今月のライド:パリのプロムナード

カフェ・ドゥ・シクリステ x CLASSICS CHALLENGE

カフェ・ドゥ・シクリステは、パリを拠点とするライドコミュニティであるClassics Challengeの公式パートナーになりました。パリの東側と西側の両方からアマチュアライダーとの毎月のライドを企画。イル・ド・フランスの田園地帯を走るClassics Challengeでは、レベルごとにペースが異なります。凱旋門から数メートルのところにあるKM0バイクショップには、毎月300人のパリ拠点のサイクリストが集まります。グループで100~200キロを走行するというシンプルなアイディア。#CCコミュニティに参加し、無料の月刊ニュースレターに登録して、ぜひ参加してください。

参加者全員は指定された朝にKM0に集合し、グループのペースに応じて20~35キロ/毎時の距離を15分ごとに時間をずらして出発します。素晴らしいのは、スピードが遅くても速くても、追いつく相手や迎えに来てくれる人がいることです。ビドンの水分補充を忘れないで。

5月13日土曜日、私たちはパリで開催されるClassics Challengeでパートナーシップを正式に行うため、初めての共同走行に乗り出しました。ニース在住のルーシーとヒューゴは、Classics Challengeの創設者フランソワ・パオレッティと、毎月ルートを作成するサイクリングガイドのリリアンと合流。

「私たちは 2009年にコート・ダジュールで誕生したこのブランドのファンです。その美学的インスピレーションは伝統的なサイクリングの規範を超えたものでした。その製品の技術性、男性と女性が同等のシェアを持っているという事実。私たちがニースに行ったとき、港にあるショップ、カフェ、ワークショップを訪れました。このブランドが昨年2月にパリに上陸し、ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店に初のポップアップが設置されたのを見てうれしく思いました。 カフェ・ドゥ・シクリステが当社の公式パートナーに選ばれたことを大変光栄に思います。」とフランソワの言葉。

ヒューゴのライドレポート:

午前7時、滞在中のパリ中心部にあるホテル。ポップアップ会場のギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店からはバイクで数分の距離ですが、寄り道する時間はありません。いずれにしても、ギャラリーの有名なフロアを見て回るにはまだ早すぎますし、また後で訪れることにしましょう。バックパックに荷物を詰め、ビドンを満たした後、クリップインして凱旋門に向かって出発。毎年7月にツール・ド・フランスの選手たちがこの石畳を時速50キロ以上のスピードで駆け抜けるというのは信じがたいと思いながら。

スタート地点に戻る前に、パリに多くあるパン屋に途中で立ち寄りエネルギーを充電。朝の静けさを楽しみます。美味しいクロワッサンとカプチーノを楽しみ、ライドの活力を満たします。

午前8時にClassics Challengeの集まりに出席する約束をしています。その頃のパリはほぼ夢の中、土曜日の朝にセーヌ川岸に沿ってサイクリングするのは素晴らしい感覚です。ノートルダム大聖堂から昇る日の出を楽しみ、その後オルセー美術館とオテル・デ・ザンヴァリッドの前を通ります。集合場所であるKM0という名のショップに到着。気温はメーターで12度、理想的な春の天気です。Classics Challengeの主催者で創設者のフランソワ・パオレッティが、足の速い猫のような集団を出発させる前に最後の注意を促します。

この日のメニューでは、300名の参加者が自由に選択されたレベルの異なるグループに分かれライド。Classics Challengeへの登録は無料で、毎月のニュースレターを購読するだけで、全員が自分のペースグループを選択することができます。 15分ごとに出発: 午前8:00(時速35キロ)、 午前8:15(時速30~35キロ)、 午前8:30(時速27~30キロ)、午前8:45(時速25〜27キロ)、午前9:00(時速23~25キロ)、 午前9:15(時速20~23キロ)。

コースは総距離155キロ、標高1500メートルを南下し、エソンヌのドゥルダン(2014年ツール・ド・フランスのステージ優勝者でイエロージャージを獲得したトニー・ギャロパンの出身地)に向かいます。

シャンゼリゼ通りの石畳を高速で進み、その後ブローニュの森を横切り、パリを出ます。

西に向かいシュヴルーズ渓谷に入ります。ここは、パリの週末サイクリストが、都会の喧噪から逃れるために美しい田舎道を走るお気に入りの場所の一つです。 15キロ地点でベルサイユ近くを通過しますが、残念ながら宮殿に立ち寄る時間はありません。「太陽王」と呼ばれたルイ14世の装飾品を楽しむ暇はなさそうです。

どちらのグループに属していても、猛スピードで道のりを進んでいきます。
「速い」グループは容赦なく、「遅い」グループも怠けている暇はありません。今日もライダー達はエネルギーを全投入しているようです。

ようやく暖かくなってきた気候への期待が高まっているのかもしれません。おそらく彼らは、パリジャンがどのようにライドするのかをニースからのライダーに見せたいのかもしれませんね。

中間地点で小さなパン屋に立ち寄ると、ペースが一定に保たれます。ペストリーとコーヒーも満足感たっぷりの味わい。

ライドを再開すると、カフェインと砂糖のおかげでコースの最後の数キロをスタイリッシュに走り抜けることが出来ます。牧歌的なニースに住んでいる私たちに、イル・ド・フランスの田園地帯を縦横に走る道路がとても穏やかだと言われても、信じられなかったかもしれません。しかし、リリアンが考案したルートは本当に美しいものでした。155キロの道路を通るのは数台の車だけで、あとは畑と緑で覆われています。

最初のグループがドゥルダン駅に到着するのは午後1時。他のライダーたちもすぐに続きます。次にRERに乗り、パリ方面のオステルリッツ駅に向かいます。私たちの脚は疲労し、さらに言えばお腹も空いています。しかし、私たちは心に喜びを感じ、素晴らしい思い出を持ち、そして新たに友達を見つけたという感覚を抱いてニースに戻りました。これはバイクライドの素晴らしい長所だと言えるでしょう。

FURTHER RIDING