大帽山：世界の山々 #2
双極島の気温と厚い雲が香港での走行を妨げているとはいえ、市内のサイクリングカルチャーは過去数年で急激に成長しました。
実際、世界で最も成長の早いサイクリング業界だと言えるでしょう。世界第２位の割合で億万長者が住み、世界一の点心が食べられる場所でもあります。香港でバイク走行をすることは、社会のエリートと肩を並べる可能性があり、王のような食事ができるチャンスでもあります。
香港の領域が広くなるということは、探検する場所が増えるという意味でもあり、市内の密度は非常に高く、街からのエスケープは酸素と同じくらい必要です。
香港のサイクリングが有名な理由としてクライム走行があります。
中でも有名なVictoria Peakは香港島の中心にあります。Fei Go Shanは15%〜20%の勾配があり、ランタオ島のランタオ ピークは山頂に巨大な仏像が立っています。
最もアイコニックで標高の高い山は大帽山です。
クラウドティーと呼ばれる緑茶で有名な大帽山は、ほぼ永久的に山頂に気象学的現象が見られるため「雲山」として知られています。ライダーによると、気候が合えば、自分がまるで空の一部になったかのような感覚さえ覚えるそうです。
実際に大帽山に到達する前に、Tseun Wan駅から始まるツイスクルートでウォームアップを行います。おおよそ6キロのルートで勾配は比較的低く、山を登る前の準備として最適です。
ツイスクルートから出ると「大帽山カントリーパーク」のサインがあります。ここから山頂まで安定した9%の勾配が続く2.5キロのクライムが始まります。
初めて走行するライダーは、山麓の比較的楽な勾配に油断してしまいますが、徐々にキツくなり山頂に着くまでに3つのスイッチバックを通る必要があります。
スイッチバックに入ると、ここからは全てを注ぎ込んで最後まで走り抜くほかありません。
クライムが終わると降下し、点心で有名なChoi Lungへ向かうのみです。
写真＆文: Far Ride Magazine
