Moustachesが行く:美しいフランスの村を巡る旅

3人の友人と3台のバイクで行く、フランスの美しい村を巡る1ヶ月の旅。6地域にわたる20ヶ所の村が記されたリスト。「Les Moustachus en Vadrouille」と名付けられたチームが結成され、あらゆるタイプのロードに対応可能なグラベルバイクを用意して全ての準備は完了。

チーム名に相応しい口髭を生やすことは必須。本気で取り組んでいることを表現するべく、最適なキットを選ぶことも重要。オーセンティックなカフェ・ドゥ・シクリステのキットを取り入れてルックは完成。

準備完了。我が国の素晴らしいヘリテージと古き良き伝統を探しに出発です。特別なルーチンを守る、 チームの日々を追いましょう

1. 朝の起床
毎朝ルーチンは同じ。前日のライドからの筋肉痛で脚は重く、テントからいち早く飛び出すチームメンバー達。朝からオリンピックに出場できそうな体操を行うこともしばしば。

2. 朝食
1日で最も大切な食事、特に100キロのライドを前にした朝食は欠かせません。是非ショコラティーヌ(パン・オ・ショコラの名で知られるバージョンではなく!)とオレンジジュースで力をつけて。

3. 髭剃り
我々のような栗色の口髭は手入れが重要であり、毎朝剃刀でトリムを行います。

4. 写真撮影
完璧に整えられた口髭をたくわえたメンバーを撮影する、ナルシストな瞬間。

5. クライム
遂に本気の時間の始まり。最低勾配5%のクライムで長時間ライド前の脚を温めて。オクシタニー地域、特にアヴェロン県では多く見られる傾斜度です。

6. ウォーキング
はっきり言っておかなくてはなりませんが、勾配の厳しいヒルで時折歩くことがあるからといって、我々が弱者であるわけではありません。実はその逆です!下半身の筋肉が自由に動くことを促すためにも歩く必要があるのです。

7. 水分補給
夏の気候では水分補給を常に行うことが重要です。特にクライム後は止まって水を飲むか、スーパーに立ち寄りビタミン補給を行います。

8. 下降
クライムのハイライトは下降だと言えるでしょう、下方に向かう瞬間の素晴らしさ。しかし油断は禁物。長距離の下降は長いクライムと同じくらい体力を消耗します。

9. 修理
ペダルを長時間漕ぎ続けるため、時折停車してバイク修理を行う必要があります。

10. ランチ
午前7時から午後1時まで考えていることはランチについて。重めの食事は避け、午後のライドに影響を与えないために肉類も避けた方がいいでしょう。とはいえ、このアドバイスに自ら沿ったことはほぼありませんが!

11. 「vaut deux」
ジュラ地方で生まれたペタンクほど食後の消化を促すものはないでしょう。「vaut deux」と呼ばれる伝統的なゲーム。負けたチームが買ったチームにドリンクを奢るというルール付き。

12. 食前酒
「vaut deux」でのスキルが及ばない我々は、ドリンクを買う側になることが多くありました。

13. 動物と親しく
食前酒の影響かどうかは定かではありませんが、チームメンバー達は道を行く動物達に話しかけるようになりました。

14. ヘリテージ保存工事
食事の消化後は、フランスのヘリテージ保存を目的としたREMPART組織が行う工事の手助けをします。

15. スイム休憩
工事で汗をかいた後は、ひと泳ぎして休憩です。

16. 到着、村への訪問
1日のライド後は、中世に建てられた20ヶ所の美しい村々の一つに到着。ほとんどの場合人里離れた場所にあり、ヒルを越えて村の最高地へと進み小道を歩き回ります。現地の方々から村の歴史を学び、生きる秘訣を教わります。

17. インタビュー
口髭をたくわえた男性陣は様々な才能があり、レポーターとしても有能。現地の職人に出会い仕事について話を聞き、彼らの熱意をカメラに収めます。

18. キャンプ設営
日が沈み始めると暗くなる前に急いでテントを張り、キャンプを設営する必要があります。村で泊まる場合を除いて。

19. 日没
人里離れた村から日没を楽しむ瞬間。息を呑むような美しい景色を堪能します。

20. 夜のビール
チームの伝統として守り続けているのは、現地のレストランでの夜の一杯。ライドで疲れ切ったメンバーは、ビール一口で眠りにつくことができます。

これら20ステージを読むと、「これができる人間がいるとは思えない、不可能だ!」と思うでしょう。しかし、チームの能力を甘く見てはいけません。心さえ定まっていれば、不可能なことなんてないのですから。

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