェイスデザインにかけられる時間と細部にわたるこだわりは実に素晴らしいものです。タイプフェイスデザインとプロダクトデザインに並行して見られるのは、スケール、バランス、プロポーションが基盤となることです。そこからルックとフィールが正しく、全体として美しいものが生まれるのです。グラフィックデザイナーAlain Lanusseに意見を伺いました。グラフィックデザインとカラー：ライダーとしてスーパーカーファンと似たような関係をバイクに対して持っており、自動車業界が生み出すカラーや仕上がりは大いに参考になります。市場変化を即時取り入れるフットウェア業界や電子機器業界など、パフォーマンス性の高い商品も参考になります。インスピレーションは驚きのあるもの全てから得ることができます。時として理由さえ知らずに。 CDC : アパレル業界のデザインに関してバイクブランドとして意見がありますか？ MB, CERVELO : グラベルのための幅広いサイクリングアパレルが存在することは知っています。アパレルは機能的でなくてはなりませんが、デザインは確実に購入理由に影響するでしょう。高品質シャモアと快適なコンプレッション効果のあるレッグバンドはリピーター間違いなしだと言えます。個人的にソックスの長さでスタイルが表現できると思います。 CDC : グラベルバイクのデザインで最も興味深い、または重要な発展は何でしょうか。 MB, CERVELO :タイヤサイズ、トレッドパターン、サスペンション、モーター、調節可能なジオメトリー（Trailmixerフォークなど）、グラベルバイクで試されていることはたくさんあります。あなたがどのようなグラベルライダーであるか、どの地域にいるかによってライドが異なることを考慮しなくてはなりません。個人的にはどれも優先することが不可能で、全てを考慮して革新的な進歩を遂げることが必要だと思います。明確なグラベルライドの定義はあるべきではなく、独自の理解が最も面白いのです。 Cervélo ÁsperoグラベルバイクとR5バイクはニースの弊社カフェでレンタルすことが可能です。

コレクション

11/08

カラー＆エア

ラ・ヴィ

08/07

世界最高のパン・バーニャ

SLOW-VENIA : BIKEPACKING PCR GRAVIER STYLE

映画

06/07

SLOW-VENIA：PCR GRAVIERスタイルのバイクパッキング

ラ・ヴィ

02/07

マリアンヌ

ラ・ヴィ

ザ・クライム『卓越したコンテンポラリーアメリカンコメディ』ハリウッドレポーター 2年前の夏、マイケル・アンジェロ・コヴィーノとカイル・マービンにより、サイクリングと映画界がヴァンス峠で融合しました。彼らの名高いショートフィルムは長編の冒頭シーンに取り入れられ、「ザ・クライム」と名付けられました。マイケルはカフェ・ドゥ・シクリステをニューヨーク市の素晴らしいバイクショップ NYC Velo で発見しました。多くのディレクターがそうであるように、彼は明確なビジョンとカラーパレットが念頭にあり、エズ峠でのライドを共にした後、彼の映画内のサクリングシーンで着用されるキットをデザインすることになりました。2018年の夏の終わりには、アイテムのプロトタイプを持ってヴァンス峠での撮影に参加しました。1年以内にはサイクリングアパレルの代わりにタキシードを着用してカンヌ映画祭でのプレミア上映に出席し、マイケルとカイルはCoup de Coeur賞を受賞してアメリカへ帰国しました。今月、「ザ・クライム」はロサンゼルスをはじめとし全世界で上映されます。マイケルが着用したジャージ、特別にデザインされたキャップとビドンを含むリミテッドエディションカプセルコレクションがオンラインでご購入頂けます。ミシュランザ・クライムもっと見るビドンザ・クライムもっと見るサイクリングキャップザ・クライムもっと見るオーガスティンネイビーもっと見るサイクリングソックスレッドもっと見る峠でのシーンザ・クライムサイクリングの要素は、ほぼ全ての日常生活に例えることができます。「ザ・クライム」は、その題名が示唆する通り、何年にもわたる友情や様々な関係を通した上り坂の戦いを映し出し、どんな時もユーモアを忘れずにペダルをこぎ続ければトンネルの先に光が見えてくることを教えてくれます。トレーラーを是非ご覧ください。峠ヴァンス峠は、賑やかなヴァンスの街にそびえる962メートルの山にあります。最後の数キロで辺りを見渡す余裕があれば、イタリアからカンヌまで地中海の絶景を一望することができます。峠を見る対話 #1 / ニットマスターマイケルとカイルが、顧客プロフィール、ニットデザイン、男性に相応しいアパレルについてまで、弊社創業者でありクリエイティブディレクターであるレミ・クレルモンに質問します。映画の舞台裏を覗き主役2人の思考を垣間見ながら、カフェ・ドゥ・シクリステの魅力を探ってください。全編見る対話 #2 / ムービーマスターヴァンス峠でのライドから戻り、カンヌ映画祭への身支度を整える前に、マイケルとカイルに映画製作過程について伺いました。「ザ・クライム」の製作に関するオーディオをお聞きください。

