エティエンヌ・フーベルトのスポーツライフ

早朝6時27分にパリ東端にあるエティエンヌ・フーベルト宅に到着。プロのカヤック選手でありキャラバンアスリートである彼は、パリ最大の公園ヴァンセンヌの森近くに住んでいます。35歳の彼には、湖と木々、野原、レクリエーション施設からなるこの人工保護区近辺の環境は相応しいと言えるでしょう。アルデンヌの田園地帯で育った彼は自然とアウトドアへ情熱を持ち、水中で過ごす時間やバイクに乗っている時にリラックスできるのです。

1日の最初のトレーニングを始める前に、彼は軽い朝食と濃いコーヒーで迎えてくれました。現在、彼はフランス代表チームへの選抜と、パリで開催される 2024年オリンピック代表になる機会に向けて準備中。

今日は、比較的に年齢が高くなっても止まることのないスポーツマンとしてのトレーニングとその姿を追っていきます。彼のコーチであるフィリップは、エティエンヌを途方もない「エンジン」を備えた勤勉なアスリートであり、肉体的にも精神的にも最後までやり遂げる競争心溢れる存在であると説明します。

今でも彼を駆り立てているのは競争への渇望であり、肉体の限界を押し広げています。しかしフィリップは、エティエンヌの陽気で前向きな性質についても説明しています。これは、彼だけでなくチームメイトにも役立つ特徴です。 「彼がチームや日常生活にもたらす生きる喜びは、非常に助けになるのです。」

エティエンヌは過去5年間パリでの生活に順応してきましたが、自然の中で過ごすほうがはるかに快適な様子。この時期のパリやイル・ド・フランスでは珍しく、今日は天気が良く気温も良好です。

世界選手権で3度勝利を収めた金メダリストと一緒に、トレーニングセンターであり2024年のオリンピックではボートとカヌーのイベントが開催される場所である、ヴィリエ=シュル=マルヌのスタッド・ド・フランスに向かいます。エティエンヌは年間800時間のスポーツを行うのです。彼の時間の50%を占めるカヤックセッションに加えて、クロスカントリースキー、水泳、ランニング、そしてもちろんサイクリングによるコンディショニングを実施します。エティエンヌは大のグラベル愛好家で、トレーニングの帰りに寄り道することがよくあるようです。

チームに挨拶した後、彼は最初のセッションに向けて着替えに。必要な筋肉を目覚めさせるためのウォームアップセッションを備えたシングルシーターカヤック(K1)を使用し、加速と回復を伴うさまざまな動きを繰り返します。エティエンヌはすぐにフルフローに入り、シングルシーターテクニックの基本を網羅。その後、有酸素運動のウォームアップを行って終了します。全力を注ぎ込みますが、セッション2のためにエネルギーをセーブ。

"チームメイトのスティーブンと2人乗りのカヤック (K2) に乗っている最中。ボートを準備し連携して作業するのに時間がかかるため、熟考して作業を行う必要があります。パフォーマンスと振幅に取り組む全体的なダイナミクスが必要であり、最終的な調整後、今後数週間に行われる選抜に向けてボートをチェックします。 フィリップとの2セッション報告で、この美しい一日を締めくくります。

カフェ・ドゥ・シクリステ一同、エティエンヌの幸運を祈っています。"

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