緑の森、赤いグラベル、青い空。エステレル・マッシフは、地中海とプロヴァンスのライムストーンロックの間に位置する車の通らないスウィッチバックルートです。かつてはアフリカの一部であり、アフリカの戦士を讃える「ノートルダムアフリーク」の銅像が丘に立っています。国立公園の中心に辿り着くと、別世界が待ち構えています。海岸沿いとアルプス、ニースの東や北側と比べると、明らかなコントラストが際立ちます。

ニースから約42キロの地点にあるテウル・シュル・メールから走行を始めます。ループは約65キロあり、電車を利用してスタート地点まで行くのが良いでしょう。

テウルからPort de la Ragueへと進み、Bord De Merで右折し、グラベルロードであるカディエールルートに入ります。最初にいくつかの急勾配スロープがあります。先ほどの峠名リストから想像できるかもしれませんが、ローラーコースターのような上りと下り、森林のダブルトラックの交差が続きます。初めての方は、GPSファイルをダウンロードしてルートに沿って進むことをお勧めします。

森林サービスは、地中海の松、チェストナット、シデ、フィグ、オリーブの木の管理をします。伝統的なミモザと合わせ、オーストラリアから輸入されたユーカリなどのトロピカルな木々とのコントラストが美しく、自然への逃避に最適です。

夏季の厳しい暑さから植物を守る必要があります。風が強いこともあり、火の使用は年間を通じて禁じられています。7月〜8月は、公園に入る前に緊急サービスの注意事項をチェックしてください。

ループの南側へと向かって湖を通り下降すると、光り輝く地中海が目に入ります。海岸沿いを走りたいライダーは、公園の西側からいつでも出ることが出来ます。ループ走行を続け、カステリルートを東方向へ進みテウルへと向かいます。珍しくフラットでスピードの出るセクションをミストラル峠へと進み、バラド峠と向かいます。そこからSuvières峠へと進み、森林管理局へと戻ります。名前通りのハードなルートだと言えるでしょう。

森林管理局を通り過ぎると、Rocher des Mongesの尾根線を通る走行のみが残されています。海へと降下してひと泳ぎし、一杯飲んでからニースへと電車で戻ります。エネルギーが残っていれば、バイクで帰路につくのも良いでしょう。

ルート

人に知られていないトラックやニース周辺に関しては、リヴィエラ・グラベルシリーズをご覧ください。