雲の上 – 富士山のBサイド
富士山のクライム走行をする企画が持ち上がり、数え切れないほど経験したことがあるにも関わらず、日本一高い山に登ることへの興奮が高まってきました。舗装された道路としては、乗鞍岳が日本で最高地点ですが、富士山が最もアイコニックなクライムと言えるでしょう。富士ヒルクライムレースには、毎年世界中からライダーが集まります。
富士ヒルクライムレースのメインルートは、山の麓から5合地点まで続く富士スバルラインです。富士山北東にある南アルプスが一望でき、ツーリストにも人気がある場所です。
富士スバルラインは富士山の神秘的な壮大さを感じるのには最適な場所とは言い難く、東京を拠点とするサイクリスト達にアドバイスを求めました。彼らは、走行にドラマを加えるグラベルロードを含む、あまり知られていないいくつかのルートを教えてくれました。
東京から富士山はそれほど遠くありません。都内の出発地点にもよりますが、富士駅は100キロほど離れた場所にあります。多くの東京ライダー達は、一日かけて道のりを走行します。
トラックを借りて、山の近くのコンビニをスタート地点とすることにしました。日本ではあらゆる場所にあるコンビニで待ち合わせをすることは珍しくありません。郊外や田舎にもコンビニはあり、食べ物の質はほとんどの外国人の想像を遥かに上回ります。
富士山の北西から5合まで登り、富士スバルラインを下降するルートを計画しました。街や人混みから離れ、森を抜けるコースは、山の中で迷ったような気分を楽しむことができました。
富士山の北西から5合まで登り、富士スバルラインを下降するルートを計画しました。街や人混みから離れ、森を抜けるコースは、山の中で迷ったような気分を楽しむことができました。
グラベルにさしかかると、ハイライトである富士山頂を垣間見ることができます。5合付近になり稜線を辿ると、雲が濃くなり数メートル先までしか見ることができません。下降するにつれ雲が晴れ、急降下を楽しむことができました。
脚注: 写真&テキスト:Sogon Yoon