ザ・クライム

映画

クライム | 対談

ラ・ヴィ

エコール・ド・スキーレトロなスキースタイルを再現することはできませんが、新しくアレンジすることは可能です。エッセンスを取り入れ、新しい機能を備えたフォルムの誕生です。インスピレーション：精神的に刺激を受けまたは感じ取り、行動、特に創造的な活動を始めるプロセス。インターネット情報に溢れた21世紀では、インスピレーションを見つけることは容易いと言えるでしょう。デジタルインスピレーションとは別に、実際の体験や生きた時代の記憶はより大きな影響力を持っています。30〜40年前のアルプスやピレネー山脈、その時代の活動には特有のカラーパレットがあり、スタイルがあります。アルペンスキーは歴史が深く、万華鏡のように様々な高山スタイルの例があります。なぜそれほど特別なのでしょうか。カラー。ピュアホワイトと澄み渡ったディープブルーの空とのコントラストが生み出す明るさと楽しさ。スーツやツーピースのコーディネートがありますが、ジャンプスーツスタイルが人気ファッションであったと言えるでしょう。カラーは一色とは限りません。「フュゾー」とフランス語で呼ばれるスキーパンツは、伸縮性のあるすっきりとしたシルエット。膝にパッドが内蔵されていることもあります。当時のライクラ素材は今と違い、全ての原色が使われていました。フランスメーカーのヴェルネによる、サイドディテールを施したクラシックなサングラスのような、大きめのゴーグルとアビエイターサングラスはジェームズ・ボンド並みにスタイリッシュなアイテムでした。もちろん、全て大胆なカラーで作られていました。アルペンスキーは実際の活動に負けないくらい派手なものでした。最も色鮮やかなパーティーだと言っても過言ではないでしょう。服は、自由と楽しさを表現する視覚的方法でした。サイクリングとも共通する点があり、どちらもアウトドアの素晴らしさを表しています。クライムサイクリングやバイクでの大陸横断の人気が高まるにつれ、サイクリングツーリズムは、滑らないスキーとも言えるのではないでしょうか。その影響もあり、スポーツが盛んだった時代のインスピレーションがデザインに落とし込まれています。防風と保温性に優れたレイヤー構造のフロントセクションが特徴的なレオニー。オンラインショップと店頭で、メンズとウィメンズをスロープスタイルの２色展開で取り揃えています。

パルマルックブック

ラ・ヴィ

06/05

パリ彼らのために：目的を持ったライド#2

映画

19/12

ルーツはルートを生む

ラ・ヴィ

07/11

エコール・ド・スキー

ラ・ヴィ

04/11

上へ向かって

ラ・ヴィ

10/10

世界最高のクレープ

ラ・ヴィ

27/08

London Frame Builders | ISEN

London Frame Builders | ISEN Since settling into our Spitalfields store we’ve set about making new friends and finding local brands who share our values. What we found was a small community of frame builders, each offering their own bespoke experience, all sharing our love for cycling. We went and met a few of them in their workshops and asked a couple of questions.ISEN is built upon the award-winning heritage of UK custom frame builders Hartley Cycles and Talbot Frameworks. Allowing them to combine hand crafted elements with cutting edge frame building technologies, so they can deliver bikes that are at the forefront of frame geometries and are finished to the highest standard. Visit the website | Follow Quirk on InstagramWhat were you doing before you started frame building and what led you to it? Caren: I trained in 3D Design, specialising in metalwork, and was working as a fine jeweller as well as sculptor/visual artist. So I was working on all sorts of projects from intricate gold & diamond rings to large scale public art pieces made from cast iron and bronze that could weigh as much as 250kg! I had become dissatisfied with my career as an artist and not really sure where I wanted to go next, and keen to avoid both having to make a decision, and throw away the skills I’d spent years developing, I was cycling a lot and fell in with the cycling community here in London. It was through that I realised that by making steel bicycles I could continue to use many of the skills I already had. Matt: I've always worked in the bike industry, initially as a bike mechanic, then began working as a trainer to bike mechanics.What is the strangest request you’ve received from a customer regarding their new frame? Caren: I was asked to make a frame in the shape of the letter ‘A’ once. But I wasn't convinced I could make the frame both like an ‘A’ and functional to the level I would want and my customers expect... so the project didn’t come to fruition! Matt: Perhaps not so much a strange request, but I've developed a niche building bikes for customers with achondroplasia, which is a form of dwarfism. They're probably the hardest but most rewarding bikes I've built, in the sense that there really isn't a product in the mainstream market that is fit for purpose if you are a person with achondroplasia.What do you think will be the next major innovation for road bikes and is there anything you’d like to see become the norm in the future for cycling? Caren: I think we're going to see a revolution in shifting. Not a small change like e-shifting, or even the ceramic speed concept, but someone will come up with something truly different e.g. a tiny gearbox that fits in a BB or something, way ahead of a Rolhoff and pinion gear boxes. Tiny, light, less fallible to to the elements. Matt: Hopefully wireless will be taken on by all manufacturers. as it lends itself to very clean builds, and structurally is advantageous for building frames.What was your favourite ride of 2018 and which ride are you most looking forward to/dreaming of this year? Caren: My favourite ride of 2018 was a birthday campout along the North Downs Way, it was just a relatively short off-road route, but it started a monthly habit of mini off-road adventures all through the winter! Escaping the city by bike, even just for 2 days, has become like hitting the factory reset button for my stress levels! This year I’m taking part in the Torino Nice rally, which is a 700km bike packing route from Turin in Italy to Nice in France, and can’t wait! Matt: We did our yearly pilgrimage from London to Paris via Dieppe. Glorious weather, glorious beer, mussels and chips, all in 24 hours. Can't be beaten. If you could build frames for a cycling team past or present, road or otherwise, who would it be? Caren: One of the Tour De France teams in the first Women’s tour! Matt: Mapei, if only for the amazingly offensive kit… and hopefully free grout.

映画

12/08

富士山のビデオ

映画

01/08

2輪と波

映画

30/05

真南へ

映画

AW18 – THE FILM

映画

01/09

TCR checkmate on film

映画

07/07

ニースに行く

映画

18/06

真北のショートフィルム

映画

10/03

産地ツアー：トリュフ

映画

10/02

Emotion from motion

映画

01/11

2017年秋冬コレクション：ショートフィルム

映画

09/10

Gild your loins

映画