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マヨルカの山&クライム:フォルメントール岬

ハッキリ言っておきたいのですが、フォルメントールは山道ではありません。渓谷から渓谷へと続きませんが山の一部ではあり、トラムンタナ山脈の尖塔であるとも言われています。マヨルカの岩に覆われたロードが海へと続く場所であり、サイクリングルートに含まれるべき箇所でもあります。

マヨルカの山&クライム:フォルメントール岬

海辺の半島に沿ったフラットなライドだと甘く見てはいけません。ポッレンツァを出て15キロのフォルメントールロードを走ると、Colomerビューポイントまでの3キロクライムがあります。時間がある方には、階段を歩き崖から灯台までの素晴らしい景色を一望することをお勧めします。

マヨルカの山&クライム:フォルメントール岬

灯台は1890年代から同じ場所にあり、かつてはラバが通ったわだちのみがありました。グラベルライダーは島の端までグラベルを走ることを望みますが、オフロードサイクリストにとってもハードな道であり、650bsのタイヤを700cに変えたいと思うほどです。200人以上の労働者が6年以上かけて完成させた道であり、あまりに時間がかかるため司教が祭壇を建設して労働者が祈りを捧げることができるようにしたほどです。

マヨルカの山&クライム:フォルメントール岬

有名なエンジニアであるParettiの2番目に素晴らしいロード(サ・カロブラが1番です)であり、Adam Diehlによる半島唯一のホテルが建てられました。ファラ岬 と同じように、実業家がラフなランドスケープに手を入れたというわけです。Diehlはパリ住民であり、エッフェル塔のライトに因んでホテル宣伝をしたところ成功を収め、チャーリー・チャップリンやF. スコット・フィッツジェラルドが訪れました。彼らはファラ岬の訪問者でもありました。地中海の半島は魅力に溢れているのです。

マヨルカの山&クライム:フォルメントール岬

海に囲まれた陸地の端にある灯台では、「4つの風が出会う場所」と地元の人々が呼ぶ体験をするでしょう。イベリア半島、アルプス、北アフリカ、大西洋全ての方角から吹きます。

マヨルカの山&クライム:フォルメントール岬

半島には美しいウォーキングトレイルもあり、印象的な建築や隠れたビーチなど、時間が許せば訪れて欲しい場所があります。しかし、灯台から振り返ると、サイクリストとして島に来た理由、ロードが広がります。