バイクパッキングとは？

長く長距離ライドを続けている Manivelle.cc が、自身のサイクリングアドベンチャーの記憶を辿りながら大きな疑問「バイクパッキングとは？」に対する答えを模索します。

ミニマルな自己完結型

バイクパッキングとは、サイクリングアドベンチャーに必要な器具をバイクに積み進むものです。

「バイクパッキング」と「サイクルツーリング」の違いは、持参する荷物の量を自身で制限し、各自に合った設定でスポーツを楽しむ点です。「レス・イズ・モア」のアプローチで、地形や地表、滑らかなアスファルトからグラベル、高山のピークから風の強い平原までアドベンチャーに柔軟に対応することが大切です。

ミニマルなアプローチを取りながら、最も重要なのは自己完結性です。ライドする場所や時間に振り回されることなく、自由に選択できること。日中と夜間の環境に対応し、寒い時には暖かく保ち、暑い時にはレイヤーで調節、そして超軽量テントでキャンプする準備も必要です。

食物や飲料、充電が完了しているGPSや携帯電話、カメラ等の電子機器を備えましょう。夜間の走行に必要な照明を準備し、走行時間を延長して普段味わえない感覚を体験するのも良いでしょう。

目的地までの道のり

目的地は終わりを示唆する口実のようなものに過ぎず、バイクパッキングはアドベンチャーそのものであり、最終目的地へと続く冒険です。

目的地よりはるかに重要なのは辿り着くまでの過程です。

１日もしくは１週間。時間にとらわれる事なくロードで自由を感じるために準備します。動きにおける真の自由を求めて。

未知へと続くルートを作成することは、自身を知ることでもあります。山頂のルートを選んだり、寄り道を加えたり、エネルギーを調整するタイミングやペースを設定したりするベースとなるのは、自分の判断のみです。

ほぼ全ての場合において、個人のアドベンチャーでは自由にルート決定を行い、自身の経験に基づいた解決法を適用します。それによって公式イベントや自己目的など、より大きな挑戦へと向かうことができるのです。

肉体的な限界とポエティックなアドベンチャーを合わせたライドだと言えるでしょう。