マウンテンライダー：1% FOR THE PLANET

オーロンはニースから北に約1時間半、ティネー渓谷の上にある小さなスキー場です。多くのニース在住者にとってのリゾート地であり、冬でも夏でも、お気に入りの目的地の1つと言えるでしょう。絵のように美しい村の周りの道路や小道は、サイクリングやハイキングに最適。雪が降ったらゲレンデに出かけ、奥地にあるスキー登山に出かけたりします。

しかし気候変動の影響から、良質な雪が降ることは保証されない環境に変化しています。オーロンは多くのスキーリゾートと同様に、その将来性が危ぶまれています。プロセスの一環として、Mountain Ridersと呼ばれる社会企業との活動を行っています。

"シャンベリに本拠を置くMountain Ridersは、持続可能な開発を促進し、環境意識とより環境に優しい未来に向けて山岳コミュニティの老若男女と協力しています。 Mountain Ridersの広報担当者は、「スキーリゾートを単なるスキーに依存した消費の場ではなく、生活の場として活用できるよう、新しい考え方を見つける必要がある」と述べました。新しい山の過ごし方を見つけながら、今ある存在をできる限り楽しむことが大切なのです。"

2013年、Mountain Ridersは Flocon Vert（グリーン・スノーフレーク）という認証プロセスを作成しました。これは、伝統的に生計をスキーに依存していた山岳リゾートが、ウィンタースポーツのみに頼ることのなる未来に移行するのに役立つ内容です。山での生活に新たなパラダイムを創造するプロセス。環境、社会、経済のテーマごとに分割された20の枠組みを使用して進歩を認識し、持続可能な生活への継続的な取り組みを促進するために、最大3つのグリーン・スノーフレークが授与されます。現在、フランスの250か所のスキー場のうち30か所近くが取得済みであり、他にも多くのスキー場がその実現に向けて取り組んでいます。

Mountain Ridersは、カフェ・ドゥ・シクリステが1% For The Planetの取り組みの一環としてサポートしている6つの組織の1つであり、オーロンでの活動を常に追ってきました。取り組みの1つは、ゲレンデの新しい「再野生化」プログラムであり、リゾートが拡大した際に手付かずの森林面積が減らないようにするためのものです。

環境への影響の少ないライフスタイルへの取り組みには、海岸からのバスサービスの改善や渓谷からのケーブルカーの利用など、オーロンの訪問者が車なしで到着できる可能性を拡大することや、ゴミの削減、地元の鳥類の保護などが含まれます。

Mountain Ridersは、町議会、企業、住民など、地元のすべての関係者が進捗状況を管理し、一緒に問題に取り組むことを奨励しています。オーロンでは、当社とも関係の深いAdventmountも参加しています。Adventmountは、地元の再販業者であるスキーグッズ＆ウェアショップであり、より持続可能なビジネスを行うために企業指針を変革しています。

2023年11月、オーロンは最初のFlocon Vertを獲得しました。これは、2018年に最初のグリーン・スノーフレークを獲得し、現在2つを獲得している地元リゾートであるValbergに続いています。私たちは地元の活動へのサポートを通じて、多くのことを与えてくれた山々に貢献していることを誇りに思っています。